2021年7月30日金曜日

174. DX運用日誌(114)

●50MHz DXing
<7/23>
2020東京オリンピックの開会式当日。16時頃からギリシャを中心にドデカネス諸島、クレタ島、フランスが入感。いずれも交信済みの常連局であり、未交信のギリシャ局をコールするもデコードは続かずQSOは叶わなかった。
<7/24>
朝6時45分頃にワイオミング(WY)の2局が強力に入感しそれぞれQSO。その後、WAS Band NEWとなるネブラスカ(NE)のAG0Nも-9dBで入感しこちらも難なくWkdできた。
<7/25>
4連休の最終日、朝9時頃からアリゾナ(AZ)を中心に入感。一時的には1ピリオドで9局入感するも”QSO B4”局が多く、QSOは1局に留まった。

<7/26>
朝9時半頃にアメリカ西海岸が入感。ユタ(UT)とカリフォルニア(CA)の3局とQSO。
昨年5月にQSOしたウズベキスタンのUK9AAからのQSLカードが来着。先月6/25にPaypalで入金し1ヶ月ほどで到着。ウズベキスタンとのQSOは同局のみ且つLoTW未対応のため、QSOから1年経ってようやく請求したが、その3日後にUK7ALをWkdした。

●SV2RSG/A (Mount Athos)on 20M -ATNO-
7/23の早朝に14MHz CWでスポットされているのを確認。DXnews.comによると運用は今週末限定のようである。
スポットされた時刻は4時頃でありワッチ開始時点では入感はなかったが、7時頃に再び14.010MHzに合わせると僅かに信号が確認できるレベルで入感。
15分ほどして信号が浮上して先方のコールサインを確認。+2.5KHzのスプリットでコールしたところ***AFR のリターンが得られフルコールを再送し先方からTUを受領。
QSLマネージャーはSV1RPが務めるとのこと。ギリシャは1年以上航空便の取扱いが休止中のため船便で発送し気長に待つことにする。


2021年7月21日水曜日

173. DX運用日誌(113) 50MHz

<7/16>
朝 7時前からアメリカ北西部が入感。次第に南東部まで広がり、多い時で1ピリオドで5局ほど入感。オープンは11時過ぎまで続きアラスカを含め14局とQSO。
WASのBand NEWは、ノースダコタ(ND)とワイオミング(WY)。その他は、AR,CO,ID,MO,OK,WAなど。
WYの2局はピーク-1dB程度で入感するも何故かCQを連発しており、K7TNTにJTAlertでメッセージを送ると、本土のQRMでJAが見えないとの返答。暫くして他の局をコールしていると、いきなりリターンとともにデコードできたとのメッセージが来着。こちらの「RR73」が見えないらしく何度かやりとりしながらようやくWkdまで辿り着いた。

午後13時半頃からはウクライナが入感。その後、エストニア、ブルガリアなどが数局見える程度。15時半頃には、VK6が入感し未交信の3局とQSO。18時半にはインドネシアのYB2MDUもWkdできた。

<7/17>
朝 7時頃からアメリカ北東部から南東部にかけて散発的に入感し3局とQSO。
9時前からチャタム島のZL7DXをコールされている局を確認しアンテナを向けてワッチしていると9時4分に-21dBで入感。SNRは-14dBまで上昇するも、デコードできたのは4シーケンスのみであり、その後フェードアウト。
同じ時間帯にキューバのCO8LYもQRVしていたがこちらには入感せず。11時過ぎにはVK3がオープンし1局とQSO。

午後は14時過ぎ頃からキリギスタンのEX8PRTとジョージアの4L/DL7ZMが同時且つ強力に入感。他にもAP2AMがQRVしており、odd,even側ともコールされているJA局で溢れていた。
4L/DL7ZMは、CW(50.106MHz),SSB(50.145MHz)でもQRVしていたが、こちらでは微かにその存在が分かる程度の強さであり静観せざるを得なかった
17時頃にはOD5ET,9H1TXも強力に入感しており、終日バンド中が賑わっていた。

<7/18>
朝 8時過ぎからアメリカ西海岸と北東部が入感し2時間ほどで9局とQSO。50.323MHzでCO8LYをコールされている局を確認するもこちらには入感せず。

午後は14時半頃からイタリア、サルディニア島が入感。いずれも未交信であったのでコールしてWkd。コルシカ島のTK5JJもQRVしていたようであるがコールされているのは3エリア以西でこちらには入感しなかった。

<7/19>
朝 7時過ぎに久しぶりにアメリカ東海岸が入感しN1DG(MA)とQSO。その後10時頃にワッチすると1ピリオドで最大20局ほどが入感している。主にIN,IL,MI,OH辺りで、ピークの時間は30分も続かなかったが短い時間で4局とQSO。

午後は15時過ぎからウクライナ、イタリア、フランスが見え始めて数局とQSO。
16時過ぎにガーンジー島のGU8FBOが-14dBで入感。直ぐに沈むも10分ほどして再浮上したタイミングでコールし「R-20」のリターンシーケンスを-25dBでデコード。その後「73」未受領のままフェードアウトした。
帰宅後、メールで問い合わせたところ、"Not in Log"であり同時刻には他のJA局に「73」を送信していたとの返答から "False Decode"であったことが判った。こちらの「RR73」はデコードできていたらしいが、リターンは得られていないためQSOは未成立。

16時半前にウエールズのGW7SMVが-17dBで入感。SNRは-7dBまで上昇するも、デコードできたのは5シーケンス程度であった。これまでも同局の入感は同じようなパターンが多く、なかなかQSOのチャンスは巡ってこない..
同じ時間帯にコルシカ島のTK5JJが-15dBで入感。10分ほど断続的にコールするもリターンは得られなかった

午前・午後とも久しぶりに大きなオープンであったが、あいにくPCリモートでの限られたQRVであり、特段の成果は得られなかった。
移動中のiPhone画面操作も随分と慣れてきたが、こまめなDFの変更やPSKReporterなどをリアルタイムで確認できず、あくまでJTDXの基本操作に限られることが難点ではある。

<7/20>
朝8時半頃に北米コロラド州の2局が入感。未交信局であったのでコールしてWkd。
午後は14時過ぎからカザフスタンとウクライナが強力に入感。ヨーロッパの深いところまで伝搬が伸びていくことを期待するも本日はウクライナ止まりであった。

6/25にSAEを送付したモンテネグロの4O6AHから1ヶ月足らずでエアメールが来着。QSOは「73」未受領で終了していたが無事にCfmできた。


<7/21>
午後14時半頃にスポット的にN6JVが-8dBで入感しコール。午後のこの時間帯にアメリカ本土とQSOできたのは初めて。

15時頃になってUR,UB7,9H,YT,I,HA,OM,DKなどが散発的に入感。殆どがQSO B4であったが未交信のイタリア局を見つけてQSO。

16時半にはコルシカ島のTK5JJが-22dB入感。3ピリオド後にデコードレベル以下に沈むも17時16分に再浮上。今回はSNRが-12dBまで上昇し、 Hamspot.com をチェックするとこちらの信号を-13dBでデコードしてくれている。チャンス到来と思うものの3分程で再び見えなくなる..

再々浮上に期待して断続的にコールした結果、10分後に「R-22」のリターンシーケンスを-19dBでデコード。先方からの「73」を受領できなかったため「RR-73」を送信していると、JTAlertのメッセージで確認した旨の連絡を受けた。
7月になって何度か入感しトライしてきたが、よ
うやくQSOできて今シーズン最後?となるであろうBand NEWを得た。

昨年のマルチホップEsによるDXのピークは夏至の頃であったが、今年は夏至の前後では振るわず、1ヵ月ほど経って北米、ヨーロッパが頻繁にオープンしている。
昨年とは入感のパターン・持続時間・信号強度など異なるが、コンディション自体は良好であったと言えるのかもしれない。


2021年7月14日水曜日

172. DX運用日誌(112) 50MHz

<7/11>
朝7時過ぎからカリブのP4,HIをコールされている複数の局を確認するもこちらには入感なし。
8時頃からアメリカ中西部辺りが散発的に入感。WAS Newであるテネシー(TN)のK4QWSのCQingを何度もコールするが応答は得られず、他の局も-20dB前後のため静観して終了。

14時過ぎにイタリアのI6WJBが-6dBで入感するも他のDX局は見えない。QRZ.comによると同局は所謂Big Gunではないが(しかも無線機は全てHome Brewとのこと..)いつもこの局だけが見えていることが多々ある。 

少し経ってジョージアの4L/DL7ZMをコールされている局を確認するもこちらでは見えず。15時過ぎにはマケドニアのZ32ZMが-18dBで入感。3000Hz辺りでQRVしておりコールするもデコードは不安定でリターンは得られなかった。

その後、OE,F,OGが入感し始めて、16時37分に今期4度目となるウェールズのGW7SMVが-16dBで入感。直ぐにコールするも、4ピリオド後にはフェードアウトし今回もチャンスを逃した。
5分ほどして今度はスコットランドのGM4WJAが-20dBで入感。SNRは低いものの途切れることなくデコードできており、コール開始後、4分ほどして「R+00」のリターンを得た。
こちらでの入感は18時頃まで。本日は、EA6の常連4局(EA6VQは終始強力であった)、OH0Zなどが入感。
JA側は北海道から九州までコールされており、even側は賑わっているが、DX側は多くても1ピリオドで3ライン程度且つ常連局が多くQSOは3局に留まった

<7/12>
10時頃からPCリモードでワッチすると北米アラバマ、アイオワ辺りが見えている。未交信局が入感したタイミングでコールして5局とQSO。 
8時頃にキューバーのCO8LYが50.323MHzにQRVしていたことを後から知ったが、果たしてデコードできたがどうかは疑問。

午後13時に9N1CAが-17dBで入感。シーズン終盤になって初めてデコードできた。SNRは-11dBまで上昇するも15分ほどして見えなくなったので、定石通りFT4にQSYしたと考え、50.318MHzをワッチすると同局をコールされているJA局を確認。
しかしながら、FT4ではデコードレベルに達せずチャンスを逸した。

17時半頃に帰宅しワッチするとジョージアの4L/DL7ZMをコールされているJA局でバンドが溢れているが、こちらでは入感しない。
18時頃よりGシリーズをコールされている7,8エリア局を確認。入感を待っていると19時前に今期初めてノルウェイのLA7HJAが-11dBで入感。”QSO B4”のため静観していると、複数のノルウェイ局がQRVしているようであったがこちらではデコードできなかった。

20時半頃にインドの常連3局が入感。先月リターンを得るも“Not in Log”であったVU2BGSをコールし今回は「73」を受領した。

<7/13
10時過ぎにJT_Alertの音声通知でDX局の入感を知りワッチすると、アメリカ北西部の数局が入感している。WAS Newとなるサウスダコタ(SD)のK0KXを逃してしまうが、30分ほどで西海岸を中心に7局とQSO。

●4L/DL7ZM(Georgia) Band NEW
午後13時半頃にパキスタンのAP2AMとカザフスタン数局が入感。同じ頃にジョージアの4L/DL7ZMをコールされている局を確認し、14時13分になってようやく-20dBで入感。これが初めての入感となり、直ぐにコールしたところ、1局待って「R+10」のリターンを得た。
SNRは上昇傾向にあったので、このまま「73」を受領して終了と思いきや、次のシーケンスがデコードできず、その次には別の局に「73」を返している..
 継続して「RR73」を送り続けていると4分後に-22dBながら「RR73」を受領した。


15時過ぎには複数のイタリア局とともにコルシカ島のTK5JJが入感。SNRは-14dBまで上昇しHamSpot.comではこちらの信号を-8dBでデコードしていることを確認。チャンス到来と期待するも、一旦QSBでデコードレベル以下に沈んだ後、再浮上することはなかった。


昨年同様、シーズン終盤になると変則的、スポット的に新たなエンティティ、初めて目にする局が現れるようである。いずれにしても、年に数分間しか訪れないQSOのチャンスをモノにできるかは運に依るところも大きい


2021年7月10日土曜日

171. DX運用日誌(111) 50MHz

<7/7>
14時頃からPCリモートでワッチすると、先日QSOした4O3AがCQingを繰り返しているのを確認。その後ボスニア・ヘルツェゴビナのE73Sを-8dBでデコード。コール開始後にSNRは±00dBまで上昇し、3局待って「R+00」でリターンを得た。
しかしながら次のシーケンスで「73」を受領できない。何度か「RR73」を送り続けていると、他
局にも「73」を返しておらず「R-**」送出した次のピリオドで次の局をピックアップしているので送信を停止。
DXSCAPEのSPOTも上げてくれており、後日、LoTWでもCfmしBand NEWが確定した。


その後、イタリアの2局をコールしてリターンを得るも、コンディションは急速に下降して
I6WJBなどの常連局以外は見えなくなる。15時過ぎからは3エリア以西でSU1SKやEA8数局、16時を回ってからはHB0CCやCN8LI,CT3MDをコールされていたがこちらでは入感せず。

<7/8>
朝7時頃からアメリカ北東部周辺がオープン。1ピリオドで1〜2局程度の入感であったが、WAS のBand NEWとなるバージニア(VA)とニューヨーク(NY)をWkd。その他にQSOできた州はOH,WI,KY,MIなど。

午後16時頃からフランスの数局が入感し、スロベニア、イタリア、オランダなどに次第に広がっていく。ピーク時には1ピリオドで10局ほどが見えていたが、”QSO B4”が多くコールする機会がなかなか訪れない.. 
昨日から引き続き4O3A,4O6AHやE73Sがよく見えていた一方、サンマリノのT77Cをコールされている複数の局を確認するも、こちらではデコードできなかった。
結果、1時間ほどのオープンで、フランス、イタリアを中心に9局に留まった。本日のQSOは以下のとおり;


<7/9>
朝の6時15分頃から7時過ぎにかけて複数のプエルトリコ局をコールされているのが見える。8エリアから4エリアまで広域に亘りオープンしているようであったが、こちらではデコードできなかった。HI,VP2Vなどのカリブ局をコールされている局もいらしたが傍観するのみ。

6時半頃にN2GHR(NY)が-16dBで入感。昨日同様、信号が浮上したタイミングで数局が見える程度であり、コールした次のピリオドでフェードアウトしているパターンが多い。それでも2時間ほどオープンでBand NEWとなるサウスカロライナ(SC)とアラバマ(AL)をWkdできた。一方、強力に入感していたコネチカット(CT)とWAS最難関?のデラウエラ(DE)を逃した。

<7/10>
朝5時40分に複数のテキサス局と共にケイマン諸島のZF1EJが-19dBで入感。SNRはピークで-11dBに達するが、暫くしてデコードレベル以下に沈む。10分ほどして再浮上するも、数ピリオド入感しては再び沈むことの繰り返しが続く。

HamSpots.comをチェックすると、こちらの信号を-23dBでデコードしてくれているが、パイルアップもありリターンを得られないまま、DFの近接でKL7RRCがCQを出し始めて万事休す.. 
数分後、DFを少し下げたため再入感するも、北米局を中心にピックアップしており、6時35分のデコードが最後となった。
昨年の6/28から1年ぶりのチャンス到来であったが、次回(来年?)に持ち越しとなった。

その後、アリゾナ(AZ)、コロラド(CO)など南西部がオープンし2時間ほどで17局とQSO。後半は「73」未受領となるケースも散見された。

午後から夕方にかけては中東、ヨーロッパ方面は開けず、PSKReporterを確認しても1エリアに限らず入感しなかった様子。唯一、18時頃からモンゴルのJT1BVのCQingが強力に入感していた。
土曜日の午後にも関わず BY,BV,VRも全く見えないので、今シーズンの終焉がまた一歩近づいたと感じる。
残り少ないオープンのチャンスで一つでもBand NEWを増やしたいところだが、難易度の高いエンティティばかりなので厳しい気がする。


2021年7月6日火曜日

170. DX運用日誌(110) 50MHz

<7/3>
朝7時過ぎにワッチすると既に北米の北東部から東海岸がオープンしている。今期初めて見る東海岸であるが、1ピリオドで3局ほどであり、他のJA局がコールされている局の3割程度しか見えていない。 K1JTもQRVされているようだが、こちらには入感しなかった。
入感局のSNRは-15dBを下回るケースが多くコールしても中々リターンを得られなかったが、それでも2時間ほどで11州とQSO。WASのNEWはノースカロライナ(NC)のみであり、他は IA,IN,MD,ME,MN,NH,PA,WI,WV であった

午後はヨーロッパがオープンしたがこちらでは小規模に留まり、50.323MHzでスペインの2局とバレアレス諸島のEA6SXをWkd。
西日本ではエジプトのSU1SKをコール&QSOされているようであったがこちらには入感せず。

<7/4>
午前中11時頃にアラスカのPedition局KL7RRC(Adak Island)のCQシーケンスが-13dBで入感。急いでコールし2局待ってリターンを得たが、日本との距離も近いせいか、終日、断続的に入感していた。14時半頃には他のアラスカ局が複数入感しそのうちWL7AIとQSO。

15時過ぎにアイルランドのEI4KFが-20dBで入感。アイルランドは昨年QSOできているが、同局をコールしながら他のGシリーズの入感を待っていると、30分ほどしてスコットランドのGM4WJAが-17dBで初めて入感。その後、GM3YTS(-18dB)、MM0SJH(-12dB)と続くも、いずれもデコードは一回限り。その後、北アイルランドのGI0OTCも-14dBで見えるがデコードは2回のみであった。

●MM0AMW(Scotland) Band NEW
HamSpots.netをチェックすると15時36分にMM0AMWがこちらの信号を-19dBでデコードしてくれている。取り敢えず信号はスコットランドまで到達しているようだが、肝心の同局が見えない..
20分ほどしてようやく-17dBで入感し直ぐにコール。2秒遅れであったが「R-11」のリターンを得られ、次のシーケンスでは-26dBながら「73」を受領できてBand NEWを一つ伸ばせた。

その後、1エリアでは複数のアイルランド局、スコットランド局、マン島のMD0CCE、ウェールズのGW7SMVをコールされていたが、こちらには入感しなかった。JA側の入感エリアは次第に西日本に移っていき、替わってデンマーク、スペイン、ポルトガル、フランス等が散発的に入感し未交信の9局とQSO。

本日、1エリアでコールされており、こちらではデコードできなかったBand NEW局は、HB0CC,5T5PA,ZB2GIなど。この土日のQSOは以下のとおり;

<7/5>
朝5時過ぎからワッチすると既にカナダ数局とアメリカ北西部が入感している。この時間帯からの50MHz DX入感は初めてであり、コールされている局が少ないためか、1stコールでリターンが次々と返ってくる。
7時頃からアメリカ北東部までパスが伸び始め、9時頃まで断続的に入感し約20局とQSO。WASのNewはニュージャージ(NJ)のみで、他の州はID,IN,MA,MT,MI,WA,WIなどであった。

9時過ぎにグリーンランドのOX3LXをコールされている局を確認し、アンテナを向けてワッチしていると9時20分頃に-18dBで入感。直ぐにコールするも激しいパイルアップとなり、リターンを得られないまま20分ほどしてフェードアウト。

午後は14時半頃にウクライナ数局が入感。次第にパスは西に移りオランダ、スペインなどが見え始めて数局とQSO。

●MI1ERL(North Ireland) Band NEW
16時過ぎに北アイルランドのMI1ERLが-16dBで入感。SNRは-11dBまで上昇するも直ぐに落ち始め、デコードできないピリオドが増え一旦、見えなくなる。それでも諦めずにコールしていると6分ほどして「R-14」のリターンを得ることができた。「73」は受領できないままフェードアウトするも、後ほどeQSLを受領し”In Log” を確認。
北アイルランドは GI0OTCも断続的に入感していたが、やはりデコードは不安定であり、集中してコールするもリターンは得られなかった。この時間帯、アイルランド局も多数入感するも同局に取り掛かっていたため、QSOは昨日取り逃したEI4KF 1局に留まった。入感したアイルランド局は以下のとおり;
・EI2CN   -07dB  *QSO B4
・EI2GLB -19dB
・EI3KD   -18dB
EI4DQ   -18dB
・EI6IL     -07dB
・EI7IX    -18dB

18時前には、ウェールズのGW7SMVが入感するもデコードは2回限り。1エリアでコールされておりこちらでデコードできなかったBand NEW局は、EA9IB,CT3IQ,5T5PAなど。本日のQSOは18エンティティ/45局となった。



2021年7月1日木曜日

169. DX運用日誌(109) 50MHz

<6/30>
朝の7時頃から北米西海岸がオープン。QSBが激しく-10dB程度でデコードした次のピリオドには見えなくなるパターンが多く、中々リターンが得られない。10時過ぎまで断続的に入感していたがQSOは4局に留まった。

午後は、13時半頃からヨーロッパ局をコールされている3エリア以西の局を確認するも、こちらには入感はない。15時半頃になって1エリアでもヨーロッパ局をコールされている局を確認。15時40分にようやくエストニア、ルーマニア局が入感。ここからヨーロッパ全域が入感し始めて18時頃までオープンは続いた。

●OJ0MR(Market Reef)Band NEW
北欧局の入感を機にPSKReporterとDXSCAPEの双方でOJ0MRの動向を確認すると、50.333MHzでQRVしていることが伺える。直ぐにワッチすると既に何局かコールされているものの、こちらには入感はない。
50.313MHzでのヨーロッパのオープン状況も気になりつつ、暫くワッチしていると15時47分に-21dBで入感。直ぐにコールするも暫くデコードできない状況が続き、3分後にいきなり「R-02」のリターンシーケンスをデコード。
6/28の状況と似ており "False Decode"を疑ったが、SNRは-22dBを示しており「ホンモノ」であることを祈りつつ Wide Graphを眺めていると光彩は徐々に濃くなり始め、結果、-15dBで「73」をデコードし無事にWkdできた。
OJ0Cから続く一連のDX Peditionで10/14/18MHzに続く4バンド目のQSOとなり、7/4までのQRV期間になんとか間に合った

●OD5ET(Lebanon)Band NEW
50.313MHzに戻ると複数のイギリス局が入感しており、Gシリーズの入感を期待しながらコールしているとレバノンのOD5ETが-19dBで入感。
アンテナを中東に向けて同局に専念した場合、機会の少ないGシリーズの入感を逃す可能性があるため躊躇したが、やはりBand NEWに集中すべきと判断しコール開始。
SNRは-10dB程度まで上昇しておりパイルアップも激しく、2エリア以西の局を中心にピックアップしている状況。昨日のA92AA同様、長丁場を覚悟したが、幸運にも15分ほどでリターンが得られBand NEWを一つ伸ばすことができた。

その後はいつもどおり入感してくる未交信のヨーロッパ局をCQシーケンス、73シーケンスのタイミングでコール。時折、先方から呼ばれることもあり、2時間ほどのオープンで26局とQSO。

17時過ぎにはガーンジー島のGU8FBOを-21dBでデコードするが、入感はこの一回限りであった。これ以外にはBand NEWの入感は無かったが、珍しいところではオーランド諸島のOH0AZXなども見えた。高緯度からのパスが良好であったが、他のGシリーズはこちらでは入感しなかった。

19時過ぎに再びワッチすると、夕方に取り逃したキプロスの5B4AABが-5dBで強力に入感している。結構なパイルアップとなっていたが、先にピックアップされた局のTx Freqを参考にコールし10分ほどでリターンを得た。
昨年は苦労したキプロスであったが、今年は同局で4局目となり、いつもながら1局できればあとは続くようである

その後、21時過ぎまで散発的にドイツ、フィンランド、ポーランド局が入感。交信済みの局が多く且つデコードは不安定であったがドイツの3局とQSO。
結果、本日のQSOは、朝の北米を含めて21エンティティ、合計35局となった。