2022年5月5日木曜日

200. DX運用日誌(125)

●C83YT(Mozambique)on 10M
5/1の16時半頃から28MHz FT8で同局をコールするJA局を確認。1650時から見え始めてコールするもデコードできないシーケンスも多い。1715頃から安定して入感し始めSNRも+0dBまで上昇。その分、パイルアップも激しくなり、見えているだけで50局程度がコールされている。
1200-1300Hzを中心にピックアプしている傾向があり、その辺りでDFの空きを探して断続的にコール。1333Hzでコール開始し5分後にリターンを得た。
その後パイルアップは一段と激しくなり、同じピリオドで最大で89局をデコード。EUもピックアップしていることから100局以上がコールしていたものと考える。翌日も同じ時間帯で”Dog Pile"となっていた。

●5A1AL(Libya)on 10M -Pirate-
5/2の19時過ぎに28MHz FT8で入感。いつもながらリビア(5A)は北朝鮮(P5)と同様 ”pirate”である可能性が極めて高いが、先日、同局をコールしているEU局を確認しており、また同じ時間帯に隣国アルジェリアの7X2TTも入感しているので「ホンモノ」である可能性も否定できない
コール開始するも結果として、最初のデコードから南アフリカ局をコールするシーケンスを4回繰り返した後に見えなくなり、やはり"Pirate"であったと考える。5A1AL局のHPは5/1に更新されており今後のQRVに期待したい。
ちなみに先日、P5DXのCQシーケンスを捉えたが、怪しい挙動(RR73を送信し続けるなど)もさることながら、流石にいきなりの運用はないだろうと思いコールは控えた。

この日は、この後、24MHzで7Q7CT(Malawi)、28MHzでZ21ML(Zimbabwe)をそれぞれWkdできておりハイバンドのコンディションの良さが伺える。


●VU4W(Andaman & Nicobar Islands)on 4bands -ATNO-
YL2GMによるSolo DXペディション。アンダマン・ニコバル諸島はインド半島よりもミャンマー側に近くバンコックからは830 kmほど。当地からは札幌の距離感。
伝搬的にも比較的良好と考えるので、NEW Entity 1Upを確実にした上で、どこまでBand NEWを増やせるかが課題。
<5/3>
最初の入感は朝5時過ぎに10.115MHz CW。信号は529程度であり1時間ほどコールするもリターンは得られずにフェードアウト..
帰宅後、18時半頃にSPOTで21.024MHz CWでのQRVを確認。直ぐにワッチすると539程度で入感。+2〜6KHzの幅でコールするもパイルアップが激しく、なかなかリターンが得られない。20時前になって21.030MHz付近でコールしていると「JA1A」でスタンバイ。フルコールを返してJA1AFR 5NNを受領。1時間20分ほど粘った甲斐があり、1ヶ月ぶりのNEW Entity 1upとなった。
<5/4>
この日は朝5時過ぎから14.022MHz CWで入感。ピーク579と強力に入感しているがEUを中心にピックアップしておりJAへのリターンは殆ど見られない。6時頃にJA数局を取り始めるが、その後QRTを告知してあえなく終了。
1045時頃に21.091MHz FT8でのQRVをSPOTにより確認。ワッチすると3スロット/-10dBで入感し既にJA20局ほどがコールされている。MSHVなのでTx Freqを500-600辺りの空きに設定しコール開始。5分ほどでリターンが得られ今回初めてのFT8 QSOとなった。
DXペディションのスタート時期、CWでの運用は"Dog pile"参戦となってしまい、1時間もコールしているとさすがに疲弊するが、FT8でスマートにコール&QSOできるのはやはり有難い。
16時半頃からは18.083MHz CWで入感。信号は519程度と弱くEUをメインに取っておりコールバックの可能性が低いので静観しているとそのうち聞こえなくなる。18時半頃からワッチを再開するとQRVを確認でき、信号は539程度まで上昇。JA/EUそれぞれピックアップしており、30分ほど断続的にコールしていると、+4KHzでのコールでJA1A**を確認。フルコールを打ち返してJA1AFR 5NNでリターンを得た。

21時半過ぎに14.090MHz FT8で入感。MSHVによる運用で3スロットで安定してデコードできている。Tx Freqを800Hz辺りに設定してコール開始し5分後に「+05」でリターンを得た。
しかしながら次のピリオド(2スロット)でRR73がデコードできず、6回ほど「R-16」を再送するが「RR73」を受領できない。
再チャレンジするも一向にリターンが得られないことや、リターン前後の状況から見て「QSO B4」として扱われている可能性が高いと判断して送信を停止。翌日、CLUB LOGで確認すると予想どおり”In Log”であった。
<5/5>
早朝4時に10.146MHz FT8で-19dBで入感するもデコードはその一回限り。EUの5局ほどがコールしているのが見える。5時前に再び-21dBで入感。ダメもとでコール開始すると、4コール目で「+00」のリターンシーケンスをデコード。False Decodeかと思いきや次のピリオドで「RR73」を受領した。
11時前にWorld WideのSPOTでQRVを確認。28.090MHzをワッチするとDF:1000Hz付近で1-2Slotsで入感。SNRは-20dB前後と弱いが、DTを補正して452Hzでコールすると6コール目でいきなり「RR73」が返ってきた。状況は不明であったが、そのままTx2でコールすると次のシーケンスで「R-01」次いで「RR73」を受領した。
本日のQSO分もCLUB LOGにアップロードされており、上記、5バンド/6QSOsを確認できた。