2019年9月9日月曜日

38. 台風15号による影響

9/9(月)の早朝に千葉に上陸し、その後、太平洋に抜けた台風15号の影響について、今後の備えのために記録しておく。

<最大瞬間風速>
気象庁の発表によると、最大瞬間風速は千葉市中央区で57.5m/s(04:28)、佐倉市(観測地点は自宅の北方向)で33.9m/s(05:01)、成田国際空港で45.8m/s(05:36)となり、いずれも観測史上最大とのこと。
自宅のロケーションは千葉市中央区と成田国際空港を結ぶ直線上に位置しており、風は台風進路の東側(右側)で更に強まることから、自宅付近では、少なくとも40m/s程度の突風が吹いていたと推察する。

 千葉市測候所(千葉市中央区)

 佐倉市アメダス観測所(佐倉市角来)

 成田市アメダス観測所(成田国際空港)


<物置・フェンスの倒壊>

深夜2時頃から殆ど寝ずに(寝られずに)空が白み始めた頃に庭を見ると、隣家との境界に設置していた鉄製の物置(H90*W115*D50)が前倒しになっており、フェンスの支柱4本がブロックベースの根本から折れ曲がっていた。風に煽られたフェンスが物置を前に押し倒したのか、物置が前後に揺れて支柱を曲げたのかは不明だが、暴風雨による轟音のため倒れたことには全く気づかなかった。結局、フェンスは7.5メートルほど修理が必要となったが、新築の隣家やご近所に迷惑をかけることが無かったのが不幸中の幸いであった。午後にホームセンターや外構工事業者に見積り依頼の電話をかけるも、停電で電話に出ないところ、応答があっても注文が殺到(見積りだけで1〜2ヶ月待ち)している状況。


<近隣の被害状況>
ご近所ではカーポートの屋根(主にポリカーボネート製)が強風で剥がされ飛散しているところが幾つもあり、街路樹の太い枝が折れて道路に散乱していたり、商業用の看板が傾いて結構、危険な状態になっているところにも遭遇。また、停電中の地域も多く、幹線道路の交差点信号機が午後になっても5箇所ほど復旧しておらず、平日にも関わらず道は渋滞。鉄道はJR、京成とも一部区間を除いて夕方になっても運転見合わせが続いている状況。市外では、総武線東千葉駅の駅舎の屋根が吹き飛んでおり、市原市ではゴルフ練習場のネットと支柱が倒壊して怪我人が出ているとの事であった。



<アンテナ>
アンテナはエレベーターユニットで下降させてはいたが、風を直接受ける屋根の上にあることには変わらず(最上部で約11
mH)、マストトップのロータリーダイポールは一晩中、鞭のように激しく波打っていた。このアンテナシステムでは初めての台風であり不安げに眺めていたが、この「しなり」のおかげでエレメントが折れずに風の力を受け流していたと考える。
昨年の台風影響と同様、南東方向からの強風を受けてアンテナ(マスト)がローテーターの台座から5〜10度ほど西側に曲がっている

台風通過前(ビームは真北)

台風通過後


台風通過後に念の為、アンテナアナライザーでSWRを測定し、アンテナ設置時と特に変化がないことを確認。アンテナの方向調整は、台風シーズン終了後の10月を予定。

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