2022年1月28日金曜日

186. FT8 オーディオ入力レベルの再設定

FT8用に導入したWindowsPCのOSをバージョンアップしたことで、設定画面などが一部変更になった。各種パラメータはそのまま移行されているが、念のためオーディオ入力レベルの再設定を行ったので纏めておく

<PC操作の差異>
Windows10ではタスクバー右下のアイコンからワンクリックでオーディオデバイスの選択画面(無線機へのデータ出力/モニタースピーカーへの音声出力)が現れたが、Windows11では以下のとおりオーディオデバイ
スを切り替えるまでのプロセスが煩雑になった。

PCから無線機へのデータ出力値、すなわちUSB Audio CODECの値を普段変えることはないが、モニタースピーカーの音量は JTAlertのSound Alertなど割と頻繁に調整している。FT8で先方をコールしている際、受信ピリオドの15秒間でオーディオデバイスを切り替えてスピーカーの音量を調節し元に戻す一連の作業が厳しくなった..

<パラメータの再設定>
FT8のオーディオ入力レベルは以下の3つのパラメータにより決定。設定した値は以下のとおり;
①USB Audio CODEC(PC) : 15/100
②Tx audio level(JTDX): -16.9dB
 ※可変範囲 : 0dB〜-45dB

③Audio Signal Input Level(TS990): 15/100
 ※メーカー初期値 : 50


調整方法はこれまで同様、TS990のオーディオスコープ機能を用いて送信時のAF波形が飽和しないレベルまで圧縮するよう3つのパラメータのバランスをとりながら実施。
この設定で30Wドライブ(14MHz)した場合、リニアアンプ(ICPW1)による送信出力は約500W。リニアを介さない場合の最大出力は160W(電力計の値)となり、AF波形が飽和状況の時よりも80%程度に抑制される。なお、バンド毎の送信出力の調整はTS990の<PWR>ボリュームで行い、JTDXの<Pwr>インジケータは操作(AFレベルの調整)しない。


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