2018年8月12日日曜日

15.ハイパワー変更申請書の提出

お盆休みを利用してハイパワー変更申請(空中線電力200Wを超える指定変更)に必要となる各種資料を集中して作成し、関東総通局に申請書を提出。

今回の変更申請では、現在免許を受けているオールバンド(1.9〜430MHz)から、一旦、7/14/21/28/50MHzの周波数帯に限定し、それぞれの周波数帯で1kW(場合によっては500W)の変更を目指すことにする。
※無事に免許された後、移動する局として改めてオールバンドで50W免許を下ろす計画。

申請手続には、開局申請の際にユーザーIDを登録している「電波利用電子申請・届出システムlite」を用いることにした。電子申請の場合、現時点での処理の状態(例:受付処理中、審査終了等)が判ることや記載内容や資料に不備・不足があった場合、修正・追加をネットから簡易に行うことができる。
準備した資料等は以下のとおり;

1.変更申請書 ※電子申請システムで作成
2.無線局事項書及び工事設計書 ※電子申請システムで作成
3.必須添付資料

(1)送信機系統図
(2)他の無線局の設置状況を示す図面
(3)設置場所でのTV・ラジオ放送の受信状況一覧表
(4)50Mhz帯で500Wを超える空中線電力を希望する理由書
(5)電波防御指針に基づく基準値に適合していることの証明書
  ①電界強度計算表
  ②アンテナの垂直面指向特性図(俯角減衰量計算用)
  ③短縮アンテナの特性に関する資料
  ④給電線損失の計算に関する資料
  ⑤アンテナを中心とした平面図(広域図・詳細図)
  ⑥アンテナを中心とした立面図(南北面・東西面)
  ⑦アンテナの道路越境に係る確認書

添付資料は合計で13種類となった。全てExcelシート上で作成し、2ファイルに分けて電子申請書に添付して送信。※1ファイルあたり5MB以下の制限あり

申請書及び資料に不備・不足がなければ、約一ヶ月で変更申請の書面審査が終了して「変更許可通知」を受けることができる見込み。


関東総通局によると、局内の事情(審査に係る人員不足)により各種審査等に時間を要しており、実地による変更検査(=国による落成検査)は、変更許可通知後、二ヶ月程度は待つことになるとの事。費用と所要時間に鑑み「登録点検事業者制度」の利用も検討する。

なお、免許交付までの工程を纏めると以下のとおり;
・変更申請書の提出 ※済み
・変更許可通知書の受領
・試験電波発射届の提出
・電波障害調査(近隣)の実施
・工事完了届、アマチュア局検査申込書、無線設備等の点検実施報告書、
 電波障害調査依頼書・回答書の提出
・変更検査に向けた準備 ※無線点検簿等を用意
・変更検査の受審 ※国による落成検査
・無線局検査結果通知書の受領(合否判定)

 ※合格の場合、免許状交付




2018年8月11日土曜日

14.QSLカード類の額装

7月に実家に帰省した際、屋根裏部屋に保管してあった30年以上前のQSLカードや撮り溜めていた写真、海外放送局からベリカードとともに送られてきたペナントや切り絵など(小・中学生の頃に熱心に集めていた)を整理した。

高校生の頃を中心に交信した数千枚のカードを一枚一枚見ていると、すっかり忘れていた当時の記憶もよみがえり、感慨ひとしおであったが、おかげで丸一日を費やすことになった。

その中で、傷みが気になっていた50MHz/WACのアワードをそれぞれの大陸の代表的なQSLカードと一緒に額装することにした。

額縁はホームセンターで水彩用F8サイズを3つと、大圏図を飾るための同じシリーズのF4サイズ、そして無線局免許状を入れて掲出するための(電波法改正により免許状の掲出は不要となっているが)F6サイズの計5点を購入し、そのホームセンターの額装サービスを利用した。共通で用いた額装マット紙の規格はHB505。
以下、4つの額縁を書斎兼シャックに飾った写真。

 

大圏図(Great Circle Map)はローテーターでアンテナを廻す際、実際に見て参考にすることから、CQ誌に付いていた地図を原稿にして、カラーコピーと上質紙により大判の地図として仕上げた。

 

免許状の額縁に一緒に入れるアンテナの写真を急遽撮って、カラープリンタで印刷。下から見上げる構図は、実際の地上高(15mH)よりも高く見える気がする。