<方位・仰角調整>
アンテナの方位は、アンテナブームの後方からiPhoneのアプリを用いて測定し、アンテナマストを手動で回転させて調整する。
仰角は、レーザーポインター機能付きのデジタル角度計をアンテナブームに当てて計測し、スタックブームと並行に取り付けた補助パイプ(PVC)を上下させて調整する。


寄せ集めの構成であり、いかにも実験的であるが、この調整を迅速かつ正確に行えるかが、運用の成否を左右するポイントと考える。
なお、仰角方向のずれによる利得低下について、アンテナの利得(約22 dBi)、垂直面の半値幅(3 dBビーム幅:約20°)およびメーカー公表の垂直面パターンを基に、ビーム中心からの角度のずれによる利得低下を試算した。
仰角は、レーザーポインター機能付きのデジタル角度計をアンテナブームに当てて計測し、スタックブームと並行に取り付けた補助パイプ(PVC)を上下させて調整する。


寄せ集めの構成であり、いかにも実験的であるが、この調整を迅速かつ正確に行えるかが、運用の成否を左右するポイントと考える。
なお、仰角方向のずれによる利得低下について、アンテナの利得(約22 dBi)、垂直面の半値幅(3 dBビーム幅:約20°)およびメーカー公表の垂直面パターンを基に、ビーム中心からの角度のずれによる利得低下を試算した。
仰角誤差 利得低下(概算)
0.5° 0.02 dB
1.0° 0.07 dB
2.0° 0.28 dB
3.0° 0.62 dB
5.0° 1.73 dB
10.0° 3.00 dB
0.5° 0.02 dB
1.0° 0.07 dB
2.0° 0.28 dB
3.0° 0.62 dB
5.0° 1.73 dB
10.0° 3.00 dB
<運用候補日>
11月における運用候補日を決めるべく、天体暦に基づく月位置データを生成AIで整理・分析し、運用候補日を選定した。条件は以下のとおり。
・仰角の変化量が比較的少ない南中付近(概ね真南方向)を中心に、前後1時間程度で、仰角15°以上となる時間帯。
・ARRL EMEコンテスト開催期間を除き深夜帯(23:00~04:00)は除外。

<アンテナ設営>
角柱はアイアンウッドだが、ステンレス製のバンドで表面に傷が付かないよう、ゴムを挟んで養生した。
アンテナ(2x720)がメーカーから直送されてきたので、屋内で組み立てを行う。

組み上がったアンテナをアンテナマストに取り付けて、図面どおりアンテナの可動域をチェック。

サイドブームとアンテナマストを固定する付属品のクロスマウント(CM90)は、マスト径が合わなかったため、別途DXアンテナ製のものを使用した。また、固定用ボルトを蝶ネジに交換し、設営や調整作業をスムーズに行えるようにした。

アンテナのSWRは436.0 MHzで1.1まで低下し、EME運用周波数の432.1 MHzからバンドエッジの430.0 MHzまでは、ほぼ1.4のフラットな値となった。念のため、測定位置を給電点(分配器)直下に変更して確認したが、SWRに目立った変化は見られなかった。

<続く>







