2024年6月10日月曜日

291. DX運用日誌(154)

5月後半から6月初旬にかけてDXペディションにより2つのATNOを解消した。

●FT4GL(Glorioso Islands)
FH4VVKによるDXペディションで期間は5/24~6/19。SO2RでFT8を中心とした運用であるとアナウンスされている。

5/25の15時前に21.091MHzで初入感。SNRは-14dBであったがデコードが続かないため静観。
QRVは断続的に行われており、デコードできたタイミングでコールするもリターンは得られない。

22時過ぎに信号が再び上昇し-14dB/6ラインで入感。3回目のコールで「-07」のリターンが得られたが「RR73」は未受領。

In Log の可能性は高いと考えたが、再び信号が上昇したタイミングでコールして改めてリターンを得た。

翌日、CLUBLOGをチェックすると最初のリターンはNILであり、2回目でIn Logを確認。これでATNO解消となった。

この日以降、ハイバンドを中心に入感したタイミングでコールするルーティンで追いかけるも、ピックアップし
た局に「RR73」を返さずに他局に移ってしまうケース(見ていると3/4程度)が頻発し、QSOが遅々として進まない。
また、送信スロット数がシーケンス毎に変動したり、Pile Upにも関わらずCQを出し続けるなど違和感のある運用が目立つ。

その原因としてソフトウエア(MSHV)のバグが疑われているようで、途中からWSJT-XのF/Hモードに変更するとのアナウンスがあり、それからは安定した運用が続いている。

DXペディションは継続中であるが、最初の交信から1週間ほどで10~28MHzの6バンドでQSOできたのは存外の結果であった。


●5U5K(Niger)
IV3FSGによるソロDXペディションで、QRV期間は6/8~22と告知されている。

6/8の運用初日、朝5時前に14.084MHz/FT8でのQRVを確認。ワッチしていると5時半になって-17dBで初入感するもデコードは1回限り。Livestreamを見ているとEU中心にさばいており、QSOされているJA局は限定的。

VOCAPの予測では14~21MHz帯で深夜から明け方が狙い目のようである。

夕方から夜半にかけて18.090MHzでのQRVを確認しワッチするも入感はなく、時折りコールされているJA局も見えるが、Wide Graphに光点が現れる気配もないので早々に就寝。

深夜2時半頃に目が覚めてワッチすると、JT_Alertのアラーム発呼の直前で-19dB/4ラインで入感を捉えた。

コールを開始し5回目で「+6」のリターン。次のシーケンスはデコードできなかったもののLivestreamで In logを確認し、ATNO解消となった。


翌日以降、各バンドでのQRVを確認するも、総じて信号は弱い。それでも信号が上昇したタイミングを狙ってコールすることで予想以上にQSOが進み、6/12(深夜)時点で14~28MHzの5バンドでWkdできている。


ニジェールは、過去、5UA99WSが14MHz/SSBで入感した際に信号が弱くコールを断念しており、また昨年5月のFT8運用時にはアンテナトラブルによりQRVできず機会を逸していた。
今回、同局をWkdしたことでアフリカ大陸部のエンティティは全て埋めることができた。残すアフリカ(諸島)のエンティティは、FT5X,FT5Z,FT/J,FT/T,3C0,VK0HおよびVQ9の7つとなった。



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