2024年2月18日日曜日

279. DX運用日誌(150)

●8R7X(Guyana)❶
ヨーロッパの若手ハム4名によるDXペディション。期間は2/14~24がアナウンスされている。ガイアナ共和国は2019年に8R1/AG6UTを14MHz/FT8でリターンを得ていたがNot In Logで終わっているため、今回、ATNO解消とBand NEWの積み上げに期待。

<2/14>
運用初日、午前9時頃にLivestreamをチェックすると21/28MHzのSSBでQRV開始を確認。ワッチするも信号は微弱であるためコールは控える。

<2/15>
帰宅途中の17時半前にリモートで14.068MHz/FT8でQRVを確認。ピーク4ライン/-18dBで入感しておりコールするも自宅に着く頃にはデコードレベル以下に落ちている。

帰宅後、Hamspotで7.068MHzと101.33MHz/のQRVを確認。7MHzは国内SSB局の被りでデコードできず、10MHzはピーク4ライン/-17dBで入感していたが14MHzと同様、暫くしてデコードレベルに沈む。

7MHzを自動受信したまま夕食を済ませ19時過ぎに再びワッチすると、数分前に何度かデコードできており、暫くして2ライン/-20dBで入感。
コールを開始し10分程して-20dBでリターンを得た。しかしながら「RR73」が受領できず「R-20」を送っているとFalse Decodeが2度発生。送信を停止し仕切り直そうとしたところでLivestreamで”In log”を確認できた。歯切れは悪いものの、とりあえずATNO解消となった。


<2/16>
15時頃から10.130MHz/FT8をワッチ。コールされているJA局が70局ほど見えるが、リターンシーケンス(R-**)は見当たらない。LivestreamでもJA局のコールサインは現れずEU中心にピックアップしている様子が伺える。

16時頃に一旦、QRTしたのかコールされているJA局も疎らになるが、そのままワッチしていると16時半前に
-21dBで入感。デコードは不安定ながら3分ほどコールしていると「-20」のリターン。Hint依存のためFalse Decodeを疑ったが次のシーケンスで「RR73」を受領できた。

QSO直後、80局ほどがコールされているのが見える。被りを避けて3,000Hz以上にDFをセットしたのが功を奏したのかも知れない。デコードが不安定な中でこのパイルアップを抜けたのは幸運であった。

<2/17>
朝6時半頃より14.083MHz/FT8でのQRVを確認、ワッチするとWideGraph上には6本で光点が強く映しだされているがフラッター気味でデコードは散発的。

50局ほどのJA局がコールされているが、リターン(R-**)を返している局は見えず、またLivestream上も北米、EU局のみが表示されるためコール中止。

7時頃に18.150MHz/SSBをワッチするとピークRS53程度で入感。アジア指定をしているが呼び倒す局もピックアップするためQSOは遅々として進まず、ほどなくしてQRT。

19時半頃にDXSCAPE(WW)でのセルフスポットにより14.058MHz/CWのQRVを確認。ワッチするとRST559程度の強さでCQ Testを出し続けている。ARRL International DX Contestの規約(コンテストナンバー:RST+出力)を確認してコール開始。直後にリターンを得た。

<2/18>
朝6時過ぎにDXSCAPE(WW)で21.078MHz/CWのQRVを確認。ワッチすると僅かに聞こえる程度。パイルアップにはなっておらず信号が上昇するまで待ってからコールしリターンを得た。
その後、Livestreamで24.892MHz/CWのQRVを確認。ピークRST539程度で入感しており+1.0KHz~4.5KHzの間で激しいパイルアップになっている。45分ほどコールし信号が落ちてきた頃になってJA*A*** 5nnを確認。フルコールを返すも、タイミング悪く近接からの抑圧が強く聞き取れず再度フルコールを返すと”RR 5nn”でリターンがありLivesteramでも確認。

同時間帯に18.096MHz/FT8にQRVしており、ワッチするとWideGraphで3ラインが見え、次のピリオドで-19dBで入感。

直ぐにコールするも数分後にWidweGraphから光点が消え、18MHz/CWにQSYしたことが判明。追いかけてワッチするもRST519程度であり、そのうち聞こえなくなり再びFT8に戻っている。

WideGraph上は3ラインがはっきりと見えているが、やはりデコードは限定的でフラッターのかかった信号の影響かFalse Decodeも頻発。

デコード状況を見ていると、同じ局に何度もリターンを返した後で次に移るシーンが散見される。JA側が気づかずにシーケンスが繋がらず非効率な運用となっており、そのため、度々CWにQSYするのかもしれない。

7時半頃からデコードできたタイミングでコールし始め1時間ほど経過した時点で「-21」のリターン。しかしながら「RR73」は受領できずLivestreamも停止しているため確認できない。False Decodeを疑いつつ再チャレンジしていると8:45頃にWideGraphからも光点が消えQRTした様子。

後刻、CLUBLOGにデータが纏めてアップされたようで”In Log”を確認。これで6バンド目のWkdとなった。





●CB0ZA/ZW(Juan Fernandez Is)❸
<2/16>

17時過ぎにCB0ZAの10.144MHz/FT8でのQRVを確認。ワッチすると6ライン/-9dBで強力に入感。コール開始6分程でリターンを得た。

続いてCB0ZEWの7.073MHz/FT8をチェック。こちらもピーク8ライン/-18dBと強力。7分程コールしてリターンを得た。

18時頃からCB0ZAの3.567MHz/FT8でのQRVを確認しワッチ開始。20局ほどのJA局がコールされているがWide Graph上は光点が全く見えない。夕方のグレイライン効果に期待したがデコードすることはなかった。

<2/17>
7時半頃よりCB0ZWの21.088MHz/FT8でのQRVを確認。コールされているJA局は少なく、
コール開始3分後にリターンを確認。SNRは-25dBのためFalse Decodeを疑ったがLivestreamで確認できた。


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ここ数日間、50MHz/FT8は Livestream/PSKReporterなどを見ている限り、午前中の時間帯に現地からヨーロッパまで伝搬が伸びている。今朝(2/18)はクレタ島(13,200km)まで届いており(ちなみにJA1エリアから現地までの距離は16,500km)、また、JAでは9時半頃からロングパスでEA,EA8,CTがオープンし沖縄地方ではCB0ZAも入感していた様子。ペディション後半での再オープンに期待したい。



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