2022年3月23日水曜日

194. DX運用日誌(122)

3月の3連休(3/19-21)はハイバンドのコンディションが良くBand NEWを7つ伸ばすことができた。

●VP2MNI(Montserrat)& 
9Z4FE(Trinidad & Tobago)on 15M/SSB

3/19の朝9時過ぎに21MHz SSBをワッチしているとVP2MNIがJA局をさばいているのが聞こえる。信号はSメーター9まで振っており結構なパイルアップとなっていたが、JA1指定時にコールしてリターンを得た。モンセラトは14MHzに続いて同局とSSBで2度目のQSO。LoTWおよびPaper QSL未対応でDXCCでのCfmが厳しいため、気長に他局のQRVを待つこととする。
翌日も9時前から21MHzをワッチしていると9Z4FEが57-59で入感。1コールで難なくリターンが得られた。トリニダード・トバゴは、これまで6局とのQSOが全てがFT8で今回、初めてSSBでのQSOとなった。

●5N/KE5GUR(Nigeria) on 40M
3/19の朝6時前に7MHz FT8 で入感。昨晩から降り続いている雨の影響かアンテナのSWR値が高く、その調整をしているうちにフェードアウト。
翌日も6時前から同局を狙って待機していると6時半に-16dBで入感。3分ほどデコードできない状況が続いたが、先方がDFを2900Hzに移ってからコンスタントに見え始めた。DFが高いので近接でのQRV(被り)も少ないと思いきや、直ぐに被り始めデコードできないピリオドも出始める。
コール開始後15分後に「R-14」のリターンシーケンスをデコード。しかし、これは直ぐに False decodeと判明。Tx2に戻して再送信するが、その後もFalse decodeが続く.. FT8 Decordingのパラメータをシビアな設定にしている状態で、DF付近で被りがあるとFalse decodeを引き起こし易い。特にJTDXの”NEW DXCC”(=Notificationsでレッドバー表示)をコールしている時にその傾向が伺える。
その後、2分ほどして再度「R-09」のレッドバー表示。これもFalse かと思いきや Hint decoderに依存しない(*が付かない)デコード、即ちホンモノのリターンであった。次のシーケンスでは「73」をデコードできず「RR73」を送り続けて3分後に「73」を受領した。ナイジェリアは3年前のCWでのQSO以来、2局目となりFT8では初めてのWkdとなった。


●HR5/F2JD(Honduras) & C6ACB(Bahamas) on 10M
3/20の午前中もHigh Bandのコンディション特にカリブ方面が良好であり、ホンジュラスからアクティブにQRVしているHR5/F2JDを28MHz FT4でWkd。その後、FT8に移るとバハマのC6ACBが-16dBで入感。パイルにはなっていたが数コールでリターンを得られた。


●TO3Z(Guadeloupe) on 15M
3/21の朝6時前に21.140MHz FT4で入感。
同時にZF2RJも入感している。この時間帯から15Mでカリブが開けているのは驚き。途中、デコードレベル以下に落ちたためZF2RJをコールしていると再浮上。コール開始後3分ほどでリターンを得た。


●EY8MM(Tajikistan) on 10M
3月に入り同局を28MHz FT8で随分と見かけ且つコールしてきたが、いつもパイルアップが激しく、またQRVの時間も比較的短いためBand NEWのチャンスを逃してきた。3/21の15時過ぎにも入感がありコールを開始するも、50MHzの9M6NAのQRVが気になるので一旦離れることに。
10分ほどして戻り、1516時からコール再開。祝日のせいか見えているだけで40局ほどのJA局がコールされている。一昨年、昨年と50MHzで入感した際もこれほどのパイルにはならなかったように思うが.. あまり期待せずに粛々とコールしていると20分程でようやくリターンが得られた。同局とはこれで6バンド目のQSOとなった。


●9M6NA(East Malaysia) on 6M
先週来、PSKReporterやDXSCAPEでQRVを確認するも、こちらでは入感しない状態が続いていた。JAからリモートで運用されておりBand NEWを一つ増やすチャンスではあるが、入感は西日本中心のように思える。1,7エリアでもQSOされているようであるが、地域差が大きいのかも知れない。
3/21も午後からSPOTを確認するも、相変わらずこちらではデコードできない。16時過ぎからHFのハイバンドと交互にワッチしていたところ、1649時に初めて-12dBでデコード。次のピリオドでは-23dBにまで下降したが、2コール目でリターンが得られ「73」もなんとか受領できた。このデコード以降、信号が再浮上することはなく、幸運にも恵まれたようである。


QSO後、同局をコールされているJA局は全く見えない。暫くするとサモアの5W1SAのCQシーケンスが見え始めてSNRはピーク-12dBで入感。しかしながらピックアップする様子もなくコールされている局も疎らであった。この時間帯のオープンは特に地域差が大きいようである。



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