2023年7月27日木曜日

252. 50MHz DXing 2023(2)

7月に入って北米、ヨーロッパが何度か入感する中、比較的大きなオープンもあった。タイミングよくQRV(QSO)できた状況を纏めておく。

<7/11>
13時半頃よりロシア、ウクライナが入感。多い時で7局ほどが同時にデコードできるも全て”QSO B4”局のため静観。
夕方の16時半頃より再び、東欧、北欧を中心にオープン。少し経ってルクセンブルグのLX1JXが入感。直ぐにコールするもデコードは一回限りであった。ほかに目新しいエンティテの入感はなかったが、未交信局を見つけてはコールし14局とQSO。


<7/20>
朝8時頃より北米がオープン。9時前にテネシー州のK4WSが-23dBで入感し直ぐにコールしたところ1回目でリターンが得られ、WASの残り5州の一つを埋めることができた。
コンディションのピーク時にはNY州を含め7局ほどが一度に見えたが、いつもながらQSBが深くデコードが続かない。”QSO B4”局も多くQSOは2局に留まった。同時間帯にキューバをコールされている局もいたがこちらでは入感せず。

午後になって15時頃にZONE18のRK9UTが入感し、数回のコールでリターンを得られた。Asiantic Russiaは、50MHzのLoTW対応局が少なくまた郵便事情からQSLの受領が難しいが、JA向けのQSLマネ-ジャーをJA1BK 溝口OMが引き受けられており、ドネーションを添えてSASEをお送りしたところ1週間足らずで返信いただけた。これでField Checkを受ける段取りが整った。


<7/23>
15時半頃から7エリアでマン島のMD0CCE、アイルランドのEI2CNをコールされている7エリア局が見えるがこちらでは入感はない。
17時を回ってようやくG4IRNが-16dBで入感。続いてMD0CCEを-17dBでデコードするも2シーケンスのみ。その後、GI、GMも見え始め、多い時で一度に10局ほどが入感。

17:15に再びMD0CCEが入感しコール再開。信号は安定し始めてピーク-8dBまで上昇するも、JA局に返しているレポートは-18~-20程度で、そのうちCQシーケンスが目立ち始める。

再び見えなくなったためQRMを避け50.323MHzにQSYしたと考えてワッチすると-17dBで入感。コールを再開し2局待って「R-10」でリターンを得た。

その後、イギリス局とQSOした後で50.313MHzに戻るもコンディションは下降気味であり、17:45が最終デコードとなった。
結局、こちらでは40分程度のUKオープンであり、大半の時間を同局に費やしたが、2020年7月の初入感から3年越しとなったマン島をようやくWkdできたのは幸運であった。


2023年7月2日日曜日

251. 5/6月のレビュー

<サマリー>
2ヶ月間のQSO数は131(5月:51,6月:80)となり、前年同期(301QSO)の半数以下に留まった。5月のHFアンテナトラブルにより暫くQRTしたことと50MHzのコンディションが優れなかったことに因る。

QSO数こそ少なかったが、DXペディションによりATNOを2つ解消し、Band NEWは39増えて、DXCC ChallengeはWkdベースで1,900を超過した。


<エリア/バンド別状況>
エリア別では複数のDXペディション局がQRVしたオセアニアが全体の37%を占め、バンド別では50MHzが全体の3割と最多となった。


<エンティティ別状況>
DXペディション局を中心にBand NEWを積み上げることができた。主なエンティティは以下のとおり。


<50MHz DXing>
例年と比べマルチホップEsによるヨーロッパ、北米のオープンが小規模且つ頻度も少ない状況。コンディションのピークを迎える夏至(6/21)前後も静かであり、久しぶりに入感しても”QSO B4”局や常連局ばかりでコールできず。それでもBand NEWを3つ伸ばすことができた。

今年の傾向として、広範なオープンではなく特定の地域(双方とも)が短時間でオープンしている気がする。
6/4にはカナリア諸島が単独で入感し新たに2局とQSOできた。6/27には2年越しとなるレユニオンのFR4OOをWkdしたが、QSO後に他局がコールされるのを見ることなくフェードアウトしている。
その他に入感した未Wkdのエンティティは、VU7W、8Q7PR/KB、LX1JXなど。いずれもデコードは限定的であり、コールするもQSOには至らず。D2UY、SU1SK、TT5SNもQRVしているようであったがこちらでは入感しなかった。


<来着QSL>
この2ヶ月間で今年QSOしたDXペディション局を中心にOQRS分の返信が数多く来着。主なQSLは以下のとおり。