2023年2月27日月曜日

239. DX運用日誌(138)

●V26K(Antigua & Barbuda)on 12M
2/16の9時前に24MHz/FT8で入感。JA20局ほどがコールされている。SNRは-13dB程度で安定しており、345Hzあたりでコールしていると15分程でリターンを得た。
しかしながら次のシーケンスではSNRが-23dBに低下し「R-06」を2回再送された後に他局に移ってしまう..そのまま「RR73」を送り続けるもFalse decodeも発生したため仕切り直しすることに。

コールされているJA局は50局ほど見えており、混信を避けるため2,800Hz辺りの空きにDFを設定してコール再開。9分後に「R+03」でリターンが得られ今回はスムースに「73」を受領できた。


●3C3CA(Equatorial Guinea) on 10M
2/16の15時半頃よりPSKReporterで24MHz/FT8のQRVを確認。いつもよりも早い時間帯でありコールされているJA局が数局見えるがこちらに入感はない。

17時半前に
PSKReporterで28.085MHzのフラッグが立ったため、QSYしてワッチしていると-20dBで入感。デコードできたタイミングでコールしていると17:38に「R-13」でリターン。次のシーケンスは-22dBながら「73」を受領した。

28MHzでの入感は昨年12月以来であり、その旨をTwitterでやり取りしていると明日は24.923MHzでQRVしてくれるとの事。

翌日16時前からワッチすると既にコンスタントにJA局とのQSOが進んでいる様子が伺える。そのうちにSPOTが上がり30局ほどがコールされているが、こちらではWideGraph上にも光点は現れない。
18時頃までオペレーションが続くも、結局、入感することはなかった。

VK9WX(Willis Island)-ATNO-
昨年11月頃からSSBでのQRVを確認していたが、先週、50MHz/FT8でJA局がQSOされていたとの情報を踏まえPSKReporterを注視。

2/21の23時頃に28.085MHzでのQRVを確認。ワッチすると-18dBで入感しておりコールするもその直後に見えなくる。
PSKReporterをチェックすると28.074MHzにQSYしており、追いかけるも入感はなく今度は14MHzでフラッグが立っている。

14.074MHzをワッチすると-5dBで強力に入感。コール開始するも北米、EUをピックアップしておりJAへのリターンは僅か。またodd/even入れ替えて出てくるので、両サイドでコールする局で混乱状態となっている。
そのうち送信はeven側に落ち着くもQSOは遅々として進まない。0時を回り、DFの少し下にいた3D2USUがオンフレでCQを出し始めSNRは-16dBに低下。

コール開始して2時間が経過するも、ほぼ全地域からコールされており未だパイルアップは激しい。返しているレポートもマイナス一桁台のためリターンの可能性は極めて低いと考えコールを中止しこの日は終了。

2/23の09:45にPSKReporterで21.074MHzのQRVを確認。ワッチすると-10dBで入感しておりコール開始するもBY局のQRMに打ち消されてデコードできない状況となる。
PSKReprterをチェックしていると10時過ぎに24.911MHzでフラッグが立っておりワッチするも入感なし。
その後、今度は14.074MHzにQRVしているようでQSYすると-13dBで入感。直ぐにコールし3回目でリターン得た。
暫く様子をみているとピックアップしているのは、JA、ZL、VUであり時間的に北米、EUはオープンしておらず、今回はタイミングよくチャンスを活かせた様である。10:50には見えなくなりQRT(QSY)した様子。

ウイリス島は高校生の頃に50MHz/SSBでQSOしたVK9ZD以来であった。当時、どのような経緯でQSOしたのか今となっては思い出せない。



3B7M(Agalega and St Brandon)-ATNO-
スロバキアチームによるDXpedition。スタートが遅れ本日(2/26)がQRV初日となったようである。
15時過ぎにEU局のSPOTで21.091MHz/FT8のQRVを確認。ワッチするとYB局がコールしており、15時半を回った頃からJA局も5局ほどコールされているがこちらには入感はない。

16:12に-20dB/5スロットで初入感。しかしながら一度限りであり、20分程して-18dB/5スロットで入感するもこれも続かず。一応、コールしてみるがこの状況でリターンがあっても「RR73」まで辿り着くことが困難なため静観することに。

17時頃には、ダイヤル周波数を21.090MHzにシフトした様子であり、17時半過ぎに3スロットで入感。リターンを返しているDFが131Hz辺りで、その下方にスロットが広がっているかも知れないため、21.089MHzに修正。そのタイミングで「-02」でリターンを得た。DF:1,131Hzに対して2,154Hzで「R-20」を送信するも「RR73」は見えず終了。
この時のDFは一番低いところで1,011Hzであり、21.090MHzではDFが11Hzとなるためデコード出来ない可能性があった。

16時半頃には24.890MHz/CWで入感。信号は419程度なのでコールは控えて21MHz/FT8に専念。

18時にEU局により21.089MHzでのSPOTが上がりその10分後に再入感。リターンを返しているDFは989/1050/1109Hz。F/Hは外してノーマルモードでコールするもデコードできないシーケンスが続くため送信停止。

18:19に-17dB/6スロットで入感したのを機にコール再開。4コール目で「+06」でリターンを得た。続くピリオドは2~3スロットのデコードに留まり「RR73」が受領できなかったが、こちらからの「R-19」5回目でようやく「RR73」を受領した。


20時過ぎに24.895MHz/CWをワッチすると529程度で入感。主にEUをさばいているがEU指定でもないので、+10KHzあたりでコール開始。信号は上昇し始めてピークで579程度。10分ほど断続的にコールしている
とEUのピックアップが途切れた頃になってリターンを得た。

21時半過ぎには、21.005MHz/CWで529程度で入感。+10KHzでコール開始し3分程でリターンを得た。

21時過ぎに24.923MHz/FT8で入感するもFT8WWのDFと被るため暫くして24.922MHzにシフトした様子。
2スロットで主にEUをピックアップしており、JA局へのリターンがないため、本日はこれで終了。

セントブランドン岩礁はモーリシャスの北東に位置しVOACAPで見てもショートパスでの伝搬は良好であるが、初日にATNOを含め、2バンド3QSOできたのは幸運であった。
このペディション中、どれほどBand NEWを増やせるか期待したい。


2023年2月21日火曜日

238. DX運用日誌(137)

●FT8WW(Crozet Islands) on 4 bands
<2/13>
2/10からHFでの運用が再開されて以来、連日、21MHz/CWでのQRVを確認。
本日も20時過ぎに21.045MHzをワッチすると529程度で入感しておりQSBを伴って559程度まで上昇。
+3.5~8KHzで変則的にコールし50分ほどでリターンを得た。トライ3日目でようやくのWkdとなった。

<2/14>
19時半頃から21MHz/FT8で-10dB/4スロットで強力に入感。24.923MHz/FT8でのQRVを見込んで自動受信していたが、いつの間にかダイヤル周波数を変えてしまい23時半頃に気づいて合わせると既に激しいパイルになっている。 
EUを中心にさばいており、たまにJAをピックアップする程度で、SNRは-15dB/4スロットと強力であったが、00時を過ぎた頃から信号が弱まり、0時半頃にはフェードアウト。

<2/15>
20時半頃から21.045MHZ/CWでのQRVを確認後、昨日同様、24.923MHz/FT8で待ち構えていると22時半頃に5局ほどがコールされ始め、直ぐに
40局近くのJA局が見える。
こちらではWideGraph上にうっすらと見える程度であったが、15分後にようやく-20dBでデコード。
本日もEU、南米、北米と広範にピックアップしているが、こちらでは昨日よりもコンディションは悪く、デコードレベル以下に沈むシーケンスが目立つ。
23:15頃がピークとなり、-15dB/5スロット程度で入感するも暫くして突然のQRT。0時過ぎまで待機するが再入感はなく終了。

<2/18>
2/16~17も20時頃から深夜まで待機するも24MHzでのQRVは確認できなかったが、
本日は夕方の16:45にSPOTでQRVを確認。
24.923MHzを見に行くと-13dB/3スロットで入感しており、JAをメインにリターンを返している。
これまでにピックアップの傾向が見られたDF近辺でコール開始。SNRは-8dB/4スロットと強力になるが、激しいパイルアップでなかなか順番が回ってこない。コールすること1時間、何度かDFを変更したが、結局は最初のDF近辺に戻ったところでリターンを得た。

その後、20時を過ぎでも信号は強力であり、3時間以上に亘り24MHzをサービスしてくれていた。


<2/19>
11:45頃にSPOTで18MHz/FT8でのQRVを確認。ワッチするとコールされているJA局が30局ほど見えるが、あいにく外出と重なり一旦、離れる。

帰宅後、13時半頃からワッチすると-18dB/3スロットで入感。比較的高いDFに設定しコール開始し10分後に「R-03」のリターンを得た。「RR73」は未受領ながら、後ほどCLUBLOGでIn Logを確認。

夜になって20時前に24.891MHz/CWで入感。信号はQSBがあるもののピーク579と非常に強力。+18KHz近辺で被りがないかチェックしながらコール。40分ほどでリターンを得た。

<2/21>
19時半に公式Twitterアカウントで28MHz/FT8での初トライの告知を確認。直ぐに28.095MHzをワッチすると既に20局ほどがコールされており-10dB/3スロットで強力に入感。
こちらからは見えないEU局もピックアップしており、DF直下と2,650Hz辺りで被りがないかチェックしながらコール開始。幸運にも5分ほどで「R-08」のリターンを得た。

これにより現時点でQRVが可能(許可)されているHFバンド(10-28MHz)でQSOすることがで
きた。


●J8/AJ4YX(Saint Vincent) on 4 bands
<2/14>
DX World.netの記事によると PA2LO Gert氏が2/11~21の期間でセイントビンセント滞在中にQRVするとの情報。
本日、8時前に18.091MHz/FT8でのQRVを確認。ロングパス方向でワッチしていると08:00に-17dB/2スロットで入感。
直ぐにコールするもデコードレベル以下に沈む。5分ほどして-13dBで再入感してからは信号は安定しコール開始後14分でリターンを得た。

<2/16>
17時半過ぎに7MHz/FT8でのQRVとの情報を得てワッチすると17:52に-14dB程度で入感。信号は安定しており激しいパイルとなっている。
暫くコールしていると18時過ぎに7.065MHzへのQSYの告知があり、見に行くと国内のSSBの被りが強くデコードできない状況。
暫く待機し国内局がQSY(QRT)したため、-16dB/ 2スロットで入感。未だ激しいパイルにはなっていないようで6コール目にリターンを得た。

<2/17>
Twitterでの告知を踏まえ7時半前に24.920MHzをワッチ。既に何局かコール&QSOされているが、こちらではWideGraph上も全く見えない。試しにロングパス方向に向けるが同じであり暫く静観。次第にコールされる局が増えSPOTも上がり30局ほどがコールされている。
8時を過ぎた頃から、ようやくWideGraph上にうっすらと見え始め、8:20になって-19dB/2スロットで入感。
コール開始するもデコードレベル以下に沈むことが多く、WideGraphの光の濃淡を見ながら断続的にコールしていると、コール開始から13分後に「-08」でリターン。SNRは-24dBであったが、次のピリオドで何とか「RR73」を受領できた。

<2/18>
7時過ぎから28.085MHzをワッチ。5-10局ほどがコールされているがこちらには入感はなし。1時間ほどで24MHzに移るとのQSP。
9時前から28MHzでSSBを含め多くのカリブ(FM,FG,HI等)が入感しており、Twitterでやり取りする中、28MHzで15分ほど再トライしてみるとの事。しかしながら入感することはなかった。

<2/19>
8時前にTwitterで告知された28.093MHzをワッチすると既に10局ほどがコールされているがこちらには見えない。5分程して-20dBで初入感するも直ぐにデコードレベル以下に沈む。
浮上したタイミングでコールしていると8分後に「-07」でリターン。次のピリオドで「RR73」を受領できた。

その後、信号は安定し始めて-11dB/2スロットで入感。9時半を過ぎても入感が続いた。

ご本人からは
今回の運用はDXpeditionではないとの事だが、JAとのQSOを特に意識してくれており、Twitterで随時QRVの情報を発信されている。LoTWへのログアップも迅速で、難関であったJ8のBand NEWを4つ増やすことができて感謝しかない。

●9U4WX/9U5R(Burundi)on 7 bands
2/4から継続して運用中であり、3Y0Jを追いかけていない時間帯は、この2局のQRV状況をチェックしながらBand NEWを埋めることに注力した。
<2/9>
朝6時半頃から9U4WXが14.019MHz/CWで入感。信号はピークで579程度と強力に入感しているがパイルアップも激しい。
+3~8KHzで推移しながら20分程コールして+4.1KHzでリターンを得て、これがCWでの初QSOとなった。

<2/10>
朝8時過ぎに9U4WXのSPOTが上がっており、14.095MHz /FT8をワッチすると4スロットで入感。MSHVのためDFより下に設定してコールしたところ3コール目でリターンを得た。

<2/12>
6時半過ぎに
9U4WXのSPOTを確認。10.131MHz/FT8をワッチすると-15dB/5スロットで入感。
DF2,500Hzあたりで運用しており、DFより下側にパイルが広がっている。2,253Hzでコールして6分程でリターンを得た。

7時半頃には9U5Rが18MHzQRVしているのを確認。18.097MHz/FT8をワッチするとコールされているJA局が5局ほど。既にピークを過ぎているようであったが、そのままワッチしていると7:53に-19dBで入感。
直ぐにコールし3コール目で「R+03」のリターンを得たが、3スロットためかSNRは低く「RR73」は受領できずLivestreamingでIn Logを確認。

<2/17>
14時半過ぎにTwitter情報で9U5RのQRVを知り、28.096MHz/FT8をワッチ。少し経って-22dB/2スロットで入感するも5分程で見えなくなる。
デコードできたタイミングでコールしコール開始16分後に「R+03」を得て Livestreamingでも In Logを確認。

<2/18>
15時過ぎに24.915MHz/FT8で入感。EU、JA局をピックアップしているが、何故かリポート送り続け「73」を返さないシーケンスが目立つ。Livestreamingで見ていても遅々としてQSOが進んでいない状況。
15時半過ぎに24.911MHzに移ったのでチャンスと思いきや、やはり同じような状況が続きそのうち信号も弱くなりフェードアウト。

16時半頃に再度ワッチすると、弱いながら入感しておりLivestreamingでも円滑にQSOが進んでいる様子。3分ほどコールしてリターンを得て、今回もLivestreamingでIn Logを確認した。

ブルンジはATNOであったが、今回のペディションで7~28MHzまでQSOすることができた。
残す3.5MHzはいつもながら厳しいがペディション終了までには暫く時間があるため注視する。


2023年2月14日火曜日

237. DX運用日誌(136)-3Y0J-

3Y0J(Bouvet Island)DXpeditionについて、QRV期間中(2/7-2/14)にこちらで入感&コールした状況を中心に纏めておく。

一週間の短いQRV期間で限られたチャンス(同時運用2バンド/短いピークタイム)の中、PirateとJammer(DQRMer)
の出没、FT8オペレーションでの混乱、そして激しいパイルアップと厳しい要素が満載で苦戦を強いられたが、何とかQSO(ATNO)することができた。

<2/7>
ペディション初日、早朝から10MHz/CWをワッチ。告知されていた周波数でQRVしている様子はうかがえるもこちらでは何も聞こえない。

夕方16:15頃に再び10.115MHz/CWを
ワッチすると僅かながら入感を確認。暫くして信号が上昇し始めてピークで529程度に達する。激しいパイルアップは言うまでもないが、オンフレでコールする局が絶えず、それを注意する複数の局で混沌とした状態が続く。

+13KHzあたりでJA局のリターンを確認し、その近辺でコールするもリターンが得られる気配はない.. 呼ぶ側は+20KHz辺りまで広がっている。入感のピーク時から15分程でフェードアウト。とりあえず初日からコール(参加)できた-ということで終了。

夜半は翌日(早朝)のパスに期待して早々に就寝したが、深夜に起きてクラスターをチェックすると21時頃から18MHzでその後21MHzでもQRVしており、多くのJA局がQSOに成功されていたようである。

ハイバンドは
伝搬的に近いFT8WWが20時頃から23時にかけてショートパスでオープンしていたことから、明日以降、ワッチするバンドと時間帯を推し量ることはできた。

<2/8>
Facebookでの告知によると悪天候により滞在スケジュールが見直され、あと7-10日間になるという。また、この週末にかけて嵐が来るので運用に影響するかもしれないとの情報。QSOのチャンスがないまま運用が打ち切りになるかも知れず、日中は気が気でない..

帰宅後、20時前に18.072MHz/CWでQRVを確認。信号は弱くコールできる強さではなかったが、20時を過ぎてようやく上昇し始め、+10KHzあたりでコール開始。

30分ほど経ってQSBで信号が沈んでいたところ「*A1AF*」を確認。フルコールを返すと「JA1AF* 599」でリターン。2回ともラストレターが不明瞭であったため、冗長にはなるが「JA1AFR 599 TU」で返すと、丁度のタイミングで「TU」を受領した。

後になって、録音した音源データをソフトウエアで解析したが、正確にコピーされていたか確証を得ることはできず、OQRSでの確認を待たざるを得ない。

その後、21時頃に21.105MHz/FT8をワッチするとJA局がodd/even相まってコールする異様な状況になっている。ネット情報では片方はPirateのようであるが、同じダイヤル周波数でDFの反対側に出没すると、F/Hで誘導されたHound局がホンモノのDFに重なる構造になる。
これを狙っていたならば極めて悪質と言わざるを得ない。

Facebookによるとこの2日間で5,000QSOとの事であるが、当初の20万QSO目標から「幸運であれば2万QSO」との予測に下方修正したと記載があり、QRVするバンドも運用期間も短縮されることは確かなようである。

<2/9>
13時過ぎから10.144MHz/FT8で北米局がコールするのが見えるが、昨日同様、even(00/30)側でコールしており、14時半頃にはJA局も100局以上見える。odd側(15/45)でも10局ほどがコールされているが、こちらでは14:39にodd(15/45)側で入感するも直ぐにデコードレベル以下に沈む。

16:00頃から10.115MHz/CWでQRVを確認。ヘビーパイルになっているが、こちらでは419程度であり、相変わらずオンフレで妨害する輩が現れ聞くに堪えないので早々に離脱。

20時前から18.112MHz/FT8で待ち構えていると、20:05にいきなりCQシーケンスが-7dBで入感。とっさにコールするも、次のピリオドでは送信を停止したようでWideGraph上も全く現れないため3回目のコールで送信停止。

そのまま静観していると2分後にいきなり「+10」のリターンが返ってくる。SNRは-20dB/3Slotsであり「RR73」も受領したが、挙動が怪しいのでPirateの可能性が高いと考える。

20時半頃からは21.020MHz/CWでQRVを確認するもカスカスでコールできず。21時を過ぎて21.225MHz/SSBに移りJA局もコールされていがこちらでは聞こえず。

<2/10>
13時過ぎから10.144MHz/FT8で北米に交じってJA局がコールされているのが見える、相変わらずodd/evenが混在しており、Facebook等を確認しても原因について未だに明確な記載はない。
13:25にGLなしで変則的にコールしていたJA局にリターンが返るが、SNRは-1dBのため、これはPirateと考えコールは控えた。

14時を過ぎた頃からJA局のパイルが大きくなり(最大118局見える)、14:27に-14dB/2スロットでデコード。DFを3,000Hz以上にセットしてコールするもピックアップするのは北米局中心。依然としてodd側でも10局ほどがコールしており、混沌としている状況は相変わらず。

16:05に「3Y0J CW 116」のメッセージがあり、10.116MHz/CWをワッチすると弱いながら安定して入感。しかしながらオンフレでの迷惑行為でせっかくの機会を潰している。10MHzでの入感時には必ずDQRMとなる..

20時頃から21.020MHz/CWで入感。なんとかぎりぎりコールできる強さであり、断続的にコールするもリターンは得られず。

<2/11>
15時半頃より10.144MHz/CWで入感するも、ピーク419程度。何度かコールするもリターンがあるとは思えないので断念。

16時半頃より14.105MHz/FT8で入感。odd側でQRVしているが、Facebookの情報によるとホンモノであるらしい。
伝搬はロングパス方向で信号は次第に上昇し、SNRはピークで-4dB/2Slots。絶好のチャンスであったが、激しいパイルアップによりリターンは得られず1
7:45頃に急速にフェードアウト。

そのままで静観していると18:12に今度はeven側でいきなり-5dBで入感。DTは-0.4から-0.0に補正されており、更に「RR73」の返し方も不自然なのでかなり怪しいが、ホンモノの可能性も捨てきれずにコール再開。

ネット情報を見ていると、最初にリターンがあったZL局は「+18dB」をリポートしており、JAからのビームは南東方向であるとの情報を得てコール中止。

19時前に21.105MHz/FT8のQRVを確認するも入感はなかったが、19時半過ぎに21.020MHz/CW をワッチすると入感を確認。
信号は次第に上昇しピーク559程度に。+6~+10KHzの範囲でコールしていると、20:14に「JA1AF*」でリターン。念のためフルコールを返すと「J*1AFR」でリターンがあり「599 TU」を返すも、先方からの「TU」は聞き取れなかった。

QSO後、前回18MHzの時と同様、音源データをソフトウエアで解析するも ”A” の長点が欠落しており100%の確証が持てない。

<2/12>
6時前にfacebookでの告知で3Y7THAのコールサインを用いて10.120MHz/CWで限定QRVをしているとの事。ワッチするとその存在が解る程度の強さでしか入感しておらず静観。

夕方、18時過ぎからFaceBookでQRVの告知があった18.107MHz/FT8をロングパス方向でワッチ。DX局と交じりコールされているJA局が数局見えるが、こちらでは入感はない。

18:45頃にショートパス方向に向けるとodd側でコールされているJA局も15局ほど増えておりeven側でコールする局は見えない。

18:51になってようやく-10dBで入感。先方はeven側に出ており、2Slotsで-15dB前後でデコード。ちょうど空いていた1600Hz辺りでコールを開始し4コール目にリターンを得た。
今回のペディションでようやく確実と思われるWkdとなった。

その後、4分ほどでいきなり見えなくなるが、19時過ぎにZL局のSPOTで18.072MHz/CWにQSYした様子。ワッチすると519程度で入感している。

20時ころからクローゼー諸島のFT8WWを21.045MHz/CWでコールしていたところ、20時半過ぎにネット情報で28MHz/FT8でのQRVを知りワッチすると-12dB/2slotsで入感。
EUを中心にピックアップしておりJA局へのリターンは少ない。1時間前にFacebookで周波数の告知があり、その頃から入感している様子。

EU、アジアを含め激しいパイルになっていたが、21時前に突然見なくなり、暫くして28.028MHzをワッチするとQRVは確認できるもコールできる強さではないため静観。

<2/13>
通勤前にFacebookをチェックすると、FT8を除くQSOデータがCLUBLOGにアップされているとの事。早速、
検索したところCWでの2QSOがIn logされており安堵。

16時半頃に10.120MHz/CWをワッチするとピークで539程度で入感。オンフレの少し上でコールする強力局のQRMと相変わらずの妨害が後を絶たない.. 

17時過ぎに10.144MHz/FT8をワッチするとコールされているJA局が40局ほど見えるが、リターンを得ている局は見当たらず、こちらでもデコードできなかった。

18時過ぎに21.105MHz/FT8をワッチ。50局ほどのJA局がコールされており、ショートパス方向で-19dB/2Slotsで入感。

21時過ぎに28.086MHz/FT8でのQRVを確認。-16dB/2Slotsで安定して入感しているがJA以外のアジア、ロシアをピックアップしている。
21:20頃からJAもピックアップし始めるが、21:31の入感(-17dB)が最後となり見えなくなる。

その後、28.025MHz/CWでピーク519程度で入感。+15KHzほどに広がるパイルとなっている。22時頃にはコールするJA局もいなくなりQRTした様子。

Facebookによると全てのQRTは日本時間の2/14の午前中迄で、その後撤収するとの事。3Y0Jの追いかけもこの時点で終了。久しぶりに日を跨がずに就寝することにした。

FacebookやDX World.netの記事を読んでいると現地での運用はテント一張りの中で机も椅子も置けない過酷な状況のようであり、一週間もよくQRVできたと感心するばかり。メンバー全員の無事帰還を願ってやまない。


2023年2月5日日曜日

236. DX運用日誌(135)

●7P8WW(Lesotho)on 12M
2/2の17時過ぎに告知されていた24.910MHzで待ち受けていると、17:10にCQシーケンスが-10dBで入感。
MSHVによる2スロット運用のようであり、1回目のコールで難なく「+08」のリターンを得た。
24MHzでのレソトは2021年の7P8RUで逃がしているため、これで3.5-28MHzまで揃った。


●3C3CA(Equatorial Guinea) on 80M
2/3の朝5時半過ぎにに3.573MHzをワッチするとJA10局ほどがコールされており、こちらでは05:39にCQシーケンスを-19dBデコード。
直ぐにコールしたところリターンが得られ、SNRは-21dBながら次のピリオドで「73」を受領できた。それ以降、再び入感することはなく、ピンポイントでのWkdであった。


●D2DY(Angora)on 40/30M
2/3の6時過ぎに7.074MHzで-15dBで入感。バンドの低いところをピックアップする傾向があったことを思い出し230Hz辺りの空きを見つけてコール開始。4コール目でリターンを得た。

その後、3.573MHzでQSYし多くのJA局がコールされているもこちらでは入感せず。

7時半過ぎから10.136MHzをワッチすると-13dB程度で安定して入感。途中からJA局の被りなどがありコールを中断し、8時前には信号は弱くなり始めそのままフェードアウト。

15時前にPSKReporterをチェックすると10MHzでJA局のフラッグが立っており、ワッチしていると-22dBでCQシーケンスが入感。何度かDFを変えてコールし15:04に「R-10」のリターンを得て無事「RR73」を受領。
その後、CQを出し続けるも誰もピックアップしないまま30分程で見えなくなった。
アンゴラの7/10MHzは1年前にD2EBをCWでQSOしているが、両バンドともFT8では初めて。これでD2UY一局で7-28MHzまでWkdできたが、残す3.5MHzはハードルが高いと考える。

●C5YK(The Gambia)on 10M
2/2の
19時過ぎに28.080MHz FT8で入感。アンテナはSP方向でピーク-17dBほど。コール開始後、程なくして「R-16」でリターンを得るも「RR73」未受領のままフェードアウト。翌日、CLUBLOGを確認するもNILであった。

2/3も昨日と同じ時間帯に入感。SNRはピークで-8dBほどに上昇し、コールされているJA局は50局以上が見えており激しいパイルアップとなっている。何度かDFを変えてコールするもリターンは得られずに20時前にはフェードアウト。

チャレンジ3日目(2/4)。18時前にPSKReporterでQRVを確認し28.080MHzをワッチするとコールされているJA局が2局ほど見えるがこちらでは入感はない。
SP方向に向けていたVersa BeamをReverseモードにするとWideGraphの光影が少し濃くなったのでLP方向に廻してみると18:16に-16dBでデコード。
直ぐにコールしたところ「R-07」のリターンを得たが、SNRは-24dBと低く「RR73」は受領できず、4回目の「RR73」送信でFalsedecodeが発生したため中断。

その後、デコードできないシーケンスが続き、暫く静観していると18:50に-16dBで”CQ LP”が入感。
コールされているJA局は1-2局であり、3コール目でリターンを得て無事に「RR73」を受領した。
その後はピークで-8dB/2スロットまで上昇するもコールされているJA局は少ない。入感は20時前まで続いた。

●9U4WX/9U5R(Burundi)on 40/30M -ATNO-
イタリア局(2名)によるDXpedition。ホームページの情報によると、初日(2/4)は9U4WXの10MHz FT8運用のみであったが、入感のピーク時間を見過ごしたためデコードに至らず。

2/5の早朝4時過ぎにPSKReporterをチェックすると7MHzでフラッグが立っており、ワッチすると9U4WXのCQシーケンスを-13dBでデコード。

直ぐにコールするも、SP局を呼び続けた後、今度はCQingが続く。4時半になって先方のDFが700Hzほど上にQSYしてEU局をピックアップし始める。
JA局にもリターンがあり、8コール目でリターンを得られ、無事「RR73」を受領した。初入感からWkdまで10分足らずで済んだのは幸運であった。

その後、10.131MHzを見に行くと9U5Rが3スロットで入感。SNRは-15dBで安定しているが、EUのパイルアップが激しいようでJAへのリターンは少ない様子。
ようやくコンスタントにJA局もピックアップし始め、コール開始後13分で「-14」のリターンを得た。
しかしながら何故かシーケンスが続かずに4回目で他局に移ってしまう.. DFを何度か変えながら暫く「R-14」を送り続けるも埒が明かないので、再チャレンジすることに。

先ほどリターンを得たDF近接で被りがないことを確認してコール開始し4回目で「-15」のリターンが得られ今回は無事に「RR73」を受領した。
その後、5時半過ぎに再び7.065MHzをワッチするとJA局を含め40局ほどがコールされているがこちらでは入感しない。
7時前には両者とも再浮上したが、早朝のチャンスを活かせなければQSOに至らなかったかも知れない。
とりあえずATNOは解消したので、後はどれほどBand NEWを伸ばせるか期待したい。


2023年2月1日水曜日

235. 1月のレビュー

<サマリー>
QSO数は181となり、前年同月(123QSO)の1.5倍となった。元日より今年初となるエンティティを見つけてコールする運用を始めたことでQSO数が伸び、結果142エンティティとQSOできた。
コールを避けた同一バンド/モードの”QSO B4”局(21エンティティ)、コールするもQSOに至らなかった局(7エンティティ)を合わせると、一ヶ月間で170エンティティが入感したことになる。

Band NEWは20エンティティに留まり先細り感は否めないが、ATNOは1つ解消し(Libya)Mixedで290エンティティとなった。


<バンド/エリア別状況>
SSNが200近い日もあり、ハイバンドのコンディションは昨年末から引き続き良好で、
多くのカリブ、アフリカ局の入感が続いた。

一方、早朝の3.5MHzはTN8K, D2UY, 3C3CAなどのBand NEWを狙うもデコードできたシーケンスは限られパイルアップとも相まってQSOには至らず。
3.5MHzは入感する局自体が少なく、また入感してもSNRが-20dBレベルではリターンの可能性は殆どないのが現状。80Wkdを超えた昨年11月頃から停滞しており、今月は0(ゼロ)QSOであった。


<エンティティ別状況>
1/26の18時頃に24MHz FT8で5A1AL(Libya)が入感。リビアはこれまでにPirate局を何度か目撃しており、今回の入感も突然現れて且つSNRがピークで-7dBを示すなど(強すぎるので)怪しんでいたが、後日、CLUBLOGでIn Logを確認。24MHzでのATNO解消は初めてとなった。

アフリカ、カリブを中心にWkdした主なエンティティは以下のとおり。


<QRP DXing>
21/24/28MHzで数多くのD
X局が見えている時間帯に0.5W出力でCQを出す運用を断続的に実施。応答が得られたのは僅かではあったが、PSKReporterをチェックすると多くの局からデコードされていることが伺え、中には10,000kmを超える局も散見された。
以下は1/21の状況;


<Awards and QSL cards>
昨年12/1に申請したDXCCのCetificate(6 Meters)とEndorsement Sticker(DXCC 275)が1ヶ月少しで来着。Certificateの背景色とフォントがグリーンがかっているが、意図的なものかどうかは不明。

BuroおよびOQRSで請求していたQSLが来着。LoTW未対応や50MHz DX以外はQSLカード請求は控えているが、LoTWへの迅速な反映のためにOQRSする機会が増えた結果、QSLカードも貯まり始めている。
E51WLからは50MHzを含め6枚のカードを受領し、そのうち5枚(5バンド)についてフィールドチェックを受ける予定。