2021年6月29日火曜日

168. DX運用日誌(108) 50MHz

<6/28>
16時頃、帰宅途中にリモートでワッチするとスペインのEA7Lが-16dBで見えている。早速コールを開始すると、数分後にいきなりマーケットリーフのOJ0MRのCQシーケンスが-10dBで入感。SNRは-1dBまで上昇するも6回目のデコード時点で-19dBまで下降し、その後見えなくなる。

DXSCAPEで告知していた50.333MHzにQSYしたのでは..と考えるも、そのままコールを続けると4回目に「R-01」のリターンシーケンスをデコード。しかしSNRは-26dBを示しており ”False Decode”の可能性が高い。「RR73」の送信を停止し状況を確認すると、同局をコールされているJA局は少なく50.333MHzをチェック。こちらでもコールされている局は確認できたもののQSOの様子は伺えなかった。

同じ時間帯に複数のスペイン局とともにポルトガルのCT1IUAが-10dBで入感。コールして直ぐにリターンが得られた。ポルトガルは今年初のQSOであり、50MHzでは2局目となる。

その後、30分ほどしてカナリア諸島のEA8AQVのCQシーケンスを-18dBで捉えた。こちらもコール直後にリターンを得られ、コンディションは下降気味であったが無事「73」を受領。
今期初めてのアフリカ局の入感且つQSOとなった。

この時間帯にモーリタニアの5T5PAをコールされている局もいたが、こちらに入感することは無かった。

帰宅後、本日の入感状況やOJ0MRの動向などをチェックしていると、19時に昨晩に続いてバーレーンのA92AAが-15dBで入感。SNRはピーク-5dB程度まで上昇し且つ安定しているが、昨日同様、1時間以上コールしても一向にリターンが得られない..
先方が返しているリポートが比較的低い値であることから送信出力を絞ってみるも効果はない。あれこれ手を尽くしても埒があかないので一旦諦めて、反対のシーケンス(odd側)に出ているカタールのA71CT,A71AMをコール。

even側では、この2局をコールされているJA局でバンド中が混雑しており、o
dd側でもA92AAをコールされているJA局で溢れている状況。
他局に混信を与えないようバンドエッジ付近でコールするも、パイルが一層激しくなり暫くして両局とも視界から消えたため、再びA92AAに取り掛かることに。

DFの近接でカタール局をコールされている局と被りデコードが安定しないものの、コール開始後、3回目ですんなりとリターンを得られた。
最初の入感から2時間以上の長丁場となり、ようやくWkdできた達成感よりも、もうこれ以上呼ばなくて済む..との安堵の思いが優先する幕引きとなった。

その後、22時前に先ほどのカタールの2局が再び入感。パイルは落ち着いており何度かコールしてA71AMをWkd。
中東のオープンは比較的長時間になることが多い反面、限られた局数のせいか、ヨーロッパ局の入感時と比べてリターンを得る確率が低い(時間がかかる)気がする。

<6/29>
朝8時半頃に複数のプエルトリコ局をコールされている局を確認。こちらには入感はないが、暫くするとフロリダ局がぽつりぽつりと入感し始め、1時間ほどで未交信の4局とQSO。その後は特にオープンすることもなくフェードアウト。

午後は13時半頃から中東から東欧にかけてオープン。入感したのはAP2AM, A65BP/BR, A92AA/EE, HZ1LGなど昨日からアクティブにQRVしている局に加え、EUロシアのUB7K, UA4CC, R6KA、その他はカザフスタン、ウクライナの数局といったところ。突発的に入感したA92EE以外は交信済みのためワッチに専念。

15時半頃にはレバノンのOD5KU/ETをコールされている多くの局を確認。未交信エンティティだけに注視するも、こちらでは1ラインすらデコードできなかった。
隣国のイスラエルは頻繁に入感するため次回のチャンスを待ちたい。

16時頃にはポルトガルのCT1DIZ/APEの2局が-3dB程度で強力に入感。PSKReporterを見る限りヨーロッパ全域にFlagsが立っているが、コールされているJA局は限られており、バンド内が混み合っている様子はない。
17時頃にはGシリーズ(G,GD,GU,GW)をコールされている局も見受けられたが、こちらでの入感はなくQSOはフランスの1局に留まった。


2021年6月28日月曜日

167. DX運用日誌(107) 50MHz

<6/25>
11時半頃にニューカレドニアのFK8HAをコールされている局を確認し、アンテナを南南東に廻すと10分程して-16dBでデコード。3/6の FK1TS 以来、2回目のニューカレドニア入感となった。SNRは-12dBまで上昇するもデコードは安定しておらず10分ほどでフェードアウト。
同時間帯にZL,VK4の数局が入感するもいずれも交信済みのため静観。

13時前にZLが再び強力に入感し始め、再入感(QRV)に期待してワッチしていると、13時4分にCQシーケンスを-19dBで捉える。直ぐにコールし1局待ってリターンが得られた。
この時期に思いがけずオセアニアでBand NEWを増やすことができた。


午後からは散発的にYB,VKが入感。16時頃から中東の9K2YM、4Z1UFが安定して見え始め、16時半頃からはマルタ島の9H1TX,シチリア島のIT9RZR、マケドニアのZ37CXYなどの常連局が入感。しかしながら他に入感はなくオープンは限定的であった。

この時間帯にエジプトのSU1SK、モーリタニアの5T5PAをコールされている局を確認。アンテナを向けるがこちらには入感しない。リターンを返されている局も限られているようであった。

17時過ぎにモンテネグロの4O3Aをeven側(00/30)でコールされているJA局を確認。混信を与えないようTx Freqをバンドエッジの269Hzに設定して待ち構えていると、暫くしてCQシーケンスを-18dBで捉えた。
同局は今期三度目の入感であり、今回は初回のコールでリターンを得られ無事「73」まで到達。QSO後は、デコードレベル以下に沈み再浮上することはなかったことからワンチャンスをものにできたと考える。

モンテネグロは、6/16に4O6AHからリターンを得ているが「73」未受領のため、同局でBand NEWを確定できた。
その後セルビアのYT1Qがeven側で入感しコールするも、4O3Aをコールされている多くの局にマスキングされて終了。

<6/26>
15時半頃に9N1CAをコールする2エリア局を確認するもこちらには入感せず。16時前にイタリアのI6BQIおよび常連局のI6WJBが-17dBでスポット的に入感するも直ぐにフェードアウトし、その後オープンすることは無かった。

<6/27>
午後13時にインドのVU2LBWのCQシーケンスを-15dBで捉えQSO。その後、他のインド局、ベトナム局が強力に入感しておりバンド中が賑わっている。

14時になって U.A.EのA65BPのCQシーケンスが、その5分後にサウジアラビアのHZ1LGがそれぞれ-21dBで入感。両局とも未交信のためタイミングを図って交互にコールしていると、10分程してHZ1LGからリターンが得られ、その5分後にA65BPもWkdできた。この時間帯にAP2AM,T6AA,A71AEも強力に入感。

16時にはハワイのKH6RSをeven側でコールされている局を確認。アンテナを真東に廻すと-5dB程度で入感。バンドエッジの267Hzでコールしリターンを得られた。その一時間後にはKH6CJJが-15dBで入感しこちらも10分ほどコールしてリターンを得た。

その他、オマーンのA41NN、バーレーンのA92AAなどが強力に入感。A92AAはSNRが-3dB程度で安定して入感するも、パイルアップが激しくなかなかリターンが得られない。
返しているリポートはR-15前後なので、SNR値でフィルターをかけている可能性を考え出力を絞ってコールするも奏功せずに終了。

21時頃にはクエートの複数局が入感しており1局からリターンを得た。22時頃に再びA92AAが入感するもSNRは低くQSOには至らず。

終わってみると14時から22時半まで8時間以上も断続的に中東がオープンしていたことになるが、入感したのは10局程度でQSOは3局に留まった



2021年6月24日木曜日

166. DX運用日誌(106) 50MHz

<6/20-22>
6/20の午後15時前にサルデーニア島のIS0BSR,イタリアおよびギリシャの数局が入感するも、デコードは続かず数シーケンスでフェードアウト。1エリアからもドイツ、デンマーク局をコールされている局を確認するもこちらには入感せず。

6/21および6/22は北米、ヨーロッパ方面の入感は全く無かった。夏至を挟んでの3日間、昨年のブログをチェックすると良好なコンディションであり期待していたが、予想外の結果に終わった。

<6/23>
夕方に帰宅し入感状況をチェックすると10時半頃に北米西海岸の2局、15時半頃にクウェートの9K2YMが-11dBで入感していた。
18時前にスロバキアのOM3EY、ドイツのDK2EAがそれぞれ-20dB程度で入感。いずれも交信済みのため、他局の入感を待っているとドイツ局がスポット的に入感するが、いずれもデコードは続かずにフェードアウト。その後、タジキスタンのEY8MMが-5dBで強力に入感していた。
本日は弱いながらもヨーロッパが再び入感したことで、明日以降の復調に期待したい。

<6/24>
13時半過ぎにロシア(EU)のUA4CCが-19dBで入感。コール開始5分後に「R-08」のリターンを得るもデコードレベル以下に沈み「73」未受領のままフェードアウト。

その後、ウクライナ、ポーランド、リトアニア局がぽつりぽつりと入感。コールした局は入感した次のピリオドには見えなくなるケースが続く..
14時過ぎには、今期初めてとなるルクセンブルグのLX1LAが-07dBで入感。直ぐにコールするもデコードできたのはこのシーケンス一回限りであった。

14時42分にドデカネス諸島のSV5DKLが-11dBで入感。これが今期三度目の入感となる。DFの設定に手間取り、4秒ほど遅れてコールを開始したが、次のピリオドで「R-14」のリターンが得られた。しかしながら「73」を確認できないままフェードアウトする嫌なパターンに.. 

諦めずに断続的にコールしていると、3分ほどして再び浮き上がってきたタイミングで「R-15」のリターンを得る。しかしながら今回も「73」まで辿り着けず終了。
6/3の入感時と同様、本日も "Not in Log"と思いきや、先方からeQSLが届いており、ようやくWkdできて安堵した


その後、17時頃までポーランドのSP4K,SP4MPBが断続的に入感しており、17時過ぎにはモーリタニアの5T5PAをコールされている 4/5/6エリア局を確認。暫くすると1エリアでもコールされていたが、こちらには入感はなかった。
地理的には昨年QSOできたカナリア諸島(本日も西日本で入感)から海岸沿いに800kmほど南に位置し、且つHFでは高いアクティビティを誇る局であるため、入感の機会は巡ってくるかもしれない。

本日は、PSKReporterを見ていても3エリア以西が好調のようであった。17時過ぎの入感状況(country of callsign)は以下のとおり;



2021年6月19日土曜日

165. DX運用日誌(105) 50MHz

<6/17>
朝6時半頃から北米西海岸がオープン。未交信局が入感したタイミングでコールし、2時間ほどでカナダ2局、アメリカ5局とQSO。
11時を過ぎるとベトナム、中国(雲南省)が強力に入感し始め、昨日同様、ネパール狙いでアンテナをほぼ真西に向けてワッチしていると11時半前に9N1DXを-15dBでデコード。これが初めてのネパール入感となった。
直ぐにコールするも1〜6エリアの広範にリターンを返しており且つ信号は不安定で15分後にはフェードアウト。

15時半頃から再びワッチすると、昨年交信したスロベニアの局がズラリと並んでいる.. 15分ほど前からヨーロッパがオープンしているようであったが、JTAlertで "QSO B4" は音声通知しない設定にしており気付かなかった。


未交信局を見つけてコールしていると、15時45分にモンテネグロの4O3AのCQシーケンスを-15dBで捉える。SNRは-10dBまで上昇したが、3シーケンス目以降の入感はなくチャンス逃した。

オープンは昨日と同様、1時間程度であり、入感局の多くは交信済みであったが、イタリアを中心に10局と新たにQSOできた。
入感したエンティティはS5,I,LZ,9A,4O,YU,Z3,HA,EA6,E7,IS0,DL,YOの13エンティティ。
本日のQSOは以下のとおり;

<6/18>
朝8時過ぎから北米が入感するもSNRは低い。唯一、テキサスのK5NAを信号が浮き上がったタイミングでコールしてWkd。複数のメキシコ局をコールされているJA局を数多く確認するも、入感したのはXE2X一局のみ

16時半頃にマーシャル諸島のV7/KX4QDが-13dBで入感したが10分程でフェードアウト。西日本では17時を過ぎてもコールされていたが、こちらでは再浮上せず。

本日は午前中に南米のエクアドル、お昼頃にスコットランドまで伝搬が伸びた(発生した)ようであるが、入感することは無かった。

<6/19>
午後13時半頃からヨーロッパが広範囲にオープン。東欧のウクライナ、ルーマニアからスタートし徐々にヨーロッパ全域に広がり、北はノルウェイ、西はポルトガルまで入感。
オープンしていた時間は4時間程度であり、QSO数も39局(13エンティティ)と過去最多を記録した。長時間のオープンにも関わらずBand NEW の入感がなく、結果、1局に集中して(時間をかけて)コールしなかったことも交信局数が伸びた一因と考える。

コンディションのピークは15時半頃。この時間帯には1ピリオドで30ライン以上もヨーロッパ局がデコードできたため、久しぶりにどの局をコールするか「選ぶ贅沢」を味わえた。
昨年QSOしたオーランド諸島のOH0Zも入感し、同局のGLから約50km西にあるマーケットリーフのOJ0Cが50.333MHzでスポットが挙がっており、何度かワッチするも入感することは無かった。
夜20時半を過ぎてもスポット的にウクライナ、イタリアが入感。本日のQSOは以下のとおり;




2021年6月17日木曜日

164. DX運用日誌(104) 50MHz

<6/14>
夕方、帰宅途中にスマホからリモートでワッチすると散発的にヨーロッパ局が入感している。確認できたエンティティはOE,OK,LZ,5B,I,UB,HG,S5など。未WkdエンティティのT7,ODをコールされているJA局を見かけるも入感せず。
未交信局がデコードできたタイミングでコールするもSNRは総じて低く、次のシーケンスでは見えなくなるパターンでQSOには至らなかった。

<6/15>
朝7時過ぎから北米の西海岸を中心にオープン。いつもながら深く短いQSBのため「73」未受領となるケースもあったが、11時半頃まで断続的に入感し14局とQSO。
8時前からメキシコのXE2YWH,XE2ATなどをコールされている局を確認するも、こちらには入感せず。10時を過ぎてようやくXE2YWHのCQシーケンスを-21dBで捉えた。これが今期初めてのメキシコ入感となり、2回目のコールでリターンを得られ、その同じピリオドでXE2Xからもコールを受けた。 
コンディションが再上昇するタイミングで、スポット的にこちらの信号が優位に届いたものと考える。

12時前からカザフスタンの数局が入感し3局とQSO。13時頃になってトルコのTA7OM,TA2LGが強力に入感し始め、両局をコールするJA局でWide Graph全体が赤く染まる状態となる。
14時23分にSV5DKLが-17dBで入感。前回(6/3)リターンを得たものの ”Not in Log”であったため再チャレンジするがデコードはこの一回限りであった。

15時頃から複数のキプロス、イスラエルおよびマケドニアのZ37CXYが強力に入感。キプロスは入感の機会が少ないと考え 5B4AIF,5B4ALJ に絞ってコール。それぞれ入感から30分ほど
してリターンが得られた。
この頃、バンド(odd側)の混雑ぶりはピークに達しており、Z37CXYがFT4にQSYしたために少し緩和したが、一回のデコード数は最大75局(新記録)をマークした。

17時頃に50.323MHzで、現在マーケットリーフから6/21までQRVしているOJ0CをコールされているJA局を確認するもこちらには見えてこない。1723時にセルフスポットが上がるもQSOされている様子は伺えなかった。

結局、午後からの中東・ヨーロッパ方面のオープンはキプロスを中心にトルコ、イスラエル、クレタ島を囲むエリアに集中し入感局もそれほど多くはなかった。

Band NEWは得られなかったが、SV5DKL,5B4ABBを取り逃した以外はコールした未交信局からは概ねリターンが得られ、結果、1日でのQSO数は26局と今年最多となった。

<6/16>
12時前にチベット(ラサ)のBG0KMが-05dBで強力に入感しQSO。その後、アフガニスタンのT6AAも入感。
ラサからネパールの国境までは350kmほどの距離(東京ー京都間)であり、今期アクティブな9N局の入感を待っていると、13時過ぎから9N1CAをコールされている西日本局を確認。こちらでは見えないままFT4(50.318MHz)にQSYし、暫くワッチするも入感することはなかった。

15時前にI,F,EA6,DKが入感。いずれも交信済みの常連局のため静観していると、15時23分にBand NEWとなるモンテネグロの4O6AHが-17dBで入感。直ぐにコールして4分後に「R-11」のリターンを得るが、タイミング悪くQSBの谷間となり「73」を確認できないまま終了。
"In Log" の可能性はあるものの、あまり期待せずに次回のチャンスを待ちたい。
その後、入感してくる未交信局のスペイン、イタリア局をコール&QSOしていると、15時40分に4O3Aが-19dBで入感。但しデコードできたのは4回程度であり、暫くコールするも再浮上することはなかった。

16時前には本日二つ目のBand NEWとなるボスニア・ヘルツェゴビナのE73DPRが-15dBで入感。5回ほどコールして「R-11」のリターンを得た。こちらも「73」未受領で終了するが、後ほどメールで問い合わせて "In Log" を確認
本日は、高い緯度からのパスとなるスペイン局が多く見られたが、マルタ島の9H1PA、キプロスの5B4AIF(50.323MHz)など広範囲に入感した。しかしながらデコードできた時間は総じて短く、QSOのチャンスは実質的にトータルで1時間程度であった。



2021年6月14日月曜日

163. DX運用日誌(103) 50MHz

6/5-6/8>
午前中の北米、午後のヨーロッパおよび夜間の中東いずれも不調であった。PSKReporterで入感状況を確認していると、地域によっては良好にオープンしている時間帯もあったようだが、こちらの環境(地域/設備)では目新しいエンティティは入感せず(殆どが交信済みの常連局)QSOは北米1局とインド1局に留まった。

<6/9>
午後13時半頃から3エリア以西でヨーロッパが広範にオープンしている様子が見受けられる1時間ほど経って、こちらでもスイス、スペインの4局を同時にデコード。
SNRも-05dBと良好であり難なくスイス局とQSO。ここからラッシュをかけられると思いきや、5分後にはフェードアウトして殆ど見えなくなった。
その後も西日本では、良好に入感しているようであったが、今シーズンは昨年と比べ入感の地域差が激しい気がする

<6/12>
夜22時頃からタジキスタンのEY8MMが入感。中東をコールされているJA局も多く見かけるがこちらには入感せず。
同じ時間帯に50.316MHzでアフガニスタンのT6AAを複数局がコールされており、暫くワッチしていると23時21分になってようやく-17dBでデコード。これが初めての入感となった。
デコードは安定していなかったが、5コール目でリターンが得られ、ぎりぎりのところで「73」を受領。このシーケンス以降はデコードできず、ワンチャンスでのQSOであったが、Band NEWを一つ伸ばすことができた

<6/13>
朝8時頃よりW本土が入感するも限定的でありQSOは1局のみ。
午後は12時過ぎから、パキスタンのAP2AMとアフガニスタンのT6AAが強力に入感。両局ともodd(15/45)側に出ており、even側でコールされるJA局でバンド中が混雑する中、13時15分頃にサウジアラビアの7Z1SJのCQシーケンスをeven側で捉えた。

Esで強力に入感するJA局にマスキングされる中、デコードできたタイミングでコールするもリターンが得られない状況が続く..
同局は、過去に50.323MHzでQRVしていたことから、何度か323をチェックしていると14時過ぎにCQシーケンスが-10dBで入感。そのままコールして難なくリターンを得た。

サウジアラビアは昨年WkdしているもののLoTWでは未Cfmのため、LoTW対応の同局
を狙っていたが、今期初めての入感でWkdできたのは幸運であった。

16時半頃からはヨーロッパをコールされる局が増え始め、こちらでもES,SV,UN,LY,SV9,IT9,YL,UB,Iおよび中東の4Zなどが弱いながらも散発的に
入感。しかしながら、その多くがQSO B4のため未交信局が入感したタイミングでコールし、結果としてギリシャ、イタリアなど4局とQSO。


今期の "Big Open" は今のところ6/3の一度限りであり、一年前のブログをチェックすると昨年はコンディションが異常に優れていたことが伺える。
今年の夏至は6/21(月)であり、今週が前半戦の山場であると考えるため、コンディション上昇に期待したい。


2021年6月5日土曜日

162. DX運用日誌(102)50MHz

<6/3>
6月に入って朝の北米、午後からの中東方面が入感するも、こちらには小規模且つ限定的であったが、本日、ようやく中東からヨーロッパ方面が大きくオープンした。
JAでの入感状況は概ね以下の様子;
QSOは午後13時過ぎのウクライナ(UT8IO)からスタートし21時過ぎのインド(VU2RCY)まで、断続的に未交信局21局、合計13エンティティとQSOすることができた。

●SV5DKL(Dodecanese) Band NEW
14時10 分にCQシーケンスが-15dBで入感。HFでは3バンドでQSOしているアクティブな局であり、SNRはピーク-07dBと強力且つ安定している。チャンス到来とばかりコールするも、中々リターンが得られない。
先にピックアップされた局のDFを参考に何度もQSYしたのが裏目に出たか..と思っていると、15分程して再度CQシーケンスの後で「R-18」のリターンを得た。
先方のSNRは-13dBであり、これでWkdと思いきやシーケンスが続かずに「R-18」を2回繰り返した後は見えなくなりWide Graphからも光影が消えた。
16時半頃になって再びCQシーケンスを-18dBでデコード。直ぐにコールし何度かリターンシーケンスをデコードするも、状況から見て ”False Decode” の可能性が高い。最終的には「73」をデコードしたが、これがホンモノであればようやくWkdとなる。
14時台のトライでの In-Log の可能性を含めCLUBLOGでの確認を待つことにする。

●UB7K(EU Russia)
14時過ぎから-05dBで強力に入感。QTHはクリミア半島のKerchとの事。50MHzの免許が限定されているヨーロピアンロシアは昨年、R6KAとQSOしているがLoTW未対応によりCfmできておらず、ここは抑えておきたいところ。SV5DKLと並行してコールし30分程でリターンを得た。

●SV9FBM(Crete)
16時過ぎに-08dBで入感。クレタ島は昨年SV9CVY(本日も強力に入感)とQSOしているが、他のクレタ島の局は初めて目にする。15分程コールしてもリターンが得られないので、変化要素をつけるためにTx1(GL付与)からの送信を試してみる。
それが奏功したのか次のシーケンスで「-08」を受領。このままスムースにWkdと思いきや「RR73」が返ってこない.. 結局「-08」を3回繰り返された後で他局を取り始める。
原因は、こちらのピックアップ直後にTx Freqの近接でQRMが発生したことが考えられるが、数分後に仕切り直してコールし無事「73」を受領。

●5B4AGN(Cyprus) Band NEW
16時53分にCQシーケンスを-18dBで捉えた。直ぐにデコードレベル以下に沈むも、3コール目でリターンを得た。「73」を受領した際のSNRは-24dBとギリギリであったが、キプロスは昨年一度だけ入感したエンティティであり、思いがけずの1Upはラッキーであった。

●9H1TX(Malta) Band NEW
19時48分に-15dBで入感。マルタ島は初めての入感であり、今シーズン他のJA局がコールされているのを何度か目にするだけであった
DFは2890Hzと高く、先にピックアップされた局のDFを参考に慎重に見定めて2152Hzに設定してコール。
途中、QSBでデコードレベル以下に沈み暫く再浮上しない状態が3回ほど続く。普段、デコードが途切れた場合、5,6回程度で一旦送信を停止して状況を確認するようにしているがギリギリ5回目のコールで「R-19」のリターンを得た。その際、SNRは-22dBであり「悪い流れ」の予感がするも、無事「73」を受領。終わってみればコール開始から15分程でWkdすることができた。

この他にレバノンのOD5ETも入感。(デコードは1回限り)またモンテネグロの4O3Aをコールされている局も複数見受けられたがこちらには入感しなかった。
本日のQSOは以下のとおり;

<6/4
13時前に外出先よりスマホを用いたリモート環境でワッチするとパキスタンのAP2AMが-17dBで入感している。アンテナは北西に向けていたが、次第にSNRは上昇し10分ほどコールしてリターンを得て今回は無事「73」を受領。
5/30の未完QSOの後、何度も入感したタイミングでコールするも不調に終わっていたが、ようやくWkdできて安堵。

16時過ぎに帰宅するとオランダ、フランス、ドイツ局がポツリポツツと入感している。昨日は同地域をコールされている1エリア局を確認するもこちらには入感はなかった。
強力且つ安定して入感しているのはF4ARUで、コール直後にリターンを得た。その他は、デコードできたタイミングを狙ってコールし3局とQSO。フランス、ドイツなどヨーロッパの奥深いところは今期初めてとなった。

18時頃からはクエートの9K2YMが強力且つ安定して20時頃まで入感。同局は昨年QSOしているので静観していると19時半頃にサウジアラビアの7Z1SJ、9K2ODをデコード。2380Hzでコールするもフェードアウトして終了。
この2局をodd(15/45)側でコールする際、同じくodd側に出ていたAP2AMのDFの近接となってしまい、コールされている各局にご迷惑をおかけしてしまった.. 同局はいつもバンドエッジでQRVしており気に留めなかったが、こちらの確認不足は否めない。

21時を回ってウルムチのBG0BBBが-17dBで入感。中国本土局とのQSOは今期初めて。
本日のQSOは以下のとおり。