2020年2月29日土曜日

77. DX運用日誌(38)

<2/24>
西アフリカのDXpedition局 TU5PCT(Cote d'Ivoire)狙いで、週末に入感した同じ時間帯をワッチ。朝6時台では7MHzでのQRVはなかったものの7時過ぎに14MHzで同局をコールするJA局を確認し、7時10分頃に-21dBで入感。10分ほどコールするもMSHVモードのためかSNRが低くデコードレベル以下に沈んだため一旦、送信を停止してシグナルが向上するのを待つことに。
8時前に改めて入感しコールを再開すると5回目に「R-16」でリターンを得られた。先方からの「73」は期待していなかったが無事「RR73」を受領。SNRは-25dBでぎりぎりのところでのWkdであった。


<2/27>
今週明けからQRVを開始したDXpedtion局VP8PJ(South Orkney Islands)をDXSCAPEを頼りにワッチするも、本日までCW、FT8とも全く入感しない。地理的にもJAとのPathは容易ではなく、チャンスがあると思っていた14MHz FT8 は今のところ運用されていないようであり、夕方の7MHz CW、
FT8で何局かのJA局がQSOされているが、帰宅した時間ではピークを過ぎているのか、そもそもRDPではゲイン不足なのかも知れず、18時半頃に一度だけデコードできたがそれきりであった。今後の14MHzに期待したい。


<2/29>
TU5PCTのPedition終盤、7MHzでの再チャレンジに向け早朝4時前からワッチしていると4時過ぎにアフリカ北東部のJ28PJ(Djibouti)が-17dBで入感。DFは285Hzと低く100Hzほど上でコールして直ぐにリターンを得られた。その後、SNRは-5dBまで向上し30分ほど入感していたが程なくして見えなくなった。今回も早期発見が奏功し、TU5PCTに続き今週2つ目のNEWエンティティWkdとなった。

夕方、16時半頃に7.010HMz CWでVP8PJがRST419程度で入感。時折、浮き上がるタイミングでコールするもパイルが激しく、またオンフレでチューニングを取り始める複数の局や短点を打ち続ける局がいたりするなど、何となく嫌な雰囲気のまま1時間半が過ぎて明確なリターンを得られないままフェードアウト。ようやく参戦できたもののやはり厳しい状況であった。19時半頃には7.056MHz FT8でQRVを確認。10局ほどのJA局がコールされているが、こちらでは全くデコードできず、またリターンがあった局も最初のシーケンスに戻ってコールされていたり円滑にQSOが進んでいない様子。このPeditionについては、前途多難というよりも諦めムードが漂う週末となった。



2020年2月23日日曜日

76. DX運用日誌(37)

<2/18>
夜21時半過ぎに7MHz FT8で中央アジアのEY8MM(Tajikistan)が-11dBで入感。BY局との最終シーケンスから10分ほどコールするもQRTしたのか再び入感せず。その後5分ほどしてCQを出し始めたので再びコールし、数分後にリターンを得た。

Tajikistanは、旧ソ連からの独立国の中ではアクティビティが低いのか、過去14MHz CWでEY7AD1局のみQSOしているが未Cfmであった。今回、Band/ModeでのNEWとなり、直ぐにLoTWでCfmできた。


<2/22>
朝5時半頃に7MHz FT8で西アフリカの9G4AR(Ghana)のCQが-18dBで入感。1stコールでリターンを得た。Ghanaはこれで5局目となりLoTWでのCfmも直ぐに受領。


7時過ぎに14.068MHz FT8(F/H)でカリブのPJ4/NE9U(Bonaire)が入感。最大7スレッドで応答しておりパイルアップにはなっているもののスムースにQSOが進んでいる。
コールを開始して5分ほどでリターンを得るが先方からの「RR73」が受領できず、3回目の「R-11」送信後に自動停止。その状態で「Enable Tx」を押下するとピックアップ前のTx Freqに戻って送信を開始する動作を改めて確認。なお次のシーケンスで先方から「RR73」を受領したので再度コールする必要は無くなった。

夕方5時頃久しぶりに21MHzをワッチすると、8Q7HK(Maldives)、VK9NK(Norfolk Island)が良好に入感。両エンティティともBand/Mode NEWとなるためコールを開始し直ぐにリターンを得た。ハイバンドのコンディションが悪い中、RDPであってもこの地域辺
りまでは難なくQSOできるのはFT8ならではかも知れない。


<2/23>
早朝4時過ぎから7MHz FT8をワッチ。昨日に続き南アフリカの未交信をコールして4局QSO。結果、今週は南アフリカを9局をWkd。

5時を回った頃から14MHzで西アフリカのDXpedition局TU5PCT(Cote d'Ivoire)をコールするW局が見え始めるがこちらでは未だ入感してこない。

6時過ぎに7MHz FT8でTU5PCTをコールするJA局を確認。暫くワッチしていると6時18分にようやく-23dBで入感。Tx Freqを数分前に「RR73」を送信されていたJA局の周波数に設定しコールを開始したところ、4回目で「-24」のリターンを得た。しかしながらシーケンスが進まず「RR73」を受領できない.. 3回ほどリポートを繰り返すと再び「-24」のリターン。その後「R-19」を送り続け「RR73」を待っていると5分ほどして「-15」のリターンを得るが、やはり同様にシーケンスが進まない。

7時過ぎに仕切り直して「-19」(Tx2)でコールを再開。暫くして「R-09」ではなく何故か「-09」でリターンを得る。こちらから「R-24」を返すも先方からは「-20」が返ってくるのみ。他局へも「RR73」を返しているシーケンスが見当たらず、これ以上同じことを繰り返すのは無駄だろうと判断しコールを中止。多分 "Log In"されていると思いきや、後ほどCLUB LOGで確認すると"Not Found"であった。5回のリターンいずれも「R-**」ではないことから、この辺りに原因があると考える。

8時前頃に今度は14MHzのショートパスで-15dB程度で入感。MSHVモードで2局程度を同時にリターンしており「RR73」も返している。しかしながら激しいパイルアップによりリターンが得られない。8時半頃になって先方が一旦、QRXの後、再びCQを出し始めるが40局ほどコールしているJA局は全くピックアップされずCQを繰り返す。
HL局、W局を少し取り始めるが再びQRX。9時過ぎに改めてCQを出し始めSNは-03dBまで上昇するがそのままQRT。イレギュラーなオペレーションではあったが上手く対応できず残念な結果となった

10時過ぎに14MHz FT8で4W/JH2EUV(Timor-Leste)が-18dBで入感。アンテナを向けると最大-10dBまで上昇。DF(2587Hz)の100Hzほど上でコールし10分程して「R-13」でリターンを得た。しかしながらこちらからの「RR73」が受領されず
未完了となる。原因は信号強度の問題ではなく(シーケンスの途中から800WにQRO)Tx Freq付近での混信、或いはオンフレでのコールの影響と考える。リターン後に何度もシーケンスを繰り返すことはQSOを待っている他局に迷惑をかかるため避けたいが、こればかりは如何ともし難い。

地域的に伝搬は続いているであろうと思い、再トライすべくワッチしていたところ12時過ぎにVK局とQSOが入感。2回目のコールでリターンを得た。今回は、きっちりと「RR73」を受領できNEWエンティティ+1Upとなった。



2020年2月19日水曜日

75. WAZ・WAS申請

<WAZ申請>
2/4にZone34のSU8WRC(Egypt)が
LoTWにアップされ、3ヶ月ほど待ったがようやくLoTWによるWAZ申請が可能となったので手続きを開始。
現時点で申請できるカテゴリーはMixed、Digital、Digital(40M)であり、今回はDigital(40M)を選択。
Applicationメニューから入ってPart1〜3を入力。最後に$8をクレジット決済すると、LoTW Confirmation DATAがCQ Magazine社の CQ WAZ Award Manager に送付される。ここまでがLoTWでの手続き。
その翌日、 CQ WAZ Award Managerからメールが来着。発行費用$12をPayPalで振り込むよう連絡があり、振り込み終了後に再度メールで"Certificate Request"が送付されてきた。手続きはこれで完了で180日ほど待てば郵送されてくるようである。


<WAS完成・申請>
2/14の朝7時過ぎに14MHz FT8でN3ALG(DE/Delaware)が入感。直ぐにコールするもなかなかリターンが得られなかったところ、同じDEのKA3ZLSも入ってきた。両局交互にコールしていると、N3ALGからリターンがあり、暫くしてKA3ZLSもWkd。これでようやくWASが完成した。

DEはこれまでに見かけることが殆どなく、残り最後の1州になってからWkdするまで4ヶ月を要したことになる。
近隣のNJ、MD、VAはたまに見かけるので、単に運用局が少ない(アクティビティが低い)と思っていたが、今回、二局同時に入感したことから、DE周辺へのPathの問題かも知れない。

午後になってKA3ZLSがLoTWにアップしてくれたのを確認し、そのまま "Awards"メニューからDigital WAS(FT8)を申請。費用は$40とちょっと高い気もしたが、手間なく申請でき(手続きは2分で完了)USA本土から郵送されてくるので、価格相応と考えることにした。



2020年2月16日日曜日

74. DX運用日誌(36)

<2/15>
午後15時前に14MHz CWでDXpedition局5I5TT(Tanzania)がRST539程度で入感。2KHz Upでコールを開始し数局待ってコールバックを得た。その後、PalestineのDXpedition局E44CCがFT8(F/H)で入感。マルチスレッド送信のためかSNは-20dB程度と弱かったが、なんとか「-24」でリターンを得られ、次のシーケンスで「RR73」を受領できた。

16時半頃にアフリカの常連局であるZD7MY(Saint Helena Island)が-5dBで強力に入感。14MHzではFT8運用の開始当初にQSOしているものの「RR73」を受領せずに終了しており "Not in Log"の可能性もあるので、この機に再度コール。ほどなくしてリターンが得られ今回はきっちりと「RR73」を確認できた。

同局へのQSL請求は、Direct Only 且つ予めe-mailで確認するようQRZ.comで告知されている。しかしながら昨年11月に7MHzでQSOした際、e-mailを送ったまま未だ返事がこない状況なので、今回は念のために同じドメイン(gmail.com)のアドレスから送信。結果、数時間後には早くも以下の返信があった。前回の未返信はメールフィルター設定等の影響ではないかと考えるが今となっては不明。Postal Costsの金額はメールにも明記されていなかったため、とりあえず3GBP(¥430)を送金。

17時前に14MHz FT8で北アフリカの7X3WPL(Algeria)が-18dBで入感。数字から始まるプリフィックスは"Fake"であることが多かったので今回も疑ってしまったが、次のシーケンスも入感したため直ぐにコールしてリターンを得られた。

その後、ロングパスのヨーロッパでは、MI0OBC(Northern Ireland)、MW1CFN(Wales)をWKd。7MHzでは未交信のCubaを4局見かけたが、それぞれSNRは低くQSOは1局(CO6EAV)に留まった。

<2/16>
早朝4時過ぎから7MHzをワッチしていると7.090MHz FT8でSU1SK(Egypt)が入感。F/H運用かどうか不明であったが、DFが588Hzと低いためF/Hモードに設定しコール。
3回目でマルチスレッドによるリターンを得た。この時間帯コールするJA局は少なく早期発見が功を奏した。

6時前に5H4WZ(Tanzania)が14.047MHz FT4でスポットが上がっていたため、ワッチすると-16dB程度で入感。10分ほどコールするも何度もデコードレベル以下に落ちるので、一旦送信をストップして様子を見ていると1分ほどして「-15」のリターンを得た。直ぐに「R-18」を返すも「RR73」が受領できず、5回目にようやく-21dBで「RR73」を受領。FT4で-21dBのデコードは記録更新といったところ。

7時50分頃にカリブのTO7D(Guadeloupe)のスポットを確認し、7.090MHz FT8(F/H)をワッチすると、JAを中心に30局以上のパイルとなっている。先にピックアップされた局のTx Freq付近でコールするもリターンを得られず、BandScopeでなんとか1100Hz付近に空きを見つけてコール。途中、他局の被りがないか一旦送信をストップしてチェックしていると次のシーケンスで「-16」が返ってきた。最初のコールから約15分でのWkdとなり直ぐにLoTWでCfmできた。

午後13時過ぎに14MHz FT8でインド洋の3B8FA(Mauritius Island)が-18dBで入感。ロングパス方向にビームを向けると-13dBまで向上。3回程コールして「-06」のリターンを得た。


この土日、NEWエンティティのWkdは無かったものの、割と珍しいエンティティが並ぶ13QSO'sであった。

2020年2月14日金曜日

73. DX運用日誌(35)

<2/10>
朝5時過ぎに7.078MHz FT8(F/H)でE44CC(Palestine)のCQを-7dBで確認。3回ほどコールしてリターンを得た際にマルチスロット送信のためSNは-20dBまで低下。先のF/H運用のように「RR73」を受領できずタイムアウトしてしまうことを懸念したが、-15dBで「RR73」を受領できた。

その後、7MHzでBand NEWとなるGreenlandのOX3HIをWkd。その10分後、先日、14MHzでQSOした西アフリカの9G5GS(Ghana)をWkd。両局とも直ぐにLoTWでCfmできた。



<2/11>
朝8時前に7MHz FT8でTZ1CE(Mali)が-16dBで入感。コールを開始するもJAのみならずヨーロッパ、北米局へのリターンもあって猛烈なパイルとなっている様子.. DF802Hzに対して、2000Hz前後の局をピックアップしているようなので、その近辺でコールするがJA局へのリターンも少ない。そんな中で「リターンがあった !」 と思いきや "Fake Return" であった。このようなデコードエラーもあるのかと珍しいので記録しておく。同局は残念ながらそのままフェードアウトしてしまうが、DXNEWS.com によるとQRVは2/20までとのことなので次のチャンスに期待。

午後16時前から14MHz FT8 で中央アフリカのTN/UA9FGR(Rep. of the Congo)をコールするJA局を確認。この時間帯、ロングパス伝搬と思われビーム方向は正しいものの全くデコードできず。30分ほど経ってようやく-21dBで入感するもその一回限りであった。その後、15分ほどでコールするJA局も殆どいなくなった。

<2/13>
昨日よりウイルス性胃腸炎に罹り一日自宅で休養。無線はほどほどに..ということでもなく、DXpedition局を含め、普段あまり見かけないエンティティを幾つかWkdでき、終わってみれば1Day WACが完成していた。



<2/14>
TN/UA9FGRのQRV情報を集める中で、DXSCAPEのスポット状況からJAでは朝7-8時頃のショートパス若しくは夕方16時頃のロングパスでチャンスが巡ってくることが分かった。しかしながら、あいにくQRVの時間帯が噛み合わず、結果として2/11以降は全く「音沙汰なし」の状況であった。
本日は15時頃よりワッチを開始することができたので、14.085MHz F/Hの運用も想定し(今朝にW向けで運用)交互にチェックしながら「見つけ次第コールする」準備で構えていたところ、15時48分にNormal ModeでCroatia局への「RR73」シーケンスが-16dBで飛び込んできた。
同局は、2000Hz前後でコールする局をピックアップしている傾向があったため1931Hzでコール開始するも、DFが2234Hzと思ったよりも
高く、DFよりも高い周波数の方が良いのでは..と直感的に2447Hzに再設定しコール。それが奏効したのかは定かではないが、1局待って直ぐにリターンを得た。結果、2/11の1st デコードから数えて僅か5回目のデコードでリターンを得ることができNEWエンティティを一つ伸ばせた。同局はその後16時半頃まで入感していた。

14MHzはヨーロッパ向けのロングパスも良好であり、UKエリアを含め広範に入感しており、珍しいところでは9H5TB(Malta)をWkdできた。一方、20時過ぎに7MHz FT8でカリブのFS4WBS(Saint Martin)が-16dBで入感するも直ぐにパイルアップとなり、1時間ほどトライしたがリターンの気配もなくフェードアウト気味になってきたことから諦めることに..7MHzの力不足はやはり否めない結果となった。
 




2020年2月9日日曜日

72. DX運用日誌(34)

<2/8>
朝6時過ぎに7 .009MHz CWで東アフリカのDXpediton局5H4WZ(Tanzania/Pemba Island)がRST539程度で入感。+1KHzのスプリットで数回コールしてリターンを得た。現在、同じTanzaniaでPedition中の5I4ZZ(Italian DXpedition Team)とは別チーム。

その後、6時半前に14MHz FT8でカリブのV31VP(Belize)のCQを-20dBで確認。直ぐにコールするがオンフレでW局がQRVし始めデコードできない状況となり、W局の送信停止後、再度コールしリターンを得た。

8時20分過ぎには、7.078MHz FT8(F/H)で
5H4WZが再び入感。デコードレベルぎりぎりであり10分程して-21dBで再浮上した時点で2100Hzでコールし直ぐにリターンを得た。しかしながら先方からの「RR73」を受領できないまま710Hzで「R-24」のシーケンスを2回繰り返し、3回目に410HzにQSYしてコールしたところで送信ストップ。

最初のリターンから3回目の「R-24」で送信がストップする動作については、WSJT-Xの”FT8 DXpedition Mode User Guide"に以下の記載を見つけた。

これまでWSJT-XでのF/H QSOでは最初のリターン後、3回目の「R***」送信することなく「RR73」を受領できていたため、この動作に気づくことはなかったと推察する。JTDXのF/Hモードも同様の機能が搭載(踏襲)されている前提だとすると、設定変更の余地はないと考える。なお、QSO自体はCLUBLOGでLog Inを確認できた。


午後13時に14MHz FT8でCE0YHO(Easter Island)のCQが-14dBで入感。DFより400Hzほど上でコールを開始し、途中何度かTx Freqを変えながら、9分後にこちらのTx FreqにQSYしリターンを得た。後からLoTWをチェックすると早々とCfmできていた。

15時過ぎから14MHzのロングパスでヨーロッパ・アフリカ方面をワッチしていると15時43分にSU1AS(Egypt)が-22dBで入感。コールを開始するが、オンフレでBY局がCQを出し始めそのまま交信を開始したので全くデコードできなくなり、やむなく断念した。


<2/9>
朝5時前から7MHz FT8をワッチすると西アフリカのV51MA(Namibia)をコールするEY8MM(Tajikistan)を確認。両者ともコールしたいところだが、Tajikistanは、Band NEWとなるので先にコール開始。しかしながらV51MAとのQSO後、DFの近接でJA局がQRVしていたためにマスキングされてデコードできない状態に.. 諦めてV51MAをコールしこちらはスムースにリターンを得た。

5時過ぎになって、7MHz CWで西アフリカのTZ1CE(Mali)の QRVをDXSCAPEで確認。但しこちらでは入感しない。同局は昨日も朝7時頃から1時間ほどコールしたがパイルアップが激しくQSOに至らなかった。
6時を回った頃からようやくRST419レベルで入感し始めたので、信号が上昇したタイミングでコールするも返ってくる気配がしない.. そうこうしているうちに国内QSOの混信によりいつの間にか見失ってしまい、DXSCAPE(WW)でQRVしている周波数を確認してワッチするも、信号が弱まりコール自体が困難なため、諦めて14MHz FT8に切り替える。
その後、7時半前に再びJA局によるスポットを確認し7.009MHzをワッチすると、ピークRST539で入感。コールしている局も少なく、+2Hzのスプリットで呼び始めて15分程してコールバックを得た。昨日から通算2時間以上を費やしたことになるが、久しぶりにCWでNEWエンティティをWkdできて満足。

午後、16時前に14MHz ロングパスでEK7PP(Armenia)のCQが-13dBで入感。何度かコールした後リターンを得た。Armeniaは複数局QSOしているが、未だLoTWでのCfmはできていないので期待したいところ。


2020年2月7日金曜日

71. DX運用日誌(33)

<2/5>
昨日に続き、夜の20時頃から7MHz FT8でTI9A(Cocos Island)が強力に入感し猛パイルになっているが、やはりCQを繰り返すなど違和感のあるオペレーションが伺える。
昨日のように8局同時にリターンを返すオペレーションが続けば、あっという間にパイルが解消すると思うが、設定の問題なのか受信環境なのかは不明。
その後、22時前に7.022MHz CWでQRVしていることをDX SCAPEで知り、ワッチするとQSBがあるもののピークRST539で入感。こちらもかなりのパイルアップになっていたが、スプリット幅を変えながらコールし続け5分ほど経ってリターンを得た。その際、ラストレターを"R"ではなく”I”で返してきたので、コールを打ち直して送り、改めてコールバックがあるが、QSBの谷間に入って肝心のラストレターの訂正が出来ていたかどうかは不明。Webでの確認ができないようなので、OQRSでの確認を待つことにする。

<2/6>
朝の6時半過ぎに14MHz FT8でTO3FM(Martinique)のCQが3500Hzで入感。DFの200Hzほど下でコールし直ぐにリターンを得たが、QSBが激しく「RR73」を確認できず再トライ。改めてリターンを得た時のSNは-26dBであり、JTDXではこのレベルの信号でもデコードできるようである。後ほどOQRS、LoTWともに直ぐにアップしていただきCfmできた。


その後、8時前に7.056MHz FT8(F/H)でDX Pedition局 5I4ZZ(Tanzania)のQRVを知りワッチ開始。既にJA局で帯域中が埋め尽くされた感があり、見えないヨーロッパ局もピックアップされていることから、かなりの時間を要するものと覚悟したが、テンポ良く2〜3局に応答するオペレーションが続き、またバンド幅全域にわたってピックアップする傾向が見られたことから、先にピックアップされたJA局の空いたTx Freqでコールするパターンを4回ほど繰り返しているうちリターンを得た。コール開始から20分程であったが、WSJT-Xと比べて遠慮がちに「RED」が灯るので、よそ見しているうちにリターンが得られ、気合を入れていた割にはあっけない幕引きとなった。

夕方になって、7MHz FT8でカリブのV31YN(Belize)が-20dBで入感。コール3回目で「-01」のリターンを得た。その後、18時30分前にHR5/F2JD(Honduras)の CQが-12dB
で入感。Easyと思いきや中々リターンが得られず、結局は、先にピックアップされたJA局のTx Freqの50Hzほど上にQSY。最初のコールから15分ほど経ってようやくリターンを得た。

19時頃に再び
TI9AのFT8オペレーションをワッチしていると、今回は3〜5局に同時に応答するパターンが長く続いており、多くの局がWkdできているようである。ここ数日のFT8運用についてDX SCAPEに心ないコメントが寄せられているのが残念である

<2/7>
朝5時頃から7MHz FT8をワッチするも、特にコールする局は見当たらず、5時半頃に14MHzで北米方面のオープン状況を見に行くと、東アフリカの5Z4/G3AB(Kenya)が-18dBで入感。ビームをショートパス方向に向けるとピーク-6dBまで上昇。Band NEWとなるため直ぐにコールを開始するも「RRR」を送り続けるのみ。同局は7MHzでも同じような状況であったため、一旦、送信を中断し他局がピックアップされるのを待ってからコールを再開し、結果、最初のコールから10分後にリターンを得た。

その後、西アフリカの9G5GS(Ghana)がピーク-5dBで入感。EU局を中心にピックアップしていたがコール開始後、7分程してリターンを得た。

春のコンディションに移りつつあるのか早朝の14MHzでアフリカ大陸の西部から東部にかけて強力なPathがあれば(通勤前にQRVできるので)NEWエンティティへの期待が高まるが、常駐局が居たとしても、FT8のQRV有無に依存するだけに厳しい。夕方にはCanary Islandsで17局目となるAO8WRDもWkdしアフリカ勢として3局目。また、南太平洋 NauruでのDX Pedition局 C21PFを14MHzで、C21GWを7MHzで早々にWkdできた。