2022年7月10日日曜日

213. 50MHz DXing 2022(10)

<6/25-7/6>
朝の北米、午後からのヨーロッパ方面等、日によって小規模なオープンがありQRVできるタイミングで未交信局をコール。
QSO数はこの 12日間で北米が6局、ヨーロッパが4局であった。

6/29の13時頃にはイエメンの7O/DL7ZMをコールされているJA局を確認するも、こちらには入感はなかった。DX world.comによると昨年のジョージアでのペディションと同様、山間部の高い標高地点からソーラーバッテリーでのQRVとのこと。何度もJAをデコードしているらしいが、運用期間も短くQSOのチャンスは限定的のようである。

<7/7>
8時半頃から小規模ながら北米が広域に亘ってオープン。TX,MA,CA,PA州の4局とQSO。
16時頃からPCリモートでワッチするとヨーロッパが広範にオープンしており、イギリス、ポルトガル、スペインなど高緯度からの伝搬地域がよく見えている。主な入感状況は以下のとおり;
16:03  CT2HXM     -11dB
16:07  EA6Y          -18dB
16:10  F4BKV        -14dB
16:24  GI0OTC      -20dB  *デコードは2回のみ
16:31  EI4DQ        -03dB  *リターンを得るも「73」未受領
16:34  G4IIY          -14dB
16:44  GW7SMV   -18dB  *デコードは3回のみ
17:00 GD0TEP     -14dB   *50.323MHz
17:12 MD0CCE    -17dB   *50.323MHz

マン島は50MHzでは初の入感であり、同時に2局を確認するもデコードは不安定でリターンは得られずにフェードアウト。18時過ぎにはジャージーのGJ0KYZを7エリアでコールされているがこちらでは入感しなかった。
帰宅後、PSKReporter等をチェックすると10時頃にはグリーンランドのOX3LX、15時半頃にバチカンのHV0AがQRVしていた様子。

<7/8>
15時半頃からバレアレス諸島の4局が入感。未交信の2局をコールするもリターンは得られず。
15時過ぎにウズベキスタンのUK8OMが-17dBで入感。CQ(JA)を連発しており、10局ほどがコールされているが、なかなかピックアップされない。SNRが-5dBまで上昇した頃を見計らってコールしてようやくリターンを得た。

16時頃からモナコの3A6Mをコールされている0,1,2,3,7,9エリア局を確認。17時過ぎにはエジプトのSU1SKをコールされている多くの1
エリア局が見えるが、いずれも入感には至らず。

<7/9>
8時前にアラスカのNL7Sが-4dBで入感。その後アイスランドのTF2MSNをコールされている0,1,7エリア局を確認。

12時半前にクウェートの9K2GRが-15dBで入感。断続的に30分ほどコールするもフェードアウト。
13:21にロシアのRW5Cが-18dBで入感。QRZ.comによるとQTHはモスクワ。コール開始後10分ほどでリターンを得た。

14時頃にマルタ島の9H1PAが-15dB
で入感するもデコード6回目でフェードアウト。その後、デコードできたタイミングでコールするもリターンは得られず。
14時半過ぎから東欧局を中心に入感し始めて15時頃には12局ほどが同時に見える。15:21のLZ1GUを皮切りにPA,I,DL,OZとQSO。コンディションのピークは16時からの30分ほどで一度に30局近く入感していた。

313/323を行き来しながらBand NEWを探していると、16:09にウェールズのGW7SMVが-10dBで入感。QRMを避けてバンドの両端に近いところでコール開始。8分程して2783HzにQSYした次のピリオドでリターンを得た。
17時半前にはモルドバのER5GBが-4dBで入感。高いDFでコール開始するも、途中500Hz辺りの局をピックアップしていたので300Hzに空きを見つけてコール再開。17:36に「R-15」でリターンを得たが、SNRは-24dB且つシーケンスが続かないのでFalse Decodeの疑いが濃厚.. その後「RR73」を送信し続けるもFalse Decodeが何度も続く・・・
一旦フェードアウトした後、17:51に-17dBで再入感。仕切り直してコール開始4分後にHint decoder依存ながら本物らしきリターンが得られようやく「73」を受領した。
この他、MD0CCE,CT3HF,ZB2GIをコールされている局を確認するもこちらでは入感はなかった。
今回、Band NEWを探すためにコールを控えてワッチする時間を多く取ったが、結果は16エンティティ34局とQSO。また、今季、マルチホップEsによるBand NEWを2つ伸ばすことができた。


7/10>
13時半頃からクレタ島、カザフスタンが見え始め、昨日同様のオープンに期待しながら14時過ぎにUN8FL,その後SV1NJWとQSOするも、他の局がなかなか見えてこない。
15時頃よりスコットランドの4局ほどが入感するがデコードが不安定でコールしても直ぐにデコードレベル以下に沈む状況。同時間帯にノルウェイも5局ほど入感するが同様であった。

15時半頃にマン島のMD0CCEを複数の局がコールされているのを確認。暫く静観していると16:12に-21dBで入感が直ぐにデコードレベル以下に沈む。16時半になって-17dBで再入感しSNRはピークで-9dBまで上昇。しかしながら4シーケンス後にはフェードアウト。なかなかチャンスに繋がらないが、回(来シーズン?)の入感に期待したい。

オープン自体は18時半頃まで続いていたが、こちらでは時折、デンマークの特定局が入感する程度。結果、本日のQSOはノルウェイ、イギリス、デンマークの計6局に留まった。


2022年7月2日土曜日

212. 6月のレビュー

<サマリー>
QSO数は187となり前年同月(231QSO)からは2割ほど減少。毎年この時期は50MHz DX中心のQRVとなるが、DXペディション等によりHFでの
Band NEWを16エンティティ伸ばせた。

<バンド/エリア別状況>
50MHzのQSO数が150となり全体の8割を占めた。マルチホップEsによるDXを追いかけるもコンディションが優れないことからQSO数も大幅に減っていると思いきや、ヨーロッパは91QSOで昨年の8割程度、北米は51QSOで昨年同月よりも3割ほど増えていた。
連日のオープンが続いた昨年と比べて頻度・規模ともに精細を欠き、期待したBand NEWも(こちらでは)入感しないでの、感覚的には出来高は昨年の半分程度といったところ。
今月のNEW Entity(ATNO)はマッコーリー島のVK0MQ。イエメンの7O/DL7ZMは 6/29に28MHz FT8で強力に入感するもQSOには至らず。
3.5MHzではルワンダの9X2AWをWkdできたが、ジンバブエのZ21RUは取り逃した。
その他、アンゴラのD2UYを21/28MHzで、アンギラのVP2EIHを24MHzでそれぞれQSO主なエンティティは以下のとおり;

<来着QSL>
6月に郵送されてきたQSLは以下のとおり。主に50MHz DX分を請求しておいたもの。

↑ HFでの12QSO(2枚)とQSL/MGR(S57DX)とのQSO分の計4枚が来着

↑ HFでの7QSOと併せて請求

↑ 50MHzのスロバキアはこれまでに3局QSOしているが、いずれもLoTW未対応の為DXCC申請用に請求した一枚
↑ 今年3月に一年ぶりに入感しようやくQSOできた時のもの
↑ QSOは2020年7月。その1年後にカードを請求したが未着のためメールで再発行を依頼

↑ 12QSO分として2枚で来着。3.5MHzを
連日早朝から狙ってWkdできたのは感慨深かった