2019年9月26日木曜日

43. FT8運用日誌(10)

<9/25>
朝6時頃から14MHzでカリブのP49X(Aruba)、続いてアフリカの9G5AR(Ghana)を確認。いずれもFT8のBand Newとなるためコールするもリターンを得られずにタイムアップ。
9G5ARは、-07dB程度で入感しており、呼んでいる局もさほど多くないため easyかと思いきや、何度コールしてもピックアップされない。パイルアップなら「やむなし」ではあるが、スプリット間隔を変えてみたりオンフレでコールしたりと色々と試してもCQを出し続けられると、さすがにへこむ。。。
夜になって気を取り直し、FT8ではNewとなるペディション局A35JT(Tonga)をF/HモードでWkd。


<9/26>
朝5時に起きて7MHzをワッチするとペディション局の3DA0AO(Swaziland)が入感している。DXクラスターでは3時台、4時台にJA局がスポットを上げており、Band Activityでは十数局がコールしている状況。SNも-15dB程度と好条件ではないため、QSOは厳しいと思いつつもQSOを終えたJA局のTx Freqの少し上に設定しコールすると 1stコールでリターンがあり、すんなりとWkdできた。普段でも1回目のコールでリターンが返ってくることは滅多に無いが、昨日の9G5の苦戦は何だったのかと思うばかり。。。


今回のQSOは14MHzの時と異なり、FT8ノーマルモードであった。F/Hモードを用いない理由が同局のホームページに掲載されており、WSJT-Xの仕様上「3DA」のプリフィックスがnon-standard のためシグナルレポートや「RR73」を送出できないトラブルが発生しているとの事であったが、先の14MHzでのF/HモードQSOでは、時間はかかったものの「RR73」を受領できており、トラブルは変則的に起きているのかも知れない。とりあえず「相性が良いDXペディション」と理解して、10月開始のペディション7P8AO(Lesotho)への期待を寄せる。午後には、早々とLogserchとLoTWでCfmすることができた。

この日は早めに帰宅したことから、夕方に14MHz/CWでZK3A(Tokelau Island)、7MHz/CWでHR9/SP4Z(Honduras)をWkdでき、DXCC(MIX)でNewエンティティが2つ増えるなど "My Lucky Day" となった。



2019年9月23日月曜日

42. FT8運用日誌(9)

<9/22>
昨夕、14MHz/ロングパスでのEA9ACD(Ceuta & Melilla)とのQSOに続いて、本日は同じ時間帯にショートパスで、EA6AAJ(Balearic Islands)をWkd。フランス局との交信を見つけ2回のコールでリターンを得た。QSO後
、何局かのJA局と交信していた様子であったが、いつの間にか見えなくなっていたので幸運だったかも知れない。


EA9はDXCC(Digital)でのNewエンティティ、EA6はDXCC(MIX・Digital)でNewとなり両者とも直ぐにeQSLを受領できた。
 

この時期、この時間帯ではヨーロッパ方面はショートパス/ロングパスいずれも伝搬があるが、Phone/CWだと信号のフェージングやエコーのかかり具合などから、どちらのパスかおおかた察しがつくがFT8では見極めが難しいところ。
本日は、7M
Hzで中米・南米がよく入感していたが、他のJA局がコールしているカリブ(FM、HH、HI)がなかなかデコードできない。そんな中、相変わらずCubaだけは、よく入感しており、他局をコールしている最中にも呼ばれた。

<9/23

朝の6時頃よりカリブのHH2AA(Haiti)狙いで14MHzをワッチするも入感せず。pskreporter でオンエア状況をチェックするも見当たらない。7MHzでヨーロッパ方面を見に行くとBand NewとなるS92HP(Sao Tome & Principe)が-01dB程度で良好に入感していたのでコール。5分ほど経って他局とのシーケンス終了を待っていると、いきなりリターンが返ってきた。

その後、14MHzに戻りWASの残り3つのうちの一つWY(Wyoming)局をWkd。8時半を回った頃にDXクラスターでHH2AA(Haiti)のスポットが上がり、大急ぎでCWに切り替えて5、6分ほどコールしリターンを得た。ハイチは、昔から憧れのカリブ局であり、FT8では、何度か目にしてコールするも交信が叶わなかった局だけに感慨もひとしおであった。

夕方、7MHzでFO5QS(French Polynesia)をWkd。この局はDFを固定せずに、呼んでくる相手局のTx FreqにQSYしてリターンを返すパターンであり(ソフトウエアでそのような設定ができるか不明..)そのためバンドスコープを見ていると、特徴的なシグナルの色彩が、こちらのTx Freqに移って送信していることが解り、次のシーケンスでリターンが来ることが予測できた。

14MHzでは、FT8でNewエンティティとなるS01WS(Western Sahara)が入感。コールして直ぐに「-05」のリターンがあるが、その後「RR73」が受領できない。暫くの間コールするも一向に返答がなく、
そうこうしているうちに他局を取り始めた。他局とのQSO(シーケンス)を見ていると、同じように「RR73」「73」を返さずに次々とレポートのみを送っている様子。こうした運用スタイル(設定orソフトウエア)があるのか不明だが、1時間ほど後に、再度コールして「R-13」を受領したものの、やはり「73」が返ってこない。果たしてLog-Inとなっているかどうか、CLUB LOGへの反映を待つことにする。

夜になって14MHzは北〜北西方向のショートパスでヨーロッパ、中近東が多数入感しており、TF1OL(Iceland)、HZ89ND(Saudi Arabia)、Swiss数局と交信。7MHz/14MHzをかけもちで
QRVしていると全方向が同時に入感するため、特に意識はしていないがこの二日間とも1Day WACが完成していた。



2019年9月19日木曜日

41. FT8運用日誌(8)

<9/17>
22時に過ぎに14MHzでDXペディション局 3DA0AO(Swaziland)を呼ぶZS局を確認。暫くしてデコードできるレベル(-18dB)に信号が上がってきたのでコールし始めるとYB局をピックアップした後は無応答となり、8回ほどコールした後で、F/HモードにQSYする旨が告知された。

直ぐに14.080MHzへQSYしF/Hモードで待ち構えていると、ほどなくして-4dB程度でデコードできたが、何度コールするも誰もピックアップせずにCQを繰り返すのみ。SNが良好で、且つ呼んでいる局が僅かにも関わらずピックアップされないのは、何かこちらで設定ミスしているのかと疑心暗鬼になる...10回程度のCQingの後、ようやく他のJA局にリターンがあり、その後、4回ほどコールして「-12」でリターンを得た。
F/Hモードの動作のとおり、自動的にTx Freqが300HzにQSYされて「R-14」を送信。直ぐに「RR73」を受領できると思いきや、5回ほど再送を繰り返すことになり、ようやく「RR73」を受領できて安堵した。
最初のリターン後、思うようにシーケンスが進まないと結構ストレスが溜まるが、それ故「RR73」が返ってきた時の充足感が「FT8の醍醐味」と言えるかも知れない。
最初のコールから最後の「73」までの流れを繋げてみると以下のとおり。17分間の格闘であった。

QSOしたのはペディション初日のようであり、また同局のHPで検索した交信実績からみてJAでは2〜3番手の早さでWkdできたのかも知れない。翌日には早くもLoTWによりCfmできた。


<9/21>
eQSLのデザインを秋バージョンに変更。夏バージョンのモチーフ「花火」が夏の風物詩なのは日本だけのようであるが...
清水寺は、実家から山を越えて直線で7kmくらいの距離にあるが、拝観したことは、多分1,2回程度(ほとんど記憶にない..)。せっかくなのでQRZ.com、QRZCQ.comの "Primary Image" に用いるためにレイアウトを少し変えてアップロードした。



2019年9月17日火曜日

40. FT8運用日誌(7)

<9/15>
朝6時半頃からワッチし始めると既に14MHzで東海岸からカリブがオープンしておりHI8CJ(Dominican Republic)をSN-15dBで確認。10分ほどコールして-19dBでリターン
を得たが、先方からの「RR73」をデコードできずに終了したため、QSO成立は微妙な状況。
ドミニカは他にも2局確認でき、いずれもコールするがリターンを得られずにフェードアウト。後から pskreporter で確認すると微弱ながらも両局ともデコードされていた。午前中はこの他にHP1AVS(Panama)とFT8でNewとなるPJ2LJG(Curacao)をWkd。




午後はソフトウエアをバージョンアップし無線機、PCの入出力レベル等を再調整。そのテストを兼ねて7MHzでOA1F(Peru)、ZP5DNB(Paraguay)をコールして問題なくリターンがあることを確認。

他の局を探していると16時前にHK0RMR(San Andres and Providencia)がW局と交信している最終シーケンスを確認。Tx Freq を+300Hzに設定し10分程度コールしたが応答なく、オンフレに移って2、3回コールしていると他のJA局をピックアップ。改めてTx Freqを探しているうちに「R-18」でリターンを得た。
その後、SNも-2dB程度まで改善しパイルアップとなり、1時間程度JA局とのQSOを続けていたが、もし、このパイルから参加していればピックアップされたかどうかは分からない。昨日のYS1RSと同様、早期発見&早期コールで「待ち行列」に並ぶことなくWkdできるのがベスト。


夕方18時半にDXクラスターでDXペディション局 C21WW(Niue)が7,070MHzのF/HモードでQRVしていることを知りワッチするも、既にバンド内は1,000Hzから3,000Hzまで隙間なくJA局で塞がっている状況...その中で直前にリターンがあったJA局のTx Freq近辺(1,220Hz)に設定してコールするも中々リターンが返ってこない。バンド中が混んでいるので、あまり動くべきではないと考えてそのまま呼び続けるが、流石に40分を超える辺りでマズイと思い、送信を中断してウォーターフォール画面で空きを見つけ(1,805Hz)QSYしコールしたところ、一発でリターンを得た。


<9/16
連休最終日、入感したアフリカ・カリブ局やペディション局は、ことごとく" QSO B4 " のためNewを得ることなく終了。早朝から狙っていた9U3TMM(Burundi)もpskreporter で確認する限りQRVがなかった様子。
本日は、CQを出していた未Wkd局を中心にコールして、4X(Israel)、8Z(Saudi Arabia)、9V(Singapore)、A4(Oman)、HC(Ecuador)*2、KH2(Guam)、T8(Palau)、TI(Costa Rica)、P29(Papua New Guinea)の各局とQSO。まずまずのコンディションに恵まれた3日間であり40局ほどQSOしてNewエンティティは、MIXで4つ、FT8(Digital)で6つ増やせた。
蛇足であるが、夜遅くになってSomaliaのDXペディション 6O7O と14MHz/CWでQSOできたが、1時間近くCWで呼び続け&聴き続ける苦労(醍醐味?)に比べ、FT8ではこうしたブログを書きながらでもコールし続けられるのは、運用としてはやはり快適である。




2019年9月14日土曜日

39. FT8運用日誌(6)

<9/11>
FT8でNewとなるA5A(Bhutan)を14MHz、7MHzのそれぞれでWkd。両バンドとも結構なパイルになっており、Band Activity には同局をコールしているJA、Eu局がずらっと表示される。14MHzではなんとか7分程度のコールでリターンがあったが、7MHzでは30分以上返答が得られず、ピックアップされていたJA局のDFの少し下にQSYしコールして、ようやくリターンを得た。
7MHzでのS/Nは+6dBで入感しており、ロータリーダイポールながら、pskreporterで見えている他のJA局と比較しても良好であったが、かと言って順番が早まるとは限らない。


<9/12>
朝8時前頃から7MHzでにアフリカのS92HP(SaoTome &Principe)が-17dB程度で入感。30分ほどコールするもQSOには至らずタイムアップ。この局へのコールはこれで2敗目となる..
帰宅後、21時頃から7MHzで中米のYS1RS(El Salvador)が-20dBで入感。何故かW局にずっと「RRR」を送信し続けており、他の局と交信している感じがしない...試しに何度かコールするもリターンはなかったが、pskrepoter を確認すると+1dBでデコードされていた。この時間帯、14MHzではヨーロッパ局が多数、強力に入感しており(その多くはT30L、A5A狙い)、秋のコンデションになってきた気がする。

22時前に14MHzでA91ARS(Bahrain)が+6dBで良好に入感。しかしながら、今朝方も同じバンドで少し出てはQRXを繰り返す運用パターンであったので、あまり期待せずに、かなり低くTx Freq に設定しコールしたところ、5分ほどでリターンがあった。QSO終了後、再びQRX ?なのかデコードできなくなってしまいラッキーであった。その後SV5/SV1LK(Dodecanese)とも交信でき、Newを逃したものの少し溜飲を下げた。


<9/14>
朝の6時前から14MHzで再びS92HP(SaoTome & Principe)が±0dBで良好に入感しており3度目のトライ。DF1,183Hzに対し1,500Hz辺りにTx Freqをセットして暫くコールするも、CQingが続くため872HzにQSY。しかしながら誰もピックアップすることなくCQを繰り返すのみであり、先方でのQRM影響と推測し、少し離れた2,157HzにQSYしてコールすると「-19」でリターンがあった。
ところが、こちらからのリポート「R-02」がデコードできないのか、4回ほど「-19」を繰り返して、他のW局に移ってしまった。理由は不明であるが、872Hzでのコールに対してリターンがあったのかも知れず、元に戻り最初のシーケンスからやり直して3回ほどでリターンを得た。こちらからは500Wでプッシュしていたが、先方側ではSNが-18dBでありQSBの影響でデコードできなかったのかも知れない。夕方にはLoTWにアップロードされており、早々とCfmとなった。


午後4時前に14.094MHz F/HモードでT6AA(Afghanistan)をWkd。JAを中心に20局ほどがコールしていたが効率よくさばいており、4分ほどで順番が回ってきた。リターンがあった時、JT Alertにこちらのコールサインが赤反転して表示され慌てた... F/Hモードの時にはこうした動作になっていたかどうかは不明。


その後、7MHzで先日から狙っていた中米のYS1RS(El Salvador)のW局との最後のシーケンスを-16dBで確認。未だJA局がコールしている様子はなく、直ぐに-100Hzでコールし始めて7回ほどでリターンを得ることができ、DXCC(MIX / Digital)でのNewエンティティとなった。

DXクラスターにアップ後、徐々にJA局がコールし始めたが、先日とは異なり安定してQSOが続いているようであった。SNが-6dB程度に上がってきた頃には、バンド中が同局をコールするJA局でビッシリと埋め尽くされた感であった。翌日にはLoTWでCfmでき、eQSLも受領できた。







2019年9月9日月曜日

38. 台風15号による影響

9/9(月)の早朝に千葉に上陸し、その後、太平洋に抜けた台風15号の影響について、今後の備えのために記録しておく。

<最大瞬間風速>
気象庁の発表によると、最大瞬間風速は千葉市中央区で57.5m/s(04:28)、佐倉市(観測地点は自宅の北方向)で33.9m/s(05:01)、成田国際空港で45.8m/s(05:36)となり、いずれも観測史上最大とのこと。
自宅のロケーションは千葉市中央区と成田国際空港を結ぶ直線上に位置しており、風は台風進路の東側(右側)で更に強まることから、自宅付近では、少なくとも40m/s程度の突風が吹いていたと推察する。

 千葉市測候所(千葉市中央区)

 佐倉市アメダス観測所(佐倉市角来)

 成田市アメダス観測所(成田国際空港)


<物置・フェンスの倒壊>

深夜2時頃から殆ど寝ずに(寝られずに)空が白み始めた頃に庭を見ると、隣家との境界に設置していた鉄製の物置(H90*W115*D50)が前倒しになっており、フェンスの支柱4本がブロックベースの根本から折れ曲がっていた。風に煽られたフェンスが物置を前に押し倒したのか、物置が前後に揺れて支柱を曲げたのかは不明だが、暴風雨による轟音のため倒れたことには全く気づかなかった。結局、フェンスは7.5メートルほど修理が必要となったが、新築の隣家やご近所に迷惑をかけることが無かったのが不幸中の幸いであった。午後にホームセンターや外構工事業者に見積り依頼の電話をかけるも、停電で電話に出ないところ、応答があっても注文が殺到(見積りだけで1〜2ヶ月待ち)している状況。


<近隣の被害状況>
ご近所ではカーポートの屋根(主にポリカーボネート製)が強風で剥がされ飛散しているところが幾つもあり、街路樹の太い枝が折れて道路に散乱していたり、商業用の看板が傾いて結構、危険な状態になっているところにも遭遇。また、停電中の地域も多く、幹線道路の交差点信号機が午後になっても5箇所ほど復旧しておらず、平日にも関わらず道は渋滞。鉄道はJR、京成とも一部区間を除いて夕方になっても運転見合わせが続いている状況。市外では、総武線東千葉駅の駅舎の屋根が吹き飛んでおり、市原市ではゴルフ練習場のネットと支柱が倒壊して怪我人が出ているとの事であった。



<アンテナ>
アンテナはエレベーターユニットで下降させてはいたが、風を直接受ける屋根の上にあることには変わらず(最上部で約11
mH)、マストトップのロータリーダイポールは一晩中、鞭のように激しく波打っていた。このアンテナシステムでは初めての台風であり不安げに眺めていたが、この「しなり」のおかげでエレメントが折れずに風の力を受け流していたと考える。
昨年の台風影響と同様、南東方向からの強風を受けてアンテナ(マスト)がローテーターの台座から5〜10度ほど西側に曲がっている

台風通過前(ビームは真北)

台風通過後


台風通過後に念の為、アンテナアナライザーでSWRを測定し、アンテナ設置時と特に変化がないことを確認。アンテナの方向調整は、台風シーズン終了後の10月を予定。

2019年9月7日土曜日

37. FT8運用日誌(5)

<9/7>
9月に入って早朝の7MHzのコンディションが今ひとつーと思っていたが、今朝の5時半頃からBand NewとなるZ81D(South Sudan)が入感。30分ほどコールしてリターンを得た。


その後、DXペディション局のT30L(Western Kiribati)を14MHz/CWに続いて14.090MHzのF/HモードでWkd。この局は昨日20時過ぎに7MHzのF/Hモードでリターン(-01dB)を得ていたが、RR73をデコードできずに終了しており、本日、CLUBLOGで交信を確認でき、久しぶりのDXCC(MIX)のNewとなった。


7時を過ぎた頃から14MHzでカリブが入感し始め、J68HZ(St. Lucia)を-6dB程度で確認。既にパイルになっていたが、SNも悪くなく出力500W程度でプッシュしていれば、これまでの経験からそのうち順番が回ってくるものと楽観的に考えていたが、30分経っても一向にリターンが得られない。焦りながらBand Activityをチェックしていると複数のJA局が低めのDF(300-600Hz)でコールしリターンを得ていたことが確認できたので、500Hz辺りにQSYして呼び続けるがそのうちQRTされてしまい、結果、QSOに至らず。ピックアップしていた他のJA局に-24dBのリポートを返していたこともあり、改めてFT8ではパワーだけでは太刀打ちできないことを痛感した..
後になって pskrepoter で伝播状況を確認したが先方側ではデコードされていなかったようである。
 

JA側(関東近辺)で他局と受信信号のSNを見比べると、比較的良好にデコードできていたことが判る。


<9/8>
夕方16時半頃に7MHzで5T5PA(Mauritania)を確認。過去、これまでに2度リターンがあったが、いずれも「RR73」をデコードできずに途中で終了していた。今回も当初SNが良くなかったがコールし始めて10分程度でリターンがあり、次のシーケンスで「RR73」を受領できた。DXクラスターの情報によるとLPでの入感であったらしいが、ロータリーダイポールではそれは解らない。
本日は、台風15号の接近によりアンテナを下降させるためここで終了とした。
 

2019年9月1日日曜日

36. FT8運用1ヶ月でのレビュー

7月末からFT8を運用し始めて約1ヶ月。8月は1週間ほど出張不在もあり、実質稼働でちょうど1ヶ月を経過したことから交信実績を纏めてみた。

<サマリー>
合計の交信数は610件。そのうち、こちらから先方をコールしたのは463件(76%)、残り147件はQSO後(QSO中)に別の局から呼ばれたものおよびCQに対する応答。バンド別では、14MHzが450件(74%)、7MHz156件(25%)50MHzが4件(1%)となった。


<DXCC>
FT8(Digital)で144エンティティをWkdし、LoTWで111エンティティをCfm。DXCC(MIX)として26エンティティ増(NEW)となった。地域別の交信数はヨーロッパが最も多く全体の3割程度を占めており、Wkdしたエンティティも最多となったが、DXCC(MIX)のNewは3つに留まっており、最も多い(貢献した)のは、アフリカ(6エンティティ)であった。
DX局をコールする基本スタンスは、NEWエンティティ(MIX / FT8)と未だCfmできていないエンティティ/アメリカの州(WASのマス埋め)であり、それ以外にPhone/CWではあまり聞こえなかったエンティティを呼ぶことが多かった。特にCuba、South Africa、Swissは、Phone/CWと比較してアクティビティが高いこともあり、意識してコールし、また先方から呼ばれることもあり、それぞれ15局以上とQSOできている。


時間帯別の交信状況は、夜の20時頃から00時過ぎに14MHzでヨーロッパ・中近東・アフリカ方面がショートパスで開けており交信数も伸びた。また、早朝5時頃から7MHzでヨーロッパ・アフリカが入感しており、平日は通勤時間でタイムアップするまでワッチし続ける1ヶ月間であった。7/14MHzともに14時頃に一旦落ち着くが、どの時間帯でもどこかが入感していた気がする。


<WAS>
50州のうち47州をWkdし、LoTWでのCfmは44州。しかしながら残りの3州(以下)は、これまでに入感した(見えた)ことがない。。。QSOは土日の午前中と深夜帯に中西部から東海岸にかけての局が中心となっているが、東海岸のオープン時間は意外と短い気がする。
・Delaware(DE)
・Vermont(VT)
・Wyoming(WY)

<LoTW / eQSL>
ソフトウエアから直接、各システムへのログデータ連携が可能なためか、LoTWでは1ヶ月足らずで8割弱のエンティティをCfmできており、過去のPhone/CWの登録率を既に上回っている

eQSLについては、交信後、ほぼリアルタイムで発行(登録)している局も多く、QSO直後にメールでeQSLの発行連絡が来たり、またSWLからのレポートも来着している。カードデザインは、QSOデータのみが記載されたシンプルなもの(定型フォーマット)から工夫を凝らしたデザインまで千差万別。受領したeQSLで、デザインが優れている(国柄をよく表している)ものを抜粋してみた。
●ヨーロッパ(Swiss / Scotland)
   
●アフリカ(Namibia / South Africa)
   
●アジア/中近東(Bahrain / Saudi Arabia)
 
●南米(Guatemala / Paraguay)
 
●北米/カリブ海(Mexico / Puerto Rico)
   
●オセアニア(Hawaii / Papua New Guinea)