バージョンは、JTDX v2.1.0-rc147(MS Windows x64)であり、併せてJTAlertの最新版v2.15.8 もインストールした。なお、JT_Linkerは既存バージョンの設定変更で対応。
<背景>
WSJT-Xでのデコード時、入感局が画面表示されるまでの僅かな遅れが気になり始めていたことに加え、OM諸氏のブログを拝読するとJTDXとの比較において、デコード局数/率、SNRともにJTDXの方が一歩リードしているとの見解が多いことから、64bit版がリリースされたことを機に試してみることにした。
WSJT-Xでのデコード時、入感局が画面表示されるまでの僅かな遅れが気になり始めていたことに加え、OM諸氏のブログを拝読するとJTDXとの比較において、デコード局数/率、SNRともにJTDXの方が一歩リードしているとの見解が多いことから、64bit版がリリースされたことを機に試してみることにした。
<設定>
セッティングの内容と進め方はWSJT-Xとほぼ同じであるが、新たなパラメータもあり機能を確認しながら基本操作ができるところまではスムーズに完了。なお、Audio入力レベルが高すぎるのでPC側の設定も変更した。機能を一通りチェックする中で、JTAlertで表示されている「CQ局」以外はクリックしても"DX Call"に反映されなかったり、"Log QSO"をクリックすると”TCP Time up”とのメッセージが表示されるなどの不具合が見つかったが、試行錯誤しながらパラメータを再設定し解消できた。
悩みどころは"Notifications"であり、慣れ親しんだWSJT-Xの"background color"が再現できず、特にリターン時のみ赤色反転(レッドバー表示)することができないのは残念であるが、今後工夫することにし、とりあえずはシンプルな色調に設定した。
<比較・所感>
WSJT-Xで気になっていた表示遅延は改善され、一気に画面が進行する感覚に戻った。1回にデコードできる局数はこれまでのところ最大で40局程度であり、JTAlertの"Call singn Display"を4X9に広げても溢れてしまうシーケンスが少なからずある。WSJT-Xを同時起動させてリアルタイムで比較してもデコード局数が増加していることが判った。また、SNRについては、概ね3dBほど高い数値を示しているが、局によっては、WSJT-Xの方が良好な場合もあった。
操作性は、ワンクリックでTx Freqの変更、左右のデコード画面およびDX Callの消去ができるのは便利である。一方、画面構成がBand ActivityとRx Frequencyのシンメトリーで無くなったことには違和感があり、また、右側に操作ボタンが集中しているためBandを切り替える時に無意識にマウスを左側に持ってきてしまうなど、慣れるまでには少し時間がかかる気がするが、機能優先なので致し方無しというところ。
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