2020年5月31日日曜日

98. DX運用日誌(55)50MHz

<5/26>
15時半頃からHungaryが3局ほど入感。そのうち未交信のHG2DX、HA0DUをコールしWkdできた。




<5/30>
14時頃からUN、EYが入感し始め、1440時頃にDK8NE(Germany)が-15dBで入感。その後、EnglandのG4FUFを-18dBで初めてデコードした。両局ともコールするもデコードが続かずフェードアウト。

17時半頃より、ヨーロッパが広範囲にオープンし始め、1時間ほどで8エンティティ、20局ほどのヨーロッパ局を確認。一度に10局ほどのヨーロッパ局が見えるのは50MHzでは初めてであり、強力に入感している局を中心にコールを開始。

しかしながらリターンが得られない局に早々に見切りつけて他局に移ったりCQシーケンスを優先してコールしたことが裏目に出たのか結果としてリターンが得られない..コンディションが落ち始めた終盤になって、-26dBでデコードしたS59A(Slovenia)から「73」を未受領ながらリターンを得たのが唯一となった。

今回、比較的安定してデコードできていた局が多かっただけに、QSOが不調に終わったのは残念であったが、ヨーロッパ側のQRMの状況(CQを出し続けるシーケンスが目立った)やJA側でのパイルアップの状況(土曜日の夕方)を考えれば、相応だったのかも知れない。50.323MHzをワッチすることを失念していたことも大きかった。
デコードしたヨーロッパ局とそのSNR(Max)は以下のとおり;

------------------------
IZ5EME -15
DF3CB -10
OE1WEU -11
OZ8ABE -13
HB0SLO -15
F5PAC -11
DL9MRF -14
OK1KSL -17
OZ1DSD -20
OZ2PBS -14
DF5VAE -19
OZ0J -18
DL3GD -16
DK8NE -9
DL3AMI -18
DF5VAE -18
F6GCP -21
F1EBN -18
DF7AP -14
DL3AMI -18
F8ZW -18
DF7AP -18
------------------------
夜の19時半を回った頃になってUN8Gほか、Kazakhstanの数局が入感。同局とUN7DATをコールして難なくWkdできた。


その後、スポット的にItaly(Sicily)のIT9RZRとIW9HRZが-15dB程度で入感。IT9RZRは50.323MHzにQSYし、安定して入感していたがパイルアップが激しくQSOには至らず15分ほどでフェードアウト。また21時半頃にはA41NN(Oman)をコールされている1エリア局が多数見えたものの、こちらではデコードできず。
本日の状況をPSKReporterで見ると以下のとおり;

2020年5月24日日曜日

97. DX運用日誌(54)50MHz

<5/21>
8時半を回った頃に50MHz FT8をワッチするとW局をコールされているJA局を多数確認。こちらでは、中々入感してこなかったが、9時前になってW0VTTのCQが-19dBで入感。何度かコールしてリターンを得るもシーケンスが続かず「73」を受領できなかったが、CLUBLOGでIn Logを確認しLoTWでCfmを得た。W本土は昨年CWでQSOできているが、今回、FT8で初QSOとなった。

QRZCQ.comをチェックしていると昨日の50MHzでのヨーロッパオープンで、未WkdのGermanyとCzechからSpotされていた。シグナルだけは届いていたようである..


<5/22>
15時頃より中央アフリカのTT8SN( Chad)が西日本を中心にオープンしているようであり、16時前には1エリアでも多くの局がコールされている。残念ながらこちらではデコードできずにそのままフェードアウト。
16時21分にUX0FF(Ukraine)のCQを捉え、1stコールでリターンを得た。その後、YO3APJ(Romania)のこちらもCQシーケンスに直ぐに反応しターンがあった。Band Activityをチェックすると、両局ともそれ以前にコールされている局が見当たらないので、出始めのタイミングと思われる。


その15分後にHA0DU(Hungary)のCQが-12dBで入感しコール。直後のリターンは叶わずコールを繰り返しているとHA7TMのCQが入感しこちらを呼ぶことに。途切れることなく安定して入感しており、そのまま5分ほどコールしてリターンを得られた。一昨日のリベンジを果たしてBand NEWを一つ伸ばせた。

17時半頃にUT5UGRのCQを捉えてコールし、こちらは1局待ってリターンを得た。結果、本日QSOできた東ヨーロッパの4局はいずれもCQシーケンスを起点として早々とWkdできた。


<5/23>
朝6時50分頃からワッチするとWをコールされているJA局が見える。3分程してK7CW(WA)が-17dBで入感。1stコールでリターンを得た。その後もW4TAA(FL)、W4AS(FL)、KL7SB(Alaska)をWkd。
7時半頃にVE7DAY(Canada)が-14dBで入感。コールするもデコードレベル以下に沈み、諦めて他のW局をコールしNF4A(FL)とQSO。その直後に再びVE7DAYが-11dBで入感し3回目のコールでリターンが得られBand NEWを一つ増やせた。

今朝Wkdできた北米は6局のうち3局がFloridaであり、PSKReporterを見るとカリブまであともう少しのところ。同じ時間帯にHI8RDをコールされている局もいたが、こちらでは入感しなかった。

コンディションがピークの時、北米局をコールするJA局のデコード数は最大58を記録した。さすがにDecoder Lagも+1に近づいている。


10時20分にUN7JOV(Kazakhstan)のCQが-10dBで入感。1stコールでリターンを得た。その後、UN7Tも入感しこちらも難なくWKdできた。
12時過ぎにA41JM(Oman)をコールされているJA局を確認し、デコードできるのを待ち構えていると、12時20分にA41NNが-15dBで入感。直ぐにコールするもリターンは得られずに10分ほどでフェードアウトしチャンスを逃した.. コールしている途中で XW8LP(Laos)が-16dBで入感するも一度限りであった。

14時半頃よりDK、SP、HGをコールされているJA局が見受けられるがこちらでは入感せず。1時間ほどしてようやくSP7EXY(Poland)が-19dBで入感するも、3回デコードした後、沈んで再浮上せず。同様に18時半頃にLX1CC(Luxenburg)を-14dBでデコードするも1回限りであった。50MHzでヨーロッパをWkdするには安定したデコードが不可欠であることを痛感。

<5/24>
午後16時前にSP6OJK(Poland)が他のEU局をコールするシーケンスが-15dBで入感。5分程コールして「R-06」でリターンを得るも既に先方のSNRは-26dBとギリギリのところ。しかも運悪くDFのほぼ真上でJA局がコールし始めたので「73」をデコードできず.. 3分後に改めて「R-11」、その2分後に「R-20」のリターンを得るもそのまま終了。Band NEWが得られたかどうか先方の”In Log”に期待しOQRS/LoTWを待つことにする。

夜の19時20分に50MHz FT8で
4S7VG(Sri Lanka)が-18dBで入感するも席を外しており気づかず。5分後にコールを開始したところ2回目でリターンを得て、Band NEWを一つ増やせた。こうしたラッキーもたまに起きる。



2020年5月21日木曜日

96. WindowsPCの置換

FT8で使用しているWindowsPCの経年による故障リスクに備えることと、FT8のレスポンスを改善するためにPCを置換した。備忘のために纏めておく。
<経緯>
現行のWindowsPCは、いわゆる自作パソコンで2012年7月に組み上げた後、SSDの容量追加(64GB→120GB→500GB)、電源ユニットの故障交換、BIOS/OSのバージョンアップなどを経て、現在に至っている。
構成は CPUがIntel Core i7-2600K(3.4GHz 4コア/8スレッド)、マザーボードはZ68X-UD3H-B3、メモリーは16GB(8GB*2)、ストレージとして起動ディスク用にSSD(500GB)、データ保存用にHDD(2TB)を設置し、グラフィックボードは内臓GPUで賄うために搭載していない。

動作に関して今のところ特に不具合は発生していないが、メインで用いているiMAC(Retina 5K /2017)と同時並行で作業しているとアプリケーション(Powerpointなど)の立ち上がりなどの遅延は否めない。

昨年夏からFT8を開始して以降、サブ用途であったWindowsPCを毎日使うことになり(HAMlogとデータ連携させるため)、また最近は在宅勤務によるリモートPCとしての使用頻度も高まり、寝る時以外は「点け放し」の状態となっている。

既に8年が経過しているため、マザーボードの部品劣化などで、突然、致命的な不具合が発生しかねないため、使用頻度の低いデジカメ写真などのデータ保管やoffice系のアプリケーションはそのまま残して、FT8運用とリモート接続用に特化したPCを用意(=機能分散)することにした。

<パーツとスペック>
今年に入りPC雑誌やネット記事で最近のパーツ動向をチェックしていると、数年まで高騰し続けていたメモリーやSSDの価格が下落しており、2年前の半値以下となっている。SSDの規格はSerial ATA 6Gb/sから、より高速なPCIe NVMeが主流となっており1TBの製品でも1.5万円程度から入手できる。CPUはIntel一強からAMD Ryzenシリーズがコストパフォーマンスが良く人気を博しているようである。

利用用途として動画編集やゲーム類はしないためハイエンドのスペックを求める必然性はないが、アプリケーションの起動・動作を可能な限り高速にすること(iMACと遜色がない程度に)とFT8のレスポンス遅延を解消するため、PCの構成としては、CPUは Intel Corei7 第9世代または AMD Ryzen7 第3世代から選び、SSDはNVMe規格で1TB、メモリーは16GB以上として、グラフィックボード、データストレージ用HDDおよび光学ドライブは搭載しないことにした。なお、この構成ならばPCケースもミニタワーなど小型のシャーシに組み込めるため「床置きスタイル」から本来の「デスクトップ」にすることができる。

<BTO発注>
上記要件に基づきパーツをネットで調べていると、BTO(Build To Order)パソコンをPCメーカーや販売店が積極的に展開していることを目にする。よく考えると現行のiMACもAppleにBTOで発注していた。会社によってカスタマイズできる範囲は異なるが、パーツの大量発注と商品在庫を抱えるリスクが無いためか価格はそれなりに安い。また、センドバック方式の3年保証をつけているところもあり、自作PCのネックであるパーツの整合性による不具合や動作不良時の切り分け作業の煩雑さを考えると選択肢となり得る。

その中でLenovo社がLegion C530シリーズとして2019年6月から販売しているPCが、グラフィックボードが搭載されていることを除けば、上記要件に適合していることが分かった。ハンドルの付いたキューブ型PCの外観が特徴的ではあるが、コストパフォーマンスが良く直販価格は定価の半値となっており、ちなみに使用されているパーツなどをネット価格で試算してもオプションの3年保証を付けたこちらの商品の方が安いことが判り発注することにした。


<レスポンス比較>
CPUが第2世代(Sunday Bridge)から第9世代(Coffee Lake)となり、ターボ・ブースト時の最大動作周波数は、3.8GHzから4.7GHz(+24%増)、コア数は6から8に増えている。
ストレージへの書き込み速度については、実測値で7倍近くに上がり、電源スイッチOnからWindows10の起動まで10秒足らずとなっている。

上記環境の変化により、どの程度FT8デコード時のレスポンスが改善できるのか、JTDX(v2.1.0-rc150)のデコードに関するパラメータを固定し、CPUに負荷がかかることが想定できるデコード局数が40を超えるタイミングでCPUのパフォーマンスとDecorder Lag値を比較した。
---------------------------------------------------------
FT8 threads →Auto
FT8 Decoding
・wideband decording → deep
・narrow Filter → deep
・QSO RX freq sensitivity → high
・decode sensitivity → use subpass
Hint / SWL mode / AGCs → On
---------------------------------------------------------

 
デコード局数が40を超える場合、従来のPCでは、Lag値は+1.5〜1.8程度となり+2を超過する場合も散見される。その際、CPUの動作周波数はMax値の3.7MHzで使用率は100%となる場合が多く、感覚的にはJTAlertのディスプレイ表示(4X9=36局)が、パタパタと2〜3回に分かれる遅延がある。また先方から「73」を受領した次のシーケンスで、直ぐに送信停止せずに「RR73」のシーケンスを繰り返そうとする(次の瞬間にストップ)事象も起きる。


置換後のPCでは40局を同時デコードしてもLag値が+1.0を超えることは殆どなく、デコード時のCPU使用率は70%を下回っている。また、JTAlertのディスプレイも瞬間で更新されるようになった。普通にデコードしている状態ではLag値は概ね+0.5以下が保たれているようであるが、もう暫くは様子を見ることにする。


2020年5月20日水曜日

95. DX運用日誌(53)

<5/17>
お昼前に50MHz FT8で、DU1CQ(Phillippines)が+00dBで強力に入感。QSBが激しくSNRが乱高下したが、数分間コールしてリターンを得た。
午後は、BY、BV、VR局が多数入感。Phone/CWでも確認するもワッチのみ。夕方にJA6局がSV9CVY、TT5SNをコールされているのが見えるが、こちらでは入感せず。夜の20時頃より中央アジアが入感し始め、新たにUN2G(Kazakhstan)が見えて5回ほどコールしてリターンを得た。Kazakhstanはこれで4局目のWkdとなった。


<5/18>
朝6時半前に14MHz FT8でZB2CM(Gibraltar)が-14dBで入感。同局はこれまで何度かスポットされているのを確認しているが、デコードできたのは今回が初めて。DF1905Hzに対してTx Freqを287Hzに設定しコール。5回ほどでリターンがあり、NEWエンティティ1Upとなった。

午後13時過ぎに50MHz FT8でUR0MC(Ukraine)が-19dBで入感。4分ほどコールしリターンを得てBand NEWを増やせた。

その後、15時頃から6エリアを中心に中央アジアから東欧、地中海まで広範に入感している様子が伺えるが、こちらでは全く入感しない。17時前になって、ようやくJT1CO(Mongolia)が入感しコールするもQSBが激しく直ぐにデコードレベル以下に沈む。

17時40分になってSV9CVY(Crete)が-20dBで入感。DF2539HZに対して何度かTxFreqを変えながらコールし18時16分にリターンが得られた。DFの近接に現れたSV1DH(Greece)と被ってデコードできなくなることを懸念したが、無事「73」を受領。1エリアでの再開局後、50MHzでのヨーロッパ局との初QSOとなった。高校生の頃にQSOしたZB2BL以来である。

受領したeQSLを確認するとTimeが
リターンを得た時刻と30分以上乖離しており、コール開始直後にリターンを得ていたかどうかは不明であるが、LoTWの照合許容範囲を超えているので再度データをアップロードしCfmした。

その後、JT1CO、JT1BVが強力に入感。両者ともリターン後にシーケンスが続かずに苦労するも、ようやく「73」を受領でき本日はBand NEWを3つ増やすことができた。そのほかにTA3MHA(AS Turkey)も-16dBで入感したがQSOには至らず。他局がコールされているDL、S5、
OHなどはデコードできず。

<5/19>
朝6時半頃に14MHz FT8でTK5IH(Corsica)が-5dBで入感。数回コールしてリターンを得た。その後、SU3YM(Egypt)、バルカン半島のZA/IZ7PMQ(Albania)がそれぞれ入感しスムースにWkdできた。
8時半過ぎに50MHz FT8でNH6Y(Hawaii)が-20dBで入感。何度かコールするもデコードレベル以下に沈んで再浮上せず。その後、KH6Uが-16dBで入感。直ぐにコールを開始し3分後にリターンを得てBnad NEWを一つ伸ばした。

その後、NH6YのCQingが-15dBで再入感。DFを2616HzにQSYしており200Hzほど下でコール。今回は安定してデコードできており、2局待ってリターンが得られた。

<5/20
午後13時前に50MHz FT8でJT1BUのCQingが-18dBで入感。1stコールでリターンを得られた。

その30分後に東欧のYO8HP(Romania)が-16dBで入感。3分ほどコールしてリターンを得て、Band NEWを一つ増やせた。

その後も入感してくるUT9LC、UT7QF、YH6BHN、YO8WWを順々にコールして調子よくWkdできるも、15時前に入感し始めたBand NEWとなるHungaryの4局をコールするがリターンが得られない.. 
そうこうしているうちに西欧の局をコールされているJA局が散見され、期待しながらデコードできるのを待つも、こちらでは一向に見えてこない。15時40分になってようやくF5LNU(France)を-16dBでデコード。しかしながら一回限りで沈んでしまい、同じように他のヨーロッパ局もスポット的に入感するもデコードが続かない状況。その中で最も多くデコードできたI6WJB(Italy)のCQingを17時52分に捉えてコールしたところリターンを得ることができた。最後になんとか一矢報えた感じである..

本日、50MHzでデコードできたヨーロッパ局とそのSNR(Max)は以下のとおり;
------------------------
HA2NP-14
HA5UK-19
HA8CE -12
HG2DX -17
F5LNU -16
EA6VQ -17
SP4MPB -14
DF5VAE -19
F5BZB -20
YT9A -14
IT9RZR -19
HA1AD -23
------------------------
全てWkdできていれば(タラレバ..)一気に6エンティティUpであったが、本日は二つ増やせただけでも幸運であったと思うことに。ちなみにBand Activityを後からチェックしJA局がコールされていたヨーロッパ局をざっと数えたところ、上記以外に20エンティティもあった..


2020年5月17日日曜日

94. DX運用日誌(52)

<5/14>
昨日に続いて午後14時過ぎから50MHz FT8で中央アジアのUN3G(Kazakhstan)のCQingが-20dBで入感。先方のSNRは-11dB程度まで向上し、3分程コールして「R+06」でリターンを得た。その後、UN7GKも入感するも直ぐにデコードレベル以下に沈みQSOには至らず。


午後からは50MHz FT8で14時22分に北米のKL7HBK(Alaska)が-8dBで入感。1局待ってリターンを得たが、先方のSNRは-24dB、こちらのリポートは-25dBとぎりぎりのところ。「RR73」を2
回送って「RRR」を受領し何とか踏み留まった感じであり、これ以降のシーケンスはデコードできなかった。

18時前には、VU2NKS(India)のCQが-12dBで入感。直ぐにコールするも
EsでのJA8局が被り始めてデコードできないシーケンスが続く。それでも3局ほど待って「R-03」のリターンを得られた。先方のSNRは-22〜24dBまで下降するも何とか「73」を受領。結果、本日は思いがけずBand NEWを二つ増やせた。


<5/15>
11時過ぎに50MHz FT8でEY8MM(Tajikistan)を-19dBでデコードするも3回でフェードアウト。その後、16時半頃から中東のA71EM(Qatar)をコールされている多くのJA局を確認。こちらでも17時前に-14dBでデコードできたが、5分ほどでデコードレベル以下に沈む。A9、9K、7Zも入感しているようであったが、こちらではデコードできず。
EY8MMは、19時台にも入感するがやはり安定してデコードできない。20時半頃から再びコンディションが上昇し、UN7GK(Kazakhstan)が入感。SNRは-9dBまで上昇し3コール目でリターンを得た。

その後、EY8MMも入感し始めコール開始。SNRがピーク-7dBとなったシーケンスでリターンを得た。同時にUK9AA(Uzbekistan)も入感しており、こちらも4分程コールしてリターンを得た。

22時過ぎに、中東の9K2GS(Kuwait)が-13dBで入感。直ぐにコールするもDFの真上でBY局がUN7GKをコールしているためデコードできない状態が続く。諦めていたところ「R-18」でリターンを得るもシーケンスが続かず、再度コールして再び「R-03」を得たが、結局「73」は受領できずにフェードアウト。後からCLUBLOGをチェックするとNot in Log であった..
これまで50MHz FT8で未交信のBY、BV、VR局が入感する度にコールし、ここ数日は10局/日以上のペースでQSOできているが、さすがにきりがなく、またコールしているシーケンスで他のDX局が入感する可能性もあるので、JT Alertのアラームを解除し網羅的にコールすることは暫く控えることにした。

<5/16>
午前中、FT8用の新たなPCのセットアップを終えて、午後から50MHzをワッチするとA92HK(Bahrain)が-18dBで入感。SNRはピーク-2dBまで上昇するも激しいパイルアップの為なかなかリターンが得られない。断続的にコールしていると14時半頃にA71EM(Qatar)も-10dB程度で安定して入感し始め、更にA92GE、A71AEも見えてきた。
1エリアだけで30局以上がコールするのが見えているが、先方局がピックアップしている関東以西の見えないJA局を含めると、バンド中が騒然となっていることは容易に想像がつく。
先にWkdされたJA局の送信周波数を参考にしながら、何度かQSYしてコールするも、なかなかリターンが得られない。試行錯誤を繰り返していると、ようやく15時42分になってA71EMからリターンが得られ、その後は直ぐにA92GE、A71AEをWkdでき、最後にA92HKを最初の入感から4時間後にリターンを得た。これで3日間連続でBand NEWを二つ伸ばせたことになる。

中東と言えば、やはり砂漠にラクダと誰しもが思うのか、eQSLのデザインは土地柄を現すものが、いただいても嬉しい。
 




2020年5月13日水曜日

93. DX運用日誌(51)

<5/11>
朝7時前に14MHz FT8でSU1SK(Egypt)のCQingが-5dBで強力に入感。NA指定であったので、暫く見ているとJA局を取り始めてパイルアップに.. 遅ればせながらコールを開始し10分後にリターンを得た。その後、30局以上のパイルとなっておりF/Hに移行した。

夕方17時過ぎから50MHz FT8でHongKongが多数入感。20時頃まで断続的に入感し、新たに7局とQSOできたものの激しいQSBにより2局が「73」未受領に終わった。

17時半頃に初めて3W1T(Vietnam)を-11dBでデコードし、DF205Hzに対して2400Hz辺りでコールを開始するもリターンが得られない。SNRは最大で+4dBまで向上し、こちらでは見えない西日本エリアの局を含め、激しいパイルアップになっている様子。何度もTx Freqを変えながら1時間以上コールするも、残念ながらQSOには至らず..
夕食を終えて20時前にシャックに戻ると、同じベトナムの3W3BのCQが-18dBで入感している。DF633Hzに対してTx Freqを267Hzに設定し、4回ほどコールしたところでリターンを得た。その直後に3W1TのCQingを確認しコール2回目ですんなりとWkdできた。NEWをWkdする時は往々にしてこのようなことが起きる。



<5/12>
夜の19時半頃に14.080MHz FT4で東アフリカの5Z4/G3AB(Kenya)のCQingが-12dBで入感。3回ほどコールしてリターンを得たもののシーケンスが進まず未完了。再チャレンジして3分後に「73」を受領した。
FT8をワッチすると、ヨーロッパから北米の東海岸、そしてカリブまでオープンしており、Barbadosの8P6QA、8P6PDが同時に入感。これまでFT8で何度も確認していたがQSOのチャンスが無かったエンティティである。両者とも400Hz以下の低いDFからQRVしており、Tx Freqを475Hzに設定し8P6QAからコール。直ぐにリターンが得られQSO終了直後、8P6PDをコールしこちらも3コール目でリターンを得た。先週のイラクや昨日の50HHzのベトナムと同様、苦心したエンティティでも出来るときは意外とあっさり (連続して)Wkdできるようである。



<5/13>
朝5時40分に14MHz FT8で地中海の9H1SR(Malta)が-18dBで入感。10分程コールするもリターンがなく、そのうち西アフリカのEL2BG(Liberia)が-18dBで入感し始めたので、こちらをコールし始めたところ、7分後に9H1SRからのリターンを得た。

その後、EL2BGへのコールを再開し4コール目で「R-14」のリターンを得るも「73」を受領できないため再チャレンジ。何度かリターンが得られたものの、間が悪いことに毎回、SNRが-26dBと低くシーケンスが続かない状況。諦めてコールを停止した後、念のためeQSLをチェックすると最初の「R-14」でQSLを得ていたことが判明し、LoTWでもCfmが確認できた。


週明けより50MHz FT8で中央アジアから東ヨーロッパ方面が入感している様だが、JA局がコールされているのを静観するだけで、こちらではデコードできない。シーズン当初のコンディションなので 6エレシングルのフロントゲインでは厳しいと思っていたが、本日、14時過ぎに初めてUN3GX(Kazakhstan)のCQを-19dBでデコードできた。試しに Tx Freqを522Hzに設定しコールしたところ、1局待って「R-06」でリターンが得られBand NEWを一つ増やせた。