2018年6月24日日曜日

8. 基礎工事

6月19日、梅雨の晴れ間の晴天に恵まれ、気温は26度と蒸し暑くなった。ちなみに昨日は大阪で震度6弱の地震が発生。隣では住宅建設の足場の組み上げ作業が8時頃から開始された。

写真は、工事の前々日にメーカーから直接届いた機材一式(18点)。タワー本体KT-15C、エレベータキットAE1A-15C、アンテナマストM3、アンテナアームAM26B

 

タワーを建てる場所は、アンテナマストの位置が東西の敷地幅の中心となるようタワートップのセクション(1T)からエレベータキットの分だけマストが横にシフトすることなどを考慮して慎重に位置を計測した。掘削作業に伴い、庭との仕切りの枕木4本と生け垣三株を伐採することにした。写真の枠内が掘削場所の目安である。

 

午前10時前に工事業者の4名が到着。作業当初は3名で掘削と残土処理(バケツで引き上げて一輪車に移してトラックまで運搬する作業の繰り返し)を行い、残り1名がタワー基礎セクション(5F)の組み立てを担当。


 

掘削は図面どおり深度2.1mとし(カタログ値では1.8m)、底部をハの字に広げる(最大で120cm幅)よう依頼し、手掘りによる掘削を開始。

 

 

残土はトラックの荷台に50cm以上の高さに敷き詰めるほどの量となった。約1メートル四方で2メートルの深さの穴を掘るだけで、これだけの土が出ることは驚きであった。反対にガーデニング用の庭土を補充する為にバケツ15杯ほど残したが大した量には見えない。

 

掘削が1.5mを超えたあたりから地下水が染み出してきたが、後からコンクリートを入れることで、水面を上昇させて汲み出すとの事。ちなみにタワー基礎の最下層は、割と固い地盤に乗っているとのことであった。写真は、ほぼ掘削が終えた状態。タワー底部の形に合わせて三角形に掘られ、その数十cm上で穴の周りを20cmほど横方向にえぐられている。地下水が染み出し始め、基礎セクション(5F)を入れた頃には結構な量が溜まっていた。

 

 

作業の途中で何度かタワーの水平を確認。見慣れた水平器(大工道具)ではなく、3本のパイプに水を入れて、タワー本体の3本柱のビス位置を目印として(工業製品のため、ビスまでの距離が均一)パイプの先端を取り付け、それぞれの水位が等しいかどうかを確認する方法(水盛管水平器の応用)であった。写真のタワー内に水平器のチューブが見える。

 

昼休憩を挟んで、15時にコンクリートミキサー車(市内の業者)が到着。一輪車2台を用いて、ミキサー車からコンクリートを充填して運び、掘削した穴に落とし込む作業が繰り返された。





 
穴の中では、かくはん機を用いてコンクリートが均一に埋まるよう混ぜ合わせ、7割ほど埋まったところで溜まった水をバケツで汲み上げた。結果、水の量は一輪車満杯にまでなった。この水は当然ながらコンクリート成分を多く含むため、そのまま外構には流せないのでコンクリートミキサー車に戻された。

 


 

作業後半、余ったコンクリートの使い道があるかを尋ねられたため、ちょうど門扉を支えている枕木の腐った部分をモルタルで補強する予定があったので、お願いしたところ快く引き受けていただいた。

基礎の仕上がり(コンクリートの打ち方)について相談し、タワーを囲むように三角形の木枠を用いて10cmほど地面から立ち上げ、その周り(90cm四方)は地面より少し低くして後から土や石で埋めることで、タワーの横を通り易く、また見た目の威圧感を和らげることにした。

 

今日だけで、タワー本体の6セクションが組み立てられ(2本を設置)17時前に作業を終えた。 

 

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