2018年6月24日日曜日

2. タワー建設計画への変更

ルーフタワーでは屋根にかかる荷重が台風などの強風時には更に増すため、スレート瓦であっても屋根を痛める懸念があり、最悪、ステーワイヤーが切れて倒壊した場合、家屋、近隣に被害をもたらす虞があることや、自宅の構造上、アンテナの調整等でベランダから屋根に登ることが厳しいこと(折り畳み式のアルミ梯子では、ひさしの雨樋部分に干渉し傾斜がつけられない)、そして、命綱なしでの屋根への昇り降りは今は難なくできるとしても、5年後、10年後を考えれば、事故の危険性が高まる事は考えねばならず(自らの体力、注意力を過信しないこと)改めて思案することとした。

道路に面した南側の庭にタワーを建てるスペースはあるものの、自宅の外観を損なうであろうとの想いから、当初は考えてはいなかったが、ルーフタワーを搭載した家屋のイメージを作成するために撮影した自宅の画像にタワーのイメージ図を重ねてみたところ、思っていたよりも違和感を感じなかったことから、タワー化計画を併せて検討開始。

タワー化のメリット・デメリットを洗い出して検討した結果、最終的にはアマチュア無線に対するモチベーションを高く保つことができ、創意工夫の可能性が広がるタワー建柱として進めることにした。

<メリット>
→タワー上でのアンテナ調整等の作業やタワーへの昇り降りが、高所作業用の安全帯を装着すれば比較的安全に実施できる。
→ルーフタワーと比べ、比較的大きな(重い)アンテナを搭載することが可能であり地上高も稼げる。これは、1kWにQROする際には、インターフェアの防止にも有利となる。
→台風時に家屋および近隣に被害が及ぶ心配はまずない。エレベータキットでアンテナを昇降させれば、更に安心感が得られる。

<デメリット>
→小〜中型のタワーであっても工事費用がかさむ。ルーフタワーでの施工と比べて倍額以上は必要。
→ご近所からすれば、建築当初の威圧感、違和感、そして、よくわからないが大きなアンテナから電波が発射されることに対する不安感は否めないと考えるため、近所への事前説明など気遣いが必要。
→コンクリート基礎となるため、一度建設したら将来的に基礎部分を撤去することは困難になる。腹を据えて決断する必要があるということ。
→行政への届け出など書類手続きが必要となる場合がある。



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