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2021年9月4日土曜日

177. 8月のレビュー

●DX運用状況
50MHzのDXシーズンを終え、HFのコンディンションも夏枯れ時期のせいか芳しくなくアクティビティは低下したが、それでも幾つかのDX Peditionもあり、WARCバンドでのBand NEWの追いかけを中心にそれなりに楽しめた。アフリカ、カリブの主なQSOは以下のとおり;


●QSLカード来着
50MHzのBand NEWで
LoTW未対応局を中心にSAEを送付していたが、そのうち3局から返信が来た。

8月のBuro経由では、昨年50MHzでQSOしたドイツ局からのQSLカードが6通来ていたが、いずれも"Pse QSL"となっており、こちらからの送付に対する返答分ではなかった。
HFで比較的珍しいところでは、マリ共和国、パレスティナ、サンピエール・マカロン島などが来着。

QSLはDXCC用途以外では LoTW,eQSL,QRZ.COMなどの電子承認で事足りると考えているが、やはり苦労してWkdした相手局から手書きのQSLカードが届くと感慨深いものがある。一方、DX Peditionに多い4面フルカラーのQSLカードは豪華で見応えはあるものの、何故か未だに違和感を覚える。OQRSで$5〜で「購入した感」が残るからかもしれない。

●QSLカード作成
2018年に国内向け・海外向けにそれぞれ1,000枚づつ異なる印刷業者で作成したが、いよいよ在庫が枯渇してきたので今回は3,000枚を別の印刷業者に発注。
オモテ面、レポート面ともにオリジナルデザインで制作し且つ業者による校正無しとして単価は4円に抑えられた。
レポート面をPC/プリンターを用いた一括印刷を前提に白紙とすることも検討したが、QSLカード発行は50MHz DXを除いて、基本、先方からの請求ベースとしているので、発行数はそれほど多くなく、海外向けには手書きの方が趣きがあると考えてプリントすることに。QSOの大半を占める
FT8のレポート欄を記載して入稿。


●False Decode
6/3にキプロスとの初めての50MHz QSOとなった5B4AGNがCLUB LOGに反映されていないことに気づき、Screencopyを添付しメールにて照会したところ ”Not in Log" との返答であった。
2回目の「R-16」を受信した次のピリオドで「73」を受領したつもりであったが、このピリオドでは他のJA局をコールしていたらしく、またSNRは-24dBを表示しており "False Decode" であったと考える。
他のQSOでも同様のケースがあるため、SNRが-24dB前後の「73」シーケンス、特に少し時間が経ってからの受信には注意が必要であるが、今回のケースではQSOの流れ自体に違和感はなく、短いオープン時間でFalseを疑い再トライすることは困難であった。
この後、キプロスとは別の3局とQSO(いずれもLoTWでCfm)できているが、1エンティティ1局のワンチャンスであった場合、後になってこの"Not in Log"のシチュエーションとなるのは避けたいところである。


2020年9月10日木曜日

116. 50MHz DX QSL来着

7月に50MHz FT8でQSOしたTR8CA(Gabon)のQSLカードが来着。
既にLoTWとeQSLでCfmしていたが、50MHzでの1st Africa局であったのでSAEで請求することにし、8月3日にフランスのQSLマネージャー宛に投函。先方から8月25日の消印で9月4日に届いた。

こちらからは50MHzのQSOデータのみ記載して送付したが、先方からは他のBand/ModeのQSOが全て記載されていた。


LoTWでCfmできていなかったZ37CXY(Macedonia)は、OQRSで請求(€3/PayPal)したところ直ぐにLoTWに反映され、その後QSLカードが来着。

一方で、1st Europe局であるSV9CVY(Crete)は、コロナ禍の影響により未だギリシャ向けの航空便が取扱停止中であることからエアメールを手元においたままであり、同様に未CfmのHZ1BW(Saudi Arabia)、UK9AA(Uzbekistan)も航空便の取扱開始待ちの状態。

その他は、今後、Buro経由で来着すると考えるが、8月にBuro経由で届いたQSLカードのうちDXは僅かに6枚であった。ここにもコロナ禍の影響が出ている様子。


2020年3月31日火曜日

84. 3月のレビュー

●USBケーブル交換
RIGとPCを繋ぐUSBケーブルを交換。これまでは5m長のケーブルの両端にフェライトコア(ZCAT3035-21330)をそれぞれ4回ほど巻いて接続していたが、秋葉原で購入したバルク品であった為、品質に不安があった。
今回、amazonでアルミ箔シールドでフェライトコア付きのUSBケーブルを長さが異なるもの4本購入。併せて「ノイズフィルター機構付きUSBスタビライザー」というDAC関連商品(3.4K)も購入しUSBケーブル2.0m(RIG側)と1.0m(PC側)を挟んで設置。効果のほどは未だ判らないが、ノイズ低減のためにできることはとりあえず何でもやっておくことに。


●eQSLデザインの変更
eQSLのデザインを春バージョンに変更。季節毎にデザインを変えられるのもeQSLならでは。eQSLは来着した時に見るだけではあるが、NEWエンティティの局が定型フォーマットだとちょっと残念な気になる。。。QRZ.com / QRZCQ.comのPrimary Imageも併せて変更。


●ZD7MY QSL来着
ZD7MY(Saint Helena Island)からのQSLカードがe-mailでの事前照会とPostage振込から1.5ヶ月(消印は3/6)で来着。未確認(尻切れ)の7MHzの1st QSOもCfmされていた。
アクティビティの高さ故にQSLの請求数もかなりあると想像するが、同封されていたPostacardに手書きのコメントも寄せられておりgood correspondent のようである。



●WAS到着
LoTWから申請したWAS(Digital/FT8)が4週間ほどで到着。添付されていたFT8シールの貼る位置がよく判らないが、額装するか否かはWAZが到着してからの検討。



2020年1月13日月曜日

66. DX運用日誌(30)

<1/6>
早朝4時半前に7MHz FT8で北欧のTF8SM(Iceland)のCQが-20dBで入感。2回目のコールでこちらのTX FreqにQSYするパターンでリターンを得た。YouTubeの動画がシンプルで秀逸。



<1/7>
朝5時半過ぎに7MHz FT8でDX Pedition局 E44RU(Palestine)のQRVをDXSCPAEで確認。直ぐに
ワッチすると-20dB程度で入感しており、F/Hモードに設定してコール。4局ほど待ってリターンを得て7MHzでのBand NEWとなった。

<1/10>
帰宅後、19時過ぎに7MHz FT8でカリブのVP5/KM3T(Turks & Caicos Islands)が-22dBで入感。コールを試みるも何度もデコードレベル以下に沈み暫くしてフェードアウト。14MHz CWのQRVもSpotされているので、土日に注意してワッチすることにする。

<1/11>
5時半頃すぎに7MHz FT8で西アフリカの9G5AF(Ghana)のCQを-20dBで確認。DF198Hzに対して、374Hzでコールしてリターンを得た。直ぐにeQSLを受領でき、こちらからもデザインを冬バージョンに変えたeQSLを発行。


お昼12時過ぎに14MHz FT8でニュージーランド特別領のZL7DX(Chatham Islands)とW局とのQSOを確認。アンテナ方向がサイドにも関わらず-19dBでデコードできており、ビームを向けながら400Hz付近でコール。-11dB程度までSNが向上し、直ぐにリターンが得られてNEWエンティティ1Upとなった。

島の輪郭が少し千葉県に似ている。


<1/13>
朝6時半過ぎから14MHz カリブが開けており、FM(Martinique)、J79(Dominica)、J69(Saint Lucia)、P4(Aruba)、HI(Dominican Republic)が入感。その殆どがWkd B4であり様子見の状態であったが、14MHz
では未交信のJ69DSをFT4で確認し直ぐにコールしてリターンを得た。その後、FT8でP4/S50N、P4/S57AV を確認し何度もコールするもパイルアップによりあえなく終了...暫くするとHI3AAが-4dB程度で入感。SNがピーク+00dBまで達して猛パイルになっており、30分ほどコールするもピックアップされず、そのうちBY局のQRMの影響を受けてデコードできない状態となり、やむなくコール停止。20分ほどして、-19dBまで落ちていたものの再デコードできたのを機にDF(572Hz)の300Hz下でコールしてリターンを得た。QRZ.comによるとドミニカ(共和国)初のフルリモート運用局とのことであり、LoTWで直ぐにCfmすることができた。

昨日、50MHzで13時半頃からVK、ZLがオープンしていたことを後から知り、本日は、午前中の外出から早々に帰宅し13時前にワッチするとVK局の入感を確認。とりあえずデコードできた局から順にコールを開始し、50分ほどの間で6局とQSOできた。入感の仕方がHFとは異なり、他のJA局がコールされている「見えない局」が、いきなり-15dB程度でデコードできたり、数分で直ぐにデコードレベル以下に沈んでしまうなど、間隔が短く振幅が深いQSBの合間を縫ってQSOする感触であった。

 

この他、DX Pedition局のVK9NK(Norfolk Island)を14MHz、7MHzのFT8 F/HモードでWkd。結果、この3連休で16局とQSOしNEWエンティティは1Upに留まった。週末に7MHzで確認したVP5/KM3T(Turks & Caicos Islands)のQRV情報をpskreporterやDXSCAPEでこまめにチェックし、入感の可能性があるBand/時間帯をワッチしたが、確認することはできなかった。




2019年8月10日土曜日

32. FT8運用日誌(1)

FT8運用での気づき(デジタルモードではあるが感覚的な話)をDX局との交信状況と併せて日誌的に記録しておく。

<7/24>
WSJT-Xをインストールして4日間ほどは、パラメータ設定、動作の確認とQSOの様子を眺めていたが、14MHzでNewエンティティである3D2MP(Fiji Islands)をデコードしたことをきっかけに最初のQSOを行った。結局、この日は16局と交信したが、その中でようやく8J1RL(南極昭和基地)をWkd。その後もE44WE(Palestine)、4S6NCH(Sri Lanca)、TF5B(Iceland)と、初日で5つのNewを増やすことができた。


<7/25>
夜の21時頃から中近東、ヨーロッパが開けており、先ずはOD5ET(Lebanon)をWkd。その後、23時過ぎにV51DM(Namibia)とQSO。当初の数分間は+1,500Hzのスプリットで呼び続けていたがリターンが得られないため、一旦オンフレに戻してコールしたところ「R-06」でリターンがあった。
次のシーケンスでこちら側から自動送出する「RR73」でソフトウエアの「Log QSO」画面がポップアップするが、この動作でQSOが成立したものと安心してしまい、先方から「73」を受領したかどうかよく確認せずにQSYしてしまった。詰めの甘さは、まだまだ不慣れな証拠。

<7/26>
昨日に続き、14MHzで中近東からヨーロッパが良く入感しているので、試しにCQを出してみた。直ぐにポーランドからコールされて、その後、ロシア、ドイツと続く。またCQを出さずとも、最後のシーケンスを待たず、若しくは未だこちらがDX局を呼んでいる最中にコールされることも多々ある。こうした交信スタイルが普通のことなのかは不明である。
この日はZONE34のZ81D(South Sudan)とも交信でき、WAZ(MIX)完成まであと一つとなった。

<7/27>
夕方の7MHzで東海岸、カリブ、南米が開けている。Phone/CWでは中々QSO出来なかったCO(Cuba)と4局続けてQSO。その後、C6ADX(Bahamas)をWkd。直ぐにLoTWにUpしてくれた。この辺りのスピード感もFT8の特長。

<7/28>
●早朝、0454時に7X2TT(Algeria)をWkd & Cfm。続いてZD7MY(Saint Helena)とQSO。この時「R-18」のリターンがあったが「RR73」の受領未確認のまま終了。先方が送出していないのか、こちら側でデコードできていないだけなのかは不明。「RR73」「73」が未確認でもQSOが成立している場合もあるようだが、相手次第ではある。

●FT8開始後、4日間で立て続けにNewが増えるため(後になってビギナーズラックであったことを思い知るが..)、この土日は、Phone/CWは殆どワッチしなかった。また、深夜や早朝もよく入感しているため、ここ暫く寝不足気味が続いている。。。

<8/3>
お昼頃からオセアニアが開けておりVK9APX(Lord Howe Island)をWkd。
夕方には、50MHzでHong Kongが入感しVR2ZXPと1st 6m QSO。今季、6mでのEsマルチホップによるヨーロッパ方面のピークは過ぎており、いつもながら「もっと早くやっていれば良かった..」というところ。
19時頃から7MHzで北米の中西部、東海岸が入感し始めたので、LoTWのWAS Account を見ながら未交信州の「マス埋め」を開始。

<8/4>
日曜日の朝9時、WAZの最後の一つとなったZONE2のVY0ERC(Nunavut Canada)をWkd。同局は昨日にQRVを確認しており、また、朝方の真北方向でCY9Cが入感していたため、この時間帯にこの方面のパスがあると考えて、早くからビームを向けてワッチしていた。デコード確認後、2回ほどのコールでリターン。QSO後、最難関ZONE?のせいか、けっこうなパイルになっていた




<8/5>
早朝6時過ぎに5T5PA(Mauritania)をWkd。FT8運用開始時に初めてコールした局であったが「-11」のレポートを受領後「R-10」を送るも尻切れとなっていたので、今回、交信できて安堵。

<8/6>
FT8では多くのZS(South Africa)が見えてくる。この日、試しに見つけてはコールしていった結果、8局と交信できた。ZSに限らず、FT8では、A4、CO、HB9、TA、VUなどがアクティブな気がする。CO(Cuba)も複数局が同時にQRVしているのを何度も見かけるが他のカリブは確認できない。

<8/7>
CY9Cのペディション最終日。これまでCWでは微弱かつQSBでとても呼べる状態ではなく、FT8でも中々デコードできないため半ば諦めていたところ、20時前に帰宅してDXクラスターを見ると14.090MHz でスポットされており、かねてからの練習どおりF/Hモードに設定変更して呼んだところ2回ほどでリターンがあった。こちらから「-16」を送ると先方からは「R+06」が返ってきた。これは、先方が複数局同時に信号を送っているためと推察する。その後、CWでもQSOが出来た。CLUB LOGでQSOを確認してドネーションを含めてQSLを請求。


<8/8>
FT8は、ソフトウエアからログデータの連携が容易のせいかeQSL発行も盛ん。FT8運用開始後、複数のSWLからもレポートが寄せられてきたり、各局ともデザインに工夫を凝らしたカードが多いことから(Phone/CWで受領したQSLと比べると)、メンバーシップをBronze Member にアップグレードし新デザインのカード(夏バージョン)を作成した。もっとも、受領したQSLカードがDXCCでカウントされないので見て終わるだけだが。。。


<8/9>
当初、DXCC(MIX)におけるNewエンティティとLoTWで未だコンファームできていないエンティティを選んでコールしていたが、せっかくなのでFT8だけで、どの程度エンティティを伸ばせるのかを意識し運用を行った。実稼働ベース14日間の交信実績は以下のとおり。

この時期にNewエンティティを21も増やせたことは大きい。特に最初の4日間で、アフリカを含む14のNewエンティティとQSOできたのはビギナーズラックの感がある。
FT8での合計エンティティは120Wkdであり、夏場のコンディションでこの出来高からすれば、秋のDXシーズンに更に期待が高まる。

2018年8月11日土曜日

14.QSLカード類の額装

7月に実家に帰省した際、屋根裏部屋に保管してあった30年以上前のQSLカードや撮り溜めていた写真、海外放送局からベリカードとともに送られてきたペナントや切り絵など(小・中学生の頃に熱心に集めていた)を整理した。

高校生の頃を中心に交信した数千枚のカードを一枚一枚見ていると、すっかり忘れていた当時の記憶もよみがえり、感慨ひとしおであったが、おかげで丸一日を費やすことになった。

その中で、傷みが気になっていた50MHz/WACのアワードをそれぞれの大陸の代表的なQSLカードと一緒に額装することにした。

額縁はホームセンターで水彩用F8サイズを3つと、大圏図を飾るための同じシリーズのF4サイズ、そして無線局免許状を入れて掲出するための(電波法改正により免許状の掲出は不要となっているが)F6サイズの計5点を購入し、そのホームセンターの額装サービスを利用した。共通で用いた額装マット紙の規格はHB505。
以下、4つの額縁を書斎兼シャックに飾った写真。

 

大圏図(Great Circle Map)はローテーターでアンテナを廻す際、実際に見て参考にすることから、CQ誌に付いていた地図を原稿にして、カラーコピーと上質紙により大判の地図として仕上げた。

 

免許状の額縁に一緒に入れるアンテナの写真を急遽撮って、カラープリンタで印刷。下から見上げる構図は、実際の地上高(15mH)よりも高く見える気がする。