2026年3月1日日曜日

318. 1/2月のレビュー

<サマリー>
2ヶ月間のQSO数は僅か74に留まり、前年同期(342QSO)対比で2割程度となった。主に2つのDXペディション局を追いかけることに注力し、出来高としてはATNOを1つ解消しBand Newを17スロット積み上げた。


<バンド/エリア別状況>
QSO数が少ないため特段の傾向は見られないが、エリア別では50MHzでのVK,ZL局とのQSOによりオセアニアが27%を占め、DXペディションが行われたアフリカ、カリブがそれに続いた。


<エンティティ別状況>
DXペディション局であるKP5/NP3VIおよびJ51Aとそれぞれ複数バンドでQSOできたことでBand Newを増やすことに繋がった。
主なエンティティは以下のとおり。
●Desecheo Island(KP5/NP3VI)
デセチュオ島はプエルトリコ本島から約19km西にある無人島であり、自然保護区に指定されていることから、今回のDXペディションでは島に人が滞在することなく遠隔操作ユニット(RDUs)を用いたフルリモートオペレーションが行われている。

電源はバッテリー駆動で全て太陽光発電で補われることから、送信出力は必要最低限に抑えられており(数値は公開されていないようである)且つFT8ではMSHVによるマルチスレッド運用のため実効送信出力は数ワット程度に留まっていると推察。そのため運用開始直後は、どのバンドをワッチしてもWide Graphに僅かな光点さえも見い出せない状況であった。

同チームからは予めモード別のQRV&QRT(充電)スケジュールが告知されており、それに従って朝と夜間の時間帯でワッチを続けていると、1/20の夜20時前に3.5MHzで初デコード。そして1/22の同じ時間帯で7MHzで初QSOに成功した。実際のところリターンシーケンスのSNRが-26dBのためFalse decodeなのか判らない状態のまま「R-26」を返し続けているとLivestreamでQSOを確認できたという状況であった。

その後もデコードが困難な状況が暫く続き、2nd QSOは1週間後の21MHz。これもLivestreamに依存したQSOとなった。2月に入っても状況は好転することなくこのままペディション終了かと思いきや、運用期間を3/3まで延長することに加えJA/アジアにフォーカスするとの情報が入り、2/13に3.5/14MHz、2/17には18/24/28MHzで立て続けにWkdでき、結果として3.5~28MHzまで埋めることができた。

今回の運用ではQSOデータがLoTWを含め各種サーバーにリアルタイムでアップロードされており、OQRSせずともATNO解消と8つのBand Newが得られた。


●Guinea-Bessau(J51A)
ドイツチームによるDXペディション。過去、このチームは 3G0YA, PX0FF, VP2VIでの大規模な運用を行っており期待が持てる。西アフリカに位置するギニアビサウ共和国は2021年に行われたJ5HKTのDXペディションでは10~18MHzの3バンドQSOに留まっているため、幾つかスロットを増やしておきたいところ。

初日は2/25朝の14MHz/FT8からスタート。最大6レーン/12ラインながら強力な信号を送ってくる。

これを皮切りに4日目で7~28MHzまで7バンドをWkdし、結果としてBand Newを4つ伸ばすことができた。
先方は5×Radio/Amp構成の同時運用であり、運用開始か
ら7日間で10万QSOに達してる様子。運用期間も3/14迄と長いことから残す3.5MHzを狙っていきたい。



2026年1月2日金曜日

317. 2025年レビュー

<QSO数>
年間のQSO数は1,045となり毎年の減少傾向は続いている状況。モード別の構成比も相変わらずData(
FT8/4)が大半を占める(全体の93%)結果となった。

月別推移で見ると積極的にQRP運用を行った1月が突出しているが、それ以外は2024年と似た傾向となった。
バンド別では全体の3割を占める50MHzで344QSO,昨対比で6割ほどに留まり、全体のQSO数を下げる結果となった要因はヨーロッパ、北米、南米とのQSO数が減少したことであるが、一方でVK,ZLが”Big Open”する日が何度かありQSO数を伸ばした
HF帯は697QSOとなり、前年の725QSOから微減。DXペディションと銘打ってQRVしていた局とのQSO数は233となりDX QSO全体の3割を占めた。


<DXCC>
Mixedで310エンティティとなり1up(ZS8W)に留まった。Challenge(Wkdベース)では
2,273スロット(+72)まで伸張したが増加幅(率)は昨年同様、昨対比で半分以下となった。

年間DXCCは233エンティティとなり、昨年(255エンティティ)からは減少。コンテスト等を除き同一バンド/モードで同じ局とはQSOしない前提であっても、少し意識して追いかけると200エンティティまでは早々に到達できた。

<50MHz>
2025年はサイクル25のピークから下降期に入った時期であり、春/秋のコンディションは2024年と比較しても優れず。ヨーロッパ、北米ともに入感した日は少なく(入感しても常連局のみ)いわゆる”Big Open” を経験することはなく、カリブ方面のオープンも確認できなかった。唯一、11月にBurundiのDXペディション局と突発的にQSOできたのは幸運であった。

結果は一年間で50エンティティとQSOし(昨年は74エンティティ)Band Newとしてはオセアニアを中心に7エンティティ(昨年は14エンティティ)をWkdできた。

Band New(Wkd
)の推移は以下のとおり;

<トピックス>
●アワード
DXCC(Mixed)で310,DXCC(50MHz)で150,VUCC(50MHz)で800の申請を行い、それぞれEndosement Stickerを入手。いずれも次の申請までにはかなりの時間を要すると考える。




●トラブル対応
2025年は当地に接近・通過する台風も少なく、強風に備えてアンテナを下降させたのは1回だけで比較的穏便に過ごすことができた。
IC-PW1については、数年前から時々発生している送信停止時の異音に関してサポートセンターに問い合わせたところ、冷却ファンなどの駆動回路の点検を奨められるも「挙動に変化がないのであれば急ぐ必要はない」との回答であった。30kg近く重量があるので発送の手間を考えるとどうしても躊躇してしまう。

●無線機材・アンテナ
風力計や受信用アンテナ(SA7000)の設置と度々の置換、古い受信機(FRG7)やアンテナチューナー(MFJ986)などを購入。ハムフェアで見かけたBird製のパワーメーターにも触手が伸びたが、シャックの飾りになることが予想できたので購入は控えた。

2025年もアクティビティは高くはなかったが、それなりに”ハム活”は楽しめたと考える。