QSO数は183となり、前年同月(142QSO)、前月(118QSO)よりも上回った。またDXペディション局とのQSO(72QSO)が全体の4割を占めた。
参考指標としている年間DXCCは4ヶ月で200エンティティを超過。昨年よりも早いペースとなった。
<エリア/バンド別状況>
エリア別ではオセアニアがDXペディション局が複数QRVしていること(9局とQSO)また50MHzでVK,ZLのオープンが続いたことからQSO数全体の6割となり、バンド別では50MHzが全体の1/4を占めた。
<エンティティ別状況>
DXペディション局を中心に未交信バンドの空きスロットを埋めることに注力した結果、Band NEWを32エンティティ伸ばし、先月(28エンティティ)を上回った。Wkdした主なエンティティは以下のとおり。
<アンテナのリニューアルから2年>
2021年の4月末にアンテナ変更工事を行ってから2年が経過。1年目は何度かトラブル(ケーブル断線等)に見舞われたが、この一年間では大きなものはない。唯一、AEU(Ra)のエレメントを巻き取った際(Home Position)コントローラーのディスプレイ表示が「_234」となる現象が散発し、現在は治まっている。
メーカーによると、内部センサーの動作不良若しくはエレメント先端部分が何らかの理由で折れ曲がって、ホームポジション位置にあるセンサーまで到達していないかも知れないとの事。
その他、強風の影響かラジエーターの左側のグラスファイバーポールがビーム方向に少し曲がってきている。
いずれも普段の運用には影響はないことから、工事業者の点検を気長に待っている状況。
運用面では、KA-1 Liteタイプの特徴かも知れないが、一旦、VSWRを1.1にセットしても翌日には変動しており、1.5を上回っているケースもあるため、Manual操作によるエレメント長の微調整が欠かせない。
またAEU(Ra)内部回路の焼損が起きないよう入力レベル(送信出力)には気を使っている。FT8ではバンドを問わず、送信は500Wを上限としているが、長時間コールする(せざるを得ない)状況では実質的には300W程度に絞ることが多くなった。※このレベルの出力差は結果に影響しないことが経験則として分かった
受信性能(特にFT8でのデコード)については、7MHzは短縮率が増え(70%→50%)、地上高も3m低くなったことから、機能的に劣ったことは否めない。※NEWエンティティ局の出始めを捉えて数コールでWkdするような経験はなくなった..
14MHzについても先のフルサイズ3エレと比較するとフロントゲインのカタログ値こそ同等だが、過去において他のJA局がコールされているDX局がデコードできないケースはあまりなかったが、今のアンテナでは結構見えないことが多い..
とはいえ、住宅地の環境でアンテナが隣地にはみ出すことがなく、7~28MHzの7バンドでDXを追いかけるには、故障リスク等があるにせよ他の選択肢は今のところ見つからない。
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