92. DX運用日誌（50）

＜5/7＞
午後14時頃から50MHz FT8でBY、BV、HLが入感し始め、特にBYは夜の20時頃まで断続的に見えている。未交信局を見つけてはコールした結果、19局とQSOできた。
19時40分頃にKG6DX（Guam）のCQingを-12dBでデコード。アンテナがサイド方向（南西）に向いていたので南に廻しながらコール。SNRは-5dBまで向上し「R-13」でリターンを得た。ようやく50MHzでのQSOが敵い、Band NEWを一つ増やせた。

＜5/9＞
朝6時26分に14MHz FT8でYI3WHR（Iraq）のCQが-18dBで入感。GLをチェックし中東エリアであることを確認していると、次のシーケンスで北米局にリターンが返り「本物」であることが判明。アンテナを北西方向に廻しながら378Hzでコール。何度かデコードできないシーケンスが続いた後、2550HzにQSYして再びCQを出し始める。

2局続いてJA局にリターンがあり、一旦、送信を停止し、続くシーケンスでJA局が送信されている周波数を確認。その70Hzほど下にTx Freqを設定してコールしたところ1回目でリターンが得られた。

その後、激しいパイルアップとなっていたが、こちらでは20分ほどでフェードアウト。同局からは、直ぐにeQSLが届きLoTWにもアップされ、早々にNEW エンティティをCfmする事ができた。


＜5/10＞
朝5時半前に14MHz FT8でYI1DYS（Iraq）が入感。相手の送信周波数にQSYしてリターンを返すパターンでコール6回目でリターンを得るが、直前にこちらのTx Freqを変えたことが影響したのか「73」を受領できず終了。その後、FT4でYI1SALが-1dBで入感。7分ほどコールしてリターンを得た。このほかYI3WHRも見えており、昨日からこの時間帯でIraqがよく入感している。

6時過ぎに14MHz CWでアフリカ北西沖のD4Z（Cape Verde）がピークRST:579で入感。オンフレで数回コールしリターンを得た。著名なコンテストクラブ局であり、以前より狙っていたが本日ようやくWkdでき、昨日に続きNEWエンティティを一つ伸ばすことができた。
そのほか北アフリカのCN17PG（Morocco）も長時間に亘り入感。こちらも一旦、リターンは得たが何度かリポートを繰り返すも「73」を受領できずに終了。YI1DYSと同様、ピックアップした相手の送信周波数にQSYする運用であったが、この場合、こちらの最終シーケンスでQSYしてきた他局が同時に送信してくる（被せてくる）可能性もある。

夕方は、50MHz FT8でBY、BV、HL、JD1、VR、KG6が入感。九州・沖縄の方ではインドから中東辺りまでパスが伸びていたようだが、こちらでは全く見えず。いつもどおり未交信局を見つけてはコールするも、短く深いQSB（+6dBでデコードした次のシーケンスで-22dBに低下..）のためか中々リターンが得られず、本日は結局、4局とのQSOに留まった。