2023年10月28日土曜日

268. VUCCアワードとグリッド数

ARRLが発行しているVUCC アワード(VHF/UHF Century Club Award)については、これまで意識してグリッドを追いかけることはなかったが、先日、50MHzでQSOしたFG8OJ BurtさんのX(旧Twitter)でよく見かける ”Gridmaster”(本人作成)を試しに使って、地域毎にどの程度のグリッドとQSOできているのかを確認してみた

LoTWからデータをダウンロードする仕立てで、結果はジャスト600 グリッドであった。この数がどの程度の出来栄えなのかよく解らないが、これまで50MHzの運用では、入感した未交信のDX局は近隣国を除いて原則コールしてきたため、LoTWでCfmできているグリッド数としては意外に多いのかも知れない。

アプリケーション自体は、世界のどの地域とQSOできているのかが、地図上にメッシュ表示される優れものであった。


ARRLのHPをチェックするとVUCC Awardのランキングが掲載されており、世界のトップは2年前にQSOしたK1TOLの1,789グリッド。1,000グリッド以上獲得されている局は60局ほど見受けられる。

同アワードで追いかけるグリッドの最大値は明示されていないが、使用する4桁のグリッド・スクエア(例:QM05)は、計算上、32,000にも及ぶ。

但し、地球表面で陸地が占める面積の比率は約3割、且つ人が居住できる地域(エクメーネと言う)はその9割弱なので、粗い計算をすると最大8,500グリッド程度となり、そこから山岳地域や砂漠地帯など除外すると実際にQRV(QSO)できるであろうグリッド数はかなり制限される。

マップを見ていると、近隣国(BY,HL等)と国内に空きスペースが目立つ。近隣国はオープンしても
ワッチ優先として積極的にコールしなかったことに起因する。

国内は67あるグリッドのうち、10グリッドしかCfmできていない.. QSO数は、何度か国内コンテストにも参加していたので、それなりにできていると思っていたが、LoTWにアップロードされていない局が多いのかも知れない。

LoTWユーザーの多いFT8で近隣国をもっとコールし、国内のマス埋めをすれば、700 グリッド程度まで伸ばせそうである。

VUCCアワードを意識し未交信のグリッドを追いかけることで、50MHzのアクティビティを保てるかも知れない。


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