■サマリー
約2ヵ月間の結果として、近隣エンティティ(韓国、中国、台湾など)を除き、47エンティティをWkd、322局とQSOできた。内訳は以下のとおり。

■DXCC/VUCC
新たにWkdできたDXCCのNew Entityは、ベラルーシ、ルクセンブルグ、アルメニアの3エンティティ。VUCC (50MHz)ではNew Gridを60グリッド追加し、近隣アジア・国内分を合わせると、この期間だけで80グリッド増となり、累計で900グリッドを超えた。
エリア別・エンティティ別のQSO局数は以下のとおり。

入感したもののQSOに至らなかったエンティティ(モロッコ、ジブラルタル、リヒテンシュタイン)やQSO B4局のためコールを控えたエンティティ(モンテネグロ、キプロス、ウェールズ、マン島など)を含めると、55エンティティほどが入感したことになる。
■日別推移
オープン規模の大小はあったものの、この期間中はほとんど毎日どこかしらのEUまたは北米局が入感していた。
日付別に見ると、7月20日の72QSOが突出しており、この日がシーズン最大のオープンだったことが分かる。また、1日15局以上QSOできた日は計8日あった。5月下旬から7月末までのQSO数の推移は以下のとおり。

■年度比較
2020年度以降、同期間(5月~7月末)のQSO実績(近隣エンティティを除く)を比較すると以下のとおり。今年度は、ようやく2021年度と同程度の水準まで回復した印象である。
一方、2022~2025年度は夏シーズンのQSO数こそ少ないものの、年間総QSO数は大きく落ち込んでいない。これは春・秋シーズンにおけるオセアニアや南米とのQSOが、その不足分を補っていたためである。

■課題
今シーズン入感を確認した希少エンティティのモロッコ、ジブラルタル、リヒテンシュタインはいずれもデコードできた回数が少なく、安定した入感がWkdへの必須条件であることを改めて認識した。また、北米東海岸も総じて信号が弱く、残るDE・VT・RI州のWkdは依然として容易ではない。
これらの状況を踏まえると、アンテナゲインを高めることが最も効果的だと考えるが、アンテナ系の強化は現実的に厳しく、当面はコンディションを的確に見極め、限られたチャンスを確実に活かす運用を積み重ねるしかないであろう。