2021年5月8日土曜日

158. 50MHz DXシーズン到来

4月から断続的に入感していたアジア、オセアニア地域に加え、マルチホップEsによる中央アジアからヨーロッパおよび北米の入感が始まった。

今回、シーズン前にアンテナを6エレから8エレに変更しフロントゲインを高めるとともに、地上高も1メートルほど嵩上げした。あとノイズ低減効果を期待しつつ給電点の近いところに強力なコモンモードフィルター(CF5KVX)を挿入するなど、今の環境でできることは取り敢えず実施。これで多少なりともSNR向上に効いてくれれば良いのだが..

<5/5>

午前9時過ぎにアラスカのKL7HBKを-17dBでデコード。今年初の北米局の入感となった。DXSCAPEによると昨日(5/4)のお昼頃にアメリカ西海岸のオープンがあったようである。

午後になってウクライナをコールされているJA局を確認するもこちらでは入感してこない。

14時半過ぎからモンゴルのJT1COが+0dBで強力に入感。試しにアンテナをKA1-404Lに切り替えて4エレ,DipoleモードでSNR値を比較。結果は殆ど変わりなく、むしろDipoleモードの時に+4dBを記録した。国内Esと同様、この強度ではアンテナゲインに左右されることはないのかもしれない。

夜19時頃に地中海の9H1TX,SV9CVYが関東以北で入感したようである。Out of shackでワッチできなかったが、PSKReporterをチェックすると、設備の優れた局限定であったと考える。

昨年のブログを確認すると、中央アジアの入感は5/13、SV9CVYとのQSO(初ヨーロッパ)は5/18なので今年はオープン時期が少し早いようである。

<5/6>
朝10時過ぎにベトナムのXV1Xが-13dBで入感。午後は13時前からモンゴルのJT1BVが、13時半過ぎにはカザフスタンのUN3GXも-10dBで入感。

昨年同様、徐々に距離が伸びていく感覚であり、14時6分にウクライナのUR0MCが-21dBで入感。これが今年初めてのヨーロッパ(東側)の入感となった。
いずれの局も昨年QSO済みなので静観していると15時17分にUX7LTが入感。SNRは-15dBまで上昇し2回目のコールでリターンを得た。

新しいアンテナでのファーストQSOが、奇しくも今シーズン初のヨーロッパ局となった。

夜には中東のクエートをコールされている複数のJA局を確認するも、こちらではデコードできず。

<5/7>
お昼過ぎにフィリピンのDU1JMが入感するもSNRは-24dBと弱い。6mでは未交信なのでコールするが直ぐにデコードレベル以下に沈む。
その後、マカオのXX9MT、UAEのA65BRをコールされている局を確認するもこちらには入感せず。

他のJA局がコールされているDX局がこちらではデコードできないことはHFと比べて格段に多い。50MHz特有の地域差と設備差の違いが主な要因であるが、昨年もワンチャンスでWkdしたエンティティも数多くあるので、数分間の入感を逃さないよう暫くは気が抜けない日々が続く。



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