2025年1月2日木曜日

301. 2024年レビュー

<QSO数>
年間のQSO数は1,309となり、2023年(1,548QSO)との比較で15%減少。QSOの大半はDX局へのコールがメイン
であり、QSO終了後に他局から呼ばれた際には応答する運用であった。
モード別では、FT8(FT4)が全体の91%を占めた。DXペディション局やDXコンテストを除き CW/Phoneに触手が伸びない状況に変わりはない。

月別では100QSOに満たない月が全体の半分を占めた。7月頃から無線以外に時間を費やす機会が増えてアクティビティが低下した影響は否めない。

バンド別に見ると50MHzのQSO数が574QSO(昨対比1.5倍)となりQSO全体の44%を占めた。これはNew Gridを追いかけて国内および近隣諸国とのQSO数が伸びたこととF2層伝搬に
よる北米/南米局とのQSO数が増えたことに起因する。

一方でHF帯は全バンドで前年を下回り、合計の725QSOは前年の6割程度に留まっている。
「DXペディション」と銘打ってQRVしていた局(計66局)とのQSO数は369となり、DX QSO全体の3割を占めた。


<DXCC>
Mixedで309エンティティ(+6)、Challenge(Wkdベース)で2,205スロット(+144)まで伸張。しかしながら増加幅(率)はそれぞれ昨年の半分以下であった。


参考指標としている年間DXCCは225エンティティとなり、前年(255エンティティ)からは減少。同一バンド/モードではコールしない前提のため、新局が見つからずQSOしなかったエンティティも少なからず存在した。2024年のATNOは以下のとおり;


<50MHz>
ここ数年、夏季シーズンのマルチホップEsによるヨーロッパ・北米方面が優れない一方で、春/秋シーズンのF2層伝搬により北米、南米局が多く入感する日が続いた。
F2層伝搬によるヨーロッパ、カリブ(ロングパス)も何度か経験したが、比較的よく入感する局は ”QSO B4” の常連局が多くQSO数は思っていたほどは伸びない。特にカリブ方面のNewエンティティは入感(デコード)時間が短い若しくは不安定なケースが多く、安定しているとパイルアップが激しく太刀打ちできない状況で不調に終わった。

それでも一年間で74エンティティとQSOし(前年は68エンティティ)Band NEWとしてはオセアニアを中心としたDXペディションのおかげで14エンティティをWkd(Cfm)できた。


<トピックス>
特筆するほどのトピックスがない一年であったが、振り返
ってみて幾つか挙げてみた。
●VUCC Award
2023年末から意識してNew Grid局を追いかけ始め「Gridmaster」を活用して国内および近隣国は未Cfmのグリッドを確認してコールするスタイルで運用。結果、1年間で150グリッド以上を積み上げ779グリッドまで伸張した。
Cetificate は7月に700グリッドを超えた時点でLoTWで請求して1ヶ月ほどで到着。

●トラブル対応
4月にローテータ本体の故障による交換対応を行った以外は台風等によるアンテナへの影響もなく、ここ数年では平穏に過ごせた一年であった。
●無線機材/アンテナ類
ハムフェアを含め無線関連の機材・部品等を購入することが全くなかった。唯一、災害発生時の備えとして大型蓄電池(2,000kW/hクラス)を購入したが、将来的に移動運用することがあれば役に立つであろう。
ベランダに設置していたマルチバンドホイップ(UHV-9)も殆ど使用する機会がないので台風シーズン前に撤収。

●ブログ運用
これまでDX局との交信状況を記事としてまとめ掲載してきたが、最近はX(旧Twitter)で記録を兼ねてポストすることが増えたため、1ヶ月に1~2回程度の更新となっている。
私的な備忘録として始めたブログであるが、開始8年目で累計10万アクセスを超え(これが多いのかどうかは不明であるが)記事をご覧いただいたOM諸氏からメールを頂戴することもあり、励みにさせていただいている。
●1万QSO到達
2015年5月にQRVを開始し2024年10月に1万QSOに達した。QSO数を増やすことは特に意識してはいないが、1万という数字は「よみうりアワード」を彷彿させる。開局間もない学生の頃には途方もない数に思えたが、近年では
コンテストとFT8運用により単年で1万QSOを達成される局もいらっしゃると聞く。ちなみにLoTWでのCfmは7,500程度に留まっている。

10年の節目となる今年もできる範囲で気楽に続けられる趣味として、アクティビティを維持していきたい。


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