2023年12月23日土曜日

274. 今年の主な出来事

2023年は「ハム活」の再開から9年目、DXを追いかけ始めて6年目となる。運用は多少マンネリ化してきたものの、それなりにアクティビティは保てたようである。
今年を振り返って印象に残った出来事、取り組んだことなどを纏めておく。


①50MHzカリブオープン(10月)
サイクル25におけるロングパス(F2層伝搬)での初めてのカリブ入感。初QSOに至るまでの緊張感、短いオープン時間を狙っての連夜のワッチは、50MHz DXingならではのスリリング
なものであった。


②ブーベ島とのQSO(2月)
最難関エンティティの一つであるブーベ島(3Y0J)のDXペディション。QRV期間が約1週間に短縮されたが、何とか2バンド2モードでのQSOに成功。短いオープン時間での激しいパイルアップは想定していたものの
、CWでの入感は思いのほか微弱であり、FT8運用の混乱、DQRMやPirateの出没など、苦戦要素が満載であったことも感慨深い。







③DXペディションの盛況(通期)
”DXpedition”と銘打ったQRVは、DXnews.comの年間掲載数だけでも 60以上実施され、その結果、予想以上にATNO解消が進み、多くのBand NEWを得ることができた。一方、苦戦したペディションも数多く一喜一憂したが、それもDXを追いかける醍醐味であろう。

④ローテーターのリモート化(8月)
FT8リモート運用のネックとなっていたローテーターのリモート化をようやく実現。コントローラー本体の買い替えは出費がかさんだが、頒布のPCインターフェースキットの組み立てやケース加工などは存外に楽しめた。


⑤VERSA Beamのトラブル(5月)
ラジエーターAEU内部でのスパーク発生に起因し、片側のグラスファイバーポールが根本から焦げて折れるトラブルが発生し、その対応
に追われた。これをきっかけに7/10MHzのFT8運用時はリニアアンプの使用を控えることにした。

⑥サブ機導入(6月)
メイン機の故障に備えてサブ機(FT991AM)を購入し、第二送信機追加とリニア接続の変更申請を実施。FT8のソフトウエアはWSJT-Xを用いてメイン機のJTDXと使い分けたが、夏場の144MHz DX以外で使用することは殆どなかった。

⑦ベランダアンテナの置換(6月)
サブ機の導入に合わせて、ベランダに設置していた広帯域受信アンテナ(D303)を取り外し、マルチバンドのベランダ用ホップアンテナ(UHV-9)とラジアルを設置。14MHz/FT8でカリブ局の入感を確認した。


⑧50MHz 夏季シーズンの不調(5-7月)

毎年、GW明け頃から期待しているマルチホップEsによるヨー
ロッパ、北米オープンは、コンディションが振るわず、QSO数、Band NEWともに昨年、一昨年を大きく下回る結果となった。

⑨シャックレイアウト変更(10月)
無線機材が年々増える中、テレワークを兼ねているデスクが雑然とならないよう木製キャビネットに収納することで広い作業スペースを確保した。


⑩DXCCフィールドチェック(8月)
LoTW未対応局のQSLカードを用いたDXCC申請を行うため、ARRLのWebサイトからオンライン申請を行った後、ハムフェアにて初めてフィールド
チェックを受けた。

DXCCの進捗等、定量的な振り返りについては別途、集約する。

2023年12月3日日曜日

273. 11月のレビュー

<サマリー>
QSO数は187となり、前年同月(177QSO)からは微増。先月より引き続きDXペディション局(17チーム/個人)を中心に追いかけ、QSO数は全体の約半数(88QSO)を占めた。


<エリア/バンド別状況>
先月とほぼ同じ傾向であり、50MHzでの南米、オセアニアのオープンと複数のDXペディションにより、エリア別ではオセアニアが4割強を占め、バンド別では50MHzが全体の1/4となった。

<DXCC進捗状況>
DXペディションによりATNOを3つ解消し、併せてBand NEWを36スロット積み上げることができた。

3.5MHzでは以下の4エンティティをWkd。ようやく100エンティティに達したが、これまで1エンティティ1局のペースのため、LoTWで未だCfmできていないQSOもあり、アワード申請までには暫く時間がかかる見込み。

今月の主なエンティティは以下のとおり。


<50MHz DXing>
11/7にエクアドルの2局目となるHC2HGをWkdし、その後は小規模ながらオープンしたタイミングでブラジルの2局とQSO。

11/11と11/13に比較的大きな南米オープンがあり、CE,CX,LU,PY計16局とQSO。11/14のCX6VMとのQSOが今シーズンの最後となり、パラグアイは来シーズンへの持ち越しとなった。

10月のカリブオープンでQSOできた局についてはQSLカードを請求しており、そのうちの数枚が来着した