2019年11月30日土曜日

57. DX運用日誌(22)

<11/30>
WW/CWコンテスト以降、コンディションは低迷したままであり、早朝4時台からの7MHzと夜半の14MHzでFT8を中心にワッチするも、先週までの賑いは去った感がある。特に14MHzではオープンしている時間が短く、帰宅して無線機の電源を入れる頃にはピークを過ぎており、DXSCAPEにも特に目を引くようなDX局はスポットされていない日が続いている。

そのような状況でも、少し珍しいところでは、早朝の7MHz FT8で9H5SN(Malta)が連日比較的強力に入感。しかしながらピックアップした局に3、4回もレポートを再送するなどQSOの進み方が遅く、結局チャンスを逃してしまった。また本日の16時頃には7MHz FT8で3DA0LP(Swaziland)を-20dBで確認するも、その後、デコードレベル以下に沈んで再浮上しなかった。
それでも結果として、今週は 3B8(Mauritius)、EA6(Balearic Islands)、CT9(Madeira Island)、VP8(Falkland Islands)など13局とQSOできた。


中米の El Salvador で2局目となったYS1RRとのQSOでは、コール開始後10分ほど経っても誰もピックアップされないため、
QRTしたのでは..と思って一旦送信をストップした1分後にリターンを得た。それから「RR73」を受領するまでに6分を要しまった。


HB0WR(Liechtenstein)は、QRV直後と思われるCQingを確認。オンフレ呼んでいた局が先にピックアップされたため、直ぐにTx Freqを再設定してコールしリターンを得た。QSO直後に「リヒテンシュタインといえばこうした風景であろう..」と思わせるセンスの良いeQSLを受領




また、本日朝8時過ぎから14MHzで北米が強力に入感し始めたので、この間、試したQRP運用(5Watts)で今度はCQを出して hamspots.net でどの程度デコードされているのかを確認してみた。
10分ほどのCQingで応答してきたのは1局であったが、30局以上も北米において信号がデコードされており、-24dBぎりぎりのケースもあれば、-13dBと普段のQSOと遜色のないSNレベルもあった。


2019年11月25日月曜日

56. DX運用日誌(21)


<11/23>
9時からCQ World Wide DX Contest CW がスタートし、直ぐに14MHzでVK9CZ(Cocos Keeling Islands)をWkd。先ずはNEWエンティティ1つ伸ばせたが、DX SCAPE(WW)
で他のNEWエンティティ局のQRVをチェックするも入感なし.. 7MHz、14MHZともにバンド内をワッチするも、常連の強力なコンテスト局ばかり入感し暫くは様子見の状況。
16時過ぎに7MHz FT8でFW/M0JHQ(Wallis & Futuna Islands)が-5dBで入感。7分ほどコールしてリターンを得た。FT8はWWコンテスト開催中にも関わらず普段と特に変わらず賑わっている。

その後、14MHz FT8 のロングパスでEA6AAB(Balearic Islands)、ショートパスでEC8AXS(Canary Islands)をそれぞれWkd。
WW/CWでは、CR3DX(Madeira Island)を30分近くコールし、QSBのピークでようやくリターンを得た。CWを聞いている限りでは、あまりコンディションが良いとは言えない。


<11/24>

5時頃に7MHz CWで西アフリカの5N7Q(Nigeria)を確認するも信号は微弱。6時前になってようやく信号が浮上してきたので数回コールしてリターンを得た。同様にD4C(Cape Verde)を7.085MHzで確認し信号が上がるのを待っていると国内QSOのQRMが酷くなり断念せざるを得ない状況であった。
7時を過ぎて14MHzのカリブ局狙いでワッチ
。C6AGU(Bahamas)、NP2X(US Virgin Islands)、HI3CC(Dominican Republic)をWkd。しかしながら肝心のNEWエンティティ局 VP2MDM(Montserrat)、FM5KC(Martinique)は熾烈なパイル&信号微弱のためにQSOには至らず。一方、FT8では、NEWエンティティとなる J79WTA(Dominica)のCQを確認しコール4回目でリターンを得た。その後、8時過ぎにHI8/KC2OXJ(Dominican Republic)がJA局をコールするシーケンスを確認。コール5回目でリターンを得た。このほかPueruto Rico局も難なくリターンを得るなど、FT8ではストレスなくカリブ局をWkdできた。
夕方、これまでに取り逃がしたアフリカおよびカリブの数局を7MHzで再度確認するも、いずれも信号が弱くコールできず。WWコンテストはNEWを増やすチャンスではあるが、今のコンディションと現行アンテナではCWでも厳しいことを実感。翌朝、7MHzでアフリカ方面のワンチャンスに期待して3時起床でワッチするも特に変化は見られず5時半で切り上げた。
帰宅して20時過ぎに7MHz FT8をワッチするとWWコンテストに出ていた局を含め、カリブの数局がQRVしていることをBand Activityで知る。その中でPJ4/KU8E(Bonaire)を+2dBでデコードできたのでコール開始。
既にパイルとなっており5分ほどコールするもリターンは得られない。先方のDTが-2.2とずれていることも影響しているのでは..と考えながら、先にピックアップされたJA局の送信周波数の50Hzほど下に再設定してコールしたところ3回目でリターンを得た。こちらは500Wプッシュで-1dBのリポートを送信したが、先方から受領したのは「R-18」であった。

その後、CO2ECOという何とも語呂合わせの良い? Cuba局をWkd。Cuba局は未交信の場合、基本コールすることしている。今晩は他にも数局入感していたが、既に20局以上QSOしているため、最近はさすがに「B4」が多くなった。






2019年11月23日土曜日

55. DX運用日誌(20)

<11/19>
早朝4時前に7MHz FT8で8Q7XR(Maldives)を-17dBで確認。DFの300Hz下でコールするもリターンが得られないためTx Freqを変更。その際、一度オンフレで呼んでしまうがそのシーケンスでリターンを得た。再度Tx Freqを変更するも「RR73」を受領できた。

その後、V63AR(Micronesia)を7.080MHz F/Hモードで確認。EU局しかピックアップされていない状況であったが、程なくしてリターンを得られBand NEW 1Upとなった。


<11/20>
早朝4時過ぎにH40TT(Temotu Province)が7MHz FT8で入感。これまで何度も確認&コールするも熾烈なパイルアップによりDigital モードではWkdできていなかった。今朝もEUのパイルが激しくリターンを得られないため、他をワッチしていたところ7.060MHz をチェックした際にCQingを確認。直ぐにF/Hモードにセットしてコールしたところ2回目でリターンを得た。

その後、7MHz FT4 でSV9BMG(Crete)、深夜23時過ぎには7MHz FT8でTF5B( Iceland)をWkd。

<11/21>

6時半前に7MHz FT8 で西アフリカのC5YK(Gambia)が入感。何度かコールするもSNが悪くデコードレベル以下に沈んで再浮上しない。諦めて14MHzをワッチすると、カリブ海の9Z4Y(Trinidad & Tobago)が14.085MHz F/Hモードで入感。2回目のコールでリターンを得た。以前からQRVを確認しチェックしていた局であり、ようやくQSOが叶いLoTWでもCfmできた。

その後、南米の8R1/AG6UT(Guyana)が-10dB程度で入感。15分ほどコールして「R-17」のリターンを得るも「73」が受領できない.. 理由は先方のDTがシーケンス毎に変動しているためと考えられる。他局とのQSOでも「RR73」を返すことが少なく、
クラスター上では「Check your Clock」などの書き込みが何局から寄せられていた。LOG INされているかは微妙なところ。

夜の20時前に7MHz FT8でZone2にあるVY0ERC(Eureka Canada)が入感。SNは
-18〜-23dBと良好ではなかったが無事にシーケンスを終えてBand NEW 追加となった。


<11/22>
早朝4時半過ぎに7MHz FT4でZA/IK2RLM(Albania)を-12dB程度で確認。数回コールしてリターンを得るも「RR73」を受領できずフェードアウト。その10分後に再トライして、「R-13」のリターンを得るが、何度もシーケンスを繰り返されたのち「73」をデコードできずにCQに切り替わった。夕方、14MHz FT4で再び入感。数回コールしてリターンを得るも、7MHz同様に「RR73」が受領できない..FT4ではSNが-14dB程度だとシーケンスが円滑に進まないことが多い。しかしながら、翌日にはLoTWでCfmできておりNEWエンティティ1Upとなった。


17時過ぎにDX CSCAPEでEU局がPY7XC/PY0F(Fernando de Noronha Island)のSPOTを直前に上げているのを確認。すぐに7.056MHzをワッチしたところCQシーケンスが-1dBで良好に入感。バンドスコープではコールしている局が全く見当たらず、2回目のコールでリターンを得た。QSBが激しく「73」を受領したシーケンスでは-16dBまで落ちていたのでラッキーであった。

その後、7MHz FT8でD4CC(Cape Verde)を確認するも-20dBと弱くJA局によるパイルアップとなっていたためコールは断念。
18時前にはカリブ海のPJ5/SP6IXF(Saba & St. Eustatius)が7.078MHzで入感しコールするも暫くしてQRTしたのか誰にも応答がない状態に...14MHzに切り替えてワッチしていると18時半頃に14.090MHzで北極圏のRI1FJ(Franz Josef Land)がJA局をコールするシーケンスを-18dBで確認。DFの下方にセットしてコールするも、その後、全くデコードすることはできなかった。
「3敗」のまま本日終了かと思いきや、19時半頃に7.078MHz FT8でPJ5/SP6IXFのCQingを-12dBで確認。直ぐにF/Hモードに設定し4回目のコールでリターンを得た。「RR73」を待っているといきなりCQシーケンスに変わり慌てたが無事にWkd。NEWエンティティをWkdするときは、いつもちょっとしたことが起こる...とは言え、本日はNEWエンティティを3つ伸ばすことができた。


2019年11月17日日曜日

54. DX運用日誌(19)

<11/12>
早朝5時前に7MHz FT8 でZD7MY(Saint Helena Island)のCQingが-13dBで入感。同局はFT8運用開始直後にWkdしたと思っていたが、「RR73」をデコードしたかどうか確認しておらず、SAEを送付して2ヶ月以上経過するも返信がないことから改めて仕切り直すことに。4回ほどコールして、こちらのTx FreqにQSYしてリターンがあり今回は何度も「73」を受領。

アクティブにQRVしている局であり、また歴史上有名な島であるが、改めて位置を確認すると、思っていたよりもアフリカ大陸から離れている(2,800km)ことが分かった。


<11/13>
朝7時過ぎに14MHz FT8 でカリブ海のPJ2/KB7Q(Curacao)をWkd。その後、Band ActivityでFS/F4EQE(Saint Martin)のQRVを確認。暫くワッチしているとSNが-17dBに浮上してきたのでDF(405Hz)から100Hzほど下でコール。5回目でリターンを得てNEWエンティティ1Upとなった。

昼過ぎにタヒチ島北部に位置するMarquesas Islandsの Pedition局TX7Tが14.090MHz FT4で入感。これまでにCWでは2BandでQSOできていたが、DigitalでQRVしている時はタイミングが合わなかった。F/HモードではなくNormalモードで6回ほどコールしてリターンを得た。翌日は、20時頃より7.056MHz FT8 でCQのシーケンスを-12dBで確認。F/Hモードに切り替え2回目のコールでリターンを得たがQSB&複数スロット送信のため、-22dBまで落ちておりギリギリであったが「RR73」を受領できた。


<11/15>
夕方、ソロモン諸島のDX Pedition局H40TT(Temotu Province)が7MHz CWでQRVしているのをDX SCAPEのSPOTで知り、19時過ぎにワッチするとRST559程度で入感。+2KHzのスプリットで3回ほどコールしてリターンを得た。翌朝の8時には14MHz CWでも入感しており+5KHzのスプリットでコールしてWkd。

<11/16>
朝の5時過ぎに7MHz FT4で西アフリカのXT2BR(Burkina Faso)が-12dBで入感。暫くして同じく西アフリカのS92HP(Sao Tome & Principe)も-2dB程度で良好に入感。両局ともFT4ではNewとなるためコールを開始。XT2BRは6分程でリターンを得るが、S92HPはなかなかリターンが得られず一旦諦めて他バンドにシフト。2時間後、再度入感しているのでコールしたところリターンを得られた。こちから-5dBを送るも、先方では-16dBのSNでありFT4ではデコードラインギリギリであったかも知れない。


12時過ぎにアンテナを北東方向のまま14MHz FT8をワッチしているとアフリカ南東部沖の5R8VX(Madagascar)のCQが-17dBで入感。アンテナを西方向に廻しながらDF(1047Hz)の200Hzほど下でコールするもデコードできない.. 伝搬がロングパスかも知れないと考えアンテナを真東に向けるとJA局とのQSOを-14dBでデコード。コール再開し5分程経ってもリターンが得られなかったが、ピックアップされていたJA 局が200Hz台でコールしていることが判明したため、被りがないか注意しながらTx Freqを256Hzに再設定してコール。5回目でリターンを得てNEWエンティティ1Upとなった。

15時過ぎに14MHz FT8で中央アフリカのTR8CA(Gabon)がロングパスで入感。FT8では1st QSOとなるため4分程コールしてリターンを得た。


<11/17>
早朝4時過ぎに7MHz CWで東アフリカのDX Pedition局 5H3UA(Tanzania)のSPOTが上がっており、ワッチするとRST599で強力に入感。+1KHzのスプリットでコールして一回目でコールバックを得た。コンテストさながらスムースにパイルをさばく手腕は聴いていて心地よい。その後、6時半頃にFT8をワッチしていると同局のCQingを+5dBで確認。DFより300Hzほど下でコールして3局ほど待ってリターンを得た。それからの1時間程度は帯域を埋め尽くすほどのパイルアップとなった。

5H3UAをWkdした5分後に北アフリカの7X2TT(Algeria)を-22dBで確認。何度かコールするもデコードレベル以下に沈んだため、一旦、送信を中断してシグナルが浮上するのを待機していると2分程経っていきなり「R-15」が送られてきた。先方側ではシーケンスが進んでいたかも知れない。改めて「-17」を何度か送るもレスポンスがないため「RR73」を送った後、ようやく先方から「RR73」を受領できた。

午後、15時頃に14.093MHz FT8 で再びH40TTを確認。F/Hモードのマルチスプレッドにも関わらずSNが最大+8dBで強力に入感。見えるだけで既に30局以上が帯域一杯に広がってコールしている状況であり、なんとか隙間を見つけ300W程度でコールするもなかなかリターンが得られない...これだけ強力に入感しているとHound側の送信出力差は殆ど関係ないのかも知れない。Tx Freqを何度もチェックしながら結局20分程コールしてようやくリターンを得た。

夕方の5時半過ぎに7MHz FT8 で北大西洋アゾレス諸島のCU2APを-17dBで確認。コールを開始するもQRMとQSBでデコードレベル以下に沈み、何度も中断せざるを得ない状況であったが、20分程して再び信号が浮上したのを機に、他のJA局がピックアップされていたDFの下方にQSYし5回ほどコールしてリターンを得た。


この1週間は、今週末から始まるCQ World Wide DX Contest CWに向けてDX Pediton局のQRVも増えたせいかDXCC(MIX)でNEWエンティティを5つ増やすことができたものの、早朝4時台からの7MHzワッチがマストとなっている。

2019年11月11日月曜日

53. DX運用日誌(18)

<11/6>
早朝4時過ぎにBand Newとなる4O7CC(Montenegro)を-12dBで確認。10回ほどコールしてリターンを得るものの、こちらからの「R-08」がデコードされず5回ほど繰り返す。一旦、他局をピックアップしたため、仕切り直してコールし「RR73」を得た。

帰宅後、20時前に7HMz FT8 でカリブ海に面した中米のV31FI(Belize)をWkd。


<11/7>
朝4時半頃に7MHz FT8で9X2AW(Rwanda)が-12dBで入感。昨日、同じ時間帯でJA7局がSPOTを上げていたが、こちらではデコードできなかったため、チャンスを逃さないよう(パイルになる前に)急いでコールを開始したところ、5回目のコールでいきなり「RR73」が返ってきた。慌ててこちらからも「RR73」を送信したものの状況が掴めない。
QSBのため前のシーケンスをデコードできなかったのでは..と考えたが、こちらからは未だSNリポートを送っていないためコールし直すことに。

コール再開し6分後に改めてリターンがあり、今回は通常のシーケンスでQSOを終えた。NEWエンティティをWkdする際は、何かちょっとしたトラブルが起きる気がしてならない。


<11/9>
11/6からQRVしているDX Pedition局 TX7T(Marquesas Islands)をDXクラスターを参考にCW/FT8 で追いかけてきたが、本日ようやく14MHz CWで確認。+1KHzのスプリットで数回のコールしてリターンを得た。信号は午前中は微弱でコールできる強さではなかったが、次第に強力になり且つパイルアップもなくNEWエンティティ 1Upとなった。夕方の16時半頃からは、7MHz CWで入感。QSBのボトムでリターンがあり何度かコールを打ってWKd。
13時半過ぎにA65CA(United Arab Emirates)とHL局とのQSOをロングパスで確認。最後のシーケンスを待ってHL局のDFの10Hz上でコールすると直ぐに-17dBでリターンを得た。円滑にシーケンスが進むと思っていると、いきなりHS局がオンフレでCQを出し始め(-8dB)先方がデコードできない。リポートを再送し次のシーケンスで「RR73」を受領したがCQを出し続けられていれば未完了になる可能性があった。


<11/10>
朝の8時過ぎに14MHz CWでカリブ海のPJ2ND(Curacao)がRST539程度で入感。+1.5KHzのスプリットで数回してコールしコールバックを得た
。夜の20時過ぎには、7MHzでピークRST599で入感し1回のコールで難なくWkd。QRZ.comでアンテナシステムを確認し信号の強さに納得。

夕方17時には、14MHz FT8 のショートパスでEA8JK(Canary Islands)がQSBを伴い-20dB程度で入感。信号が浮上してくるのを待って、数回コールしたところ+02dBでリターンを得た。



<11/11>
早朝4時過ぎに7MHz FT8で西アフリカのXT2BR(Burkina Faso)とEU局とのQSOを確認。暫くして-19dBでデコードできたので、DF(1216Hz)から600Hzほど下でコール。SNが低く、時折、デコードレベル以下に落ちたものの7分間ほど経ってリターンを得た。QRZ.comによると「単独」DX Peditionで今回のQRVは11/17までとの事。貴重なNEWエンティティ1Upとなった。

2019年11月4日月曜日

52. DX運用日誌(17)

<11/2>
EA8(Canary Islands)の2局が一昨日の7MHzに続いて、17時過ぎに14MHz FT8のロングパスで入感。それぞれ数回のコールでリターンを得た。アフリカでは割とアクティブなエンティティではあるが、同じ週に3局とQSOできたのは幸運であった。

その後、GD0TEP(Isle of Man)が-10dB程度で入感。2回目のコールでリターンを得た。ロングパス伝搬でヨーロッパが好調と思いきや、18時を過ぎると急激にコンディ
ションが落ちてロシアなど北欧局の一部を除いて殆どデコードできない状況になっていた。


<11/3>
17時過ぎに14MHz FT8でCT3IQ(Madeira Islands)が-10dB程度で入感。昨日、同じ時間帯にロングパスで入感し10分程度コールしてリターンを得ていたが、先方からのリポートは「-21」と低く「RR73」をデコードできずに終了。
今回は、ショートパスでヨーロッパ局が多数入感している中で、JA局とのQSOを確認したが、激しいQSBがありSNは-10〜-24dBで変動。昨日同様、帯域の低いところにTx Freqをセットし3回ほどコールして「R-14」のリターンを得た。先方のSNは-22dBまで落ちていたが、なんとか踏みとどまって「73」をデコードすることができて安堵した。


<11/4>
文化の日の振替休日、朝6時前から14MHz/FT8でカリブ海狙いでワッチしていると、
3回目の入感となるJ68HZ(St.Lucia)のCQを-10dB程度で確認。DFから90Hzほど下にTx Freqを設定してコールするもリターンなくW局を取り始める展開に..

前回同様「Wの壁」に阻まれるかと思いつつ、Tx Freqを変えながら10分程呼び続けているとVP9NM(Bermuda)が1,945HzでJA局をコールしているシーケンスを-13dBで確認。Band Activity画面からもQRVを開始して間もない様子が伺え、直ぐに2,600Hz辺りにTx Freqを設定してコール開始。結果、8回目のコールでリターンを得て、NEWエンティティ1Upとなった。今回も「早期発見」が奏功したと思われる。

余韻に浸る間もなくJ68HZに戻ると既にJA局によるパイルアップになっており、QRMを避けるために何度もTx Freqを変えながら10分程度コールしてようやくリターンを得た。こちらからのレポートは本日のピーク値となる-3dBを送ったが、先方からは-21dBを受領。pskrepoter では最大-9dBで届いていたようだが、最初にコールを開始した時点
では、こちらの信号をデコードできていなかったかも知れない。


両局ともにその日のうちにeQSL & LoTWにアップいただき、早々にCfmできた。


7時を過ぎた頃にFG5FI(Guadeloupe)が-21dB程度で入感。SNが低いためピックアップされることは厳しいかと思いつつコールした結果、6分程経ってリターンを得ることができた。

その後、DX SCAPEでJ68GD(St.Lucia)が14.101MHz/CWでQRVしているのをチェック。ワッチするとQSBを伴いRS419〜549程度で入感。オンフレでさばいており3回目のコールでWkd。こちらも直ぐにLoTWにアップしてくれた。この他、HH2AA(Haiti)もCWで良好に入感していた。

DXコンテスト以外で1.5時間足らずにカリブ海の4局とQSOできたのは今回が初めて。月曜日のこの時間帯は先方では日曜日の夕方であり、アクティビティが比較的高く且つコンディションにも恵まれたおかげと考える。