<10/11>
磁気嵐の影響でK-Indexが9の異常値。HFを含め朝からDXの入感はなく夜半のカリブ方面のオープンもない。
<10/12>南米ビッグオープン
朝の5時半過ぎに北米局をコールするCE4BJが-13dBで入感し、何回目かのコールでリターンを得た。その後、LU,CXが五月雨式に入感し、1時間後には10~20局が一度に見える状況となる。その後、コンディションは下降することなく入感は続く。
PSKReporterによると8時前にはスキャッター伝搬なのかJ35XとTI2AAがこちらの信号を-17dBでデコードしてくれている。しかしながら両者ともQRVは確認できない。北米局もJA局の信号をデコードしている様子が伺える。
10時を過ぎても10局以上が同時に見えているが全て“QSO B4”局。少し入感数も減ってきたので、このままフェードアウトするかと思いきや11時頃に再びPYを中心に20局ほどが一度に見え始める。
NEW局を選んでコールしていると、11時半にBY局をコールするZP5DA(Paraguay)が-17dBで入感。以降、同局に集中しコール開始。25分程で最初の「R-15」のリターンがあり、3回繰り返されるが“73”が受領できない..その後12時過ぎにも「R-17」でリターンがあるが「73」を確認できず暫くしてフェードアウト。
確実なリターンを得ているので”In Log”の可能性を見込んでLoTWにUpしておいたところ数日後にCfmできた。
オープン中にPSKReporterをチェックしているとPX0FFがJA局をデコードしており、Livestreamを見ていると1~6エリアの数局かQSOされているが、こちらではデコードできず。
南米局との最終QSOは12:23のPY2OC。最終デコードは13時過ぎのCE3SX(-20dB)てあり、朝の5時半から7時間半オープンしていたことになる。
オープン中にPSKReporterをチェックしているとPX0FFがJA局をデコードしており、Livestreamを見ていると1~6エリアの数局かQSOされているが、こちらではデコードできず。
南米局との最終QSOは12:23のPY2OC。最終デコードは13時過ぎのCE3SX(-20dB)てあり、朝の5時半から7時間半オープンしていたことになる。
出来高は39QSO。後半の1時間はZP5DAにかかりきりであったので、円滑にQSOが進んでいれば50局近くQSOできたかもしれない。これがF2伝搬の威力なのか今後の期待が高まる。
<10/13>カリブオープン
21:34にJT_Alertが発呼しワッチするとP43A(Aruba)が-19dBで初入感。20:50頃からコールされている3エリア局を確認。1~6エリアを広範にピックアップしており、被りを避けるため何度かDFを変えながらコールするもリターンは得られない。
21:34にJT_Alertが発呼しワッチするとP43A(Aruba)が-19dBで初入感。20:50頃からコールされている3エリア局を確認。1~6エリアを広範にピックアップしており、被りを避けるため何度かDFを変えながらコールするもリターンは得られない。
SNRはピークで-15dB。コンスタントに入感するも概ね17~20dB辺りでそれほど強くない。
600W程度で送信しているが、Tx2からなのでPSKreporterでフラッグが立たずこちらの信号がデコードされているかは不明。
途中False decodeが何度も発生しつつ最終デコードは22:55。1時間20分ほどの入感であったがパイルアップが激しくQSOには至らず。コールしている途中でFG8OJ,HI8SDR,YV1DIGの入感も確認。
PSKReporterおよびXのポスト情報によると西日本を中心にコンディションはかなり良好でありPJ2,PJ4,HP,HKが入感&QSOされていた。
<10/14>
朝9時半過ぎに外出から戻りワッチするとEUをコールされているJA局が見える。Band Activityを遡ると8時過ぎからポルトガル、スペイン辺りがオープンしていた様子。
アンテナをロングパス(150度)方向に廻すとEA8TLが-6dBで入感。幸運にも3回目のコールでリターンを得た。ほかにはEA8AQV,CT3MDなど“QSO B4”局が見える。
この時間帯にPX0FFが50.323MHzでQRVしているとの情報を得てワッチすると10局程がコールされているのが見えるが、MSHVのマルチストリームで分散しているせいか信号は弱い。暫くするとWidegraph上に6ラインが現れて信号が上昇したタイミングでコール開始。
先日の同チームからのアナウンスを参考にTx2を選択し数分間に亘りコール。暫くしてWidegraph上から光点が消えてフェードアウトしたが、コール途中で何度か「R-09」等が返っていたことを確認。
Xのポストを拝見していると同局は9時過ぎから主に3エリア以西で強力に入感していたらしく、簡素なアンテナでもQSOできたとの情報もあり、まさに”Magic Band”の本領が発揮されたようである。
<10/16>
9時過ぎにPY3SOLが-1dBで強力に入感するも他のPY局は入感せず。PSKReporterによると沖縄方面(南西諸島)では相変わらずPX0FFが良好に入感している様子。9時半頃にLUの新局が見えるもデコードは不安定。他に数局デコードするが”QSO B4”のため静観しているうちにフェードアウト。
19時過ぎに9K2GSが230度方向で入感。こちらも単独での入感であり他の中東局は見えず。
<10/17>
7時過ぎにCE3SX/2が-18dBで入感。その後PY3SOLが入感しピークで-3dB程度まで上昇。8時半頃にCE,PYが入感し始めてNEW局を確認しコール。コンディションのピークは9時半頃でCEを中心に10局ほどが同時に入感しCE,PY,LUの4局とQSO。その後、C21MMや複数のKH6,VK局が入感。
夕方18時半頃からフランス、イタリア、ドイツ局をコールされているJA局が見えるがこちらではデコードできず。EU局側も夏場のマルチホップEsでよく目にする常連局が目立つ。
<10/18>
9時過ぎにLU5FF,複数のKH6が強力に入感するもそれ以上の広がりはない。
16時過ぎに220度方向でEU常連局のYO9HPが-10dBで入感するも他の局は全く見えず16:45にフェードアウト。その後17:20に3B8FAが-20dBで入感していた。
<10/19>
9時過ぎより複数のCEが入感。30分ほどしてNEW局のPY5EKが入感し4回目のコールでリターンを得た。その後、PY,LUの数局が入感するもスポット的であり、それ以上の広がりは見られない。
10時過ぎにアンテナ方向(90度)はそのままでHC2FGが-12dBで入感。続いてNEW局のHC2GRCが-11dBで入感するもデコードは続かず。同じくNEW局のPT9AL,LU2GPBをコールするもリターンは得られずフェードアウト。
<10/20>
8:45頃よりCE,PY,LUがオープンし強力入感するもいずれも“QSO B4”局でNEW局は見えない。
21:11にJT_Alertが発呼しワッチすると今期二回目となるP43A(Aruba)が-18dBで入感。直ぐにコールするも1~3エリアで広範にオープンしているようであり、激しいパイルアップが想定される。リターンが得られないまま30分程でフェードアウト。
22時過ぎにPJ4MMが入感。同局も昨年来、何度か入感するもQSOには至っておらず、苦手意識は否めない。暫くコールしているとFT4にQSYする旨のアナウンスがあり50.318MHzにQSY。10分程コールしようやくリターンを得た。続くシーケンスは見えず「R-11」を送り続け2分後に「RR73」を受領。
<10/21>
リモートで8時頃から時々ワッチしているとPYが広範にオープンしているがQRVできずに終了。
<10/22>
9時過ぎにNEW局であるLU7FINが-6dBで入感。コール開始するも数分でフェードアウト。他にLU局は2局ほど入感するも“QSO B4”であった。
<10/23>
リモートで8時頃から断続的にワッチ。9時前からLUのNEW局が単発で見え始め1時間ほどで3局とQSO。
自宅に戻り14時前にカザフスタンの複数局が入感している。アンテナをダイレクト方向に廻してNEW局2局とQSO。その後UB9MEU(Asiatic Russia)をwkdしたが、QRZ.comに情報掲載はない。夕方にはインドネシアとマレーシアのNEW局とQSO。
<10/24>
9時前にPY3AMBが-23dBで入感。3コール目でリターンを得た。その後PYのNEW局が見えるも暫くしてフェードアウト。8RとQSOされているJA局もいらっしゃる様子。
13時頃から“QSO B4”のカザフスタンが数局入感。16時半頃からEUをコールされている局が見え始め、南西方向のスキャッター伝搬であることが判明。
アンテナを220度に向けてワッチしていると17時過ぎにドイツ、チェコ、スロベニアがそれぞれ1局づつ入感。SNRは最大でも-15dBとそれほど強くはない。こちらではデコードできないEU局も総じて良く目にする局であり殆どが“QSO B4”局。
3エリア以西でコンディションが良好のようでEU広範に亘ってオープンしている様子で19時半頃までコールされていた。
<10/25>
12時半頃からカザフスタンに続き、RK9UTが-6dBで入感。15時半頃には南西方向でルーマニア、ポーランド、エストニアが入感するもいずれも“QSO B4”局。
一旦コンディションは収まるが17時過ぎに再び上昇。ギリシャのNEW局をコールするもリターンは得られず。ハンガリー、セルビアも見えるがやはり“QSO B4”局。
その後、ようやくNEW局が入感し始めてウクライナ局をWkd。モルドバのNEW局からはリターンを得られず、ブルガリア局はリターンを得るも「RR73」未受領でフェードアウト。18時半頃にはクレタ島の常連局SV9CVYが強力に入感し30分ほどJA局を捌いていた。
21時過ぎにFG8OJのCQシーケンスを-14dBでデコード。その後15分程で見えなくなったが、続いてWP4Gが-12dB、NP2Xが-8dBで入感。両者とも直ぐにFT4にQSY。その後、ワッチするもNEW局は見えずにフェードアウト。
<10/26>
昨夜に続き21時過ぎからKP4,HIそしてJ35Xをコールされている1エリア局を確認。次第にコールされる局が増え始めるがこちらでは入感はない。
昨夜に続き21時過ぎからKP4,HIそしてJ35Xをコールされている1エリア局を確認。次第にコールされる局が増え始めるがこちらでは入感はない。
21:45にWP4Gが-16dBで入感。その後、P43Aをコールされる局も現れて多い時で1エリアの10局ほどが見えるが、odd/even双方でDXをコールする状況になりマスキングされてデコードできず。22:54になってようやく-19dBで入感。これが今期3回目の入感であるがコール開始後、いきなりFalse decodeを掴んでしまう..SNRは-15dBまで上昇するもデコードは続かずDFの真上でDU局がQRVし始めて終了。
<10/27>
7時半過ぎからワッチするとW局をコールされている局が見えており、07:37にK0GUが-16dBで入感。その後、散発的に5局ほどが見え始める。入感エリアはAZ,CO,ID,TX,NM辺り。NEW局が見えたタイミングでコールするもSNRは-20dB前後且つ短い周期でのQSBがありデコードが続かない。8時半過ぎにようやく1局からリターンを得るが「73」未受領で終了。
7時半過ぎからワッチするとW局をコールされている局が見えており、07:37にK0GUが-16dBで入感。その後、散発的に5局ほどが見え始める。入感エリアはAZ,CO,ID,TX,NM辺り。NEW局が見えたタイミングでコールするもSNRは-20dB前後且つ短い周期でのQSBがありデコードが続かない。8時半過ぎにようやく1局からリターンを得るが「73」未受領で終了。
17時頃よりEUをコールされているJA局が見え始める。先方はセルビア、スイス、ルクセンブルグといったところ。アンテナをダイレクト方向および南西方向共に向けてワッチするも入感せず。夜半にカリブはオープンすることはなかった。
<10/28>EUビッグオープン
8時頃に北米/南米が小規模でオープンしていたようであるがワッチできず。
8時頃に北米/南米が小規模でオープンしていたようであるがワッチできず。
16時半頃に電車内からリモートでワッチすると、スイス、ドイツ局をコールされているJA局が見える。南西方向にアンテナを廻してみるとオーストリア、スロベニアを皮切りに広範囲で多くのEU局が入感し始める。
多い時で20局ほどが一度に見えており、こちらからはイタリア、スロヴェニア、クロアチア局が多く、そのうち1/3程度がNEW局。先方の「73」送信のタイミングを狙ってコールするも、リモート操作のためどうしてもワンテンポ遅れる..それでも自宅に着くまでに10局とQSOできた。
コンディションのピークは17時半頃であり、帰宅後、18時を回ると一旦落ち着くも、スイス、フランス、スペイン局が単発で入感。イギリス局をコールされている局も見えるが、こちらでは入感はなく30分程でフェードアウト。
コンディションのピークは17時半頃であり、帰宅後、18時を回ると一旦落ち着くも、スイス、フランス、スペイン局が単発で入感。イギリス局をコールされている局も見えるが、こちらでは入感はなく30分程でフェードアウト。
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50MHzのコンディションは様々な伝搬により今後も好調が続く気配がするが、入感&QSOのチャンスはこれまで同様、地域差・設備差に依るところが大きいため、気楽・気長に構えておきたい。