<10/26>
CQ World Wide Contest SSB が朝9時から始まり、この時間帯はカリブ海方面の伝搬があるのでNEWエンティティ狙いでワッチするもアジアのQRMに阻まれることに..コンテストのスタートダッシュでは仕方がないので諦めてFT8に移る。
FT8はコンテスト中にも関わらず相変わらずの盛況ぶりで、先日、21MHz兼用のロータリーダイポール(714S-3)が「それなりに」使えることが分かったのでワッチのルーティンに加えた。すなわち、14MHz FT8 → 14MHz FT4 →7MHz FT8 →21MHz FT8 といった具合。
改めて21MHzをワッチするとアジアから中近東辺りまで入感しており、先ずコンテストでXU7AMO(Cambodia)、A73A(Qatar)とQSO。その後、FT8でEK1JJ(Armenia)と何故かOD(Beirut/Lebanon)の3局を確認し、それぞれ250W程度で数回コールして難なくリターンを得た。感覚的には14MHzよりも早くリターンを得られた気がする。

午後は、14MHzでのEU・AF方面を期待してDXSCAPE(World Wide)で欧米局のSPOTをチェック。NEWエンティティ局がQRVしていることを確認するも、こちらでは殆ど聞こえない状況ではあったが、C37NL(Andorra)、D4C(Cape Verde)がRS:41程度で入感してきた。
信号強度が上がるのを待ってコールするも「EUの壁」に阻まれてなかなかピックアップされない。それでもC37NLは数分後になんとかリターンを得ることができた。しかしながらD4Cは30分以上コールしてもEUのパイルが止まず(直ぐにクラスターにアップされてパイルが途切れない...)そのままフェードアウト。
22時を過ぎて7MHzで9K2K(Kuwait)が59+20dBで入感し猛パイルになっている。NEWではないのでパイルアップに参加することは止めて、どのタイミングで相手局をピックアップしているのか、何か傾向らしきものはないかチェックすることにした。10局ほど聞いていると、ピックアップされている局には、コール開始時の他局との「間合い」とコール時間(長さ)が割と共通していることが伺え、試しにそれを参考にコールしてみると一回でピックアップされた。
<10/27>
朝7時過ぎにDX Pedition局のD68CCC(Comoros)を7MHz/CWでWkd。昨日の午後にも14MHzでQSOできていたが、今朝は7時前からQSBを伴い強力に入感している。結構なパイルアップになっていたが、+3KHzにTx Freqを設定してコール開始と思いきやスプリット設定を外したままオンフレで呼んでしまう.. 他局から「Up !」 のご注意を受けてしまい猛省。ほどなくしてコールバックがあり、これで2Band/2Mode でWkdできた。

その後、14MHzに移るとカリブ〜中南米が開けており、コンテストで V47T(St. Kitts & Nevis)、FY5KE(French Guiana)、J68MD(St. Lucia)と続けてWkd。PY0F(Fernando de Noronha)は入感するも、呼べるほどの強さまで信号が向上せず断念... コンテスト中のカリブ海周辺局とのQSO状況をMapにすると以下のとおり。※赤印がNEWエンティティ

午後になって、13時前に14MHzのロングパスでアフリカのV55A(Namibia)をWkd。その後、SU8X(Egypt)がピークRS:53程度で入感しており、30分ほどコールするもリターンが得られない..パイルアップがおさまり単独で呼んでもコールバックがないために断念。17時頃にはショートパスでCR3DX(Madeira Islands)がRS:41〜52程度で入感。こちらも「EUの壁」と「BYの混信」より交信には至らず。両者ともあと一歩であったが、今のコンディションでアフリカを追いかける困難さ(特にPhoneでは)を痛感した。
結果、コンテストでQSOできたNEWエンティティは4つに留まり、確認できた(入感した)未交信エンティティ(PY0/FM/D4/ET/SU/CT3)を含め数えてみると打率4割というところ。あと2つくらいは伸ばしたかったが、次回(WW/CW)の楽しみに取っておく..と前向きに考えることにしてコンテストを終えた。