2021年7月21日水曜日

173. DX運用日誌(113) 50MHz

<7/16>
朝 7時前からアメリカ北西部が入感。次第に南東部まで広がり、多い時で1ピリオドで5局ほど入感。オープンは11時過ぎまで続きアラスカを含め14局とQSO。
WASのBand NEWは、ノースダコタ(ND)とワイオミング(WY)。その他は、AR,CO,ID,MO,OK,WAなど。
WYの2局はピーク-1dB程度で入感するも何故かCQを連発しており、K7TNTにJTAlertでメッセージを送ると、本土のQRMでJAが見えないとの返答。暫くして他の局をコールしていると、いきなりリターンとともにデコードできたとのメッセージが来着。こちらの「RR73」が見えないらしく何度かやりとりしながらようやくWkdまで辿り着いた。

午後13時半頃からはウクライナが入感。その後、エストニア、ブルガリアなどが数局見える程度。15時半頃には、VK6が入感し未交信の3局とQSO。18時半にはインドネシアのYB2MDUもWkdできた。

<7/17>
朝 7時頃からアメリカ北東部から南東部にかけて散発的に入感し3局とQSO。
9時前からチャタム島のZL7DXをコールされている局を確認しアンテナを向けてワッチしていると9時4分に-21dBで入感。SNRは-14dBまで上昇するも、デコードできたのは4シーケンスのみであり、その後フェードアウト。
同じ時間帯にキューバのCO8LYもQRVしていたがこちらには入感せず。11時過ぎにはVK3がオープンし1局とQSO。

午後は14時過ぎ頃からキリギスタンのEX8PRTとジョージアの4L/DL7ZMが同時且つ強力に入感。他にもAP2AMがQRVしており、odd,even側ともコールされているJA局で溢れていた。
4L/DL7ZMは、CW(50.106MHz),SSB(50.145MHz)でもQRVしていたが、こちらでは微かにその存在が分かる程度の強さであり静観せざるを得なかった
17時頃にはOD5ET,9H1TXも強力に入感しており、終日バンド中が賑わっていた。

<7/18>
朝 8時過ぎからアメリカ西海岸と北東部が入感し2時間ほどで9局とQSO。50.323MHzでCO8LYをコールされている局を確認するもこちらには入感せず。

午後は14時半頃からイタリア、サルディニア島が入感。いずれも未交信であったのでコールしてWkd。コルシカ島のTK5JJもQRVしていたようであるがコールされているのは3エリア以西でこちらには入感しなかった。

<7/19>
朝 7時過ぎに久しぶりにアメリカ東海岸が入感しN1DG(MA)とQSO。その後10時頃にワッチすると1ピリオドで最大20局ほどが入感している。主にIN,IL,MI,OH辺りで、ピークの時間は30分も続かなかったが短い時間で4局とQSO。

午後は15時過ぎからウクライナ、イタリア、フランスが見え始めて数局とQSO。
16時過ぎにガーンジー島のGU8FBOが-14dBで入感。直ぐに沈むも10分ほどして再浮上したタイミングでコールし「R-20」のリターンシーケンスを-25dBでデコード。その後「73」未受領のままフェードアウトした。
帰宅後、メールで問い合わせたところ、"Not in Log"であり同時刻には他のJA局に「73」を送信していたとの返答から "False Decode"であったことが判った。こちらの「RR73」はデコードできていたらしいが、リターンは得られていないためQSOは未成立。

16時半前にウエールズのGW7SMVが-17dBで入感。SNRは-7dBまで上昇するも、デコードできたのは5シーケンス程度であった。これまでも同局の入感は同じようなパターンが多く、なかなかQSOのチャンスは巡ってこない..
同じ時間帯にコルシカ島のTK5JJが-15dBで入感。10分ほど断続的にコールするもリターンは得られなかった

午前・午後とも久しぶりに大きなオープンであったが、あいにくPCリモートでの限られたQRVであり、特段の成果は得られなかった。
移動中のiPhone画面操作も随分と慣れてきたが、こまめなDFの変更やPSKReporterなどをリアルタイムで確認できず、あくまでJTDXの基本操作に限られることが難点ではある。

<7/20>
朝8時半頃に北米コロラド州の2局が入感。未交信局であったのでコールしてWkd。
午後は14時過ぎからカザフスタンとウクライナが強力に入感。ヨーロッパの深いところまで伝搬が伸びていくことを期待するも本日はウクライナ止まりであった。

6/25にSAEを送付したモンテネグロの4O6AHから1ヶ月足らずでエアメールが来着。QSOは「73」未受領で終了していたが無事にCfmできた。


<7/21>
午後14時半頃にスポット的にN6JVが-8dBで入感しコール。午後のこの時間帯にアメリカ本土とQSOできたのは初めて。

15時頃になってUR,UB7,9H,YT,I,HA,OM,DKなどが散発的に入感。殆どがQSO B4であったが未交信のイタリア局を見つけてQSO。

16時半にはコルシカ島のTK5JJが-22dB入感。3ピリオド後にデコードレベル以下に沈むも17時16分に再浮上。今回はSNRが-12dBまで上昇し、 Hamspot.com をチェックするとこちらの信号を-13dBでデコードしてくれている。チャンス到来と思うものの3分程で再び見えなくなる..

再々浮上に期待して断続的にコールした結果、10分後に「R-22」のリターンシーケンスを-19dBでデコード。先方からの「73」を受領できなかったため「RR-73」を送信していると、JTAlertのメッセージで確認した旨の連絡を受けた。
7月になって何度か入感しトライしてきたが、よ
うやくQSOできて今シーズン最後?となるであろうBand NEWを得た。

昨年のマルチホップEsによるDXのピークは夏至の頃であったが、今年は夏至の前後では振るわず、1ヵ月ほど経って北米、ヨーロッパが頻繁にオープンしている。
昨年とは入感のパターン・持続時間・信号強度など異なるが、コンディション自体は良好であったと言えるのかもしれない。


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