2019年10月5日土曜日

45. FT8運用日誌(12)

<9/30>
夜の21時前に14MHzでEA6VQ(Balearic Islands)、続いてS79ES(Seychells)をWkd。両局ともリターンを得るまではスムーズだったが、「73」「RR73」を受領するまでに何度もシグナルを再送することになり少し手間取った。


<10/3>
アフリカのペディション狙いで、6時頃から7MHzをワッチし始めたが、7P8AO(Lesotho)は既にコンディションのピークを過ぎておりデコードできず、A82X(Liberia)は、CWで確認するもコールできる強さではない状況。14MHzに移るとF/HモードでZK3A(Tokelau Islands)が+05dBで良好に入感。こちらは途中何度かTx Freqを変えながらコールし11分程でリターンを得た。

夜の21時には、7MHzのF/Hモードで入感しており、こちらもほぼ同様のオペレーションでWkdできた。F/Hモードは、Tx Freqがクリアであるかどうかを小まめにチェックすることが(早めに)ピックアップされるコツのような気がする。

<10/4>
昨日のDXSCAPEで 7P8AO が早朝4時半頃にJA局によりスポットされていたことから、本日は「4時起床」で7MHzをワッチしたところ既に+3dBで強力に入感しており、先方のDFから+200Hz辺りでコール。途中、直前に交信されていたJA局のTx Freqが解ったので、その少し上のクリアな周波数(DF-60Hz)にQSYして再コールした直後に「+3」のリターンを得た。結果的にはコール開始から6局待ってWkdできたことになる。時間にして8分程度、翌日にはLoTWでCfmできた。

その後ZS2局と交信し、T6AA(Afghanistan)がCWで入感していたのでコールしリターンはあったもののQSBのためか何度かコールサインを再送することに。交信後、ほどなくしてQRTを伝えてQSOを切り上げたのでギリギリ間に合った感じであった。


<10/5>
9/30頃から始まった Italian DX Pedition Team のA82X/Z(Liberia)を早朝から夜遅くまで追いかけてきたが、これまでFT8では一度もデコードできず、7MHzのCW/Phoneは、入感するも呼べる強さではなかった。
QSOのチャンスがあると考えていた14MHz/FT8はオープンする時間帯にシャックを離れていること(通勤・仕事)が多く、7MHzでは朝のオープン時は信号が弱く(アンテナゲイン不足..)夕方〜夜間は国内のHeavy QRMの影響でデコードできない状況が続いていた。
本日(土曜)も朝は受信できず諦めて外出。15時半頃に pskreporter で7MHzのQRVを確認して7.056MHzのF/Hをワッチするが、+20dBの国内QRMにさらされており全くデコードできない。QRMが少し弱まった1600時頃に、やっと今回のペディションで初めてA82Zをデコードできた。
しかし再びQRMに沈んでデコードが続かない。その後、12分ほど経って再度-15dBでデコードできたのを機に1,710Hzでコール。すると2回目のコールで「+2」のリターンを得た。こちらからは「R-20」のギリギリのところ。心配したのは、先方からの「RR73」がQRMに潰されてデコードできないことであったが、なんとかクリアできた。
その後も暫くワッチするが、やはりデコードできたりできなかったりの状態であり、そのままフェードアウト。ペシションは来週金曜日までの予定とのことで、ちょっと厳しいかも知れない..と思っていただけに幸運に恵まれた。

Liberiaは、高校生の時に50MHzでWACを完成させた際、唯一QSOできたアフリカ局(EL2FY)以来のQSOであった。

<10/6>
朝5時前にDXSCAPEで6O1OO(Somalia)が7MHz F/H モードでスポットされていたのでワッチするも信号が弱くデコードできない状態。50分ほど経ってようやく浮上し見えてきたのでコールしたところ2回目でリターンを得た。ピックアップ後、自動的にQSYする周波数が1,002Hzとなったが、この高さだと1,000Hzギリギリでコールしている局と被る可能性やF/Hモードではないと勘違いする局もいるのでは..と思うがソフトウエアの設定なのか詳細は不明。


6時半過ぎに14MHzでA82Zが-16dBで入感。F/Hモードで5分ほどコールするも信号が弱くデコードできない状況が続くので、一旦送信をストップして信号が浮上するまで待機していた(見ていた)ところ、3分ほどしていきなりリターンが返ってきた。信号レベルは-21dBとギリギリであり、何度か「R-18」を返すが、先方から送出されたであろう「RR73」はデコードできなかった。その後、On-Line Logで確認したところLog-Inされており、2バンドでのWkdとなった。


夕方18時頃から14MHzではショートパス・ロングパスが入り混じってEUAFが入感。LPで Balearic Islands としては3局目となるEA6ETとQSOし、SPでは A82X を14.033MHz/CWでWkd。その後、HB0HF(Liechtenstein)がEU局と交信しているのを見つけるがデコードできず1時間ほどしてようやく-20dBで入感。早速、コールして3局ほど待ってリターンがあった。リヒテンシュタインはアクティビティが低いのか、これまでCW/Phoneでも聞いたことがなく(記憶にない..)Newエンティティ 1Upとなった。