2020年1月26日日曜日

68. DX運用日誌(31)

<1/18>
朝8時半頃より14MHz FT8でカリブのJ69(Saint Lucia)、PJ2(Curacao)、HI(Dominican Republic)、P4(Aruba)が入感。また、複数のJA局がJ88HF(Saint Vincent)をコールするもこちらではデコードできなかった。
お昼の12時半頃に南太平洋のT30NH(Western Kiribati)が-7dBで入感。1回目のコールでリターンを得た。その15分後に、FO/AK7AT(French Polynesia)のCQが-12dBで入感。こちらも数回コールして難なくWkd。ロータリーダイポールでも入感するかどうか試してみたが、両局ともSNが-5dBほど下がるもののデコード自体には問題なかった。



<1/22>
夜の20時過ぎに7.082MHz FT8(F/H)でカリブのVP5D(Turks & Caicos Islands)がQRVしていることをDXSCAPEで知り、早速ワッチするもこちらでは入感せず。ピックアップされているJA局が送るリポートも-20dB程度が多く、先週、VP5/KM3Tを逃しているだけに、今回も厳しいかと思いつつ静観。1時間ほど経ってようやく-16dBでデコードできたのでコール開始。QSBにより安定してデコードができないが、PSKReporterをチェックするとこちらのシグナルが先方でもデコードされており、リターンを得るチャンスはあると考え1200Hz前後でTx Freqを変えながら断続的にコールした。

21時半頃になって、SNが-12dB程度まで向上するも、その後再びデコードできない状況が15分ほど続く。半ば諦めていたところで再び入感し始め、1000Hz少し上でコールし、ようやくリターンを得た。ワッチ開始から1時間40分あまり、久しぶりにNEWエンティティをWkdできた。

その後、カリブのP40AA(Aruba)、中米のHR9/WA4DT(Honduras)が同時に入感。タイミングを見計りながらそれぞれコールしたところ、P40AAからは直ぐにリターンを得たが、HR9/WA4DTは暫くしてフェードアウト。結局、23時近くまでカリブが入感していたことからコンディションの良さが伺えた。


<1/24>
17時前に14MHz FT8でバルカン半島の4O4T(Montenegro)が-7dBで入感。DF2,300Hzに対して2,838Hzで数回コールしてリターンを得た。その後、アフリカ大西洋上のCT3MD(Madeira Islands)がピーク+1dBで強力に入感。400Hz前後で何度もコールするも、なかなかリターンが得られず800HzにQSY。10分ほどしてようやく「R-06」を得たが、何故かシーケンスが進まず再コールすることになり、3分後に改めて「-03」「RR73」を受領。その後もロングパス伝搬が途切れる19時頃まで入感していた。

一方、7MHzでは、20時前からカリブのVP5D(Turks & Caicos Islands)が一昨日同様、7.082MHzで入感し、21時頃にはCQingでピークで-8dBまで達していた。その他、J68(Saint Vincent)、HH(Haiti)、ZF(Cayman Islands)、P4(Aruba)を確認するも未Wkdのカリブ局は、22時過ぎに入感したV31YN(Belize)のみ。コールするもSNは-20dBと弱く未交信に終わった。

<1/25>
15時頃から14MHzでヨーロッパ・アフリカ方面のロングパスをワッチ。 16時過ぎにFT8でEK7DX(Armenia)が-22dBで入感しコールするもフェードアウト。17時過ぎにはEA8/DD5ZZ(Canary Islands)が入感。こちらは数コールでリターンを得た。Canary Islandsは他にも何局か確認しており、最近はアフリカ勢の中では ZSよりもよく目にする。
18時前には西アフリカのC5GCJ(Gambia)のCQが-11dBで入感。DFが3350Hzと14.074MHzのバンドスコープ上限に近く、14.078MHz辺りでのF/Hモード運用かもしれないと考えたが、DFの100Hzほど下でコールしたところ、先にピックアップされたPA局の次にリターンを得ることができた。SNはピークで-6dB程度まで上昇するも、1815時頃にはフェードアウトしデコードレベル以下に落ちた。


<1/26>
朝7時頃から14MHz FT8でカリブのJ7(Dominica)、CO(Cuba)の常連局が入感。8時前にはカリブのHH2AA(Haiti)がピーク-5dBで強力に入感。Band NEWとなるためコールするも、直ぐにW局、JA局による激しいパイルとなりリターンが得られない。ピックアップされている局のTx Freqを参考にして何度かQSYしながら30分ほどコールしてようやくリターンを得た。

夕方、1620時に7MHz FT8 でドイツの砕氷船「Polarstern」からのQRV局 DP0POL が-17dBで入感。QRM&QSBでデコードできない状況が続いた後、先方からリターンがあり「+07」のリポート受領。その際、先方のSNは-24dBまで落ちていたが何とかQRMを回避して「RRR」を受領した。CLUBLOGでのDXCCは「Maritime Mobile」と表示され同船が南極大陸に接岸しているかは不明。



この2週間を振り返ると、7MHzは早朝のヨーロッパ方面よりも夜間のカリブ方面の伝搬が良好であり、14MHzは、夕方からのヨーロッパ・アフリカ方面のオープン時間が早まって平日、帰宅した時間帯では殆ど入感しない状況であった。



2020年1月24日金曜日

67. 50MHz用アンテナ・フィルターの耐圧

先般、50MHz FT8でVK局とQSOした際、送信出力は600W程度にしていたが、今後もFT8でDXを追いかけることを想定して、アンテナとコモンモードフィルター の耐圧レベルを改めて確認。

CL6DXは、取扱説明書で耐電力が平均/
PEP=1/2kWとの記載があり、FT8による連続送信の場合はPEPの1/4程度と考えるが、念のためクリエイトデザイン社にメールで問い合わせたところ、やはり「約500W」との回答を得た。ちなみに上位のCL6DXX、CL6DXZもFT8の耐圧は同じとの事。なお、輻射器を「2.5/5kW型」に交換すれば1kWまで耐圧を高めることはできるが、受注生産品であり価格は32,600円(税/送料別)とほぼアンテナ本体と同額。また、既存のコモンモードフィルター CMF2000は、1kW変更申請時にメーカーに問い合わせた際、FT8での運用は650W以下との回答であった。

HF帯用アンテナ2機とコモンモードフィルター4個 は、デジタルモードでも1kW耐圧の仕様であるが、50MHzは1kWの免許を受けた後、恒常的に1kW送信することは想定しておらず、また、FT8を用いたEsマルチホップ伝播によるDXで、どの程度まで出力が必要なのか不明なため、今年、FT8での運用で様子を見ることとし、そもそもアンテナゲイン不足(十分にデコードできない..)ならば、アンテナ構成を変える際に耐圧を高めることにする。
コモンモードフィルター については、ネットオークションでコメット 社のTF-5000(PEP 5kW)の中古品を7,000円程で入手したので、これに取り換えることにした。


新旧フィルターのアンテナ側での高周波電流の値を簡易型RF電流計(CQ-10)で測定した結果は以下のとおり;
<条件>
送信周波数:50.350MHz(FT8)
送信出力 :600W (励振電力50W)
測定箇所 :M型コネクタから10cm先の同軸ケーブルをクランプ
<高周波電流>
CMF2000 : 3.3mA
TF-5000   : 2.5mA

ちなみに上記条件で送信した際、アンテナに供給される電力は、ケーブル損失(10D-2V/33m)、M型コネクタ/フィルター挿入損出の合計で-1.3dB(0.74倍)で見積ると440W程度に低減される。






2020年1月13日月曜日

66. DX運用日誌(30)

<1/6>
早朝4時半前に7MHz FT8で北欧のTF8SM(Iceland)のCQが-20dBで入感。2回目のコールでこちらのTX FreqにQSYするパターンでリターンを得た。YouTubeの動画がシンプルで秀逸。



<1/7>
朝5時半過ぎに7MHz FT8でDX Pedition局 E44RU(Palestine)のQRVをDXSCPAEで確認。直ぐに
ワッチすると-20dB程度で入感しており、F/Hモードに設定してコール。4局ほど待ってリターンを得て7MHzでのBand NEWとなった。

<1/10>
帰宅後、19時過ぎに7MHz FT8でカリブのVP5/KM3T(Turks & Caicos Islands)が-22dBで入感。コールを試みるも何度もデコードレベル以下に沈み暫くしてフェードアウト。14MHz CWのQRVもSpotされているので、土日に注意してワッチすることにする。

<1/11>
5時半頃すぎに7MHz FT8で西アフリカの9G5AF(Ghana)のCQを-20dBで確認。DF198Hzに対して、374Hzでコールしてリターンを得た。直ぐにeQSLを受領でき、こちらからもデザインを冬バージョンに変えたeQSLを発行。


お昼12時過ぎに14MHz FT8でニュージーランド特別領のZL7DX(Chatham Islands)とW局とのQSOを確認。アンテナ方向がサイドにも関わらず-19dBでデコードできており、ビームを向けながら400Hz付近でコール。-11dB程度までSNが向上し、直ぐにリターンが得られてNEWエンティティ1Upとなった。

島の輪郭が少し千葉県に似ている。


<1/13>
朝6時半過ぎから14MHz カリブが開けており、FM(Martinique)、J79(Dominica)、J69(Saint Lucia)、P4(Aruba)、HI(Dominican Republic)が入感。その殆どがWkd B4であり様子見の状態であったが、14MHz
では未交信のJ69DSをFT4で確認し直ぐにコールしてリターンを得た。その後、FT8でP4/S50N、P4/S57AV を確認し何度もコールするもパイルアップによりあえなく終了...暫くするとHI3AAが-4dB程度で入感。SNがピーク+00dBまで達して猛パイルになっており、30分ほどコールするもピックアップされず、そのうちBY局のQRMの影響を受けてデコードできない状態となり、やむなくコール停止。20分ほどして、-19dBまで落ちていたものの再デコードできたのを機にDF(572Hz)の300Hz下でコールしてリターンを得た。QRZ.comによるとドミニカ(共和国)初のフルリモート運用局とのことであり、LoTWで直ぐにCfmすることができた。

昨日、50MHzで13時半頃からVK、ZLがオープンしていたことを後から知り、本日は、午前中の外出から早々に帰宅し13時前にワッチするとVK局の入感を確認。とりあえずデコードできた局から順にコールを開始し、50分ほどの間で6局とQSOできた。入感の仕方がHFとは異なり、他のJA局がコールされている「見えない局」が、いきなり-15dB程度でデコードできたり、数分で直ぐにデコードレベル以下に沈んでしまうなど、間隔が短く振幅が深いQSBの合間を縫ってQSOする感触であった。

 

この他、DX Pedition局のVK9NK(Norfolk Island)を14MHz、7MHzのFT8 F/HモードでWkd。結果、この3連休で16局とQSOしNEWエンティティは1Upに留まった。週末に7MHzで確認したVP5/KM3T(Turks & Caicos Islands)のQRV情報をpskreporterやDXSCAPEでこまめにチェックし、入感の可能性があるBand/時間帯をワッチしたが、確認することはできなかった。




2020年1月5日日曜日

65. DX運用日誌(29)

<1/3>
夕方16時半頃に7MHz FT8でバルト海のOH0KAG(Aland Islands)が-10dBで入感。Band NEWとなるためDF(2800Hz)の150Hzほど上でコールして直ぐにリターンを得た。


<1/4>
朝の7時頃に7MHz FT8で地中海のSY9CGZ(Crete)とIS0HZE(Sardinia)をWkd。その10分後に同じSardiniaのIS0YHVのCQを確認し直ぐにコールしてリターンを得た。Sardiniaは、昨年まで
Wkdできずに苦労したエンティティであったので、未交信局を見つけるとつい呼んでしまう。
8時を回って14MHzをワッチすると、元旦に7MHzでQSOした6Y5HN(Jamaica)のCQシーケンスが-16dBで入感。7MHzの時と同様、高めのDF(2545Hz)に対してTx Freqを422Hzに低く設定しコールしたところリターンを得た。

夕方の16時前に14MHz SSBでZC4UW(UK Sovereign Base Area on Cyprus)がRS41程度で入感。年明けにDXSCAPEのSpotでDX Peditionを知り、同局のWebサイトでQRVの状況をチェックしていたが、1/2-1/7の短い期間且つFT8はQRVしないとのことから、あまり期待はしていなかった。

昨日の朝に7MHz CWでSpotされてワッチするも微かに信号が聞こえる程度であったが、本日、夕方の14MHzロングパスで弱いながらも入感し、しかもJA指定のおかげでチャンスが巡ってきた。5KHz Upのスプリットでコールし3分程してコールバック。QSBのため、こちらのPrifixを正しくコピーしてくれたかどうか不安がよぎったが、直ぐにClubLogでWkdを確認できた。今年初のNEWエンティティをSSBでWkdできたのはやはり嬉しい。



<1/5>
朝の5時前に7MHz FT8でアフリカ南西部のV51WH(Namibia)が-10dBで入感。Band NEWとなるためコールするも既にパイルアップになっており、Tx Freqを変えながら40分程してようやくリターンが得られた。


その後、4K6FO (Azerbaijan)が-11dBで入感。こちらもBand NEWでありDF(435Hz)に対して2271Hzでコールしてリターンを得た。

6時半過ぎに14MHzをワッチするとカリブのHI、PJ2、COが入感。北米〜カリブのオープン時間が少し早まっている気がする。7時前になってFG4SU(Guadeloupe)のCQシーケンスを-18dBでデコード。コールを開始するもDF(1238Hz)に近接するW局の影響か、なかなかデコードできず、一旦、送信を停止した直後にリターンを得た。その後もシーケンスが進まず他局をピックアップし始めたが、5分程してようやく「RR73」を受領できた。

その他のカリブ局は、これまで未交信であったPJ2MAN(Curacao)とHI3Y(Dominican Republic)をそれぞれWkd。両者ともQRVの早い段階で見つけてコールしたため、直ぐにリターンが得られたものと考える。




年末年始の9連休で38局とQSO。一番多い地域はカリブ海で16局であった。QSOトータル数としては少ない気がするが、土日以外で普段ワッチできない時間帯にQRVできたこともあり、NEWエンティティを3つ増やすことができた。



2020年1月4日土曜日

64. 2019年の振り返り

2019年は3月に耐入力を高めたアンテナシステムに変更したことや、7月にFT8運用を開始したことで、ハイバンドのコンディションが低調にも関わらずDXを中心に高いアクティビティを保つことができた

<QSO数>
年間トータルのQSO数は2,254。内訳は通常のQSOが3/4、コンテストは1/4という結果。
QSO全体の9割以上をDXが占め、国内の184QSOについては、その殆どが7月に開催された 6m and Down Contest(CW) での交信であった。
QSOのペースはコンテストを除くと、1週間で33局程度、1日平均で5局前後となる。但し交信局数を伸ばすことは意識していないためCQを出すことは殆どなかった。それでも二千を越える局と交信できたのは、7月末から運用を開始したFT8でDXを追いかけたことが要因。ちなみに2018年のQSO総数は86局であった。


<DX QSOの推移>
Band別、Mode別のDX QSOの推移をみると、3月はARRL International DX ContestとCQ WW WPX Contestへの参加で月間300QSOを超え、8〜9月はFT8運用開始後のCut and Tryにより局数が大幅に増加した。
QSO全体の6割近くがFT8を中心とするDATAであり、特にFT8運用を開始した7月から12月末までの期間(1,128QSO)でみると94%を占める結果となった。


<DXCC>
1年間のトータルで235エンティティをWkd。そのうちLoTWで204エンティティをCfmできた。2018年以前にWkdしたエンティティでQSOに至らなかったのは、DX Peditionの2エンティティ(KH1およびZ2)のみであった。即ち2019年の単年で過去Wkd分を「総ざらい」したことになる。
地域別にみると、QSO数の最も多いヨーロッパで61エンティティをWkd。次いでアジア、オセアニア、アフリカがほぼ同数で並んだ。FT8でのQSOに限定すると、約5ヶ月間の運用で 206エンティティをWkd(177Cfm)できている。

最初にWkdしたエンティティを月別、Mode別に纏めると以下のとおり;
FT8でエンティティの大部分を稼いだと思っていたが、CWが47%を占めておりDATAは30%に留まっている。理由は前年のQROを機に先ずはDXCC 100エンティティを越える目標を立てて年明けからアクティブにQRVしたことが要因。但し、交信地域を見るとアフリカやカリブ海などは、FT8での1st Wkdが目立つ。もしFT8運用を行っていなかったと仮定すると60エンティティほどは少なく、年間トータルで200Wkdには至らなかったと考える。

<QSO Top20>
エンティティ毎にQSO数の多い上位20位までをチェックすると、USA(本土)、ロシア(EU/AS)およびカナダは、主にコンテスト参加によるものと思われ、中国と台湾は50HMzのEsでのQSOにより局数を伸ばしたことが伺える。
South Africa、Cuba、Switzerlandは、FT8で多くの局がQRVしており、試しにどの程度までQSOできるのか未交信局を見つけては積極的にコールした結果、いずれもTop10に入る局数となった。


<WAZ>
1年間で40Zone全てWkd & Cfmできているが、Zone34(South Sudan、Egypt)はLoTWでのCfmはできていない状況。Paper QSLとの混合でAward申請するのは面倒なので、新たにLoTW対応局とQSOするか、両局のいずれかがLoTWにアップされるのを待って申請する予定。

<WAS>
Mix、Digitalともに50州のうち、Delaware(DE)を残しており、東海岸
がオープンしている時は注意してワッチしているものの、10月頃にFT8で確認したのが最後で、最近は全く見かけない。Wkdさえできれば直ぐにLoTWでCfmできると考えるが、アワード完成までにもう暫く時間がかかる気がする。

残すDXCCのエンティティは未だ100近くあるが、今後はPeditionを中心に追いかけることになると考える。しかしながら昨年見逃した常駐局も少なからずいるため、今後も注意深くワッチし、目標として今年はLoTWベースで250Cfmを目指すことにしたい。




2020年1月2日木曜日

63. DX運用日誌(28)

<12/29>
朝の7時頃に14MHz FT8をワッチするとカリブがオープンしており、PJ2MAN(Curacao)をコールしていると FM4SA(Martinque)が-11dBで入感。DFから200Hzほど下でコールしたところリターンが得られた。リターンのシーケンスでPJ2LJG(Wkd B4)からコールされて一瞬慌てたが、無事に「RR73」を受領。その後、KP2CH(U.S. Virgin Islands)やKP4、TIなど数局をWkd。

午後の14時45分頃に14MHz FT8でCE0Y/UR5BCP(Easter Island)とJA局とのQSOを-10dBで確認。Band Activityを遡ってチェックすると、15分ほど前にCQシーケンスとJA局とのQSOシーケンスをデコードしていたが気づかなかった。
DF(1496Hz)よりも下方に何度かQSYしながらコールし、最終的に262Hzでリターンを得た。最初のコールから10分ほど経過してのピックアップであったが、暫くワッチを続けているとDFと同じ周波数・シーケンスでCQを出し続けるBY局の影響により、デコードできないシーケンスが増え始めており、このタイミングでWkdできたのは幸運であったかも知れない。

夜の20時半頃になって7MHz FT8でYV(Venezuela)が同時に4局入感しており、14MHzで呼んできたPJ2LJG(Curacao)を-14dBで確認。PJ2はBand NEWのため10分ほどコールしてリターンを得た。その他、HI3Y(Dominican Republic)、HH2MK(Haiti)をデコードしたがSNは-20dB前後に留まり、何度かコールするもフェードアウト。1日を振り返るとQSOはカリブ近辺に集中し、久しぶりにNEWエンティティを2つ増やすことができた。


<12/30>
正午前にpskreporterをチェックすると 3D2AG/P(Rotuma Island)が14MHz FT8でデコードされているのを確認し、暫くすると-20dB前後で入感し始めた。先方が送るSNは+5dB〜と乖離しておりMulti Streamingを用いている様子が伺える。DF(2760Hz)の70Hzほど下でコールし直ぐにリターンを得た。


<12/31>
朝の7時頃に14MHz FT8でカリブのP49X(Aruba)が+3dB程度で強力に入感。DF(320Hz)から離れて2750Hzでコールしたところ1回目でリターンを得たが、先方からのリポートは「R-24」であり「73」を受領できず.. その後、8時過ぎにHI8DL(Dominican Republic)の最終シーケンスを-24dBで確認しコール開始。途中、3000Hz近くでコールする局をピックアップしていることが判り2930HzにQSY。SNが上昇していることも幸いして1回目のコールで「-11」のリターンを得た。


夕方、14MHz FT8のロングパスでHB9、EA6SX(Balearic Islands)をWkd。今年最後のQSOは、7MHzでCO8VQ(Cuba)との交信後にコールしてきたDJ6JZ(Germany)であった。

<1/1>
元旦朝の伝搬状況を記録しておくため、7時過ぎに7MHzで入感していたカリブのFM5AN(Martinque)と、14MHzで入感していたP49X(Aruba)をコールしてpskreporterで確認した。結果、ドイツの南極観測基地(DP0GVN)を含め全ての大陸、特に特にEUと北米では広域に亘りシグナルが到達している様子


16時頃に7MHz FT8 でカリブの6Y5HN(Jamaica)が-19dBで入感。DF(2500Hz)より250Hzほど上でコールするも、何度かデコードレベル以下に沈みリターンが得られない。一旦送信を停止してSNが上昇するのを待つとともにピックアップされている局の
Tx Freqをチェックすると450HzでコールされていたJA局を確認。388Hzに再設定しコールしたところでリターンを得た。後からpskreporter を確認するとピックアップされる10分前にデコードされていた。


正月初日は、Jamaica局のみで終了。今年もNEWエンティティを中心にカリブ、アフリカ方面を狙っていきたい。