2021年4月4日日曜日

150. DX運用日誌(94)

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●DT8A(South Shetland Islands /VP8H)on 20M -ATNO-
3日前にDXSCAPEでQRVを確認して以来、注意してワッチするもDX Pedition局とは異なり、運用時間が限定的且つ変則的なために中々巡り合うことはなかった。

今朝は5時半から14MHz FT8をチェック。PSKReporterでは30分ほど前にFlagが立っており「出遅れたか..」と思いつつアンテナをショートパス方向(南南東)に向けたところ、LU局とのQSOを-17dBでデコード。これが初めての入感となった。

DF411Hzに対して、80Hzほど下に設定しコール開始。一旦、デコードレベル以下に沈んだ後、再浮上した次のシーケンスで「R+03」のリターンを得て無事「73」を受領した。

サウス・シェトランド諸島(キングジョージ島)は、昨年3月にVP8PJのDX Peditionが行われたサウス・オークニー諸島(シグニー島)から西に約700kmに位置する。当地からの距離で比較すれば、おおよそ広島県辺りというところ。

南極圏は伝搬が不安定でありVP8PJの時も苦労したが(7MHz CW/FT8で辛うじてQSO)、今回もQSBが激しい中、早々にWkdできたのは幸運であった。南極大陸の反対側になるがVK0PD(Casey Station)や8J1RL(昭和基地)も夜半に入感しており、南極圏とのパス/コンディションが良いのかも知れない。

●TO1K(Saint Martin)on 20M
DT8AとのQSOを終えた後、同局をコールする北米局を確認。カリブ方面にアンテナを廻すと5時50分にフランス局との交信を-18dBでデコードした。

昨日のオペレーション(F/H)では、高いDFの局もピックアップしていたことから2787Hzに設定してコール開始。5分ほどして「R-07」でリターンを得た。QSO後にはF/Hを告知して14.095MHzにQSYしたので、パイルアップが激しくなる直前でのWkdであったと考える。サン・マルタン島は、同局で4局目となった

●C92RU(Mozambique) on 20M -ATNO-
DX WORLD.netによると本日よりRussian DXpedition Teamによる運用がスタートするとの事。モザンビークはアフリカ南東部の海岸沿いに位置しており、JAとの伝搬は良好(の筈)なので期待が高まる。

午前中からPSKReporterでQRV開始をチェックしていると午後13時半を過ぎた頃にヨーロッパでFlagが立っており、14.090MHzをワッチするとロシア局へのリターンを初めてデコードした。

コールされているJA局も数局しか見当たらず、チャンス到来とばかり直ぐにコールするも、何度かデコードした後は、殆ど入感しなくなった。コールされるJA局は増え始めQSOも順調に進んでいるようだが、こちらでは時折デコードできる状況であり、ショートパス方向にアンテナを振っても結果は同じのため
暫く静観することに。

15時を回った頃からようやく連続してデコードできるようになりコールを再開。その時点では既にJA局だけで60局以上がコールされており(見えており)、Wide Graphは1000-3000Hzまでびっしりの状態..

見えていない局との被りを避けるためにもDFを2700Hz以上に設定して30分ほどコールしていると15時48分に「-06」でリターンを得た。3Slotsで-19dBと危うい状況であったが、なんとか持ちこたえ「RR73」を受領。まさに「抽選に当たった」感覚でのWkdであった。一日のうちに2つのNEWエンティティWkdは、幸運が重なった結果にほかならない。


●デコード局数記録更新
C92RUとのQSO後、JTDXのデコーダー感度に関わるパラメータを最大値のままでワッチしていると、過去最高値となる72局のデコードを記録した。さすがにLag値は+2に近づいている。
デコードしたのは全てJA局であり、このシーケンスの前後でヨーロッパ局もピックアップしていたことから、この時間帯に同局をコールしていた局は100局を超えるものと推察する。


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