2021年3月29日月曜日

148. DX運用日誌(92)

<3/24>
●TZ4AM (Mali) on 20M
夕方17時30分頃に14.030MHz CWでSPOTが上がっているのを確認。ロングパス方向にアンテナを振ってワッチすると信号はピーク539程度で入感。+2KHzのスプリットでコールするも、ヨーロッパ局にもリターンを返しており結構なパイルアップとなっている様子。
暫くして一旦、QRXとなり、3分ほどしてQRV再開。+2.5KHz辺りで先にピックアップされたJA局の後に続いてコールしたところ1局待ってリターンを得た。
アフリカ北西部のマリ共和国は、同局と昨年11月に7MHz CWでQSO(ATNO)しており、今回14MHzではBand NEWとなった。

●A25RU (Botswana)on 20/15M
3/24の夕方17時過ぎに14.025MHz CWで入感。ロングパス伝搬で信号はピーク559程度で安定している。+1.4KHzのスプリットでコールして直ぐにリターンを得た。

翌日(3/25)の夕方17時過ぎには21.095MHz FT8(F/H)で入感。コールするも直ぐにデコードレベル以下に沈む。この数日、同じ時間帯で何度か21MHzでのQRVを確認するも、総じて信号は弱く Single Slot で数回デコードできる程度であった。
本日もこのままフェードアウトかと思いきや、19時15分頃から急にコンディションが上昇し3-5 Slotsで入感し始めた。こちらで見えているだけで20局ほどがコールされており、激しいパイルアップが想定されたが、コール開始7分後に「-20」でリターンを得た。
当初、送信DF(1669Hz)に留まる設定で「R-15」を返したが、先方から「-20」が繰り返されたため「Use hound TX Freq control」をOnにして3回目の送信は783HzにQSYし「R-15」を再送。次のシーケンスで「RR73」を受領できた。

これで当初の目標であった3BandでのQSOを終えた。


<3/28>
●V51WW(Namibia) on 40M
朝6時過ぎに7MHz FT8で入感。QSBによりデコードは不安定であったが4コール目でリターンを得た。西アフリカのナミビアは先週のV51DMに続いてのWkdとなった。

●6Y5PJ(Jamaica) on 20M
朝9時半前に14MHz FT8で入感。SNRは-16dBから下降傾向にあり8分後に「R-24」でリターンを得た時はこちらも-24dBとギリギリでWkd。14MHzでのジャマイカは昨年4月にQSOした6Y6STAYHOME 以来、約1年ぶりとなった。








2021年3月23日火曜日

147. DX運用日誌(91)

<3/20> V51DM (Namibia)on 40M
早朝5時前に7MHz FT8で入感。コール開始するも直ぐに見えなくなるが、10分ほどしてJA局へのリターンシーケンスを-7dBでデコード。DFを低めに設定しコールしたところ「R+04」のリターンを得た。
アフリカ南西部のナミビアは比較的アクティビティが高く、これまで6局とQSOできている。同局は14MHzに続いて2バンド目のQSOとなった。


<3/21> A25RU(Botswana)on 20M
早朝5時過ぎに北米局のSPOTにより14.095MzでのQRVを確認。この時間帯ではボツワナへの伝搬は厳しいと思いつつも、とりあえずアンテナをショートパス方向に廻してワッチ開始。暫くするとJA局がコールされ始めるのが見え
そのまま様子を伺っていると6時を回った頃からヨーロッパ局にリターンを返すシーケンスが-16dB程度で見え始める。
その後、コンディションが上昇し、Multi Slotsでヨーロッパ、北米および南米局にリターンを返し始めたのを機に、DTをマニュアル補正しコール開始。5分ほどした後で「-06」のリターンが得られ次のシーケンスで「RR73」を受領。ようやく2バンド目のWkdとなった。信号はこの時がピークのようであり、直ぐにデコードレベル以下に沈み再浮上することはなかった。


<3/22>
●5Z4WH(Keyna)on 20M

午後15時前に14MHz FT8で入感。伝搬はロングパス方向でSNRは-20dB前後と弱く、デコード状態は不安定であった。コールを開始し3分ほどしてデコードできない状態が続くため、一旦、送信を停止。その直後にリターンを得た。直ぐに送信を再開し3秒ほど空いたが、無事「73」を受領した。東アフリカのケニアはこれで4局目のQSOとなった。


●VK9CE(Cocos Keeling Islands)on 15M
夕方の17時過ぎに21.091MHz FT8(F/H)で入感。多い時は6 Slotsで返しており、何度かDFを変えながらコールし10分後にリターンを得た。前回の14MHzの時と同様、先方の指定するDFにQSYしない設定として次のシーケンスで「RR73」を受領。

翌日にはLoTWにUpされており、3Band、3ModeでのQSOをCfmできた。



2021年3月20日土曜日

146. DX運用日誌(90)

<3/18-19> VK9CE(Cocos Keeling Islands)on 20M
18日の朝9時過ぎから14MHz FT8で入感。既に結構なパイルアップになっていたが、昨日と同様15分ほどしてFT4に移行。その際、アンテナを3エレからRDPに切り替えたところSNRが向上しピーク+2dBで入感。World-Wideにオープンしているようで激しいパイルアップが続き1時間ほど断続的にコールするもリターンは得られずに終了。

夜の19時半過ぎに14.015MHz CWでQRVを確認。信号はピーク559程度で入感し20WPM以下のスローなキーイングでリターンを返している。パイルアップになり始めていたが、+1.6KHzのスプリットでコールし数局待ってコールバックを得た。入感から数分でのWkdとなり
午前中の「抽選もれ」の溜飲を下げた。

翌日、16時半頃から14.095MHz FT8で入感。ようやくF/Hモードでの運用となり、多い時は4Slotsでリターンを返している。昨日同様、アンテナをRDPに切り替えて15分ほどコールしたところで「+16」のリターンを得た。これでWkdと思いきや先方から次のシーケンスがなく、再トライとなる..
よく見ていると同様にピックアップした局に対してリポートの再送または「RR73」のいずれも返していないケースや同じ局に「RR73」を送信し続けるケースがあり、変則的なオペレーションなのかよく判らない。

先方は低いSNR値を返す傾向がある(SNR値の低い局をピックアップしている)ようにも見えるが、今回「+16」でリターンを得ているため、MaxdB設定による非表示の影響はないと考える。
こちらで採れる策として、念のため送信出力を絞ることとリターンを受けた際にDFに留まる設定(Use hound TX Freq controlをオフ)に変えてコール。ここからが長丁場となり、ワッチ開始から1時間経過した時点でようやくリターンを得た。DFはそのままで「R-06」を返して「RR73」を受領できた。


<3/19>
● ZS6JSI/TY (Benin)on 20M
朝6時半過ぎに14MHz FT8で同局をコールするVE局を確認。この時間帯、隣国のガーナ(9G)がよく入感しているがアンテナをショートパス方向に廻すも入感はない。暫くすると
複数のJA局がコールされ始め且つリターンを得られているので期待が高まる。
ようやくデコードできたのは1時間後であり、SNRも-21dBと低く且つ近隣局のQRMにマスキングされてデコードが続かない状況。
QRMが途切れた8時過ぎに再びデコードできたのを機にコールを再開。3分ほどして「R-10」のリターンを得て無事「73」を受領できた。その際SNRは-24dBとギリギリであり、それが最後となり再び浮上することはなかったことからワンチャンスを活かせたようである。

ベナン共和国からQRVしている同局は先月も運用を確認していたが、
クラスターにSPOTされることも少なく、今回、初めての入感でWkdできたのは幸運であった。一昨日のA25RUに続いてNEWエンティティ(ATNO)を一つ伸ばしLoTWでもCfmできた。




● A25RU(Botswana)on 20M -Not Wkd-
午後15時過ぎに14.095MHz FT8で入感。SNRは-20dBと低くSingle Slotでのリターンが目立つ。30分ほどしてコールして「-15」のリターンを得るもシーケンスが続かず再チャレンジとなる。その後、CQingを繰り返したり他局をピックアップするも「RR73」のシーケンスは少なくなりワッチ開始から1時間ほどしてフェードアウト。明日以降に期待したい。


●EP2LSH(Iran)on 20M
夜19時半過ぎに14MHz FT8で入感。
SNRは-20dB前後と弱く、主にヨーロッパ局をピックアップしている。アンテナをショートパス方向に向けてコールし15分ほどしてリターンを得た。同局は7MHzに次いで2バンド目のQSOとなった。






2021年3月18日木曜日

145. DX運用日誌(89)

<3/6>FK1TS(New Caledonia) on 6M -Decoded-
午後14時過ぎからVK4が入感。未交信の2局とQSOして暫くワッチしていると、同局をコールされているJA局を確認。当初こちらでは入感しなかったが、14時49分になって-21dBでデコード。50MHzで初めて目にするニューカレドニアであった
コールを開始するもデコードできないシーケンスが続き、暫くして信号が浮き上がりSNRは-13dBまで上昇。5分間ほどは安定して入感していたが、結果としてリターンは得られずそのままフェードアウト。先方まで信号は届いていたようなので次回のオープンに期待したい。



<3/17>
VK9CE(Cocos Keeling Islands) on 40M / 15M
深夜1時過ぎに7MHzをワッチすると同局が-9dBで入感。直ぐにコールするも積極的にピックアップしている様子はなく、暫くしてCQシーケンスをとらえるがGrid SquareがEJ65を示
している。調べてみるとこのロケーションは「コスタリカ」近くのCocos Island National Parkとなる..
ちょっと怪しいと思いつつもコールしていると、今度は、正しいグリッド(NH87)に修正したCQingとなり、ここからはスムースにピックアップを開始し30分ほどしてリターンを得た。
QRZ.comによると短期間でのDX Peditonのようである。ココス・キーリング諸島は、2019年に14MHz CWでQSOして以来であり、Band/Mode NEWとなった。
午後になって13時過ぎに21MHz FT8でQRVを確認。SNRはピークで+4dBまで上昇し、JA局を中心に激しいパイルアップなっている。Wide Graph上では250Hz-2800Hzまでびっしりの状態であり、QRMを避けつつ何度もQSYしながら1時間ほどコールするがリターンの気配がしてこない..
DX Peditionなので、そのうち F/Hモードに移行してくれることを期待したがノーマルQSOに終始し、14時15分頃に一旦見えなくなった。
暫く見えないためQRTかと思いつつも、21.091MHz(F/H)、21.140MHz(FT4)をチェックするとFT4でのシーケンスを確認。コールされているJA局は見当たらず、CQシーケンスの後でコールして直ぐにリターンを得た。普段、FT8に慣れているとFT4でのピックアップはとても効率的に感じられる。

●A25RU (Botswana)on 40M
Russian DXpedition Teamによる運用が3/15からスタート。ボツワナは南アフリカ(ZS)の北に位置し運用地点は国境に近くヨハネスブルクからは300kmもないことから伝搬的にはeasyだと考える。ここは確実にNEWエンティティ(ATNO)をおさえておきたいところ。
PSK Reporterをチェックしていると昨日から3.5MHz FT8を皮切りに複数のバンドでQRVしているようだが、何故かGrid SquareがKM08uf (ギリシャの辺り)を示しており、そのせいか当初DXクラスター上で pirateではないかとの書き込みが多かった。1日経ってマルチバンド且つ長時間に亘る運用が見て取れることから「ホンモノ」であることは間違いないが7/14MHzではQRVとオープン時間が噛み合わず、なかなか入感してこない。
早朝の7MHzに期待して4時過ぎからワッチしていると4時45分頃に7.015MHz CWで入感。短く深いQSBを伴いピークでRST539まで上昇。+1.6KHzでコールしたところ3分ほど経って"JA1AFI"でコールバック。QSBのボトムにありコール訂正を確認できないまま他局に移ってしまう.. 
5時を回って信号が上昇し始めた頃にコール再開。数分後に今度は"JA1AUR"を返してきた。何故か一回で取ってくれないが、コールを訂正した後で”TU”を受領。ようやく1Upとした。

6時過ぎには7.074MHz FT8で初めてデコード。SNRは-11dBと比較的高くチャンス到来と思いきや、7.056MHzのF/Hに移行しMulti SlotsとなりSNRが低下。デコードできるシーケンスが極端に少なくなりそのままフェードアウトした。この日は他バンドを含め再び入感することはなかった。

<3/18>
A25RU (Botswana)on 40M
昨日に続き早朝4時過ぎからワッチすると既に7.060MHz FT8でヨーロッパ局を中心に見えるだけ30局ほどがコールされており
暫くして-20dBで入感。コールを開始し5分後にSingle Slotでリターンを得るもSNRは-25dBとギリギリのところ。 案の定 "3 strikes you are out" ルールで再チャレンジとなった..
信号が上昇したタイミングで断続的にコール。15分ほどして2 Slots/-14dBでリターンが得られ今回は無事に「RR73」を受領できた。その後は安定して入感し続け7時半頃まで多くのJA局がQSOされていた。

●CU6AD (Azores)on 20M
朝5時前に14MHz FT8をワッチすると、未だ北米方面は開けておらず同局のCQingのみが見える。この時間帯にもショートパスで北大西洋地域への伝搬があるようである。