2025年2月23日日曜日

304. 風速計設置

2月13日に台風並みの北風が吹いたため、タワーのエレベータユニットでアンテナを下降させた。気象庁HPで公開している市内の観測データによると、最も強かった15時半頃で平均風速9.5m/s、最大瞬間風速18.8m/sが記録されていたが、体感としてはもっと強風であった気がする。
これを機に以前から検討していた風速計を設置することにした。

<機種選定>

ネットで風速計を検索するとハンディタイプのものは数多く出回っているが、風速計を自宅に設置する需要が少ないせいか、据え置きタイプのものは少ない。
幾つか見つけた中では、降水量や外気温等を同時に測定できる一体型のものがあり、また、Wi-Fi接続で手間要らずではあるが、気象観測ホビーの域を出ない感じがするので触手が伸びない。

風速測定に特化した製品を調べているとamazonで中国製品が見つかり、業務用途を謳っていることから購入を決めた。

商品が届き開封すると風速計のコントローラ部分は無骨な筐体で電源スイッチも付いておらず、操作はアラームを鳴らして回路を切断するための「風力階級」を設定するボタンのみ。
いかにも作業現場で使われている感じがあり返って好感が持てる。電源はACアダプタが付属しているが、USB Type-B接続なのでPCから給電することにした。

<設置>
風速センサー(ファン)を取り付けるために同梱されていた金具は、水平方向のマストに取り付けるタイプであり、垂直マストに取り付ける場合は、クロスマウントを挟む必要がある。
思案しつつ先般、ベランダから取り外したアンテナ基台(L型)に合わせてみるとサイズがぴったりでネジ穴一か所でしっかりと固定できるためこれを活用することにした。



設置場所はタワートップが望ましいが冬場の作業は避けるべく、とりあえずベランダから32mm径のポールを伸ばして庇を超えた辺りで固定。地上高は計測地点で約6mとなり、この位置では南/北からの風の通りは良いが、西側は屋根と煙突があるので正確な風速は測定できないかも知れない。

<動作>
LED表示は4つあり、左上が現時点での風力階級(0~12)でその下が風速(m/s)、右上はアラーム設定値(風力階級)と右下が最大値(風力階級)のメモリ表示となっている。
試しにブロアーで風を送ってみると、風速1.3m/s(風力階級0.6)から次第に数値が上昇しアラーム設定した風力階級3.0に近づくと早期警戒ランプが点灯し、3.0を超えると警戒ランプが点灯しアラーム音が鳴り、回路を切断する仕組み。




これまで台風接近を除いて、エレベータユニットでアンテナを下降させる機会は少なかったが、春先の突風などを想定し小まめに昇降させる際の目安としたい。

<参考>風力階級表


2025年2月2日日曜日

303. 1月のレビュー

<サマリー>
QSO数は254となり、
前月(55QSO)、前年同期(85QSO)と比べ大きく増加した。年始に始めたQRP運用と今年初となるエンティティを追いかけたことでアクティビティが高まった。
出来高ではBand Newを7つ増やし14MHz単独で300エンティティ(Wkd)に達した。


<バンド/エリア別状況>
ハンド/エリアともに大きな特徴は見られないが、1月中旬に50MHzでVK,ZLのオープンが続きQSO数が伸びている。


<エンティティ別状況>
一ヶ月間で132エンティティをWkd。エリア別に見るとヨーロッパが全体の36%を占める。カリブ海、アフリカも比較的珍しいエンティティともQSOができている。

入感するも過去に同一バンド/モードでQSOしている局はコールを控えたため、以下の19エンティティはWkdに至らず。
5W,5Z,9N,CP,C2,D2,EA9,HB0,JY,KP2,OA,GJ,GU,S7,SV5,VP6,Z6,ZF,ZL7
コールするもQSOできなかったエンティティは以下の6つ。
8P,A6,C31,KH2,OD,YS
その他に入感の確認に留まったエンティティも複数あり、結果として160エンティティほどの入感に対してWkd率は8割強といったところ。

ATNO解消に繋がるペディション等はなかったが、CW/SSBでBand Newを4つ増やすことができた。特にWake IslandのKH7AL/KH9は、DX World.net で運用スケジュールを告知してくれており、それぞれの時間に合わせてワッチ。毎回、EU等の指定が外れたタイミングでコールし数回のコールでリターンが得られた。
主なエンティティは以下のとおり;

思いのほかアクティビティが高まった1月であったが、無線機の電源を入れない日もあり、やはりモチベーションアップに繋がるイベント(DXペディションなど)がないと先細りする予感はある。