2022年11月20日日曜日

227. DX運用日誌(130)

10月から続いて複数のDXペディション局がQRVしており、良好なコンディションとも相まってどのバンドも賑わっている。この時期、規模の大きなペディションが重なったため「星取表」を作成して進捗を管理しながらBand NEWを追いかける運用となっている。

●5V7RU(Togo)on 8Bands
10月末にTY0RU(Benin)から移動しQRVを開始したRUDXTによるDXペディション。トーゴ共和国とのQSOはこれまで14MHzのみであり、今回の運用で3.5MHzを含めてBand NEWを7つ伸ばすことができた。


●FJ/SP9FIH(Saint Barthelemy)on 15/12M -ATNO-

11/1の7時半過ぎにDXSCAPEで北米局がSPOTしているのを確認し、21.092MHzをワッチすると既に10局ほどがコールされている。
8時前になって-19dB/2Slotsで入感。コールを開始するもデコードできないピリオドが続き、5分後に一旦、送信を停止した次のピリオドで「-14」のリターンを得た。次のシーケンスで「RR73」を受領するも<...>の表示であったが、後ほどCLUBLOGで”In Log”を確認。

同局はサン・バルテルミー島での2名(2局)によるDXペディションであり、期間は10/30から11/14、運用バンドは10MHz~24MHzと事前告知されていたが、アンテナ設置スペースの関係から同時にQRVできるのは2バン
ドのようであり、この日を含めてQRVのタイミングが合った21/24MHzで両局とQSOすることができた。

●P29RO(Papua New Guinea) on 9Bands
10/26からQRVを開始したドイツのチームによるDXペディション。伝搬的には日本からはeasyなエンティティであるが、入感時間が限定的な3.5MHzと50MHzに注意しながらワッチし、QRVのタイミングを上手く捉えることができた。その他のバンドは
QRVが確認できたらコールする運用に終始したが、結果は21QSOに及んだ


●VK9CM(Cocos-Keeling Islands)on 6Bands
VKチームによるDXペディション。QRZ.comによるとフライトスケジュールの変更で10/30から11/4までの短いQRV期間となった様子。3.5/7MHzでは入感を確認できなかったが、4つのバンドでNEWを伸ばすことができた。

●J28MD(Djibuti)on 8Bands
Mediterraneo DX Club (MDXC) によるDXペディション。QRV期間は10/29から11/7であり、3.5MHzで初DXとなるCWによるQSOを含め8バンドでQSO。ジブチで残していた5つのバンドを埋めることができた。


●T33T(Banaba Islands)on 9Bands  -ATNO-
Rebel DX Group によるDXペディション。11/5の15時頃に初めて入感し、2時間足らずで5バンドでQSO。現在もQRV中であるが既に3.5~50MHzまで9バンドでQSOすることができた。バナバ島はATNOであり(※無事、ARRLの承認を得たとのこと)且つBand NEW が9Upと大きく飛躍した。

●TL8AA/ZZ(Central African Rep)on 7Bands
Italian DXpedition Team(IDT)によるDXペディション。11/12から11/26までのQRVが告知されており、初入感した11/14は早朝から夕方にかけてリモート運用により5バンドでWkdするも、その後は3.5/24/28MHzで苦戦。
ハイバンドは16時頃からのショートパスが狙い目であり、11/19にようやく24MHzをWkdし残すところ28MHzとなっている。
一年前のTL7MのDXペディションでは14/18MHzの2バンドしかQSOできておらず、今回のペディションもBand NEWを増やすチャンスとなっている。


●A35GC(Tonga)/ T88WA(Palau) 
それぞれ2つのBand NEWを狙ってワッチ&コールし空きを埋めることができた。
JAからは特に珍しい(難しい)エンティティでもないため、積極的にコールすることは控えたが、どうもF/Hの運用を見ていると正に「触手が伸びてしまう」ようである。




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