2022年3月29日火曜日

195. DX運用日誌(123)

 ●PJ5/SP9FIH・PJ5/SP9MQA (Sint Eustatius)on 15M / 17M
3/25の朝6時前にPJ5/SP9FIHが21.092MHz FT8で入感。DXペディション初日のようである。SNRは-21dB程度で信号は未だ不安定ながら、コール開始後6分で「-04」のリターンを得た。
続くピリオドが2連続でデコードできず「RR73」未受領となったが、PSKReporterでもこちらの信号を-2dBでデコードされており“In Log”の可能性は高い。しかしながら確証はないので再チャレンジすることに。
信号は次第に安定し始めてピークで5スロット/-10dB程度まで上昇。コールされている局も多いがマルチスロットで捌いているので、そのうちリターンがあると思いきや一向にリターンを得られずに3時間ほど経過してフェードアウト。
正午前にアップされたCLUBLOGを確認すると、最初のリターンで(2回も)”In Log”されていた。一旦 "In Log"した局は再びピックアップしないオペレーションであったかも知れず、結果オーライではあったが徒労感は否めない。

WW WPX Contest SSB開催中の3/27の朝9時前に同じペディションチームのPJ5/SP9MQAが18.075MHz CWでQRVしているのを確認。+2.5KHzでコールし直ぐにリターンを得た。
シント・ユースタティウス島は、3年前の7MHz FT8でのQSO以来となりBand NEWを二つ伸ばせた。

●VP5/AF3K(Turks & Caicos Islands)on 20M
3/25の正午前に14MHz FT8でW局に応答しているシーケンスをデコード。SNRは-15dB程度で主に北米局をピックアップしているが、DFの直下でW局が現れてデコードできない状態が続く。
暫くして再びデコードできたタイミングでコールしているとJA局へのリターンを確認。GL付きでコール再開したところで「-10」のリターンを得られた。
タークス・カイコス諸島は2年前のVP5Dとの7MHzでのQSO以来、2局目で14MHzはBand NEWとなった。

●D2EB(Angola)on 40M / 30M -ATNO-
3/27の朝の7時前にDXSCAPEでSPOTを確認。7.007MHzをワッチするとRST529程度で入感。+1.3KHzのスプリットでコール開始し3分後にリターンを得た。
同局はこれまでにも何度かSPOTを見かけるもタイミングが合わず、今回が初めての入感でNEW Entity(ATNO)を一つ伸ばせた。
3/29の朝は7時前に10.105MHz CWで入感。前回同様 1.3KHz Upでコールし難なくリターンを得た。








2022年3月23日水曜日

194. DX運用日誌(122)

3月の3連休(3/19-21)はハイバンドのコンディションが良くBand NEWを7つ伸ばすことができた。

●VP2MNI(Montserrat)& 
9Z4FE(Trinidad & Tobago)on 15M/SSB

3/19の朝9時過ぎに21MHz SSBをワッチしているとVP2MNIがJA局をさばいているのが聞こえる。信号はSメーター9まで振っており結構なパイルアップとなっていたが、JA1指定時にコールしてリターンを得た。モンセラトは14MHzに続いて同局とSSBで2度目のQSO。LoTWおよびPaper QSL未対応でDXCCでのCfmが厳しいため、気長に他局のQRVを待つこととする。
翌日も9時前から21MHzをワッチしていると9Z4FEが57-59で入感。1コールで難なくリターンが得られた。トリニダード・トバゴは、これまで6局とのQSOが全てがFT8で今回、初めてSSBでのQSOとなった。

●5N/KE5GUR(Nigeria) on 40M
3/19の朝6時前に7MHz FT8 で入感。昨晩から降り続いている雨の影響かアンテナのSWR値が高く、その調整をしているうちにフェードアウト。
翌日も6時前から同局を狙って待機していると6時半に-16dBで入感。3分ほどデコードできない状況が続いたが、先方がDFを2900Hzに移ってからコンスタントに見え始めた。DFが高いので近接でのQRV(被り)も少ないと思いきや、直ぐに被り始めデコードできないピリオドも出始める。
コール開始後15分後に「R-14」のリターンシーケンスをデコード。しかし、これは直ぐに False decodeと判明。Tx2に戻して再送信するが、その後もFalse decodeが続く.. FT8 Decordingのパラメータをシビアな設定にしている状態で、DF付近で被りがあるとFalse decodeを引き起こし易い。特にJTDXの”NEW DXCC”(=Notificationsでレッドバー表示)をコールしている時にその傾向が伺える。
その後、2分ほどして再度「R-09」のレッドバー表示。これもFalse かと思いきや Hint decoderに依存しない(*が付かない)デコード、即ちホンモノのリターンであった。次のシーケンスでは「73」をデコードできず「RR73」を送り続けて3分後に「73」を受領した。ナイジェリアは3年前のCWでのQSO以来、2局目となりFT8では初めてのWkdとなった。


●HR5/F2JD(Honduras) & C6ACB(Bahamas) on 10M
3/20の午前中もHigh Bandのコンディション特にカリブ方面が良好であり、ホンジュラスからアクティブにQRVしているHR5/F2JDを28MHz FT4でWkd。その後、FT8に移るとバハマのC6ACBが-16dBで入感。パイルにはなっていたが数コールでリターンを得られた。


●TO3Z(Guadeloupe) on 15M
3/21の朝6時前に21.140MHz FT4で入感。
同時にZF2RJも入感している。この時間帯から15Mでカリブが開けているのは驚き。途中、デコードレベル以下に落ちたためZF2RJをコールしていると再浮上。コール開始後3分ほどでリターンを得た。


●EY8MM(Tajikistan) on 10M
3月に入り同局を28MHz FT8で随分と見かけ且つコールしてきたが、いつもパイルアップが激しく、またQRVの時間も比較的短いためBand NEWのチャンスを逃してきた。3/21の15時過ぎにも入感がありコールを開始するも、50MHzの9M6NAのQRVが気になるので一旦離れることに。
10分ほどして戻り、1516時からコール再開。祝日のせいか見えているだけで40局ほどのJA局がコールされている。一昨年、昨年と50MHzで入感した際もこれほどのパイルにはならなかったように思うが.. あまり期待せずに粛々とコールしていると20分程でようやくリターンが得られた。同局とはこれで6バンド目のQSOとなった。


●9M6NA(East Malaysia) on 6M
先週来、PSKReporterやDXSCAPEでQRVを確認するも、こちらでは入感しない状態が続いていた。JAからリモートで運用されておりBand NEWを一つ増やすチャンスではあるが、入感は西日本中心のように思える。1,7エリアでもQSOされているようであるが、地域差が大きいのかも知れない。
3/21も午後からSPOTを確認するも、相変わらずこちらではデコードできない。16時過ぎからHFのハイバンドと交互にワッチしていたところ、1649時に初めて-12dBでデコード。次のピリオドでは-23dBにまで下降したが、2コール目でリターンが得られ「73」もなんとか受領できた。このデコード以降、信号が再浮上することはなく、幸運にも恵まれたようである。


QSO後、同局をコールされているJA局は全く見えない。暫くするとサモアの5W1SAのCQシーケンスが見え始めてSNRはピーク-12dBで入感。しかしながらピックアップする様子もなくコールされている局も疎らであった。この時間帯のオープンは特に地域差が大きいようである。



2022年3月18日金曜日

193. KP1の導入

アンテナとリニアアンプの保護目的で工人舎のデジタルパワーメーター KP1 を導入。概要を纏めておく。

<背景>
昨年秋のVERSA Beamのトラブル(=コントローラケーブルの一部断線によりAEU内のリレー回路が動作せず 7/10MHzでSWR値が無限大)以降、送信時はリニアアンプの内蔵チューナーはスルーにして、リニアアンプのSWRメーターでアンテナ〜リニア間のSWR値を監視しているが、1月下旬の降雪時、エレメントに付着した雪の影響で7MHzのディップ点が200KHzほど下がり、7.074MHzでのSWR値が無限大となっていた。
その際、もしFT8のリモート運用をしていたら、気づかずにAEU(Ra)の内部回路を焼損するリスクがあった。
また過去にコモンモードフィルターのコネクタ接触不良によりリニアアンプのSWRメーターが異常値を示したことから、アンテナ固有のSWR値を常に確認できる状態が望ましく、更にKA1コントローラーでアンテナのSWR値を調整する際、小さいアナログメーターではディップ点を探るのが不便であった。

上記のはいずれもKP1の機能で解消できることが判り導入を決めた。
アンテナのSWR値が何らかの理由で悪化した場合、リニアアンプを自動停止することができる。結果、バンド切り替え時のエレメント伸縮中に誤って送信した場合のプロテクションにもなる。
リニアアンプから見てフィルター類を通過した後に本機を繋ぐことで、アンテナ固有(同軸ケーブルを含む近似値)のSWR値を測定できる。
SWR値は小数点以下3桁のデジタルで表示されるので、エレメント伸縮によるディップ点が探り易い。

<構成・配線>
KP1を追加した全体の構成・配線は下図のとおり。


本体の背面パネルにあるRCA端子
<TX GND>をTS990のACCソケットの#4(MKE端子)に繋ぎ、もう一方の<RELAY IN>はこの#4とFTCを経由し接続していたIC-PW1のACCソケットの#3(SEND端子)に繋ぐ。
通常、本体内部で接続されているこのラインが、任意に設定したSWRの閾値(例 2.0)を超過した際にオープンとなる仕組み。この場合、エキサイターが送信状態にあってもリニアアンプがスタンバイ(スルー)状態となり、結果、アンテナに供給される電力はエキサイターの出力(最大25W程度)に留まる。
ケーブルは各ACCソケットからではなく、FTC側のDsub(15P)コネクタから分岐することにした。

<動作確認>
SWRプロテクトの閾値を2.0に設定し、送信状態のままKA1コントローラーでエレメントを伸縮しSWR値を変化させいくと、下図のとおり閾値を超えるとプロテクトランプが点火してリニアアンプがスタンバイ状態となった。
KP1は上記の特長以外にもRFピックアップ部分と本体を分離できることや大型クロスメーターにより視野性が高いことなどユーザーの使い勝手に工夫がみられる。できれば50MHzまで測定したいところだが、HFでのハイパワー運用をコンセプトに開発された製品であろう。
筐体は思っていた以上に大きく、TS990の上に配置してみたが少々バランスが悪い.. 部屋にはなるべく無線機材は置かずシンプルなレイアウトを心がけているが、KP1の設置でまた一歩『シャック』に近づいた。なお、世界的な半導体部品不足の影響か、発注から納品までに1ヶ月ほどかかった。

2022年3月17日木曜日

192. DX運用日誌(121)

●50MHz DXing
2月に続き3月に入ってからも、ほぼ毎日のようにオセアニアがオープンしており、西日本では中東のクエートやインド洋のモーリシャスなども入感している様子。
3/14は、本州でも午前中の時間帯にアルゼンチンが入感したようであり、翌日は11時過ぎからアンテナを東方向に向けて待ち構えていると1118時にNH6Yを-19dBでデコード。今年初めてのハワイ入感であったが、夏場のEsではなく F2かTEPもしくはその混成による伝搬かと思うと感慨深い。

<3/15> E51WL(North Cook Islands
)/ ZL7DX(Chatham Islands)
1145時頃からFK8CPのCQ WI(West Indies ?)が-2dBで入感。その後、PSKReporterをチェックしていると、正午の時点で、E51WL,ZL7DX,FO5QGといずれもBand NEWとなる局がJA局をデコードしていることを確認。但しこちらでは未だ入感はない。

12時過ぎから入感し始めたFK8GXをコールしていると、1207時にE51WLが-17dBで入感。直ぐに切り替えてコールするも3回目のデコード以降見えなくなる。
20分程してPSKReporterでFT4でのQRVを確認し、50.318MHzをワッチすると-12dBで入感。一旦、デコードレベル以下に沈むが、再浮上を待ちながらコールしていると6コール目に「R+07」でリターンが得られた。FT4/FT8を何度か切り替えながらの運用のようであった。


13時過ぎからFK8HMを50.318MHz FT4でコールし1325時にQSO。その後50.313MHzに戻るとFO5QBが-18dBで入感しており、急ぎコールするも出遅れた感は否めない。程なくしてデコードレベル以下に沈み再浮上を期待してコールを続けていると、odd側でZL7DXをコールする複数のJA局を確認。どちらをコールすべきか悩ましいところではあったが、昨年から追いかけ続けているZL7DXを選択することに。

13時半過ぎから2500Hz辺りでコール開始。SNRはピークで-9dBと強力且つ安定して入感しており、全国規模で広範囲にオープンしているようである。ピックアップされたJA局のDFを参考に何度かQSYしながらコールするもリターンを得られる気配がしない.. 
昨年の1月に入感した際は、オープン(QRV)していた時間が30分にも満たなかったことから、次第に気持ちは焦るものの、ここまでパイルアップが大きくなるとクジ運に頼るしかない。
そのうちに同じeven側のDFでZL局がQRVし始め、次第にSNRが低下しデコードできないシーケンスが続く。このままフェードアウトか..と半ば諦めかけていたが、1403時にようやくリターンが得られ次のシーケンスで無事「73」を受領できた。QSO後は再び安定して入感しSNRは最大+1dBまで上昇。こちらでの最終デコードは16時半であり、終わってみれば約3時間も入感が続き、多くのJA局にチャタム諸島をサービスしてくれた。


<3/16> 5W1SA(Samoa)
17時半過ぎに帰宅してPCのモニターを見るとBand NEWとなる5W1SA(Samoa)がQRVしているのを確認。1730時のCQシーケンスが最初のデコードであり、SNRは-10dB前後で安定して入感。1エリアを中心に2-7エリアまでピックアップしていることから、昨日のZL7DX同様、激しいパイルアップが想像できる。オペレーションは円滑で粛々とQSOが進み、300-2900Hz辺りまで広範に拾っており、
途中、何度か被りがないか(見える範囲で)チェックしながらDFを変えてコールしていると20分程でリターンを得られた。その後も安定して入感が続き、こちらでの最終デコードは1830時。ちょうど1時間のオープンであった。

●PJ7AA(Sint Maarten)on 15M
3/17の0645時に21MHz FT8でQRVを確認。既にパイルアップになっておりコール開始するも何故か同一局へのリポート再送が多く、遅々としてQSOが進んでいない様子..
0712時に21.090MHz F/H の告知があり、直ぐにQSYして1150Hzに陣取ってコール開始。今回はDFを変えないことに決めてコールを続けるも、18分ほど経ってもリターンが得られないので、他局との被りがないかチェックするため一旦送信を停止。その次のシーケンスでリターンがあり、次いで「73」を受領。
その後、9時頃にQRTするまで2-3スロットで良好に入感していた。




2022年3月12日土曜日

191. DX運用日誌(120)

●3V8SS(Tunisia)on 17M
2/24の16時前に18MHz FT8で入感。同局は昨年8月にWkdできたと思っていたが、結果はNot in Logで今回は再チャレンジ。パイルアップが激しく且つDTが不安定であったが、コール開始後5分程で「R-14」のリターンを得た。しかし次のピリオドではDF近接でCQを出し始めたJA局の信号に抑圧されてデコードできない状態となる。
再度デコードした時は既に他局に移っていたが、タイミング的には「73」が送出されている可能性もあるので静観することに。数日後、LoTW反映が確認でき、ようやくチェニジアをCfmすることができた。

●3X2021(Guinea)on 17M
2/25の18時過ぎに18.905MHz/FT4で入感。運用はMSHVであり、デコード時は2〜3スロットで入感するも、一旦、デコードレベル以下に沈むと暫くは見えない状況が続く。18時半にデコードした後5回目のコールで「R+03」を受領し Online streamingでもIn Logを確認できた。その後コンディションは上昇し3スロットで安定して入感。同局とは14/21MHzに続き3バンド目のQSOとなった。

●4U1UN( United Nations HQ)on 12M
3/4の7時過ぎに24.911MHz F/HでのQRVを確認するもこちらでの入感はない。7時半頃に初めて-18dBでデコードするが1回限り。8時を過ぎてようやく2〜4スロットで入感。既にコールされているJA局は40局程見えており、1000〜2800Hz辺りまでビッシリであったが、ちょうど1043Hz辺りが空いてたのでDFに設定してコール開始。6分ほどでリターンを得られた。

●6W7/ON4AVT(Senegal)on 20M -ATNO- 
3/4の17時半頃から14MHz FT8でWales局をコールしていると、6W7/ON4AVTをコールするJA局を確認。直ぐに送信を停止してワッチすると-15dBで入感。DFが比較的高いので2700Hz辺りでコール開始。暫くデコードできない状態が続いたが、DFを2499Hzに変更後、最初のコールでリターンを得た。その後、断続的に入感しJA局を中心にピックアップしていたが18時前にはフェードアウト。

翌日以降、CLUBLOGをチェックするが、何度かデータ更新されているものの Not found。試しにQSOの前後で「73」を受領されているJA局をチェックしても見当たらない。もしかして "pirate"では..との疑念が浮かぶも、メールで確認したところ直ぐに連絡があり ”I found you in my log” とのことで一安心。再度、月初からのデータをアップロードしてみるとの事で
3/8に無事確認でき、3X2021に続き今年2つ目のNEW Entity Wkdとなった。

●7Q7CT & 7Q6M(Malawi)on 10M
3/5の15時半頃に28MHz FT8 をワッチすると7Q7CTをコールするJA局でパイルアップになっている。アンテナをショートパス方向に向けて待っていると16時前に入感。SNRは-18dB前後でデコードできないシーケンスも目立つ。
デコードできたタイミングでコールしていると16時過ぎに「R-09」でリターンを得た。-22dBと弱いものの無事「73」を受領。
3/11の17時半前に28.002MHz CWで7Q6MのQRVを確認。ショートパス方向にアンテナを振るとRST559〜579で良好に入感。
+2〜3KHzUp辺りで結構なパイルアップになっており、+4KHzでコールしていると5分ほどでリターンを得た。同局とは2020年11月に7MHzでのQSO以来、28MHz CWでは初めて。

●EP2C (Iran) on 17M
3/11の20時半前に18MHz FT8でQRVを確認。アンテナをショートパス方向に向けると-10dBで入感。10局ほどコールする局が見える中、珍しくワンコールでリターンが得られた。18MHzでのイランはBand NEWとなった。


2022年3月2日水曜日

190. 1-2月のレビュー

<サマリー>
今年は年初から9バンドによる運用を開始したこともあり、QSO数は昨年同期比で2.3倍に増大し、Wkdしたエンティティは138となった。過去分を含め同一バンド/モードでの重複QSOはしない前提でも、2ヶ月間で140エンティティ近くにまで達するようである。
Band NEWは、更に63エンティティを積み上げてDXCC ChallengeはWkdベースで1,389となった。

<エリア/バンド別状況>
リア別にQSO数を見るとヨーロッパが最も多く全体の3割を占め、続くオセアニアは50MHzでのDXオープンの影響で増加した。アフリカは2つのDXペディションによるマルチバンドでのQSOにより計37QSOとなったアフリカのエンティティ内訳は以下のとおり;

バンド別ではWARCバンドを中心にBand NEW局をコールする中で、他のDX局からコールされる機会も多く、特にハイバンドで
のQSO数が増えた。

50MHzについては、2月中旬から連日オセアニアが入感。毎回 ”QSO B4"が大半を占める状況ではあったが、未交信局を見つけてはコールするスタイルで交信局数が増えた。また冬場のこの時期にBand NEW(Fiji)を一つ伸ばせたのは幸運であった。
QSOはFT8に限らず、SSBでも複数の局と59+でQSOができるほどコンディションの上昇が見られ、伝搬は異なるが沖縄方面では既にアルゼンチン、ブラジルとのQSOができているようである。午前中の28MHzでは南米が強力に入感している日が続いており、今後のDX入感に期待したい。