2025年8月23日土曜日

309. FRG-7購入





ネットオークションで比較的程度が良さそうなFRG-7を見つけ購入。今更、BCLでもないのだが、思い出深い受信機であり思わず触手を伸ばしてしまった。

最初にFRG-7を購入した時期は忘れたが、昔の写真から推察すると中学1年生の頃のようである。当時、父親の車で京都市内にある「京洛無線」に買いに行ったことは覚えている。販売価格は定価(59,000円)であった。









BCLを始めたきっかけは、小学5年生の頃に父親が持っていたスカイセンサー5800で短波放送を聴いたことであり、当時、新発売されたクーガ2200で海外の放送局に受信レポートを送ってベリカードやノベルティ(ステッカーやペナントなど)を集めることに熱中した。
中学生になる頃には既にアマチュア無線を始めることを意識していたのか、更に無線の世界を広げるためにFRG-7を購入したのではないかと思う。

その後、電話級の資格を取得し開局した後はBCL熱も冷め、高校生の頃にCQ誌別冊の「ハム交換室」で同機を2万円で売却してしまった。理由は忘れたが何か無線機材、アンテナ類の購入の足しにするつもりでいたのであろう・・

今回、ほぼ半世紀ぶりに手にしたFRG-7は思ったよりも小さいとの印象。筐体を外して中の基板等を確認すると、特に劣化した部品や改造/修理等の跡はなく、外観も経年劣化は否めないが、気になるほどの錆や傷もない。
パネル面のダイヤル、ボリューム類を全て外し全体を金属パーツクリーナーで清掃するとかなり綺麗になった。


早速、3.5MHzのInv-Veeを繋いで、AFN(810KHz)に合わせ同調を取るとSメーターで+10dBで入感。次に40MのSSBをワッチしてTS990/RDPの環境と聞き比べると、当然ながら感度の差はあるにせよ全く聞こえない局は僅かであった。
その後、30M~15MのFT8標準周波数に合わせると、いずれも強力に入感しており周波数のズレもない(直読できる5KHz以内)ことを確認。

PCに接続したSDRレシーバーと比べると音質は柔らかい気がする。また普段、BGM代わりに流しているAFNなどもPOWERスイッチ一つで入/切できるのも(マウス操作が要らないので)意外と便利である。

中・短波放送を聴ける無線機(ゼネカバ機)は2台あるが、これまでに受信したことはなく、
無線機類をこれ以上増やすつもりもなかったが、一台くらいは無骨なアナログ受信機でAM放送を聞くのも悪くはないであろう。


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