2022年2月20日日曜日

189. DX運用日誌(119)

●3X2021(Guinea)on 15M
2/17の18時過ぎに21MHz FT8でのQRVを確認。1823時にMSHVでの運用が見え始めコール開始。その4分後に「R+05」のリターンを得るが、次のピリオド(3スロット)で「RR73」が受信できずその後も続かない。CLUBLOGのLive streamingを見ていても反映されないので再チャレンジすることに。

見えている限りではパイルアップはそれほど激しくなく、マルチスロットで安定して入感しているが一向にリターンが得られない。最初のリターンでログインされており、そのためピックアップされないのでは・・と推察するも、確証がないのでコールを続けることに。結局、19時半にCQシーケンス(-9dB)を繰り返しながらQRTした様子。
その時点でCLUBLOGはNILであったが、翌朝にチェックするとデータが更新されておりログインを確認。
2/19の17時過ぎには18.106MHz FT8でQRVがあり、JA局を中心にパイルアップとなっていたが、こちらでは入感することはなかった。

●Z22O(Zimbabwe)on 6Bands
2/5からスタートしたジンバブエのDXペディション。アフリカ南東部であり伝搬的には良好と思いきや、QRVのタイミングがなかなか合わず、また総じてSNRが低く且つQSBが激しかったことから苦戦を強いられた。それでもQRV期間が比較的長かったことから、終盤になって追い込むことができた。
<2/8>
15時過ぎにPSKReporterで14MHz FT8でのQRVを確認。CQシーケンスを-15dBで捉え、4コール目でリターンを得たが次のピリオドからデコードレベル以下に沈み「RR73」が受信できない。再浮上したタイミングで再コールし4回目で「-14」続いて「RR73」を受領。このペディション初のQSOとなった。翌日、CLUBLOGを確認すると最初のコールもログインされていた。

<2/12>
15時半頃にPSKReporterで18.095MHz FT8でのQRVを確認。ワッチしていると1545時に-23dBで入感するもその後デコードが続かない。
断続的にコールしていると1552時にようやく「-07」のリターンを得たがデコードはその一回限りでフェードアウト。SNRは-26dBを示しており Hint decorder(*)頼りであったのでFalse decldeを疑ったが、翌朝、ログインを確認できた。
<2/13>
朝5時過ぎに7.070MHz FT8をワッチすると10局程度がコールされているが、こちらでは未だ見えない。0523時になってCQシーケンスをデコード。コール開始するも信号は安定しておらず、何度かリターンを得るものの「RR73」が受領できない。暫くデコードできない状態が続いた後0546時に5スロットで入感し、次の0547時に「R-13」でリターンを得て、ようやく「RR73」を受領。
<2/16>
16時前にDXSCAPEで28.070MHz FT8でのQRVを確認。PSKReporterをチェックしていたがモニターポストが立っていなかったので出遅れた。ワッチすると最大5スロットで入感するも4分ほどでフェードアウト。
1615時に24MHzに切り替えると1シーケンスのみ入感。その後、24/28MHzを交互にワッチしていたところ、1628時に24MHzで-21dBでデコード。直ぐにコールしたところ「R+12」でリターンがあり次の5スロットで「RR73」を受領した。

<2/18>
ペディション終盤となり10MHzを狙って、昨日の早朝(深夜)にQRVがあった3時過ぎにワッチ。予想どおりQRVを確認しDF1352Hzでコール開始。次のピリオドでMSHVであることが判ったのでTx2に変えてDFも797Hzに再設定するも、そのまま「-06」でリターンを得た。

この日は朝の7〜8時台にも10MHzで強力に入感しており、あえて3時起きする必要はなかったが結果論ではある..

午後になって28MHzでの入感のチャンスを伺っているとPSKReporterで15時前に28.074MHzでJA局のモニターポストを確認。ワッチすると何故かコールされているJA局も見えないため、一昨日QRVしていた28.070MHzで待ち構えていると、DF2500HzでCQシーケンスをデコード。直ぐにコールし暫くして「+06」でリターンがあり、無事「RR73」を受領した。


残すところ3.5/21MHzとなったが、両バンドともアクティビティが低いのか、単にQRVのタイミングが合わないだけなのか、ペディション期間中に一度も見かけることはなく終了。それでも今回のペディションにより、Band NEWを5つ延ばすことができた。

●TZ4AM(Mali)on 12M
2/19の17時半頃にDXSCAPEでSPOTを確認。24,090MHz CWをワッチするとRST419程度で入感。少しクセのあるキーイングとリアルレポートを返しているので直ぐに同局であることが判る。信号が上昇したタイミングを狙って+1.4KHzでコールしていると数分後にリターンが得られた。信号はピーク559程度まで振れており先方からは579を受領。同局とは40/30/20/17Mに続き5バンド目のQSOとなった。

●T6AA's QSL card Arrival
スロベニアからT6AAのQSLカードが来着。昨年8月にSAEを送ったものの返送理由不明のまま送り返されたので、翌月にPaypal入金に変更していた。既にLoTWでCfm済みではあるが、50MHzでのアフガニスタンはやはり貴重だと思い、遅ればせながら記念に請求しておいた。
スロベニアからのエアメールは日付を見ると2週間ほどで到着。一方、アメリカ宛は何故か未着や理由不明での返送が少なからずあり、また到着には現状で1ヶ月ほどかかっているようである。



2022年2月15日火曜日

188. DX運用日誌(118)

●P40AA (Aruba)on 80M
2/1の19時前に3.5MHz FT8で入感。SNRはピーク-23dB程度でデコードできたのは3ラインのみ。その後、20時過ぎに再び入感。少しコンディションが上向いておりコンスタントにデコードできているもSNRは-20dB前後。ダメもとでコールしたところ直ぐに「R-14」のリターンが得られ無事「73」を受領した。3.5MHzでのカリブとのQSO(入感)はキューバに続いて2件目となった。

●5T5PA (Mauritania)on 10M
2/8の9時前に28MHz FT8で入感。ロングパスで西アフリカ方面がオープンしており、未Wkdのカナリア諸島も入感している。SNRは-17〜-21dB程度とあまり芳しくはないが、コール開始後、直ぐにリターンを得た。しかしながら「RR73」未受領となり再チャレンジし4分後にもリターンを得るが同様にシーケンスが続かない..
よく見ると他局にも「RR73」を返していないケースが散見され「R-**」を2回送出後は別の局をピックアップしており、同局の場合、この展開ではログインされないケースが多い。前回、24MHzでもリターンを得るがNot in logであった。
暫くしてQSBにより見えなくなるが、10時過ぎに再び-16dBで入感。今回はピックアップした局にコンスタントに「RR73」を返しており期待の予感。
こちらで見える範囲で15局ほどのパイルアップとなっていたが、コール開始10分後に「R-14」でリターンが得られた。その際、SNRは-22dBと下降傾向ながら何とか「RR73」まで辿り着いた。
同局とはこれで6バンド目のQSOとなり、貴重なモーリタニアをサービスしてくれているが、24MHz以外では3.5/50MHzとハードルが高いところを残している状況。

●TU5PCT(Cote d'Ivoire)on 5 bands
<2/8>
朝6時過ぎに 7.031MHz CWで入感。信号は微弱で且つエコーがかかっており解読し難い状況であったが、信号が聞き取れるタイミングでコール。RST529程度まで上昇した頃にリターンが得られ、このペディション初のQSOとなった。その後、7時過ぎにPSKReporterで7MHz FT8でのQRVを確認し7.065MHzをワッチするとMSHV/8Slotsで強力に入感。コール3回目で難なくリターンが得られた。
16時前には10.145MHz FT8で入感。SNRは-20dB前後と低く、デコードできないシーケンスが続くもコール開始3分後に「R-13」でリターンを得た。しかしながら「RR73」を受領できず、再チャレンジしていると10分後に「R-04」でリターンを得られ、今回は無事「RR73」を受領した。

<2/9>
帰宅後、18時過ぎから14.091MHz FT8をワッチするとCQシーケンスを-24dBで捉えた。Tx2からコール開始するも空振りが続くので、Tx1(GL付き)でコールしたところ直ぐにリターンを得た。QSO後、SNRは上昇するも再びCQingを繰り返しており、コールする局もまばらであった。

<2/11>
夕方17時過ぎにDXSCAPEで
24MHz CWのQRVを確認。アンテナをショートパスに向けてワッチするとRST419程度と微弱ながら信号を確認できたので+5KHzでコール開始。程なくして「***AFR」のリターンを確認し、フルコールを2回送信し「JA1AFR 599」を受領。貴重な12M/アフリカのBand NEWを得た。

<2/13>
17時半にPSKReporterをチェックすると18MHz FT8でJA局のフラッグが立っているのを確認。ワッチすると-15dBで入感するも18.100MHzでの運用のためバンド中が混雑している。コール開始後5分ほどして急に見えなくなっため、事前告知していたQRG(18.108MHz)をチェックすると MSHVでの運用を確認。2コール目でリターンを得た。
ペディションが終わってみると5バンドでトータル6QSOとなった。取り逃した3.5/21/28MHzはワッチできる時間帯で入感することはなかった。

●50MHz DXing
<2/13>
2月に入って何度かVK,ZLのオープンがあり、それぞれ1局づつ交信していたが、この日は夕方16時半頃からZL5局ほどが入感。未交信の2局とQSOした際、PSKReporterで伝搬をチェックしたところ ZL7DX(Chatham Islands)から-12dBでデコードされていた。
同時間帯では他に5局からの信号が先方でデコードされており、SNRの比較ではこちらからの信号が最も強く届いている様子。取り敢えずCQ DXを出してみたり暫くワッチするも、結果として入感することは無かった。
同局は昨年1月にデコードして以来、ZL方面のオープンがある時は注視しているが、QRVのタイミングが合わないのか、なかなかチャンスに巡り合わない。

<2/14>
14時半頃にDXSCAPEでVKがオープンしていることを確認。ワッチするとVK1〜5まで広範囲に入感している。未交信局を見つけてはコールしていたところ、14時55分に3D2USUが-19dBで入感。直後の4ラインはデコードできない状態であったが、その後はコンスタントにJA局をピックアップし始めた。
SNRは-20〜-15dBであったが、先方からのリポートは全てプラス(+01〜+20dB)を返している。コール開始から7分ほど経過した後、今度は3D2AGのCQシーケンスが+00dBで入感。
咄嗟にこちらをコールするも、次のシーケンスで3D2USUが「RR73」を送出するピリオドであったので切り替えてコールしたところ
「R+16」でリターンが得られた。次に「73」を受領したピリオドで3D2AGからも「R-03」のリターンが得られ、こちらも難なく「73」を受領。久しぶりのBand NEW 1Upとなった。

3D2AGはマルチスロット(3波)で運用しており、限られたオープンのチャンスに多くのJAにBand(Mode)NEWをサービスしてくれている様子であった。

同時間帯に28MHzでQRVしているZ22O(Zimbabwe)を追いかけるために一旦離れ、16時前になって再び50MHzをワッチすると未だVKがよく入感している。この後、
4局とQSOし16時半頃にフェードアウト。
結果としてこの日は新たに9局とQSOできたが、入感したVKは20局を超え、今年一番のオープンとなった。PSKReporterをチェックするとDU,ZLにもこちらの信号が届いていたようである。