2024年8月3日土曜日

294. 5-7月のレビュー

<サマリー>
QSO数は198となり、前年同期(209QSO)からは微減。出来高はATNOを2つ(FT4GL,5U5K)解消し、Band NEWを19スロット伸ばすことができた。


<エリア/バンド別状況>
New Grid狙いでEsによる近隣アジア局を積極的にコールした結果、エリア別ではアジアが35%、バンド別では50MHzが全体の6割を占めた。


<50MHz DXing>

マルチホップEsによる北米/ヨーロッパオープンは、頻度・規模ともに優れず、ここ数年、QSO数はシュリンクしている。また昨年同様、夏至(6/21)の頃は静かな状況であった。

小規模なオープンが連続する日もあったが、入感するのは”QSO B4”局が大半を占め、北米はオープン時間にQRVできないことも多く、結果、QSOはアラスカの1局に留まった。

ヨーロッパ局とのQSOは16エンティティ/45QSOとなり、昨シーズン対比では微減であったが、Band Newは得られず。今シーズンで最も大きなヨーロッパオープンとなった7/18にリヒテンシュタインのHB0CCが入感するもデコードは数回のみであった。

QSOの大半は、New Grid狙いでの中国となり全体の4割を占めた。エリア/エンティティ別のQSO状況は以下のとおり。


<FT8 Super Fox Mode>
8/7からスタートするN5J(Jarvis Island)のDXペディションで使用される Super Fox Mode のテスト運用がK8R(American Samoa)で開始され、早速、同モードが搭載されているWSJT-Xの最新バージョンをインストールし各バンドでコール開始。

マルチスレッドでも出力の分散低下はなく且つ200~4,500Hz程度の広帯域でDFを設定できるとの事。試しにDFを4,000Hz以上に設定しコールしたところ、各バンドともそれぞれ数回程度でリターンを得られ有効性を確認できた。

ペディション局がFoxを運用する際にID認証するらしく、毎回悩まされるPirate対策が採れるのは大きなメリットと考える。