2020年7月2日木曜日

109. 6月のレビュー

●50MHz DXing
<概要>
毎日、何処かDX局が入感していると言っても過言ではない一ヶ月間であった。特に夏至(6/21)を挟んでの前後1週間はコンディションが良好であり、在宅勤務等で北米、ヨーロッパがオープンする時間帯にワッチできる機会を増やしたこともあり、多くのDX局とQSOすることができた。

交信局数は近隣国(HL,BY, BV, VR)とのQSOは控えたにも拘わらず、トータル220局を超えた。Wkdしたエンティティは、ヨーロッパが28と最も多く、合計で47エンティティとなった。サイクル21でDXを追いかけていた高校生の頃、QSOできたエンティティは50に満たなかったと記憶しているが、この1ヶ月間でほぼ同数をWkdしたことになる。



<ヨーロッパ>
QSO全体の6割強をヨーロッパ局が占めた。先月、初めてSV9CVYとQSOした際は、FT8であっても、現行設備(環境)でこれほどヨーロッパが入感するとは思っていなかったが、結果として、ヨーロッパだけでBand NEWを21エンティティ増やすことができた。入感頻度は、やはり東欧、北欧が多く、スペイン、イギリスなど距離がある地域は”Big Open”した時に限られた。


<北米>
オープンする地域・局は毎回、限定的で、QSBが深く短いことが共通の特徴であった。ポツリポツリと入感する未交信局をコールしQSO数を積み重ねていくスタイルで、アメリカ52局、カナダ4局とQSO。未だWASを追いかけるレベルではないが、LoTWでのCfm状況は23州となった。


<中東・その他>
中東の入感は、6月前半がピークであり、類似の伝搬でQSOできたトルコを含め新たに5エンティティを増やすことができた。他の地域ではBand NEWは無く、未交信局とのQSOのみであったが、意外にもインド・スリランカの局数を伸ばせた。


<未Wkdエンティティ>
入感しながらもQSOに至らなかったBand NEWは11エンティティ。強力に入感するもパイルアップ等により取り逃がした局と数回のみデコードできた局に大別できるが、何れにせよ7月のワンチャンスに期待したいところ。

・OH0Z(Aland Islands)
・E72U(Bosnia-Herzegovina)etc,
・YT9A(Serbia)etc,
・4O6AH(Montenegro)
・OD5ET(Lebanon)
・5B4VL(Cyprus)
・R0CK(AS Russia)etc,
・TT8SN(Chad)
・Z81D(South Sudan)
・XE2CQ (Mexico)
・ZF1EJ(Cayman Islands)

●DXCC NEWエンティティ(ATNO)
コロナ禍の影響によりDX Peditonが中止or延期の状態が続いており、常駐局のアクティビティに頼らざるを得ない状況に変わりはないが、今月は、14MHz FT8でHV0A(Vatican city)と9L1YXJ(Sierra Leone)の2エンティティを増やすことができた。



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