2024年1月2日火曜日

275. 2023年レビュー

<QSO数>
年間のQSO数は1,548となり、2022年(1,601QSO)からは微減。引き続きDXCCのNEWエンティティ(ATNO/ Band NEW)を追いかける運用が中心で、QSO数に大きな変化はなかった。
Mode別では、FT8を中心としたDataが全体の86%と相変わらず大半を占めているが、CWも11%となり2年連続で増加傾向にある。


月毎に昨対比で見ると、2月はブーベ島など特定のDXペディションに集中したことでQSO数は伸びず、5~7月は50MHzのマルチホップESによるヨーロッパ/北米のオープンが不調に終わったことからQSO数は大きく減少した。

一方、年間を通じて多くのDXペディションが実施されたことでQSO数が増大した月も多く、DXペディション局とのQSO数は約640となり、全体の4割強を占めた。


バンド別に見ると、50MHzのQSO数が昨年より25%ほど減少したものの、依然として全体の1/4を占める状況。エリア別ではオセアニアが最も多く全体の37%となった。これはDXペディションが集中したことと50MHzのTEP伝搬が良好であったことからVK,ZLのQSO数が増加したことに依る。


<DXCC>
Mixedで300エンティティ、Challengeで2,000エンティティ(Wkd)の大台に乗せることができた。
6年足らずでここまで伸張したのは、やはりFT8に依るところが大きい。

また、予想以上に多くのDXペディション局がQRVしてくれたことで、ATNOは14エンティティ解消し、Band NEWは323エンティティを積み上げることができた。

年間でのDXCCは、同一局/バンドのDupe QSOを避けても毎年250エンティティ前後のWkdを維持している。


2023年のATNOは以下のとおり;


<3.5MHz>
2021年5月のQRV開始から100エンティティに達するまでに2年半を要したが、ようやく108エンティティ(Wkd)まで伸張した。
Band NEWは主に朝のグレーラインを狙ってのWkdが多く、全体の半数以上を占めた。QSO数も僅か152局に留まっているが、これらは総じて入感局数が少ない上、FT8では-20dBより低いSNRでは殆どリターンが得られなかったことによる。


<50MHz>
一昨年から続き夏季シーズンのマルチホップEsによるヨーロッパ・北米方面が優れず、特に北米については13QSOと低迷し、一昨年の82QSO、3年前の163QSOから大きく下回った。

一方で、季節を問わず午後の時間帯でのTEPによるアジア・オセアニア方面は好調であり、F2伝搬による南米も春・秋にオープンする日が多く、それぞれQSO数を伸ばすことができた。

Band NEWは、アジア・オセアニアでのDXペディションを中心に少しづつ伸ばし、10月になって夜半の時間帯でロングパスによるカリブが入感。6エンティティとのQSOに成功したことで130エンティティ(Wkd)まで伸張した。

2023年のBand NEWは以下のとおり;

今年も引き続きHFではATNOの解消とBand NEWの積み上げに注力し、50MHzでは新たにVUCC Award を目指してNew Gridを追いかけることでアクティビティを維持したい。

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