<最大瞬間風速>
気象庁の発表によると、最大瞬間風速は千葉市中央区で40.3m/s(21:20)、佐倉市で31.1m/s(21:19)、成田国際空港で30.9m/s(20:27)であった。
千葉市測候所(千葉市中央区)

佐倉市アメダス観測所(佐倉市角来)

成田市アメダス観測所(成田国際空港)

<フェンス支柱の補強>
先の台風15号でフェンスの支柱4本が折れ曲がり、業者による修理工事待ち(最短で年明けとの事..)の状態で今回の台風を迎えることになった。TVニュースでは「これまでに経験したことのない大規模の台風が襲来する..」との報道が連呼され始めたことから、風雨が強まる金曜日は避けて、木曜日に補強対策を行うことにした。
先ずは、通勤途中のJR浅草橋駅近くで早朝から営業している工事業者専門店でφ9mmの工事用ロープ50mを購入。午後は早々に帰宅して、隣家の庭に倒れ込むことがないようにフェンスに後付けしていた樹脂製パネル(これが風を受けて支柱に負荷がかかった..)を全て外し、グラグラになっている支柱の上下をロープでベランダの手すりや庭木の幹に括り付けて隣側に倒れないよう補強した。

<アンテナの養生検討>
強風の影響を一番受けるマストトップに取り付けたローターリーダイポール(714S-3)を一旦取り外すかどうか、またタワー本体とエレベーターキットで平行に取り付けているM3マストの頂部との隙間(点線内)に緩衝材を入れて強風の煽りによるマスト屈折を軽減するかどうかをタワーに登って検証。
結果、713S-3をそのままマストから取り外してロープ伝いに降ろす場合は、下段にある50MHz、14MHzのアンテナが干渉し作業が困難であることや、クランプ(MC310)から左右のエレメントをそれぞれ分解して降ろす場合も、アンテナ設置時と同様、タワー上部に滑車を設置してエレメントを吊る準備が必要があるため、その場での作業は断念。
マスト屈折の軽減については、マストの「しなり具合い」を確認したところ、タワーに縛り付けて固定せずに、揺らぎで力を分散させておく方がタワーへの負荷もなく、また、M3マストはパイプ径がφ61-φ54のため、受風面積が0.5㎡と0.7㎡のアンテナの横揺れにかかる力で折れ曲がることはないだろうと考えて(定量的な根拠はないが..)、今回は見送ることにした。
また、隣の家屋に隣接している2階のベランダに設置していた50MHz〜UHF帯のディスコーンアンテナも撤去した。

また、隣の家屋に隣接している2階のベランダに設置していた50MHz〜UHF帯のディスコーンアンテナも撤去した。

結果として、今回の台風によるアンテナへの被害はなかったものの、次の台風シーズンに向けて、50m/s以上の突風が吹くことが予報された場合は、余裕を持って対策検討&実施をすべきと反省。
この1週間、大型台風の襲来で気が気でなかったが、なんとか無事にやり過ごせ、台風一過の雲ひとつない青空を見上げて一息ついた。


0 件のコメント:
コメントを投稿