2023年9月10日日曜日

259. DX運用日誌(144)

●9Q2WX(Dem. Rep. of the Congo)
OK2WXによるSO2RでのDXペディション。7月のIDT(Italian Dxpedition Team)による9Qのペディションでは、アンテナトラブルもあり7/10MHzを逃していることから今回はローバンドに期待。

8/20のペディションスタートから各バンドでFT8を中心にワッチするもタイミングが合わず1st QSOは8/24の21MHz/CWとなった。その後もハイバンドでCW/SSBのQSOは続くも、7/10MHzでの入感はない。

同局のHPで公開している統計情報をチェックすると、QRVはハイバンド中心のようである。Mode別ではFT8が全体の6割を占めているがマルチスレッド運用のためか信号が弱く、QRVを確認できてもデコードできないケースが多々あり、結局8月は未交信に終わった。

<9/5>
9月に入り連日、深夜から早朝にかけてローバンドを狙うも入感はない。この日は3時頃から10.136MHz/FT8をワッチを開始し、3時半頃にようやく入感。
デコードは安定しなかったが、10.131MHzにQSYした頃から信号が上昇し4時過ぎにリターンを得た。


<9/8>
早朝4時過ぎから7.063MHzをワッチ。既にJA数局がコールされているが、こちらには入感はない。その後3.563MHzでセルフスポットが上がったので見に行くもデコードには至らず。

5時過ぎに7.063MHzに戻るといきなり-16dBで入感。そのうちバンドの両端で国内SSBの被りが出始め、NOTCHとWIDTH/SHIFTでしのぎながらコールしていると15分後に「+04」でリターンを得た。しかしながら「RR73」は受領できず再チャレンジすることに。
その後、6分ほどしてコンディションのピーク(5ライン)のタイミングでリターンがあり今回は無事「RR73」を受領できた。
ペディションが終了し、結果は6バンド8QSO。目標の7/10MHzをペディション終了前になんとかQSOできたのは幸運であった。せっかくなので24MHzも埋めておきたかったが、タイミングを逸した


●E51D(North Cook Islands)
VP6Aからの運用に続くRIB (Radio in a Box)を用いたDXペディション
。CWでのリモート運用特有のタイミングの遅れも慣れれば問題はない。今後、アクセス&滞在が困難な島々へのDXペディションの主流になるのかも知れない。

北クック諸島は3.5/28MHzを除いて50MHzまでQSOできているが、
LoTWでは7/14MHzのみCfm。QSLカードは受領しており先のハムフェアでフィールドチェックを受けたばかりであるが、今回は残す2バンドとLoTWでCfmできていないバンドを埋めることに注力。結果、9/4に3.5MHz/FT8でWkdし、オールバンド揃えることができた。

ペディションが終了し、結果は8バンド13QSO。OQRSの手続きに行くと5QSO毎に5USDとの事。タリフとしては少し違和感があるので、必要最低限のリクエストに留めた。


●4U1UN(U.N. HQ)on 30M
9/9の16時前にSNSでQRV情報を得て10.131MHzをワッチ。20局ほどがコールされており、Wide Graph上も薄っすらと3ラインが見えるがフラッター気味でデコードできない。

15分ほどして-19dBで入感しコール開始5分後に「-22」のリターンを得た。しかしながらシーケンスが続かず、3回「-22」を受領するも他局に移ってしまう..

その後、信号はピークで3スレッド/6ラインまで上昇。リターン後のDFでのバッティングを避けるため、F/Hモードを外して再コールしていると、最初の入感から30分後に「-16」のリターンがあり、無事に「RR73」を受領。これが5バンド目のQSOとなった。
3局ともにFT8は100~140W程度で送信。7/10MHzはベアフット運用に徹しているが、他のバンドでも特に遜色はなかった。


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