2019年12月28日土曜日

62. DX運用日誌(27)

<12/22>
午後13時頃に50.190MHz付近でDX局らしきQSOが入感。コールサインを確認する間もなくフェードアウトしたので、
50.313MHzでDXの入感がないかワッチすると複数のJA局がVK局をコールしているのを確認。暫くしてVK3を中心に1,5,7エリアの7局ほどが入感し始め、安定してデコードできる局からコールし、結果4局とQSOできた。他にKG6DX(Guam Island)も入感しコールするもリターンは得られなかった。後からpskrepoter を確認したところ、DUも開けており、こちらのシグナルもデコードされていた。
最後に6mでVKとQSOしたのはサイクル21の後半、未だ52MHz帯の頃(SWRが高くて苦労した..)であったと思うが、いずれにせよ35年以上ぶりの交信となった。




<12/23>
CQ誌の記事で QRVを知ったDX Pedition局 3D2AG/P(Rotuma Island)を追いかけるためpskrepoterをチェックしていると、14時半頃に14.027MHz / CWでJA局がデコードされているのを確認。直ぐにワッチするとRST:559で入感しており、+1.2KHzのスプリットでコールし1回目でリターンを得た。暫くこのままQRVが続くと思っていたが、数分後にはQRT(QSY)した様子であり、タイミングよくNEWエンティティを増やすことができたた。


<12/24>
朝の5時半前に7MHz FT8 で4O0A(Montenegro)が-3dBで入感。一旦、QRXの後、2779HzでのCQを捉えてコールし、UK局の次にリターンを得た。

18時過ぎに
7.020MHz CW で再び3D2AG/P(Rotuma Island)のスポットが挙げられており、ワッチするとRST:529で入感。スプリット指定ながらコールしている局はこちら側では聞こえず、ワンコールでリターンを得た。DX Pedition局をCWのみで2BandをWkdできることは最近無かったように思う。
その後、FT8をワッチすると、UK近辺の局が多数QRVしている(デコードできる)ことを確認。その中で7MHzで未交信のエンティティに絞ってコールし、GJ0KYZ(Jersey)、MW3FLI(Wales)、MI0GOZ(Northern Ireland)をWkd。


今週、FT8(FT4)では、NEWエンティティのQRVを確認することはできなかった。この時期、DX Peditionも少ないこともあるが、7MHz早朝のコンディションが下降気味であり平日にワッチする時間が短くなったことも影響しているかも知れない。この年末年始の休みに少しでも伸ばせるか期待したい。

2019年12月21日土曜日

61. DX運用日誌(26)

<12/16>
夜の21時半に7MHz FT8 でRA1AFR(Europian Russia)とQSO。同じSuffixの局は2局目であるが、一文字違いの局は初めて。Vladimirさんもコールされて驚かれたかもしれない...
「73」送信後にメッセージを返していただいた。


<12/20>

夕方16時半に14MHz FT8で西アフリカのXT2AW(Burkina Faso)が-17dBで入感。Band NEWとなるためコールして5分ほどでリターンを得た。同局や週開けにQSOした東アフリカの5Z4/G3ABも早朝や夕方に連日入感しており、アフリカ方面のコンディションは決して悪くないと思うが、他のDX局が入感しないのはアクティビティの問題なのかは不明である..


<12/21

週明けにDXSCAPEでQRVを確認していた中央アフリカのTT8SN(Chad)が、朝の7時過ぎにJA局にて再びアップされているのを確認。前回レポートされていたQRVは深夜2時頃であり、その翌日の同じ時間帯にワッチしたり pskreporter で追いかけるも、その後QRVは確認できなかった。
早速、7.080MHz に合わせるとJA10局ほどがコールされており、先方のシグナルは-17dB程度で入感。F/Hモードに設定してコールを開始すると、JA局だけでなくEU局、W局へのリターンも見られ(Band Scope上には映らない)、かなりのパイルアップになっていると想像する。
途中、何度もBand Scopeをチェックして被りがないか確認し20分ほどコールし続けるもリターンが得られない。このままフェードアウト or QRTするのでは..と悪い予感がよぎったが、送信帯域の下方、1183Hzに再設定し10回目のコールでリターンが得られた。夕方には早々とLoTWでアップされており、今週、5Z4に続いてNEWエンティティをもう一つ増やせた。

pskreporter でもこちらのシグナルが到達していたことを確認。


夕方は14MHz FT4で南米のVP8LP(Falkland Islands)をWkd。その後、FT8で地中海のIS0DSW(Sardinia)が入感。コールする相手のTx FreqにQSYして応答するパターンなのでBand Scopeを見ているとリターンが判る。QSO後、直ぐにeQSLを受領した。


17時を回り、アフリカではZSの次に交信局数が多いCanary Islandsが数局入感。その中で新たにクリスマス記念局の AO8XMAとEA8DOをWkd。EA8DOはピーク+9dBまで上昇し、アフリカ局では最大のSN値を記録した。

本日、気づくとオセアニアを残して5大陸と交信できていたので、7MHz FT8で未交信のFK1TS(New Caledonia)を見つけてWkd。何度目かの1Day WACを仕上げた。今週も7MHz FT8で未Wkdのエンティティをコールしたり、アフリカ・カリブ方面の未Wkd局とのQSOで交信局数は30局を超えることができた。




2019年12月15日日曜日

60. DX運用日誌(25)

朝4時45分に7MHz FT8で東アフリカ 5Z4/G3AB(Kenya)のCQが-18dBで入感。先月、QRVを確認していたにも関わらず「5B4」と勘違いしてスルーしてしまった局である。
DF2,300Hzに対して2,487Hzでコールを開始し最初にデコードしたのは前の局への「RRR」。ここからスタートと思いきや、同じシーケンスが繰り返されて次の局がピックアップされない..やきもきしながらコールし続け、5分経過後「-02」でリターンを得られ1週間ぶりにNEWエンティティ1Upとなった。

本日も早朝と夕方を中心に7MHzでの未Wkdエンティティをコールして20局ほどQSOできた。いつでもQSOできると思っていても、いざ呼んでみるとなかなかリターンが得られないケースが多く結構時間がかかる。Europian RusiaもQSOしていなかったため(JAも未交信..)、夕方、RAプリフィックスの局を見つけてコール設定したところ Kaliningrad であることに気づいた。SNは-13dB程度であったが、先方からのリポートは「-21」であり「RR73」を受領するまでに時間を要した。


夕方から夜にかけてはカリブ方面のコンディションも良く、18時頃から複数のCuba局の他、HK0RMR(San Andres / Providencia)が強力に入感し断続的に2時間近くQRVしている。20時半前にHI3T(Dominican Republic)を-23dBで確認。シグナルは上昇していた
為、DFの100Hzほど下でコール開始。途中、被りがないか微調整して5回目でリターンを得た。

21時過ぎにはZF2LC(Cayman Islands)を-19dBで確認。QRMを避けてTx Freqを374Hzと低く設定しコールしたところ直ぐにリターンを得た。WWコンテストではお馴染みのエンティティであるが、DigitalモードではNEWとなった。


本日、5Z4とのQSOにより、DigitalモードでのDXCCエンティティがちょうど200 Wkdとなった。ちなみにLoTWでのCfmは168エンティティ。
今年7月末にFT8運用をスタートして約5ヶ月、トップバンドのコンディションが優れない中、思いのほか伸ばすことができた。
最初にWkdしたエンティティのデータで統計を取ってみると、やはりヨーロッパが交信局数と比例して最も多く全体の約3割を占めており、5〜6局に1回の割でNEWエンティティと交信していることになる。

バンド別では全体の8割弱が14MHzであり、最初の1ヶ月は14MHzを中心に140エンティティ(70%)をWkdし、その後は、7MHzでカバーしつつ徐々に増やしていったことが分かった。




2019年12月14日土曜日

59. DX運用日誌(24)

<12/8>
朝の6時半頃から14MHzで北米がオープンし始め、FT Roundup Contest とも重なってFT4を含めいつもより(更に)多くの局で賑わっている。その中で7時前にカリブ海のFG4ST(Guadeloupe)が-16dBで入感してきたので、DFより300Hzほど上でコールし3局目でリターンを得た。

8時を過ぎた頃にP41E(Aruba)とメキシコ局とのQSOを確認。DFの600Hzほど下でコールして直ぐにリターンが得られた。
DXSCAPEをチェックしているとTO9W(St. Martin)がF/HでQRVしていることを確認。14.085MHzにQSYすると既に30局以上がコールしている状況であり、コールを開始するもなかなかリターンが得られない。途中、何度も送信をを中断して他局との被りがないチェックしながら最初のコールから20分程かかってようやくリターンが得られた。


カリブはその他にも、9Z4(Trinidad & Tobago)、PJ2(Curacao)が入感しておりコンディションは良いようであるが、残念ながらNEWエンティティのQRVは確認できなかった。
夕方18時前になって、7MHz FT8でCO8JLG(Cuba)とQSO。その後、20時前に一昨日もQRVしていたJ69DS(St. Lucia)を-23dBでデコード。コールを開始後、途中、何度もデコードレベル以下に沈むものの8分ほど経ってようやくリターンが得られた。

特に意識したわけではなかったが、1日を終えてQSOしたのはカリブ局だけという珍しい結果となった。


<12/10>
朝4時半頃から7MHz FT8 をワッチしていると5時前に9H1GP(Malta)が-19dBで入感。DFから500Hzほど下でコールし続けるも10分ほどデコードできない状態が続く。5時を回り再びデコードできた際、EU側のQRMを想定し
オンフレでコールしたところ3局目にリターンを得た。「RR73」受領後、こちらの「73」がデコードできないのか何度も繰り返し送信したが、後ほどeQSLでCfmできた。先週、ようやく9H6SNをWkdした後に続いて、同じエンティティとQSOできるパターンは結構多い気がする。


<12/13
朝5時過ぎに7MHz FT8 で西アフリカのXT2AW(Burkina Faso)とEU局とのQSOを確認。オンフレでQSOしていたため、そのままオンフレでコールするJA局とのバッティングを避けるためDFの130Hzほど下でコールし、EU1局を待ってリターンを得た。
QRZ.comによると同局は9W2AW(Rwanda)でQSOした Harald Becker 氏(DF2WO)の単独Peditionのようであり、紹介ページの写真には9W2AWをコールするJA局の様子(真っ赤に染まったFT8画面)が掲載されており、ともて興味深い。画面を見る限りデコードされている局でTx Freqが同じものは見当たらないことや、SNレベル(=到達した信号強度)の差は表示される数値の違いにしか映らないことなど、実際に目にすることができて改めて認識した。

<12/14>
朝4時過ぎから7MHz FT8でワッチ開始。Bhutan(A50BOC)をコールする局、主にEU方面で賑わっているが、こちらでは信号は弱く「
午後からでも入感するだろう..」と思ってスルー。代わりにZ68MA(Kosovo)が-3dBで良好に入感しており2回のコールでリターンを得た。その後、同局を呼ぶ多くのJA局と相まって、帯域中が埋め尽くされた感がある..
5時半頃になって、IS0ZOD(Sardinia)が-19dBで入感。6回目のコールでリターンが得られ直ぐにLoTWにアップロードされ、DXCCのCfmを一つ増やすことができた。
これまでFT8では、NEWエンティティ(Mix/Digital)、未Cfmのエンティ、アフリカ・カリブ海および比較的珍しい地域を中心にコールしてきたため、普段から7MHzで数多く入感しているEUのエンティティは未Wkdのままなので、今朝は、何局かCQシーケンスを中心にコールしてみた。Easyと思いきや思ったほどスムーズにリターンが得られず5局(YU/9A/OK/4L/F)に留まった。
12時前に14MHz F/HモードでA50BOCを確認。アンテナを向けるも-19dB前後であり、デコードできたりできなかったりの状態。パイルにはなっておらず何度かCQを繰り返している。暫く呼んでみるが応答は得られないため一旦、送信を停めてシグナルが浮上するのを待っていると1分程して、いきなりリターンがあり応答シーケンスが自動スタートした。先方からは「-01」を受領するもこちらからは「R-23」であり、4回ほど繰り返してようやく「RR73」をデコードできた。

16時前に14MHz FT8ではNEWとなるZA/IK2RLM(Albania)がロングパスで入感。QRMを避けて2,000〜2,600Hz辺りで何度かTx Freqを変えながら15分ほどコールするも返答が得られない。ピックアップされている局をチェックすると、バンド幅のかなり低いところでのコールやTx2(シグナルリポート)からのシーケンスが目立つ。試しに524Hzに設定して「-10」から送信してみると1回目でリターンを得られた。偶然かどうか不明であるが試してみた価値はあったようである。





2019年12月7日土曜日

58. DX運用日誌(23)

<12/4>
早朝4時過ぎに7MHz FT8 で先週QRVを確認していた9H5SN(Malta)が再び入感。数分間コールしたのち「-12」でリターンを得たが「RR73」が受領できずに5分ほどレポートを繰り返すもCQに変わる...再トライして10分ほど経過しSNが-15dB程度まで上昇したところで、ようやく「RR73」を受領できた。



<12/6>
所用により午後に帰宅し17時前に14MHz FT8のロングパスをワッチしていると、北アフリカのCN8AM(Morocco)が-18dBで入感してきた。すかさずコールしたところ1局待ってリターンが得られ久しぶりの Band/Mode NEW となった。


そのほか西アフリカの常駐局5T5PA(Mauritania)も強力に入感していたが、18時を過ぎる頃には、EU局を含めロングパスでは殆どデコードできない状況まで下降。7MHzに移るとカリブ海のJ68DS(St Lucia)、HH2AA(Haiti)その他多くのCO(Cuba)が入感。Cubaは未交信局を6局ほど確認するもSNが低くQSOは1局に留まった。

<12/7>
朝の4時半頃から7MHz FT8 をワッチするとXW4XR(Laos)が-16dBで入感。コール開始して10分ほど待ってリターンを得た。

15時過ぎから14MHzのアンテナを南南東に向けてロングパスでのEU・AF狙いで待ち構えていると、17時半頃になって南極のアメリカ/マクマード観測基地からのQRV局KC4USVのコールシーケンスを-18dBで確認。アンテナの向きを補正しながら直ぐにコールして1回目で「-02」のリターンを得た。その後「RRR」を受領する同じタイミングで西アフリカのC56BR(Gambia)のCQを-14dBでデコード。
Tx FreqをDFの400Hzほど下に設定してコールするもEU2局に続けてリターンがあり、EU局と被るリスクを少しでも回避するため更に下にQSYしてコール。そうすると、その周波数(オンフレ)でVK局がこちらをコールしてくる...DX側がこちらのTx FreqにQSYしてくるパターンもあるため、念のためDFの300Hzほど下に再設定してコールしたところ1回目でリターンを得て、なんとも慌ただしくNEWエンティティ(Mix/Digital)1Upとなった。

14MHzでは昨日同様、18時を過ぎるとロングパスでは全く入感しなくなり、ショートパス方向にアンテナを向けるが北欧さえもデコードできない状況になった。

今週は7MHzで早朝のZS、夜間のCO、EA8の複数の局とのQSOで交信数が20局となった。また、こちらがDX局をコールしている最中に他のDX局から呼ばれることも多かったが、せっかく応答してもその後リポートを返してくる局は少なく、ちょっと面倒ではある...

この時期、平日でNEWを狙えるのは早朝の7MHzに限られてくるが、毎朝4時台からのワッチは、たまに珍しいエンティティが入感してくれないと(QSOの可否はさておき)モチベーション維持が難しい。