2020年6月28日日曜日

108. DX運用日誌(64)50MHz

<6/26>
朝8時前に北米のN0AN(IA)が-16dBで入感。SNRは-5dBまでに上昇するも5分も経たずデコードレベル以下に沈み再浮上しなかった。

15時半頃にSri Lankaの4S6RYD, 4S6NCHがそれぞれ入感。両局をコールされているJA局でバンド内が混みあっていたが、Wide Graph で空きを探して4S6RYDからコール。運良く2コール目でリターンを得た。


その後、4S6NCHをコールするも、DFの近接周波数でOdd側にいるXV1XをコールするJA局が強力に被り始めデコードできない状態が続く。ようやくQRMが解消した次のシーケンスで「R-01」でリターンを得た。

その後、4S7VG,4S7ABを含め18時を過ぎても強力に入感していた。

<6/27>
朝6時過ぎに北米のW0TTT(CO)が-21dBで入感。5分ほどコールしてリターンを得た。その後、 OR, WA, NM, TX, AZ,FLなど広範に入感。しかしながらデコードできた局は交信済みを含めそれほど多くない。それでもこちらでは9時頃までオープンしており、合計8局とQSOできた。

7時過ぎにはOH6CT(Finland)が-16dBで入感。朝の時間帯でのヨーロッパ入感は初めてであり、コールするも15分ほどでフェードアウト。その他、KH6も入感しておりコンディションは良好で午後のヨーロッパオープンに期待。

--------------------------------------------------------------

12時半頃より、SV, YT, I, Z3,SMなどをコールされている3〜6エリア局を確認。13時になってようやくイタリアが見え始め、13時11分にYT9A(Serbia)が-17dBで入感。直ぐにコールするも5分ほどで沈む。その後30分ほどしてCQシーケンスを捉えるも再びフェードアウトし再浮上することはなかった。

15時22分にE72U(Bosnia-Herzegovina)のCQを-16dBで捉えてコール。直ぐにパイルアップとなりリターンが得られないまま7分ほどしてフェードアウト。その後、16時頃と17時過ぎに50.323MHzでE73DPRをデコードしコールするも、それぞれ数分でデコードレベル以下に沈み再浮上せず。

結局、前回に引き続きこの2エンティティは取り逃がしてしまう。その他、デコードするもQSOに至らなかったのは4O6AH(Montenegro)。 


1エリアで複数の局がコールされているも、こちらではデコードできなかったBand NEWはT77C(San Marino), TK5MH(Corsica), HB0CC(Liechtenstein)で、いずれも50.323MHzでのQRVであった。

16時過ぎに50.323MHzでEA6VQ(Balearic Island)を確認。過去3回とも未完に終わっており、本日4度目のトライで
「73」を受領できた。


前回「73」未受領に終わったON4IQ(Belguim)も強力に入感していたが、既にLoTWでCfmできておりコールせず。この2局は突出してSNRが高く安定していたが、QRZ.comを見ると納得のアンテナシステムである。

今回のオープンでは、イタリア、クロアチア、オランダが多数入感しており、また50.323MHzも賑わっている。こちらでのヨーロッパ入感は、17時過ぎ頃まで約3時間に亘り続いた。結果、本日のヨーロッパ局とのQSOは
10エンティティ/26局となった。

伝搬状況は以下のとおり。イギリス、スペインも何局か見えていたがリターンは得られず。




2020年6月25日木曜日

107. DX運用日誌(63)50MHz

<6/23>
朝の7時過ぎからKL7,KH6が入感し始め、7時35分にAH6FCを-15dBでデコード。2秒ほど遅れてコールするも次のシーケンスで「R+05」でリターンを得た。

その10分後にKH6Uが-8dBで入感。こちらもコールして直ぐに「R+01」でリターンが得られた。両者ともQSBはあったもののSNRのバランスの悪さが気になる。

午後14時半にVU2PTT(India)が-7dBで強力に入感。コールするもパイルアップとなり、なかなかリターンが得られない。そのうちVU2GHO,VU2BGSが入感し、各局のシーケンスのタイミングを見計らってコールしていると20分程でVU2GHOからリターンを得た。その後、VU2PTT,VU2BGSともQSOできた。

インド局をコールしながらもヨーロッパの入感状況が気になっていたので、アンテナを北西方向に向けると、IT9TYR(Sicily)のCQingをデコード。直ぐにコールしてリターンを得られ、本日最初のヨーロッパ局となった。その後、OH,LYが入感するも、未交信局は見えてこない。

16時11分になって、いきなり中東のA45XR(Oman)のCQが-17dBで入感。直ぐにコールするも1st,2ndコールでのリターンを逃す.. こうなると長丁場になると覚悟したが、10分足らずでリターンを得ることができ、Band NEWを一つ増やせた。

HF(40m/20m/15m)でもいただいているおなじみのeQSLを受領しLoTWでもCfmできた。

ヨーロッパの入感状態は昨日、一昨日と比べ入感局が少なく、総じてSNRも低いことから、なかなかリターンが得られず、また「73」未受領となるQSOが相次いだ。地域的にはスペイン辺りまで入感したが、直ぐにデコードレベル以下に沈み再浮上せず。

新たにデコードできたエンティティは4O6AH(Montenegro)。但し1度限りであった..
1エリアで入感するも(=多くの方がコールされている)デコードできなかったBandNEWは、EA8DBM(Canary Islands)、AP2AM(Pakistan)の2エンティティ。結果、本日のQSOは、5エンティティ9局であった。


<6/24>
15時過ぎからワッチを開始するとTT8SN(Chad)をコールされている1エリア局を確認。15分ほどして-19dBで入感するが直ぐにデコードレベル以下に沈む。15時30分に再びCQを含むQSOシーケンスを確認しコールするも、デコードは続かずにそのままフェードアウト。デコードできたシーケンスは10回程度であった。


17時を回った頃からZ81D(South Sudan)を1エリアで10局ほどがコールされており、暫くワッチしていると17時25分に-11dBで初めてデコード。コールするも直ぐに沈んでしまい再浮上することはなかった。

今回、両局ともQSOのチャンスは殆ど無かったが、アフリカ内陸部の2エンティティを現行設備(6エレ八木 シングル)で受信できたことが快挙であろう。それぞれHF(40m/20m)ではWkdしており且つアクティブにQRVされているので次回のチャンスを待ちたい。

<6/25>
朝6時過ぎにアメリカ西海岸のWA, OR, CA がオープン。通勤前の50分ほどで10局とQSOできた。

夜半に帰宅後、Band Activityを確認すると13時頃にA65BR(U.A.E)が入感していた。16時半頃と18時頃には複数のCT(Portugal)局をコールする大勢のJA局を確認するも、こちらではデコードできていなかった。

20時半頃になって、中東のA41NN(Oman)を-17dBでデコード。既にパイルになっておりコールするもリターンは得られずにフェードアウト。

ちなみに入感する10分ほど前から同局をコールされている1エリア局を多数確認している。地域差による影響かも知れないが、本日に限らずこのデコードの遅れを挽回できればリターンの確率も上がる。すなわち、もっと受信能力を高める必要があるということ。


2020年6月23日火曜日

106. DX運用日誌(62)50MHz

<6/21>
7時30分頃からWの西海岸がオープンし始めてCA, AZ, GA, NVなど多数入感。8時前にXE2CQ (Mexico)を-14dBでデコード。QSBはあるものの信号は比較的安定しておりSNRはピークで-10dBまで上昇。40分ほどコールするもリターンは得られずにフェードアウト。


今回、パイルアップが激しかったこともあるが、PSKReporterを確認すると同じ時間帯でW全域で同局をデコードしていることからQRMの影響もあり、こちらのシグナルがデコードされていなかったかも知れない。

Tijuana(ティファナ)はアメリカとの国境にあり、CAがオープンすればチャンスは訪れると考える。

11時半頃になってUN3G(Kazakhstan)が-4dBで強力に入感。中央アジアのオープンはヨーロッパが開ける予兆であり、いつもより入感が早く且つ夏至の特異日のため
期待が高まる。

13時前にOE6VHF(Austria)が-14dBで入感。続いて13時ジャストにHA1AD(Hungary)のCQを捉えてコールしたところ直ぐにリターンを得た。その後、SM, SP, DLと入感し始めるが思ったほどSNRは上昇せず、入感してくる地域、局(常連)ともに未だ限定的である。

15時になってようやくBand NEWのYT9A(Serbia)のCQを-14dBで捉えた。コール開始後、SNRは-4dBまで上昇したもののパイルアップのためリターンが得られない。30分ほど粘るもあえなくフェードアウト。

16時前に50.323MHzでPA7MM(Netherlands)のCQを-18dBでデコード。PAはこれまでに2局からリターンを得ているが、いずれも「73」未受領で終わっている。7分ほどコールしてリターンが得られ、今回は無事「73」を受領できBand NEWを確実にした。

その後、特に目新しいエンティティは見えないため、313/323を交互にワッチしながらSNRが良好な局を中心にコール。本日はスイスが5局ほど見えており2局とQSOできた。イングランドも複数局を確認したがQSOには至らず、他のGシリーズもこちらでは見えなかった。18時過ぎに-21dBで入感したZ35T(N.Macedonia)がヨーロッパ局の最終デコードとなった。伝搬状況は以下のとおり;

ヨーロッパ局がフェードアウトすると同時にYB0AZ(Indonesia)が強力に入感。他にも2局ほどQRVを確認しコールするもリターンは得られず。6時50分頃に4S7AB(Sri Lanka)が入感。50MHzでは初めてでありコールして3分ほどしてリターンを得た。

結果、本日のQSO数は午前中の北米パスは、XE2CQに費やしてゼロとなった
が、午後はヨーロッパ局を18局まで伸ばした。


<6/22>
お昼の12時半過ぎにLZ、YOが入感しているのを確認。いずれもQSO済みなのでワッチしていると13時40分にSP3UR(Poland)がデコードでき、コールしたところ直ぐにリターンを得た。

OK, UXなどが入感し始め何局かとQSO。一気に入感することはなくポツリポツリと見える感覚で昨日同様、地域が限定的でBand NEWが見つからない。

15時を回ったところでIS0AWZ, IS0GQX(Sardinia)が入感。交互にコールしているうちにIS0AWZが見えなくなりIS0GQXに絞ってコール。SNRはピーク-4dBまで上昇しており10分ほど粘ってリターンが得られBand NEWを一つ伸ばせた。


その後、503.323MHzでIS0AWZを見つけてコールし難なくWkd。313に戻るとIS0FWYが出ておりこちらも直ぐにリターンを得た。いつもながら、NEWは1局さえできれば、後が容易に続く。

16時を回ってEA,EA6が入感するも残念ながらコンディションは下降し、殆どのヨーロッパ局が見えなくなる。暫くワッチしていると16時30分にいきなりON4IQ(Belguim)が-19dBで入感。デコードは途切れたがコール3回目で「R-12」のリターンを得た。その後、何度も「RR73」を送信するも、先方からもレポートが再送され続け「73」は未受領で終了。Band NEWが得られたかどうかは先方のLog In確認待ち。

PSKReporterを見ると伝搬状況は昨日と大きく変わらないように見える。

本日のヨーロッパの出来高は、8エンティティで18QSO。ほぼ昨日と同じ結果となった。



2020年6月20日土曜日

105. DX運用日誌(61)50MHz

<6/19>
朝7時頃から北米が広範囲にオープン。10時頃まで長時間に亘り入感し18局とQSOできたが、
深く短いQSBがあり、強力に入感している局であってもピックアップされたタイミングによっては「73」未受領となった。

Odd/Evenが入り乱れていたためコールしているW局のDFの真上でJA局が出てきてデコードできなくなるケースもあり、こちらが同じことにならないようTx Freqは比較的高いところに設定しあまり動き回らないように注意した。

今回、WとVEしか見えておらず、昨日のヨーロッパのようにあれこれと探す必要もないので、取り敢えずSNRが良好で、なるべくWkdした州以外を意識してコール。結果、11州(MD, PA, KS, MI, IL, VA, IA, TX, WI, MN, MO)をWkdできた。

午後は14時頃から北欧が開けてきたが、ハンガリー局を数回デコードできたのみ。ヨーロッパの深いところまでコールされている方もいたが、こちらでは昨日のようなオープンには至らずに終了。

<6/20>
朝の9時頃からW本土が入感。地域は限定的でありWAの4局ほどしか見えておらず、結構なパイルアップでなかなかリターンが得られない.. 昨日同様、QSBが激しくデコードできないシーケンスが続くが、浮き上がってくる頃合いでコールして K7PI, W7FI, WA7WGをWkd。

10時頃にN7BTが-11dBで入感し次のシーケンスでは-4dBまで上昇するも「R-07」でリターンを得た際のSNRは-23dBまで落ち、その後は全く見えなくなった。他エリア局とのQSOは続いているようであり地理的にコンディションの移り変わりが激しい。

午後は14時過ぎにUY1HY(Ukraine)が入感。ピーク-6dBの時にリターンを得た。これからコンディションが上がるかと思いきや全く入感してこない.. 15時半を過ぎた頃から7、8エリアでヨーロッパ局をコールされているのが見えて、16時を回る頃に1エリアでもEAなどをコールされている局が現れ始めた。

ようやくこちらでデコードできたのは、16時40分のEA6VQ(Balearic Islands)。同局は前回、未完(Not Found 確認)で終わっているので再チャレンジすべくコールを開始。先方は、DFを455Hz/1455Hzと交互に変えながらJA局を円滑にさばいている。SNRは最大で-8dBまで上昇しており多数のJA局がコールされているせいか40分経ってもリターンが得られない..

そうこうしているうちにEA6SX,EA6Aが入感し始めたのでこちらに移ってコール。数分後、EA6Aから「-11」のリターンを得るも「RR73」は未受領のままフェードアウト。しかしながら直ぐにeQSLとLoTWをアップしてくれて、ようやくBalearic IslandsをWkd&Cfmできた。

その後、OE5KE,OE3EMC(Austria)が-15dB程度で入感するも、デコードできたのはこの2局のみで直ぐにフェードアウト。唯一、入感し続けているEA6VQを引き続きコールすることに。

断続的にコールするも一旦見えなくなり、暫くワッチしていると17時48分にOdd側でYT局とのQSOを確認。バンドが混み合っている中でのEven側での送信となるため、他局へのQRMを避けるためにWide Graphで光跡をチェックし2864Hzでコール。4回目でリターンを得たものの次のシーケンスで、DF直下&同じシーケンスでコールされているJA局がいたため「73」は確認できず..

18時を回って、Even側に戻っているシーケンスを-19dBでデコード。コールしてみたところ直ぐにリターンを得た。しかしながら既にコンディションは下火であり、シーケンスが続かずにまたしても未完となった。本日は、このほか18時過ぎにIT9RZR(Italy/Sicily)をWkdし、結果、DXは8QSOとなった。



2020年6月19日金曜日

104. DX運用日誌(60)50MHz

<6/18>
朝7時頃からW本土,HI8RD,XE2CQなどコールされているJA局を確認するもこちらでは見えない。8時過ぎにようやくW6TOD(CA),W6FL(CA)が入感。コールするもリターンは得られず10分ほどでフェードアウト。


8時45分頃にスポット的にVE3EJ(ON)が-15dBで入感。次のシーケンスで4秒ほど遅れてコールし「R-24」でリターンを得た。しかしながらシーケンスが続かず、Wide Graph上も光跡が全く見えない状況となり終了。

午後は13時半頃から北欧が入感し始めて、14時頃からヨーロッパ全域がオープン。初めてこれほどのオープンを経験することになった。Band NEWに集中してコールし、前回「73」未受領に終わったエンティティの再チャレンジを含め、8エンティティを一気に増やすことができた。QSO数は27局に留まったがもう少し伸ばせたかもしれない。


一方で、以下の3エンティティを取りこぼした。
--------------------------------------

・Serbia →YT7AW / -20  YT3GTI / -18  YU1FW / -12
・Bosnia-Herzegovina → E73S / -8
・Belgium → ON4LG / -15  ON4PO / -20  ON4GG / -4  ON4CC / -19
--------------------------------------
いずれも強力且つ安定して入感していたので、この機会を逃したのはちょっと痛い..ベルギーはこれだけ入感していたにも拘わらず、勝手にWkd済みだと思い込んで初動が遅れた凡ミスであった。

今回、50.323MHzを時折りチェックして初めて3局とQSOできた。コールして待つことも少なく直ぐにリターンを得られたが、如何せんBand NEWが入感してこないため、やむなく50.313MHzに戻ることに。

オープンしていた(=こちらで見えていた)時間は、約4時間ほど。ピークは14時半頃からの1時間程度であったが、ピークを過ぎた16時頃でもJTAlertでこのような表示が続く。

17時前には一旦収束するが、その後も余韻を残したかのように北欧を中心にポツリポツリとスポット的に入感。その多くがWkd局であったが、18時46分に2時間ぶりにUY5ZZ(Ukraine)とQSOしたのが本日の最終となった。

後からBand Activityをチェック。
1エリアで入感するもこちらでデコードできなかった未Wkdのエンティティは以下のとおり;
--------------------------------------
LA(Norway)
GM(Scotland)
MD0(Isle of Man)

GI(Northern Ireland)
GU(Guernsey)
EA8(Canary Islands)
IS0(Sardinia)
T7(San Marino)など
--------------------------------------
絶好のコンディションであってもドーバー海峡超え、大西洋上は現行設備では厳しいのかもしれないが「まだまだ伸びしろがある..」とポジティブに考えることに。最長距離は、EA3IAA(Spain)でヨーロッパ方面で初めて1万Kmを超えた。


Band NEWとなったヨーロッパ局のeQSLも何枚か直ぐに受領した。カラフルな図柄はとても雰囲気が良く、数時間前のQSOの実感がようやく湧いてきて癒される..この辺りがeQSLの魅力だと思っている。

2020年6月17日水曜日

103. DX運用日誌(59)50MHz

<6/15>
夜に帰宅しBand Activityをチェックすると1エリアでは朝9時頃にKH6、W本土、XEまでOpenしていたようであるが、デコードできていたのはHawaiiの3局のみであった。
お昼頃からOH、OGが断続的に入感している様子で16時頃をピークにES,LY,ON,IS0,YL,4O,TK,9A,E7等々をコールされているが、こちらでデコードできていたのは16時過ぎのES6RQ一度限りであった。

夜20時前にVK8AW(Australia)が-11dBで入感。アンテナを北西に向けていたので真南に回しながらコールし2回目で「R-04」のリターン。「73」受領時のSNRは-18dBまで落ちており、その後全くデコードできなくなった。VKは昨年12月から1月にかけてVK3の9局とFT8でQSOできているが、今回初めてVK8が入感&Wkdできた。


<6/16>

午後13時半頃にSV1DH(Greece)が-11dBで入感。前回「73」未受領で終わっていたため再チャレンジ。4回目のコールでリターンがあり、無事「73」も受領。Band NEWを一つ伸ばせた。

その後、他のヨーロッパ局の入感はなく、14時半頃になってようやくBulgariaのLZ4TL,LZ2PLを-18dB程度でデコード。LZ2PLを5回ほどコールしリターンを得た。これで本日、二つ目のBand NEW。

14時48分になってZ37CXY(N.Macedonia)が-18dBで入感。10分ほどコールするもリターンが得られずデコードレベル以下に沈む.. 15時8分には9A7Y(Croatia)が-16dBで入感しコールするも、同様に安定してデコードできない状況。

15時半頃になってフランスが何局か見え始めたので、F6EXVをコールして直ぐに「R-02」でリターンを得て、本日、三つ目のBand NEW。

その後、何局かとQSOした後、16時11分にES6RQ(Estonia)が-15dBで入感。今日こそは..とコールを開始して3分後に「R-09」でリターンを得られ、本日、4つ目のBand NEWとなった。

その後も断続的に20時前までヨーロッパが入感するも、こちらでのピークは16時前であった。本日は12局のヨーロッパ局とQSOができ1日での最多交信数となった。

この日多く入感したのは、フランス、イタリア、ブルガリアでありPSKReporterで見ると伝搬の特徴が伺える。

Band Activityをチェックするとデコードできたが未交信(未コールを含め)に終わったのは25局。その中でBand NEWはEA,9A,Z3の3エンティティ。1エリアで入感するもこちらではデコードできなかったエンティティは 4O,C3,GI,GM,EI,OH0,TK,E7など、全て難易度が高そうなエンティティである..

<6/17>

朝の8時12分に北欧SM6LJU(Sweden)が-20dBで入感。3回ほどコールして「R-13」でリターンを得た。デコードが続かず「73」未受領で終了したが直ぐにLoTWでCfmできた。

その後、OZ4VV(Denmark)が-18dBで入感。この局は先日オープンした際も強力に入感していたが、QSBの浮き沈みが激しくリターンが得られずフェードアウト。他の1エリア局もこの2局をコールされているのだけが見えていた。

夕方17時20分頃になって北欧のOH1MA(Finland)が-16dBで入感。4分ほどコールするもデコードできなくなり一旦、送信を停止。その次のシーケンスで「R-20」のリターンがあった。何故かこのパターンは結構多い気がする.. その10分後にF5BZB(France)が-21dBで入感。2コール目でリターンを得た。

18時過ぎにLY3BRA(Lithuania)、SP4MPB(Poland)がCQが入感。それぞれコールしてSP4MPBからリターンを得た。

本日は、昨日と比べ小規模なオープンでありBand NEWも確認できなかったが、新たに4局のヨーロッパ局とQSOできた。


20時過ぎに久しぶりにHFをワッチしていると14.090MHz FT8でHV0A(Vatican city)を-17dB/2Slotsでデコード。昨年11月に逃して以来、ずっと運用を待っていた局である。
今回、早期発見が奏功しコール3回目で難なくリターンを得て、久しぶりのNEW エンティティ1Up(ATNO)となった。


コンディションは良好で、多い時には7Slotsでリターンを返しており、多くのJA局に "HV" をサービスしてくれている。最近の50MHz DXでの辛苦?と比べ、長時間に亘り安定して入感し且つ一気にピックアップされる様子は、眺めているだけで心地良く感じる。


2020年6月14日日曜日

102. DX運用日誌(58)50MHz

<6/11>
早朝4時半過ぎにK0GU(CO)のCQ ASが-19dBで入感。SNRは-11dBまで上昇するもCQを繰り返すのみ。JTAlert のText Messageでコールしている旨を伝えると”Sri Not yet”との返事.. 1時間ほどして-13dBで再入感しコールしたところ「R-14」でリターンを得た。
その他にK5RK(TX),N5DG(TX)が見えてコールするもリターンは得られず。N0AKC(WI)は「R-20」でリターンがあるも「73」は未受領に終わった。

その後、11時前にUA0OGC(AS Russia)が-1dBで強力に入感。あまりピックアップしておらず何度かコールするもQSOには至らず。
夕方、西日本でEnglandをコールされているのを確認。こちらでは見えてこなかったが17時40分頃にG8BCGが-13dBで入感するもその一回限りであった。

<6/12>
15時40分頃にUT4EX(Ukraine)のCQが-21dBで入感。1stコールでリターンを得た。その10分後にR6KA(EU Russia)が-16dBで入感。何度もデコードレベル以下に沈むもコール開始から15分ほどで「R-21」でリターンを得る。しかしながらシーケンスが続かず「RR73」を断続的に送り続けていると、10分ほどして再び「R-01」「R-04」を受領。先方のSNRは-26dBまで落ちており、その後も「R-24」を得るが結局「73」を受領することなく終了。

16時45分頃に中東の4Z1UF(Israel)が入感。SNRはピークで+00dBまで上昇し且つ広範囲にOpenしている。おそらく相当数のJA局がコールしておりリターンの気配が全くしない.. 17時23分に7Z1SJ(Saudi Arabia)が-21dBで入感するも、イスラエルはBand NEWとなるので継続してコールし1時間半が経過..その後、DF直下でJT1BVをコールし始める局が現れ見えなくなりコールを停止。

18時半頃からはOD5ET(Lebanon)、9K2MU(Kuwait)、5B4VL(Cyprus)が入感しコールを開始するが、QSBがあり的を絞りきれない.. そうこうしていると4X1UN,4X1GA,4Z5ML,4X4MFなどイスラエルの各局が入感し、4X1UNを2回目のコールで、4X4MFを3回目のコールでリターンを得た。先ほどの苦労がウソのようであるが、Wkdできる時はこうしたものである..

その後、トルコのTA7OM,TA9Jが散発的に入感するもSNRは-20dB程度でありデコードが続かない。19時過ぎにUN9L(Kazakhstan)が-10dBで入感。SNRは+00dBまで上昇し20分後にリターンを得た。

19時36分には、SV1DH(Greece)が-18dBで入感し1stコールでリターンを得るも、その後、シーケンスが続かずフェードアウト。

21時半になって、本日、何度もスポット的に入感していたTA7OMのCQingを捉えてコールしたことろ1回目で「R-14」を受領。「73」は未受領ながら直ぐにeQSL/LoTWでCfmできた。

本日のBand NEWは、EU RussiaとGreeceの確認待ちを除いて2つ伸ばすことができた。その他にはUA0CGC(AS Russia)やいつも強力なSV9CVY(Crete)を確認。DXSACAPEによるとSU1SK(Egypt)が18時半頃から50.323MHzでQRVしていたようであるが気付かず。PSKFRepoterで伝搬状況を見ると以下のとおり。


<6/13>
午後15時25分頃から北欧のES6RQ(Estonia)、Z37CXY(Macedonia)をコールされている1エリア局を確認するもこちらでは入感しない。10分ほどしてES6RQが-16dBで入感。既に見えるだけで20局ほどのパイルアップとなっており10分ほどコールするもフェードアウト。16時前にSV7BVM(Greece)が-22dBで入感するもデコードは2回のみであった。ウクライナが数局見えるが、こちらではこれ以上の入感もなく終了。

<6/14>
朝8時過ぎにR0CK(AS Russia)が+6dBで強力に入感。QRZ.comによるとQTHはKhabarovsk(ハバロフスク)で距離的には1,500kmほどで、こちらからは沖縄よりも近い。Band NEWでありコールするもリターンは得られず30分ほどでQRTした様子。
9時半頃からKazakhstanの数局が入感し、未交信のUN7DBをコールするもリターンは得られずにフェードアウト。午前はこれで終了。

12時45分に4F2KWT(Philippines)が-11dBで入感。QRMで一旦見えなくなるが断続的にコールしリターンを得た。その後、CWをワッチしていると3W1T(Vietnam)が599で入感。SSBにQSYしたタイミングでコールしリターンを得た。1分間で4〜5局とQSOするスピード感は、聞いていても心地よい。

15時過ぎから1エリア局が北欧のHA,OZをコールされているのが見えるが、こちらでは入感しない。YL,SM,YO,LY,OMと次第にコールされるエンティティも増え始め、15時半になってLY2IJ(Lithuania),YO8WW(Romania)が入感。両局とも既にQSO済みなので他をワッチしているが見えてこない..

15時56分になって、いきなりYB2DX(Indonesia)のCQingが-10dBで入感。アンテナの方向も大きくずれているので一瞬"Fake"かと思ったが、コールしたところ「R-21」でリターンを得た。アンテナを真南に廻すも「73」を受領した時は、-26dBまで落ちていた。

その後、複数のYB局が入感し始めYB2TXをWkd。しかしながらヨーロッパ方面が気になるのでアンテナを北西に廻してワッチしていたところ、16時16分にようやくOZ1DJJ(Denmark)が-13dBで入感。その次のシーケンスでは一気に8局ものDX局がディスプレイに表示され慌てる..

SM,OZいずれもBand NEWであり、先ずは
CQを出していたSM6CMUをコール。直ぐにリターンがあり、この時のTx Freq(2315Hz)を軸として入感してくる局を次々とコールし、20分ほどで「73」未受領の2局を含め9局と交信。
その後、コンディションは下降し入感するヨーロッパも数局となり、17時20分頃に完全に見えなくなった。最初のQSOから1時間程度のオープンであったが、終わってみればQSOできたのは最初の20分間だけであった。因みにコンディションのピークと思われる頃に50.323MHzを覗くもDX局の入感はなく、試しに3回ほどCQを出すが空振りに終わった..

後からBand Activityをチェックすると、入感するも未交信に終わったヨーロッパ局を10局ほど確認。短時間のオープンでどの局にどれ程時間をかけるべきか
「選択と集中」により明暗が分かれることを実感。とは言え、本日はYBを含めBand NEWを4つ伸ばすことができた。




2020年6月11日木曜日

101. DX運用日誌(57)50MHz

<6/8>
昨日に続き16時頃から北欧のES6RQ(Estonia)が-20dBで入感しTx Freqを440Hzにセットしてコールを開始。暫くすると同じTx Freqの反対シーケンスで「ALC?」というメッセージを受信。怪訝に思うも、誤って設定を変えてしまいAFが歪んで高調波を出していないか設定をチェックするが特に変わりはない。以下、設定値等の備忘。

・PCのサウンド設定
 Sound Level:35%
 Enhancements:Disable
   立体音響:オフ
 ・JTDX
 TX Audio Level:-23.5dB
 Split Operation:Fake it

・送信出力
 Input:30W(TS990)
 Output:600W(ICPW1)
送信出力はCL6DXのバランの耐圧が搬送波連続では500Wなのでケーブル損出等を差し引いてこの程度に留めているが、正直FT8では先方局がデコードさえできていれば、500W〜1kWの出力差による違いは殆どないと考えている。

結局、どういう意図でメッセージを送られてきたのかは不明であるが、送信していたODD側の近接DFでDX局が出ており被っていたのかも知れない。
よく見ると他でも同じメッセージを送信しており、何故か同じシーケンスで2波同時にデコードできている.. 受信側起因かも知れないのでTS990のフィルタ設定などを点検する。


<6/9>
夜の19時30分にVU2CPL(India)が-14dBで入感。SNRは-07dBまで上昇しVU2GHOのCQも-16dBで入感し始めたのでBig Openかと思いきや、3分も経たないうちに両局ともこちらではデコードできなくなった.. こうした入感の特徴も50MHzならではかも知れない。この日はKL7やVKが入感していたようであるがヨーロッパのOpenはなかった。


<6/10>
19時過ぎに帰宅後、Band Activityをチェックすると16時20分にアフリカ中央部のTT8SN(Chad)がデコードできていた。アンテナは北西方向を向いていたものの、ピーク-14dBで入感し、初めて50MHzでアフリカ局を確認できた。

デコードできていたシーケンスは4回であり、パイルアップの状況からコールしていたとしてもQSOのチャンスは無かったと考えるが、取りあえずは入感したので次の機会を待ちたい。因みに同局は7/14MHzでChadをCfmさせてくれているので「相性の良い局」と思っておくことに.. 

21時20分になって中東のA41CK(Oman)が-05dBで強力に入感。しかしながらQSBが激しく直ぐにデコードレベル以下に沈んでしまう.. 少し経って再浮上するも2、3エリアまで広範に入感しているようでありリターンは得られない。20分ほどしてA65BR(U.A.E)を-20dBでデコード。こちらも直ぐに沈むので引き続きA41CKをコールしていたところ、5分ほどして-15dBまで向上してきたのを機にコール開始。3分ほどしてリターンを得られBand NEWを一つ増やせた。

その他にA45ZZ、A92GE、A92HKも入感。特にBahrainは22時半になっても強力に入感していた。この時間帯にヨーロッパ、アフリカまでパスが伸びてくれると助かるのだが..



2020年6月7日日曜日

100. DX運用日誌(56)50MHz

<6/1>
14時45分にOK1DO(Czech Republic)が-20dBで入感。それを機にヨーロッパ局が入感し始め、Band NEWとなるDK1MAX(Germany)とSP6NVN(Poland)をそれぞれWkdできた。

その後、OK1MRをコールし「R-15」のリターンを得るもシーケンスが続かない.. 15分ほど後に再度リターンがあるも結局「73」を未受領のまま終了。オープンから1時間ほど経過しフェードアウトし始めた頃になって4X4DK(Israel)を初めてデコードした。
本日入感した未Wkd局とそのSNR(Max)は以下のとおり;
------------------------
OK1DO/-20
EA3IAA/-14
SV2BXZ/-18
F6EQZ/-21
LY3W/-18
IK5PWQ/-17
4X4DK/-19
---------------------------

<6/4>
16時頃からUkraine局が複数入感しており、1630時になってLZ2PL(Bulgaria)を-20dBで確認。しかしながら直ぐにデコードレベル以下に沈んでしまう。16時55分になってIZ8CCW(Italy)が-23dBで入感し1stコールでリターンが得られた。その10分後、Finlandの3局が入感し始め、OH3SR、OH1LEUをWkdしBand NEWを一つ伸ばした。

17時28分になってEA6VQ(Balearic Islands)が-19dBで入感。3分ほどコールして「R-16」でリターンを得るも「73」が受領できない.. 「RR73」を3回送信後、再度「R-26」のリターンを得るがそれが最後のデコードとなった。

本日デコードしたヨーロッパ局とSNR(Max)は以下のとおり;
------------------------
LZ2PL/-20
OH7KM/-14
EA3GP/-16
SV9CVY/-19
OH0Z/-20
SV8CS/-17
------------------------


<6/6>
お昼頃から夕方までBY,BV,VR,9M,DUが入感しコールされている多くのJA局で賑わっている。14時頃には50MHzでは初めてYB1RUS(Indonesia)を-15dBで確認。16時前にも-5dBで強力に入感するも直ぐに見えなくなった。

15時頃ヨーロッパ局をコールされているJA局を確認。Wide Graphを見ながら混在していない(ように見える)2400Hz辺りにTx Freqを設定しAuto TXで待ち構えていると、7分後にLY2IJ(Lithuania)が-16dBで入感。直ぐにコールして「R-03」でリターンを得た。しかしながら先方のSNRは既に-24dBまで落ちており「73」を受領することなくそのまま沈んでしまう。

一旦諦めて入感してくるSlovenia、Italy局をコールし始めると、調子よくリターンがあり、そのうち先方からコールしてくる局も現れるなどコンディションは良いらしい。再びLY2IJが見え始めたのでコールし直ぐにリターンが得られ今回は「73」を受領できBand NEWを一つ増やした。

一方、初めてデコードしたES6RQ(Estonia)が-8dBまで上昇するもパイルアップが激しくチャンスを逸してしまった。

コンディションの良い状態は1時間足らずで終わり、オープンした地域は限定的であったものの、1回のオープンとしてはこれまでに最も多い10局のヨーロッパ局とQSOできた。



<6/7>
1430時頃から中東の9K,A6,OD(いずれもBand NEW)をコールされている1エリア局を確認するも、こちらでは入感してこない。
1450時頃からBahrainのA92HK、その後A92GEが入感。2局とも既にQSO済みなのでワッチしていると15時10分頃にPolandのSP4MPB、SP5GMMがそれれぞれ-13dBで入感。

双方のSNRをチェックしながら交互に20分ほどコールしているとG4RRA(England)のCQが-18dBで入感。Band NEWなのでこちらをコールするもデコードレベル以下に沈んで見えなくなる。

暫くワッチしながら再浮上するのを待っていると10分ほどしてCQシーケンスを捉えてコール。「R-07」のリターンを得たが、こちらから「RR73」を送るも次のシーケンスで何故か「-19」を返してくる.. この時、既にSNRは-26dBとギリギリであり、結局そのままフェードアウトしてしまった。

16時を過ぎた頃にHZ1BW(Saudi Arabia)が-16dBで入感。先方のDTが+1.2ほどズレていたので、こちらでマイナス補正をかけてコール。SNRは最大-08dBまで上昇するもなかなかリターンが得られない。
コール途中で何度かTx Freqの被りがないかチェックした際、見えているだけで20局ほどがコールされており、ピックアップされた局の半分ほどはこちらでは見えてない局であった。想像するに少なくとも30〜40局の局が一斉にコールしている状況が伺える。

30分近くコールを続けていたがSNRが下降してデコードできないシーケンスも増えてきたので、一旦送信を停止。時折、再浮上したタイミングでコールするもデコードが長続きしないので諦めていたところ、16時47分にようやく「R-16」でリターンを得た。次のシーケンスでなんとか「73」を受領した際、SNRは-25dBでギリギリであった。50MHzで久しぶりの長期戦であったがBand NEWを一つ伸ばせた。

その後、未WkdであるギリシャのSV1FJFのCQが-19dBで入感。4回コールするもCQを出し続けたままフェードアウト。またSV1PMRも-20dBでデコードするも一回限りであった。CreteのSV9CVYは長い時間安定して入感していた。


6月第1週目もコツコツと50MHzのBand NEWを増やした一方、リターンを得ても「73」未受領となるQSOも目立った。HFと異なり再トライできる機会が少ないことも50MHz DXの難易度が高い一因と考える。