2021年5月3日月曜日

156. 3.5MHzアンテナ設置

<アンテナ設置>
使用したワイヤーアンテナは、コメット 社のCWA-3.5H。ローディングコイルを使って短く仕上げることも考えたが、先ずはシンプルにインバーテッドVとして、敷地をオーバーする部分は折り曲げるベントスタイルで試してみることにした。

タワートップ に設置したバラン(CBL-2500)からアンテナ線を東西方向に傾斜させてそれぞれフェンスを固定する柱に取り付けたマスト(2.7m/25φ)でアンテナ線を中継し約90度折り曲げる。そのまま水平に5mほど伸ばして同寸法のマストで固定。


<SWR調整>
アンテナ線(各22m)をカットせずにそのままアン
テナアナライザーで測定すると、ディップ点は3.0MHz付近となりSWRは2.5を示している。50cm〜10cm単位で切り詰めながら同調周波数を上げていくと、左右それぞれ3.0mほど短くしたところで、3.57MHz付近でSWR:1.7となった。
その後、微調整を繰り返すもSWR値に変化(改善)は見られない。アンテナチューナーで難なくマッチングは取れるが、アンテナ固有のSWR値は1.5以下に抑えたいところ。

アンテナの頂角が鋭く且つベントさせているため建物の影響と相まって、SWR値が下げ止まりになっていると考えるが、アンテナ線の両端の高さやベントの角度・向きを変えるか、ローディングコイルを挿入するかは今後の検討とした。

<初運用>
給電点の高さがλ/4にも満たないインバーテッドVで、果たしてどの程度まで入感するのか予想できない中、19時過ぎから3.573MHz FT8をワッチしてみる。

初めてのデコードでWide Graphに多くの光跡が見え始め、何かと思うとフィジーの3D2ZKをコールされているJA局のパイルであった。(おかげで国内の入感状況が把握できた)
同局も-15dB程度で入感しており、その他に南米アルゼンチン、北米のW局が数局入感。-10dBで入感していたWA6LIE(CA)をコールしリターンを得て、初めての3.5MHzでのQSOとなった。

その後、フィジー、フィリピン、オーストラリア、EU/ASロシアとQSO。PSK Reporterで確認すると以下のとおり。飛びは別にしてFT8ではそれなりにDXが入感するようである。


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